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ONE PIECE ONLINE
第4話 「特殊プレイヤー消失事件」
(ONE PIECE)
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初プレイの日から、二年がたった。
元々注目されていたゲームだったし、製作も後方に力を入れていたので、
順調にプレイヤー数は増えていき、ついこの前3万人を超えたとかなんとか・・・・・・。


俺もあれから毎日このゲームをプレイし、強くなった。
懸賞金ランキングでは、82位。
3万人中82位だ。
結構強くなったでしょ?
強くなって、それがほかの奴らにも認められ、俺は“七武界”に誘われたんだ。
仲間にも強く勧められ、俺はそれに乗った。
つまり、俺は“七武界”の一人になった。
・・・・・・そうだ、俺の仲間を紹介する。


まずは、我が“クレスクント海賊団”のbQ。
“天女(アマデウス)”こと、フラン! ドンドンパフパフー
ユニークスキル“歴史の召喚者(ミニステルアリス)”使いだ。
女だと思って甘く見てると、痛い目に合うよ。(体験談)


続いて、伝説の戦うコックさんの生まれ変わり、
“王金の足(ペス・コロナ)”こと、トール! ドンドンパフパフー
ユニークスキル“黒足・雷”の使い手だ。
ちなみの髪の毛は金色、男子です。


次は、大物。《OPO》内ランキング、【できれば近くにいて欲しくない人】
堂々の第1位!!
“大災害(カタスプロフ)”の異名を持つ、アレン! ドンドンパフパフー
ユニークスキル“テラテラの実 自然(ナトゥーラ)”を持つ自然系(ロギア)です。
かなり危ない女の子。


さあさあ、最後は“黒き凶犬”またの名を“黒犬”と呼ぶ。
オーフィス! ドンドンパフパフー
ユニークスキル“イヌイヌの実 モデル 神狼(デルプス)”を使う、口数少ないクールな男だ。
身長は2メートルほど。


船の上での役割は、こんな感じ。
フラン・・・船医
トール・・・コック
アレン・・・航海士
オーフィス・・・船大工
俺(シイグ)・・・船長!!


俺はみんなに、


「待ちやがれェ!! “殺人狂(ゼノ・インサニア)”ッッ!!」


と、呼ばれている。
持っているユニークスキルは、


「聞こえてんだろォ!! “黒ヘビ”ィ!!」


だ。
“黒ヘビ”というのは、


「いい加減こっち向けっ!! “ヘビヘビの実 モデル 狂乱龍(デネプラ・ドラコ)”!!」


・・・・・・って、


「最後のは、無くないっ!? 俺そういう風に呼ばれたこと一度もないんだけど!?」


後ろを思いっきり振り向き、声を大にして言う。
あまりの説明口調に、つい、ついやってしまった。
相手にしちゃった。


「ちょっとシイグ、話しかけちゃダメって言ったでしょ」


隣にいたフランが慌てて注意してくる。
だが、遅い。
もう声かけちゃったし、向こうもそれに気づいているし、なんかニヤニヤしてるし。
気づいてると思うが、シイグたちは今、海賊から逃げている途中だ。
こいつらが、またしつこく。
かれこれ、1時間近く追いかけまわしているんじゃないか?
運営に報告しようにも、相手は大物海賊団で、報復が恐い。
なら、こいつらだけ倒して逃げればいいんじゃない。
と、思うだろうが、それも却下だ。
こいつらは、“仲間”を何よりも大切にする。
仲間をやられたなんてことを知られれば、全軍でもって、おれたちを叩き潰すだろう。
それに、こいつらの目的は、おれたちを倒すことじゃない。
トールだ。
いや、“黒足・雷”のスキルを持った、トールだ。
意味不明だと思うだろうが、
今、おれたちを追いかけまわしているのは、“麦わらの一味”なんだ。
正確には、違うか。
奴らは、麦わらの一味の“スキル”を持ったプレイヤーの集まりだ。
それに、メンバーは麦わらの一味だけでなく、配下に海賊団をいくつも持っている。
その数、確か・・・100近く。
だが、奴らの中で本当に恐いのは、その数じゃない。
奴らの船長、“麦わら”のルイ。
懸賞金ランキングは99位と、俺より下だが、強さは多分あちらが上。
アイツは、原作通り司法の島・エニエス・ロビーを落としたんだ。
しかも一人で。
そんなことができるのは、おそらく“四皇”レベル。

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