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マブラヴ 転生者による歴史改変
プロローグ1
(マブラヴオルタネイティヴ)
この小説はマブラヴの二次小説です。
多分にご都合主義、独自設定、独自解釈を含みます。
これらの成分が苦手な方はご注意下さい。

基本、シリアスはあまりないです。
のりと勢いで進めていきます。
おまけにプロットはありません。完全に勢いです。
そのためお見苦しい文章になるとは思いますが、平にご容赦を。



********************************************
 みなさん、転生というものをご存じだろうか?
 え?テンプレ乙?
 えーと、みなさんがおっしゃっていることがよくわからないんですが…
 まあ、とにかく、輪廻転生ってやつですよ、輪廻転生。
 無限の螺旋のように絡み合う宿痾の坩堝ゆくはて。
 とまあ、格好良く言ったところでなにが変わるわけでもないんだが。

 どうもその転生をしてしまったらしい。
 原因はわからない。
 もしかしたら、死んだらすべての人々は転生をしているのかもしれない。
 だがしかし、おれに関しては少しおかしな点がある。
 そう、記憶があるのだ。
 つまりおれは記憶を持ったまま転生してしまったのだ!
 でここからが肝心なのだが、どうも様子がおかしいのだ。
 確かに記憶はある。
 だけど、日本帝国ってナンデスカ?



 マブラヴ 転生者による歴史改変



 母親の髪は真っ黒でした。
 でも父親の髪は真っ青でした。
 え?なにこれ、髪染めてんの?
 20代後半の父親のファンキーさにびっくり仰天していたのも今ではいい思い出。
 2歳にして母国語である日本語ぺらぺらで、おれって神童、なんて浮かれていたのもいい思い出。
 現実は非情だったね。
 目にとまった新聞を読んでいたんだが、年号がおかしい。
 最後の記憶よりも西暦が戻っているのはまあいい。
 転生なんてものをしたんだ、少々時代を遡ったって不思議ではない。
 けど和暦の年号、こりゃなんだ?
 明らかに見たことも聞いたこともないものなんだが。
 それに政威大将軍ってなに?皇帝陛下ってなに?
 パニクるおれをよそに両親は、

 「おお、隆也はもう字を読めるようになったのか」

 「ふふ、あなたに似て聡明な子ですわ」

 なんてことを仲睦まじくいいあっている。
 リア充氏ね!
 って、おれの両親だ。間違ってもそんなこと思っちゃいけないな。
 まあ、前世では天涯孤独の身の上だったおれにとっちゃ、かけがえのない両親なわけなんだが。

 パニックが収まっておれが整理した内容はこうだった。
 一つ、ここは前世のおれが生きてきた世界とは違っている。
 物理法則やら、住んでる天体の名前が地球だとか、基本はだいたい同じだが、まず日本の政治体制が違う。
 なんか帝国制らしい。そんでもってその全権大使の征夷大将軍が政治を行っているという建前らしい。
 建前ってのが、大戦で負けて実質は議会が権力を握っている議会制民主主義体制になっているようだ。

 一つ、なんか戦争やってるらしい。それも宇宙人が相手だとさ。
 BETAっていう正式名称はやたら長い宇宙人とドンパチやってるらしい。
 詳しい話は情報統制のせいで入手できない。帝国制の弊害だな、こりゃ。
 まあ戦時の情報統制は民主主義国家でもある程度はあるんだが、その程度がさらに厳しいものになっている。

 戦争についてはこの際、海の向こうで起こっていることなんで置いといても、前世と違いすぎる状況におれは一人頭を悩ませていた。
 いかんせん情報が少なすぎる。2歳児にでは独自に情報収集しようにもしようがない。

 さてどうするべか、と考えているある日、それは起こった。
作者: ぜんくう◆7RWKYcvP01c (ID:********)
投稿日:2012/07/07(土) 14:38
閲覧数:66844
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