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東方混沌勇者伝+!!
ギガドリルK「英雄が死んだ日×大切なものを失って×砕けた世界」
(東方混沌勇者伝を参照)
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アサキム・ドーウィンが記憶を取り戻した同時刻、とある並行世界……俗に言う《妖怪ウォッチ》と呼ばれた世界に本来ありえない存在が現れた


『我々は星間軍事連合《サイデリアル》、今日より地球は我々の植民地とする!!』


星間軍事連合《サイデリアル》……奴等は地球を襲った

この世界には仮面ライダーやウルトラマン等のヒーローやガンダム等のモビルスーツがいた

だが、彼らは殺された


彼らの武器や必殺技は全て弾かれてしまったのだ

それだけではなく地球全域を覆い尽くすほどの軍勢と様々な惑星からの機動兵器が同時に進行し、地球を守るために戦った戦士達はその数と地球や地球と連合を組んでいた星星のテクノロジーを超えた機動兵器によって破れ散っていった

アメリカが陥落し、ユーラシア、ヨーロッパ、オセアニア、アフリカ……次々と攻め落とされていき遂に日本にもサイデリアルの魔の手が伸ばされ……


遂に日本が陥落した


日本《さくらニュータウン》

そこには嘗ての街の面影はない

有るのは燃え盛る炎と瓦礫のみ


人はもうほとんど居ない……サイデリアルの日本国制圧部隊のギルダーと名乗る男がまるで蠍(さそり)を丸くしたようなロボットを使い虐殺していったのだ

そう、それは人も妖怪も同じだった

この街には妖怪が沢山いた……が、サイデリアルは全国の妖怪も殺しまわった

最近では幻想郷と呼ばれるところも滅ぼされたようだ

月も占領された様だ

この世界にもう希望はないと、この街に住んでいる少年『天野景太』は思った。


俺が妖怪ウォッチを手に入れて5年と一週間が過ぎた……昨日に人間の家族も友達もみんな死んだ

手元の妖怪メダルも殆どが破損している……実体化しているウィスパーやジバニャンやゆきおんなもコマさんもみんな重傷を負っている

だけど公共施設もみんな壊滅してるから怪我を治すこともできない

食料もほとんどない……ウィスパーによると一種のナノマシンが食料を分解しているらしい

キュウビが残っている物を探しているがなかなか良くはならなかった

自宅の瓦礫の空いてるスペースを使った部屋で寝ながらこれからどうするかと考えていた

ゆきおんな……いまではゆきと呼んでいる彼女もすっかり衰弱している


ズシンズシンとモビルスーツが歩く音が聞こえた、RGM89《ジェガン》だ。
連邦政府のモビルスーツだが、大部分の組織構成員がサイデリアルに寝返り今に至る

そして今では地球連邦政府は降伏したため連邦政府は存在しない

現れたジェガンの右肩は赤く塗装されていた

やばい、あの赤い肩は『吸血部隊(レッドショルダー)』!!


ケータ
「みんな早く逃げるよ!!レッドショルダーが来た!!」

それを聞いたみんなの反応は早かった

ウィスパー
「ケータ君はゆきおんなさんを、ジバニャンとキュウビさんは対MS手榴弾を持ってください!!」

ジバニャン
「わかったニャ!!」

キュウビ
「カウントで動くぞ……3、2、1!」


キュウビが手榴弾をジェガンの頭に投げて、ジバニャンがコックピットに投げた

爆発した手榴弾によってコントロールを失ったジェガンを見たケータは急いで走り出した


ケータ
「もう……この街も終わりなんだね」

ウィスパー
「はい……レッドショルダーが送られたということは既に安全な場所は無いでしょう……」

キュウビ
「初恋の人も消えて……もう守るのは……ゆきおんなだけだ……僕達には何も残ってないよ」

ジバニャン
「あとケータもニャ、せめて二人だけでも生き延びてほしいニャ!」


ゆきおんな……ケータ……せめてこの二人だけでも生き延びて欲しい、それが三人の願いだった

その時だ……エンジン音でもない、モビルスーツの音でもない音が聞こえてきた
空間が歪みそこから黒……どす黒い色を持つ黒い布のようなものが集まったかのようなロボットが現れた


ケータ
「そんな……アンゲロイが……こんなところに!?」

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