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東方大激戦
第4話:悪魔の右腕と這いよる混沌
(超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂×閃乱カグラ×這いよれ!ニャル子さん×ジョジョの奇妙な冒険×問題児が異世界から来るようですよ?×DevilMayCry×東方project)
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ネロとニャル子に任せ、霊夢達は廊下を走る。
当麻「そう言えば、咲夜って女の能力って何だ?」
霊夢「咲夜は時を操る能力を持ってるのよ。 さっきの出現も、時を止めてから現れたの」
ネプテューヌ「ねぷっ!? そんなのチートレベルの能力だよ!?」
ノワール「それ以前に反則じゃない!?」
そんな中、銀時がこう言った。
銀時「なあ、霊夢。 その情報、ネロとニャル子にも教えたか?」
それを聞いた霊夢は、ピタリと止まってしまい、
霊夢「忘れてたァァァ!」
今思い出したという顔で頭を抱えたのだった。
銀時「今頃かよぉぉぉ!?」
―悪魔の右腕《デビルブリンガー》と這いよる混沌《ニャルラトホテプ》―
咲夜はナイフを構え、ネロとニャル子は構えを警戒する。
しかし、その時であった。
咲夜「無駄よ!」
一瞬だけ背景が変わり、咲夜の周囲が止まった。
そう、彼女が時を止めたのである。
そしてナイフを何十本も投げ飛ばすと、投げ飛ばされたナイフは二人の眼前で止まった。
咲夜「時は、動き出す」
時が動いたと同時に、ナイフが二人へと襲いかかった。
だがネロは素早くレッドクイーンを振るい、ニャル子はバールのようなものを振るった。
ニャル子「バカですね! この『名状しがたいバールのようなもの』で、ナイフなぞ叩き落としますよ!」
ネロ「いや、どう見てもバールだよな?」
咲夜「フフッ、面白い事をするわね」
ニャル子「さあ、こちらは二人! どう見てもアナタが不利のハズです!」
ニャル子の発言は正しいが、咲夜は呆れたような顔をする。
咲夜「やれやれだわ。 私が何時、一《・》人《・》だと言ったかしら?」
まさにその時であった。
ネロ「!?」
突然の気配に、ネロは避けようとするが、
ネロ「ぐっ!」
まるでダンプカーにぶつかったかのような一撃を喰らってしまう。
ニャル子「ネロさん!?」
壁を突き破り、そのまま外へとふっ飛ばされてしまったネロ。
彼を襲った衝撃の正体は……、
咲夜「彼女だって、伊達に門番をやってるワケじゃないわよ?」
さっきまで眠っていた美鈴《メイリン》であった。
コキコキと首の骨を鳴らし、ゆっくりと歩き出す美鈴《メイリン》。
咲夜「あの男は任せるわ。 そしたら、今回の居眠りの件は大目に見て上げる」
美鈴「勿論です」
ニャル子「(いつもは居眠りしてるですね)」
二人のやり取りを聞いて、ニャル子は本気でそう思った。
咲夜「さて、これでゆっくりと獲物を仕留められるわ」
ナイフを構える咲夜。
そんな彼女に、ニャル子はこう言ったのだった。
ニャル子「ですが咲夜さん。 私はアナタの能力に気付きました」
咲夜「?」
ニャル子「アナタの能力は、ズバリ! 時を操る能力ですね?」
咲夜「!?」
ニャル子「突然現れた場面……あれは一時的に時を止めて、そのまま扉を開けて入って来たんですよね? そしてナイフは、時を止めた瞬間に投げて、能力を解除した瞬間にナイフが突然飛んできたように見せた。 違いますか?」
自身の能力を見破ったニャル子に対し、咲夜は余裕の表情を見せる。
咲夜「流石ね、私の能力を見破るなんて……。 だけど、知ったところで対策法を見つけたわけでもないでしょ?」
ニャル子「試して……見ますか?」
ダッと地を蹴り、そのままニャル子はバールで攻撃する。
ニャル子「ハァァァァ!」
素早く豪快に振るうが、咲夜は右足のホルダーから抜いたナイフで防ぐ。
咲夜「成程、中々やるわね。 だけど、それが何だというの?」
ニャル子「そこだぁ!」
豪快な一閃を放つが、咲夜はヒラリとかわす。
咲夜「もう良いわ、満足よ。 このまま終わりにしてあげるわ! 時よ止まれ!!」
それと同時に、時が止まったのだった。
全ての時が止まり、咲夜はニャル子へと近づく。
咲夜「ウフフフ……これで、今度こそ終わりよ」
手に持ったナイフを振るおうとするが、その時であった。
ピクッと、ニャル子の右手が動いたのである。
咲夜「う、動いた!? 今、腕が動いた!?」
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