ここは全年齢対応の小説投稿掲示板です。小説以外の書き込みはご遠慮ください。

♪料理と音楽♪ プロローグ
作者:J〜ジェイ〜   2012/10/09(火) 20:59公開   ID:XbBhA8rM8MY



……ある所に、いろんな分野の天才が集まる、超エリート学園がありました。

ープロローグー

「頑張ってね、琴音ちゃんだったら大丈夫だよ!」

私が転校すると決まって、クラスの皆はわざわざお別れ会を開いてくれた。

「うん、ありがとう」

私はそう短く返した。

本当なら1人1人に感謝の気持ちを伝えたい。
体育大会や文化祭など、皆でやり遂げてきたものはたくさんある。

そう思うと………。

「そういえば聞いてなかったけど、琴音ちゃんは何処に転校するの?」

今までの思い出に浸っていたら、友達に話し掛けられた。

「あれ……言ってなかった?…雅学園だよ」

私がそう言うと、周りはまるで皆金縛りにあったように動かなかった。

(何かおかしい事言ったかな?)

そんな風に1人で悩んでいたら、急に誰かが叫んだ。

「え〜〜〜〜〜!!??」

正直びっくりした。

急に叫ばれて私もえ〜!?なんだけれど。

「嘘、あの超エリート学園に行くの!!??」

そう言った友達の顔は人生で1番の驚き顔だった。

「……うん……?」

私は何にそんな驚かれたのか分からなかったため、曖昧な返事になった。

「まぁ、琴音は鈍感だからね………。」

鈍感とは失礼な。

最後の最後にこんなけなされるとは思ってなかった。

「まぁ簡単に言えば、あんたは凄いってこと。」

私が複雑な顔をしていたら、親友の七海がそう付け足してくれた。

さすが、私の心のオアシス!!!

(そんな凄いことなのかな?)

私はそう不思議に思っていた。


そして、楽しい時間はあっという間という訳で気づけばもう終わっていた。

「もう今日でこことお別れか……」

この学校で学んだ事はたくさんある。
学んだ事を忘れないでまた次の学校で頑張ろう。

そう誓った。

ー翌日ー

ピヨピヨ

「……っ……ん」

私は珍しく、小鳥のさえずりで目を覚ました。

「着替えなきゃ」

カチャ

そう言って取り出したのは前の学校の制服だった。

やはり毎日の習慣はそう簡単にはかえられないらしい。

カチャ

私は気持ちを切り替えて雅学園の制服をクローゼットの中から取り出した。

新しい制服はブレーザーだ。
前の制服がセーラー服だったため違和感がすごい。

私は新しい自分に生まれ変わったみたいだった。

「前の制服より良いかも……」

私はふいにそう思った。

タッタッタ

私は自分の部屋のある2階からリビングのある1階へと下りた。

「おはよう。朝ご飯、勝手に作っちゃった。」

リビングに行くと、母はそう笑顔で言った。

「うん、ありがとう。」

私は最後の家での朝ご飯は母が作ったものが良いと思っていたため、丁度よかった。

カリカリ

この美味しい朝ご飯が食べれなくなると思うと悲しくなる。

雅学園は寮生活なため、家には戻ってこないのだ。

「ごちそうさまでした。」

私は素早く朝ご飯を食べ終え、転校の支度に取りかかった。

寮で使う物はもう宅配便で送ったため、後は勉強道具や小物だけだ。

「ん〜〜〜〜、これは良いかな?……こっちは……あ…」

欲しい物を選んでいたら、とても良い物を見つけた。

……小学生の時に皆で拾った貝殻……。

「これはもってこ……」

私はそう言ってバックの中に静かに入れた。

「よし!良いでしょ!?」

私は必要最低限の物はすべて宅配便で送った。
だから、無くて不自由という物はないはずだ。

「よぉし…」

私はそう言ってバックをしょった。

……この学園生活は辛い事ばかりがもしれない。
でも、頑張っていればきっと何か良い事もあるはず。
……そう信じて頑張ろう。

「いってきます。」

私は元気良く家を出た。

■作家さんに感想を送る
■作者からのメッセージ
こんにちわ。
精いっぱい頑張っていくので宜しくお願いします!
あと、寂しがりやなので感想とか書いてやってください。
目次  

テキストサイズ:2812

■作品一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集
Anthologys v2.5e Script by YASUU!!− −Ver.Mini Arrange by ZERO− −Designed by SILUFENIA
Copyright(c)2012 SILUFENIA別館 All rights reserved.