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運命戦記リリカルEXTRA.AC改
STS編35,戦いの中で
(魔法少女リリカルなのは×FATE/EXTRA×アーマードコアシリーズ)
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その時、背後からスバルに迫るディソーダーの姿があった。
「スバル危ない!」
声と共にスバルに襲いかかろうとしたディソーダーを破壊したのは、ギンガであった。
「ギン姉!」
「戦場で余所見しない!」
「ご、ごめんなさい・・・・・」
「反省は後! 次来るわよ!」
そう言うと、四方から敵が迫る。
スバルとギンガはこれを迎撃に当たる。
「ハアァァ!!」
「ウオリャァァ!!」
二人の拳と蹴りが、敵を粉砕する。
しかし、その二人に立ち塞がる女性が現れる。
「・・・・・」
「母さん・・・」
「っ・・・」
二人の目の前に現れたクイント。
しかし、それは母親の面影がない程に機械的な存在であった。
「・・・・・ゼロファースト及び、ゼロセカンドを発見。直ちに破壊する」
無機質な声で良い放ち、構えを取るクイント。
二人も、それに反応するかのように構えを取った。
「スバル、やれる?」
「うん、もう迷わない。絶対に母さんを取り戻すんだから!」
「排除開始」
クイント、ギンガ、スバル。親子三人の戦いが始まった。
一方ヴィランは、乱戦の中でほぼ孤立状態に陥っていた。
(最悪だ、まさかはぐれちまうなんて。他の奴等は何処だ・・・?)
ヴィランは孤軍奮闘しながらも、はぐれた仲間を探しし続けた。
その時、残骸に隠れていたディソーダーがヴィランに襲いかかる。
「しまっ――」
ヴィランは一瞬反応が遅れてしまった。
刃がヴィランに迫るが、ズドンっという音と共に刃は止まり、ディソーダーは崩れ落ちる。
「ふぅー、間一髪ッスね」
「ウェンディか、助かったぜ・・・他の奴等は?」
「うーん・・・正直言って、あたしもはぐれたんッスよね・・・」
「そっか・・・あいつらなら大丈夫だろ。
ともかく、早いとこ合流―――」
言葉は大きな足音によって止められた。
振り向くと、そこには異形の狂戦士。アルバート・バーサーカーの姿があった。
「これは・・・上客が来やがったな」
「うへえ・・・勘弁して欲しいッス・・・」
「腹を括れウェンディ! 来るぞ!」
「■■■■■■ー!!!」
咆哮と共に、A・バーサーカーはヴィランとウェンディに襲いかかる。
戦場が見渡せる高台に一人の射手がいた。
その射手は、何とも退屈そうだった。
「あーあ・・・こんな暇な仕事は無い」
そう呟きながら、また一人撃ち抜いた。
遠方からの狙撃、それがアルバート・アーチャーの仕事であった。
「誰か来ないかなー」
「来てあげたわよ」
するとA・アーチャーの背後で、クロス・ミラージュを突き付けるティアナの姿があった。
「へぇ・・・ここを見つけるなんて、やるね」
「ふざけないで、こんなカモフラージュで隠れたつもりなの?」
「いや、隠れるつもりは更々無いよ。君みたいに、僕の所に来て欲しくて」
「・・・ともかく、貴方を逮捕します。武器を捨てて投稿して下さい」
そのティアナの言葉を聞いたA・アーチャーは、酷く落胆した。
「はあ・・・あのね、ここは戦場なんだよ? そんな甘い事を言っていると―――」
「っ!」
「こうなる!」
A・アーチャーは後ろ蹴りでティアナを蹴り飛ばす。
ティアナは咄嗟に後ろに跳んで衝撃を逃がそうとするが、一瞬反応が遅れてしまい、完全には逃せなかった。
「くっ」
「いくら素養があっても、所詮は本物の戦場を知らない半端者。実に不愉快だよ」
吐き捨てるように言い、ティアナにクロスボウガンを向ける。そして引き金を引こうとした瞬間―――。
「ティアナ!」
アレンが現れ、魔力弾を放つ。放たれた魔力弾は、A・アーチャーの左目を撃ち抜いた。
「があ!」
左目を抑えながらも、A・アーチャーはアレンに反撃をする。その隙をティアナは見逃さなかった。
「クロスファイアー!」
「うぐぅ!」
放たれた魔力弾を数発受けたA・アーチャーは、リングを通り、その場から消える。
「ここで逃がす訳にはいかない! ティアナ!」
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