■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
超次元大戦
第十六話:暴食の騎乗兵と皇帝の銃使いその@
(NARUTO×ジョジョの奇妙な冒険×とある魔術の禁書目録×デュラララ!!×超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂)
  [→]  【PAGE 1/3】
〜3年Z組 銀八先生〜

銀八「お〜い、ちょっと教科書閉じろ」

銀八はそう言うと、親指で美琴を指す。

銀八「実は今朝、御坂の縦笛が盗まれた。 犯人は他のクラスにいるかもしれないが、面倒なんでウチのクラスで済ませようと思う」

しかし、教室は沈黙であった。

銀八「盗んだ奴は正直に手を挙げろ。 嘘でもいいぞ。 今なら御坂も、ケツに縦笛突っ込んで、ジョジョの奇妙な冒険の第1部のアニメ主題歌『ジョジョ〜その血の運命《さだめ》〜』を1コーラス演奏してくれたら許してくれるってよ」

それを聞いた当麻が、真っ先に抗議した。

当麻「先生、そんなことされたら俺等、ケツに縦笛突っ込む運命《さだめ》を受ける事になります。 第3部の前期主題歌『STAND PROUD』にしてください。 もしくはエジプト編の主題歌『ジョジョ その血の記憶〜end of THE WORLD〜』でお願いします」

銀八「わーったよ。 んじゃ、間を取って第2部の主題歌『BLOODY STREAM』にする」

近藤「先生、それはどう見たって先生と第2部のジョセフが同じ声優さんだからって理由でしょ? てか縦笛で吹けんの?」

近藤の疑問に対し、銀八は頭を掻く。

銀八「しょーがねぇな。 誰か笛貸せ、俺が吹くから」

神楽「先生、私のどうぞ。 壊れてファの音しか出ないけど」

そう言って神楽が、机から縦笛――ではなくちくわを取り出す。

銀八「壊れてるのは、お前の頭だ」

これに対し、銀八は冷淡なツッコミをする。

銀八「おい、誰か笛貸せ。 出来れば女子」

煙草を咥えた口から煙を吐く銀八に対し、女子生徒がすぐに反対した。

女子「嫌です」

女子「タバコ臭くなるから」

するとその時であった。

黒子「話は聞きましたわ!!」

突然、中等部の白井黒子が現れた。

銀八「おい、どこから話聞いてた?」

そんな銀八のツッコミをスルーし、黒子は自身の縦笛を取り出す。

黒子「お姉様の縦笛を盗んだ犯人をブチのめす為なら、わたくしも全力で協力いたしますわ。 さあ、先生。 わたくしの笛を使って下さい。 大丈夫ですわ、わたくし2本持ってますので」

それを聞いた銀八は、すぐさま彼女の傍に近寄る。

銀八「……何で、2本も持ってんだ?」

黒子「………はっ!」

“犯人は現場に戻る”という言葉は聞いた事はあるが、その犯人が間抜けすぎだった。

美琴「うふふふ……」

笑顔であるが、逆に恐ろしさを窺わせる美琴。

彼女の手にある縦笛が、一瞬だけキランと光ったように見えた。

黒子「え!? お姉様!? マジでやる気ですの!? ちょっと、お待ちくだ――」

抵抗も虚しく、黒子のお尻に縦笛がブスリと刺さった。

黒子「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

その光景を眺めながら、浜面は小さく呟いた。

浜面「……後で保健室に行こう」


―第十六話:暴食の騎乗兵と皇帝の銃使いその@―


???「ぷはぁ〜……満腹♪」

青い髪をなびかせた女が、ペロリと唇を舐める。

???「随分と食べるんだな、暴食の姐さん」

西部劇のガンマン風の男が、煙草を咥えながらそう言った。

???「聞かなかったから言わなかったけど、私の能力は燃費が悪いの。 だから沢山食べないと本領が発揮できないの♪」

椅子から立ち上がった女は、持参のバイクに跨る。

???「んじゃ、行きましょうか? ホル、準備は?」

名前を呼ばれた男は、小さく笑った。

???「へいへい。 何時でもいいですよ、ファーメの姐さん。 アンタの『騎乗兵』のスタンド『ワイルドハーツ』と、俺の『皇帝』のスタンド『エンペラー』がいりゃな」

七罪騎の一人『ファーメ』と、ジョルノと世界のスタンド使い『ホル・ホース』。

遂に二人のスタンド使いが、動き出したのだった。



 椅子に腰掛け、ジョルノは深く考えていた。

ジョルノ「(七罪騎は3人も撃破した………。 残るは4人……彼等の能力が『七つの大罪』に因んだモノなら……残るは4人)」

彼は考えた。

七罪騎、デスハートに使える7人のスタンド使い。

  [→]  【PAGE 1/3】

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る