ここは全年齢対応の小説投稿掲示板です。小説以外の書き込みはご遠慮ください。

ラブ・ドラッグ
作者:青木   2015/12/13(日) 08:47公開   ID:aD/bcO1hwWA
 あ〜あ少し暑い。         
 季節も七月に入った。
 「ねぇ、日曜日出掛けましょ」      
 「私もいきたいです」        
 「私も一緒に連れてって〜」      
 まとめ、めいか、天里の三人は日曜日買い物に行きたいらしいがなぜ俺一人だけ男なのだろうか疑問に思う。
 「三人で行けばよくないか」      
 「ほんとだったらね・・・・・・」      
 なんだよ、言うことないのかほんとはなんだ。     
 「二人で行きたいな」      
 「私もです」          
 「私も同意見」         
 「俺は反対だね」        
 この声は井上だぁ〜。      
 「未成年の男と女が二人きりなんてさらに、付き合っているわけでもないだろ不健全だ」
 「じゃあ、何人ならいいんだ?」    
 「男二人かな」     
 「ホモみたいじゃねーか」     
 「何を言う!ホモではないじゃないか」    
 「なら五人で行こう」      
 俺は一番簡単だと思われる結論を出した。     
                
 そして当日     
 「思ったより早くついたな」   
 「ほんと早すぎ」        
 予定よりずいぶん早く来てしまったのだがなんかものすごく視線があるんだが
 「なんかみんな私たちのことを見てるけどカップルに見えるのかな」    
 「まぁ仕方ないよ駅のホームで男女が二人きりだとそう見ちゃうよ」
 早くこの視線から抜け出したい。    
 「二人とも早いな」       
 「ありがと井上」        
 「え?何俺なんかした?」    
 これでなんとか助かった。    
 「みんな早いね、まとめちゃ〜ん」   
 「おはよう、天里」       
 「あとはめいかだけね」     
 「あいつ俺が出たときまだ支度してたからな」     
 「待ってよ多分もう少しで来るから」     
 「あれだな多分」     
 「なんでみんなそんなに早いんですか」     
 「もうちょっとで電車も来るしな」     
 そして俺たちは電車に乗って目的地に着いた。     
 「最初どこいく」        
 「俺らは特にないよな井上」    
 「あそこの店でも行ってみましょ」    
 「これ美味しいです」      
 「ほんとだな」         
 「まさかこんな美味しいケーキ屋があったなんて」    
 「めいかクリームついてるぞ」    
 「え、どこ取ってください」     
 「分かった取ってやる」     
 「ありがとうございます」    
 なんか三人がすごい見てた気がする。     
 まとめがたまにチラチラ見てきてるんだけどしかもちょっと怖い目で。     
 「美味しかったです」       
 「こんなの食ったの久しぶりだな私は」     
 「ちょっとお手洗い行ってきていいですか」     
 「私も行って来る」       
 「ここのベンチに座って待ってるか」    
 「ねぇあんたってめいかのこと好きなの」     
 何を突然言い出す、俺がめいかのこと好きに見えるのか。
 「どうなんだ黒場」       
 お前もかよ井上。       
 「まぁ好きだけど・・・・・・」     
「はぁなな何いってんのよ」     
 「人の話を最後まで聞け」      
 「わかった」    
 「好きとは言っても友達としてだからな」     
 「じゃあ好きな人とかいるの恋愛対象として」     
 またこんな話かよなぜそんなに聞きたい。
 「どう見える?」       
 「いなさそう」      
 やはりそう見えてたか俺が本当に好きなのは    
 「ずいぶん遅くないか」     
 確かに言われてみたら五分以上たっている。    
 「まとめちょっと見てきてくれないか」    
 「どうだった」        
 「居なかったのよ二人が」     
 これは真面目にヤバイことになった。

■作家さんに感想を送る
■作者からのメッセージ
作者からのメッセージはありません。

テキストサイズ:3302

■作品一覧に戻る ■感想を見る ■削除・編集
Anthologys v2.5e Script by YASUU!!− −Ver.Mini Arrange by ZERO− −Designed by SILUFENIA
Copyright(c)2012 SILUFENIA別館 All rights reserved.