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プリンスさま達の学園生活 第1話
作者:みぃな   2012/10/22(月) 20:30公開   ID:Easz9IEUQbE


※この話は年齢を都合により変えさせてもらいます。
那月と砂月は双子。トキヤとHAYATOも双子です。
本来翔の双子の薫は存在しません。
春歌が悪役になるかもです。

ー1話ー

「トキヤ、おはよう」

私は目をこすりながらリビングへやってきた。

「蘭歌ですか、おはよう」

トキヤはそう言って、私の頭を撫でてくれた。

良いお兄ちゃんだな。

「今日はちょっと寝坊しちゃった」

私がそう言いながら冷蔵庫を開けると、

「蘭歌の朝食なら作っておきましたよ」

とトキヤがフレンチトーストとサラダを盛った皿をテーブルの上に置いた。

「ありがとうトキヤ……ハヤトは?」

私がそう言って訪ねるとトキヤは顔をしかめた。

「それがまだ起きてないんですよ……ったく、いつになったら早く起きれるようになるんだか。」

トキヤはそうきつく言うけれど、それはトキヤなりの優しさなんだ。

兄弟じゃなかったら、トキヤに惚れてたかもしれない。
まぁ、義理の兄弟だから恋愛しちゃいけない訳じゃないけどね。

「おはやっほー!」

噂をすればなんとやらと言うことで、やっとハヤトも起きてきた。

すると

「まったく、貴方はいつになったら予定通りの時間に起きれるようになるんですか。だいたい貴方はーー」

毎朝恒例の説教タイムが始まった。

トキヤが説教をし始めると止めることが出来ないから厄介だ。

パクッ

私は、双子の兄達に構わず朝食を食べ始めた。

「おいしい……」

卵と牛乳の割合が丁度良くてとても美味しい。

トキヤは本当に完璧だ。

トキヤは、カロリーについて考えながら料理を作ってくれるため、女の私にはとても助かる。

ソゥ

私はトキヤの機嫌が悪くなるうちに朝食を食べ終え、学校へ向かった。

「いってきます」

私はあえて外に出てからあいさつをした。

クスッ

私はトキヤに怒られてしょんぼりしたハヤトを想像して少し笑った。

私が通っている早乙女高校では、トキヤとハヤト、幼馴染みの翔、クラスメイトの真斗、音也、先輩のレンと那月、砂月は『プリンス様』と呼ばれている。

私が西門から入ると、サッカー部が朝練をしているのが見えた。

ハヤトは行かなくていいのか。

そんな風に思いながらグラウンドの横を通り、北校舎へ入った。

パタン

ロッカーを開けるとたくさんの紙切れが落ちてきた。

「ん?」

私は紙切れを拾うと内容を確認してみた。

どれも

放課後待っています



放課後に××に

と書いてあった。

私は何人もいる訳じゃないから、さすがに全部行くのは無理だ。

(しょうがない、友千香とか音也あたりに用件だけ聞きに行ってもらおう)
↑天然

フゥ

私はロッカーの中を片付け、教室に入った。

「おはよう、友千香」

私は教室に入ると、友千香のところに向かった。

「あれ、ハヤト先輩は?」

いつも、ハヤトと登校してくるから疑問に思ったのか、聞いてきた。

「あぁ、トキヤに捕まってるからおいてきた」

私がそう言うと、友千香は

「ふぅん」

と言った。

まぁ、トキヤの事だから気になるよね。だって……

「おはようございます」

春歌ちゃんがそう言って教室に入ってきた。

どうやら、トキヤと一緒に登校してきたらしい。
まぁ、トキヤと春歌ちゃんは恋人同士だからそれが普通なのだろうけど。

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