ここは全年齢対応の小説投稿掲示板です。小説以外の書き込みはご遠慮ください。

ナデシコの咲かない部屋 ルリとラピスとユリカの間で……前編
作者:ふじ丸   2012/07/07(土) 00:19公開   ID:cPQ6sklUjQ.
『後ろ早く!』

と、振り向くとそこには……

着ぐるみの後ろ部分がぱっくりと開いる状態で、ルリが背を向け……

うわっ ぱっくり開いている んじゃ なくて

上半身ほとんど着てないよ!ルリさん

このまま前を見れば胸見えちゃいますよ!ルリさん

なっなっ 何でこんなに色白なんですか!ルリさん

反則ですよこれは……

『アキトさん、何をぶつぶつ言っているの?』

いや、なんでもないよ、ルリさん

『え、ルリさん?』

いやいや、ルリちゃん背中上げるよ!

『ん、おねがい』

チャックを上げようと近寄ってみると、うっ、丸見えな背中でブラしてない!

子どもだからあたりまえか、と、一人で納得する

背中よりさらに下側を見ると細い腰、そしてお尻が…うわっ割れ目が見える

うう、ぱっパンツ穿いてない?

「チャチャーン」

と、どこからか音が聞こえた

はっと我に帰り、ルリの要望通りにチャックを上げようとすると

目の前に選択肢が出てきた

1:事務処理的にチャックを「じーっ」と上げる

2:意味ありげに ス キ ン シ ッ プ しながらやさしく上げる

3:このまま押し倒す!

2か3で迷って、後が怖いので2を選択した

でも、ちょっと背中を撫でたり腰に手を回したりお尻を触ったり…

『アキトさん あっ やっ んん』とか言われたりしながらチャックを

途中まではゆっくりやさしく、肩甲骨を過ぎたあたりから、手前に引張り気味に

えいっ っと一気に上げた

『あっ アキトさん、やさしく しっ てっ!』

うわ、自分でえいっと、やっておきならが、 しっ てっ とか

どぎまぎ、うっひょー

そっ そういえば、さっきルリちゃんは手を舐めてたけどどうかした?

『着ぐるみを着るときにちょっとチャックで手をこすったの』

どれどれ、見せてみな、っと左手を取ってみる

『ああ、大丈夫です、皮膚の表面をこすっただけだから…』

えー、念のためちょっと見せて、赤くなってない?

『ちょっとですか?』

そう、ちょっとね、っと言ってルリちゃんの左手を見てみる

さわさわ、なでなで、ぷにぷに

『アキトさん、くすぐったいです』

あっ、もうちょっと、ぷにぷに、ぷにぷに、ぺろぺろ

『アキトさん!』

あは、ごめん、ごめん……

あれ!なんだか冷たく重い視線を感じるが!?

うっラピスがこっちを見ていた! まっ まずいかな!?





「がさごそ」

えーとたしかこの辺にあったと思ったが

あっ、あったあった、さてとラピスに早速っ

ラピス、ラピスゥ、ラピ〜ス!やっと振り向いた

ラピスに「可愛い衣装のプレゼントだっ」といい

ご機嫌伺いながらコスプレチェンジ

まずは今着ている服を脱がして……

いや、俺が脱がすのはまずいか、(おまわりさんこの人です

ってか

ラピス自分で着替えられる?えっ着替えさせてって

しょうがないな(ははは、まいったなぁ

と、内心は、「るるるるるぅ」

マントを取り、ボディドレスを脱がせ、タイツを剥ぎ取り……脱がせ

って、あれ?ラピスもパンツ穿いてない?ブラしてないのは分かるけど何で?

「チャチャーン」

またこの音だ!選択肢がでた

1:押し倒す

2:理由をそれとなく聞く

3:押し倒す

あれ、選択肢が変じゃね、まあいいか、2だな

ラピスなんでパンツ穿いてないの(うわ、直に聞き過ぎたか

『えっと、ユリカがアキトがよろこ ぶ …  …』

え、何だって

『……』

うむ、まあ言いたくないならいいよ

『……』


初めはぶすっとしていたラピスだったが、少しずつ和らいでいった

これは成功かと思いながら、衣装箱の中に入っていたメモを見た

そう、これはあの時のヒカルちゃんから買った

それ以外は無理やり渡されたコスプレ衣装(の山)だ

えーと何々、キャラは我妻由乃、愛に生きるモーレツ美少女

恋人の為ならば殺人も厭わない!

ってえーなんかおっかない女の子だねーって



ラピスが刃物を持っている!

なんで?メモには衣装一覧も書かれていた

スカート、靴、靴下、刃物(玩具)!?

あっおもちゃかぁ、焦ったなあ、で、なんで刃物?

『はい〜アキトォ』

と呼ぶ声がした

ユリカだった

『アキト、何やら微少女はべらせていいわね〜!』

『ルリちゃんとはアハハ、ウフフなんて、楽しそうだったね〜』

いや、はべらせてって何か誤解招くような言い方だな

それに何だ、アハハウフフって?

『アキトもコスプレしちゃって、全身真っ黒で、まったく黒い人だね』

うっ黒い人って、ずいぶんな言われよう

『あんまり微少女相手に派手なことしていると…』

え、何をしていると?

『ネルガルのSSが押しかけるか、「おまわりさんこのひとです」って通報されるよ』

えーそんなことはないだろう(ははははは)

『え、自覚がない!』

…で、ユリカ何かの用事?

『む、何か用事がなければイケナイ!』

いやそういう訳じゃないけど……何か棘があるなあ

そうそう、ラピスのコスプレ可愛いよね!

『ふ〜ん、ぬこの着ぐるみを着たルリちゃんの方が可愛いかな』

『ラピスのはただの私服だし』

っておいおいユリカ、やっとラピスの機嫌がよくなってきたのにぃ

『あっ、ゴメーン それでラピスは?』

あれ、ここにいたんだけど?



『『きゃあ、えっ、ラピス!、あう、あっ、いやっ、ラピスやっやめて、うっ』』

『『ラピ  ス ゥ  』』


■作家さんに感想を送る
■作者からのメッセージ
7月7日はルリの誕生日。ども、しかしバッドエンドSSとなりますが、後編をまだ考えきれていませんので、気長にお待ちください。SS内容はオエビの続きみたいなもんだな。ヒンヌー教徒さんにはこころよく絵をお貸しいただきまして!この場をお借りしてお礼申し上げます。
目次  

テキストサイズ:4137

■作品一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集
Anthologys v2.5e Script by YASUU!!− −Ver.Mini Arrange by ZERO− −Designed by SILUFENIA
Copyright(c)2012 SILUFENIA別館 All rights reserved.