■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
マブラヴ 転生者による歴史改変
32話
(マブラヴオルタネイティヴ)
  [→]  【PAGE 1/3】
 「頼む!この立花隆也、一生に何回かある内のお願いうちの一つだ!」

 おれの懇願の声が晴れた空に響き渡る。返ってきた答えは、絶対零度の凍りきったものだったが。

 「お断りよ。どうしてアタシがそんなもの着なきゃいけないのよ」

 冷淡に拒絶する夕呼。その目は冷めきっている、というか呆れかえっているというか、とにかくまあ、暖かな感情を感じさせるものではないのは確かだ。

 「いや、だって、これ衛士強化装備だぜ。だれもが一回は着てみたいと思うだろうに」

 おれは手にした衛士強化装備を突きつけた。いうまでもなく訓練兵Ver、いわゆるすけすけラップスーツだ。

 「そんなこと一度たりとも思ったことないわよ。まったく、相変わらずバカ言っているわね」

 「なん…だと!?」

 夕呼の答えに思わず絶句してしまう。

 「なんでそこでこの世の終わりみたいな顔するのよ。だいたい、女のアタシが衛士なんてものにあこがれるわけがないでしょう」

 「だって、おま、考えて見ろよ。すけすけのエロスーツだぞ?着たくないとか、ゆうこりん、お前あたまがおかしくなっただろう」

 「おかしいのは、あきらかにあんたの頭の中よね」

 人によっては、ぞくぞくする、とか癖になる、とか言い出しかねない冷たい視線でおれを見つめる夕呼。幸いおれの耐性値は高い、この目の虜になることはない。

 「くそう、なぜだ!なぜおまえはエロスーツを拒絶する!」

 「というか、よろこんで着る人間の気がしれないのだけど?」

 「それは価値観の違いというものだ!事実まりもは嬉し恥ずかしげに着ていたぞ」

 「あんたね…あのこはあれでも衛士志望でしょう?それにこの間も電話で、恥ずかしいけどがんばる、とかけなげなこと言ってたし」

 「なん…だと!?」

 「はいはい、天丼天丼」

 なぜに夕呼がお笑いの鉄則を知っている?いやまあ、夕呼だからなあ。などと納得。
 だが、それとこれとは話は別だ。

 「いいじゃないかよ、減るもんじゃないんだし。サービス、サービス!」

 「やかましいわよ、まったく。そもそも、今日まりもが居ないなんて聞いていないんだけど?」

 「当たり前じゃん。こんな絶好の機会をわざわざ逃すような情報を漏らすわけないじゃん」

 「このおばか!」

 どごっ、という夕呼の一撃を受けて、おれは派手に吹っ飛んでいった。
 その様子を、興味深げに見つめる武たちマブレンジャー柊町組の7人。
 え?数がおかしいって?
 いやまあ、いろいろあって増えました。

 まずは、マブアクア
 ポニーっ娘来た−!
 満を持しての新規加入、その強気ッ子ぶりは他のマブレンジャー達の中でも1,2を争う。
 速瀬水月
 特殊技能情報
 ・運動適正
 ・ど根性
 特殊属性
 ・マブラヴALメインキャラクタ
 AL支配因果律規定事項
 ・2001年12月29日 死亡確定

 お次は、マブエターナル
 天然のどじっこ、養殖ちゃうで。いわゆるひとつの癒し要員。
 涼宮遙
 特殊技能情報
 ・どじっこ
 ・腹黒?
 特殊属性
 ・マブラヴALメインキャラクタ
 AL支配因果律規定事項
 ・2001年12月29日 死亡確定

 三人目は、マブへたれ
 さて、次行こう。
 え?なんで紹介がなしかって。
 だって、こいつ見る価値ないぞ?
 まあ、いいけど。
 鳴海孝之
 特殊技能情報
 ・へたれ
 AL支配因果律規定事項
 ・1999年死亡確定

 四人目は、マブサニー
 マイペースながらも明るいよい子。ある意味ムードメーカー。
 柏木晴子
 特殊技能情報
 ・マイペース
 ・戦術眼
 特殊属性
 ・マブラヴALメインキャラクタ
 AL支配因果律規定事項
 ・2001年12月25日 死亡確定

 最後の5人目は、マブジジョ
 お堅いところもあるが、弄ると楽しい性格。四姉妹の次女で、一人の男を巡って水面下で熾烈な争いを続行中とか。

  [→]  【PAGE 1/3】

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る