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マブラヴ 転生者による歴史改変
14話
(マブラヴオルタネイティヴ)
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 悪いのは鎧衣のおっさんだ、確かにそう言ったが、それは嘘じゃない。
 だいたいが、「真・近接戦闘長刀」を作るときの会話からして、

 「なあ、鎧衣さん、こいつを改造したいんだけどいいかな?」

 「改造?ふむ、なにをするかはわからないが、いいんじゃないかね?現場の担当者である小塚という人物は、若いながらも出来る男だ。おまけに度量も大きい。君が少々無茶をしたところで問題はないだろう」

 ってなもんだったし、「真・36mm突撃銃」「真・120mm滑空砲」のときも、

 「なあ、状態によっては廃棄も可って書類に書いてあるんだけど、廃棄処分の扱いってことにしといて、好きに弄ってもいいか?」

 「ふむ、書類上はなんの問題もないな。なに、以前話した小塚という優秀な者がいる。少々の無茶は問題ないだろう」

 などと責任を小塚さんにぶん投げてたもんな。
 いや、分かってるんだけどな、少々の無茶じゃなくて、すっげー無茶をしたってことは。

 「鎧衣さん、鎧衣さん、なんかしらんけど、戦術機のパーツが整備品として入ってきたんだけど。例によって状態によっては廃棄も可って書類に書いてあるやつが」

 「ふむ、そうなのかね?私には分からないが、そういうことなのだろう?」

 「やっぱそういうことなのか?」

 「ふむ、そういうことのなのだろうな。なに、いざとなれば小塚という傑物がいるからね、なんとでもしてくれるさ」

 この辺りからだよな、小塚さんって苦労してんだろうな、っていう思いが湧いてきたのは。

 「なあ、さすがにコクピット周りを弄くり回すのはまずいよな。なにせ、戦術機の中枢パーツだし」

 「ふむ、確かに問題は大きいだろう。だが、小塚という偉大な漢なら、その程度のことなら気にしないと、私は思っているよ」

 これが止めだったんだ。すまない、小塚さん。
 改良したコクピットモジュールを積んだ撃震の上半身を納入した翌日に鎧衣のおっさんから、

 「小塚という人物がいてね。彼は実に優秀で、職務に忠実な人物だった」

 「小塚って、よく話に出てきた人だよな?なんで過去形なんだ?」

 「ふむ、知りたいかね?」

 「いや、なんかいやな予感しかしないからいい」

 「実は彼は」

 おれの意見をガン無視して、鎧衣のおっさんはしゃべり続ける。この辺りはさすがに慣れた。最初は、どんだけ突っ込んだことやら。それでもいっこうに堪えないんだよな、このおっさんは。

 「納入された撃震の上半身パーツを見て、その出来に感銘を受けるあまり泡を吹いて倒れたそうだよ。職場復帰はしばらくさきになるとのことだ」

 「小塚さぁぁぁぁぁん!」

 以上、ことの顛末だ。
 小塚さんの一刻も無事な回復を祈っている。

 そんなこんなで、13歳のおれの状態をどうぞ。

 基本情報
 名前:立花 隆也
 性別:男
 年齢:13歳
 身長:156cm
 体重:49kg

 身体能力情報
 筋力:3734(284+6000)
 体力:3637(290+6000)
 俊敏:3499(287+6000)
 器用:2929(223+6000)
 感覚:812(731+600)
 知力:1040(1001+300)
 精神:1032(1129+300)
 気力:3942(300+6000)

 今のところ戦術機とがちでやり合うにはパワーが足りない。
 気を込めて全力でぶん殴ると装甲を大破させることは可能なのだが、気を込めるのに時間がかかるせいで、その前に36mmで蜂の巣にされてしまう。
 まだまだ精進が必要だ。

 通常技能情報
 ・電算機制御言語:1404
 ・分子工学系勉学:989
 ・半導体工学系勉学:532
 ・剣術:867
 ・後方撹乱技術:391
 ・気放出:1703
 ・気混入:1655
 ・飛翔術:307

 電算機制御言語はアビオニクスやらOSを改良しまくっていたら、一気に技能が上昇した。

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