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サンライズ・レジデンス 設定・1話(前編)
作者:ブラコンLOVEたん   2013/07/27(土) 20:39公開   ID:vrzEhTbXKjM
〜設定〜
原作主人公ではなくオリジナル主人公でやっていくので、多少原作設定の変更があります。
また、原作を知らない方でも分かりやすいようにします。

未悠【みゆう】
主人公。
栗色の髪で、いつも低い位置で二つに縛っている。
ふんわりとした優しい雰囲気の持ち主。
綺麗か可愛いかと言われると可愛い。

美来【みらい】
主人公の姉。
茶髪でいろんな髪型にアレンジしている。
アゲハ蝶のような雰囲気の持ち主。
可愛いか綺麗かと言われれば綺麗。

ジュリ
リスで未悠のペット。
何故か未悠とだけ会話できる。
未悠の事を「ちぃ」と呼ぶ。


#1

私は今『サンライズ・レジデンス』というマンションの前にいる。

私の母は小さい頃に亡くなって、父だけで私と美来の事を育ててくれた。

そんな父がなんと13人の男の子供を持つ人と再婚をし、その13人の私たちの兄弟が住むこのマンションに私たちは住む事になったのだった。

そして、今日が引っ越しの日で兄弟たちと初対面になる。

今は緊張してインターフォンを押せないところだ。

すると

「何をしてるんだ、ちぃ。早く押せ」

そう言ってジュリは簡単にインターフォンを押してしまった。

「はい」

インターフォンから男の人の声がした。

「今日からお世話になる、未悠という者です」

私がそう言うと、

「あぁ。今行きますね」

と言われ、玄関の扉が開いた。

「初めまして。次男の右京です」

そう言って現れたのは、メガネをかけた真面目そうな人だった。

「あ、未悠です。お願いします」

私はそう言ってペコリと頭を下げた。

「どうぞ中へ」

そう言われてお邪魔すると、右京さんは「ついてきて下さい」と言ってエレベーターへ向かった。

「5階で他の兄弟たちが待っています」

右京さんは、それだけ言った。

エレベーターの扉が開き、男の人たちがいるのを目で確認すると、私の目の前が真っ暗になった。

「!!!!????」

私がパニック状態になっていると、近くから私の大好きな声が聞こえてきた。

「椿」

間違いない。
声優の朝比奈梓の声だ。
それに椿って………。

よくよく考えてみれば、朝比奈という名字。

「アハハハ」

目の前がハッキリとしてくると、私は驚きを隠せなかった。

私の大好きな人たちが今、目の前にいる。

そして

「いきなりハグは、びっくりしちゃったかな?」

私はさっきまで朝比奈椿にハグをされていた。

カァー

顔が熱くなるのを感じた。
恥ずかしい。

「……………あれ?この子っていつもイベントに来てる……」

私を見て、椿さんはそう言った。

「あ、はい。私、椿さんと梓さんの大ファンで!!」

私は思わず大声で言ってしまった。

「だよね。いつも僕や椿のイベントにきてくれるし、写真付きのファンレターくれるから、覚えてるよ」

梓さんがそう言ってくれた事に驚いた。

覚えていてくれたなんて……。
私はとても嬉しくなった。

「ヲタクで声優の兄なんて気持ち悪いって言われないかドキドキしてたけど、大丈夫そうだね」

椿さんはそう言ってニカッと笑った。

「あ、そうだ俺の事は『椿お兄ちゃん』て呼んでね」

「あ、僕の事はさん付け意外ならなんて呼んでも良いよ」

二人にそう言われ、私は幸せに浸っていた。

「二人とも抜け駆けは禁止だよ」

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