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超次元大戦
第十九話:両右手の魔女
(NARUTO×ジョジョの奇妙な冒険×とある魔術の禁書目録×デュラララ!!×超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂)
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フーゴ・沖田「!?」

プルルート・美琴「なっ!?」

銀時「何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」



 死体の服を脱がせた彼らであったが、先程と同じ大きさの穴が全身に空けられていた。

銀時「どうなってんだコイツは!?」

フーゴ「全身穴だらけの死体なんて、普通じゃあない!!」

プルルート「どういう事なのぉ!?」

美琴「な、何なのよこの死体!?」

沖田「まるで“仲良く喧嘩する猫とネズミのアニメ”に出てきそうなチーズみたいでさぁ」

この死体に5人は背筋を凍らせていた。

それと同時に、背後から何かが聞こえた。

5人「!?」

カツンカツンと、杖を突いて歩く音が響く。

振りかえるとそこにいたのは、

老婆「ようこそ、お越し下さいました」

左手に包帯を巻いた老婆であった。



 彼女が呼んだ警官によって、男の死体は運ばれていく。

そんな銀時達は、老婆から宿を案内されていた。

老婆「はい、ここですじゃ」

案内された宿は、とても造りの良い豪邸であった。

銀時「マジで!? 俺達こんな豪邸に泊って良いの!?」

老婆「はい、どうぞ。 ごゆっくりなさいませ。 寝心地も、女将のわたくしが保証いたしますじゃ」

こうして彼等は、宿帳にサインをすると、

銀時「そんじゃ、ゆっくりさせて貰いますか」

各部屋へと向かったのだった。

部屋分けの順番は下記の通り。

銀時、沖田、フーゴ→各一人部屋。

プルルート、美琴→二人部屋。


 部屋のベッドで横になった銀時であったが、

銀時「あ、小便したくなった」

そう言ってベッドから立ち上がる。

しかし部屋にはトイレらしき部屋が無く、

銀時「んだよ、一階にあんのかぁ?」

そう思い、下の階へと向かったのだった。

その頃、美琴はというと……、

美琴「ちょちょちょちょちょっと、プルルート……」

アイリスハート「ん、なぁに?」

美琴「何で変身してるのよ!?」

そう言って女神化した彼女の前で、動かなくなっていた。

アイリスハート「だってぇ、ミーちゃんと二人っきりだからぁ、誰にも邪魔される事は無いでしょ?」

ペロリと唇を舐める彼女の笑顔は、明らかにドス黒いオーラが出ていた。

アイリスハート「大丈夫、たぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っぷりと愛でてあ・げ・る♪」

この状況で御坂美琴は、ある人物の顔を思い浮かべる。

自分を“お姉様”と呼んで慕う百合っ気のある後輩、白井黒子の顔である。

彼女の変態ぷりは相当なものであるが、アイリスハートと比べればマシな方でもあった。

美琴「あ……あああああ……」

顔を青ざめ、震えで体が動かない美琴は、

アイリスハート「ミーちゃぁ〜〜〜〜〜ん♪」

美琴「イヤぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

アイリスハートにたっぷりと愛でられたのであった。

後に彼女は、一生癒えぬトラウマを負う事になった。

因みに、各部屋にいたフーゴと沖田は、

フーゴ「ん? 騒がしいな」

沖田「なんでぇ? あのビリビリ女、ゴキブリでも見て騒いでんのかぃ?」

全く気にしてはいなかった(笑)。

チャン、チャン♪


 一方その頃、銀時はというと……

銀時「うおっ! 何だ…ビリビリのヤツ、Gを見て騒いでんのか?」

美琴の悲鳴を偶然聞きながらも、下へと降りていた。

階段を下りると、女将の老婆がいた。

老婆「おやお客さん、どうかなさいましたか?」

銀時「便所に行きてぇんだ。 バアさん、何処にあるか知らね?」

それを聞いた老婆は、奥にあるドアを指す。

老婆「はい、あの扉の奥ですよ」

銀時「助かったぜ、んじゃなぁ」

ドアの方まで歩く銀時。

すると彼は途中で止まると、そのまま踵を返した。

銀時「そうだ、バアさん。 ちょいと聞きてぇんだけど――」

だが、まさにその時であった。

老婆「きえぇぇぇぇぇ!」

銀時「うおっ!」

突然老婆がハサミを持って襲いかかり、銀時は木刀で防いだ。

銀時「オイィィィィィ! イキナリすんだこのババァ!!」

老婆「やかましい! あたしぁDIO様の命で、テメェ等を始末しに来たんだよ!!」

銀時「何ぃ!?」

遂に正体を見せた老婆――エンヤ婆は、そのままハサミで攻撃し、銀時も木刀でそれを防ぐ。

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