■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
東方大激戦
第4話:悪魔の右腕と這いよる混沌
(超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂×閃乱カグラ×這いよれ!ニャル子さん×ジョジョの奇妙な冒険×問題児が異世界から来るようですよ?×DevilMayCry×東方project)
  [→]  【PAGE 1/3】
 ネロとニャル子に任せ、霊夢達は廊下を走る。

当麻「そう言えば、咲夜って女の能力って何だ?」

霊夢「咲夜は時を操る能力を持ってるのよ。 さっきの出現も、時を止めてから現れたの」

ネプテューヌ「ねぷっ!? そんなのチートレベルの能力だよ!?」

ノワール「それ以前に反則じゃない!?」

そんな中、銀時がこう言った。

銀時「なあ、霊夢。 その情報、ネロとニャル子にも教えたか?」

それを聞いた霊夢は、ピタリと止まってしまい、

霊夢「忘れてたァァァ!」

今思い出したという顔で頭を抱えたのだった。

銀時「今頃かよぉぉぉ!?」


―悪魔の右腕《デビルブリンガー》と這いよる混沌《ニャルラトホテプ》―


 咲夜はナイフを構え、ネロとニャル子は構えを警戒する。

しかし、その時であった。

咲夜「無駄よ!」

一瞬だけ背景が変わり、咲夜の周囲が止まった。

そう、彼女が時を止めたのである。

そしてナイフを何十本も投げ飛ばすと、投げ飛ばされたナイフは二人の眼前で止まった。

咲夜「時は、動き出す」

時が動いたと同時に、ナイフが二人へと襲いかかった。

だがネロは素早くレッドクイーンを振るい、ニャル子はバールのようなものを振るった。

ニャル子「バカですね! この『名状しがたいバールのようなもの』で、ナイフなぞ叩き落としますよ!」

ネロ「いや、どう見てもバールだよな?」

咲夜「フフッ、面白い事をするわね」

ニャル子「さあ、こちらは二人! どう見てもアナタが不利のハズです!」

ニャル子の発言は正しいが、咲夜は呆れたような顔をする。

咲夜「やれやれだわ。 私が何時、一《・》人《・》だと言ったかしら?」

まさにその時であった。

ネロ「!?」

突然の気配に、ネロは避けようとするが、

ネロ「ぐっ!」

まるでダンプカーにぶつかったかのような一撃を喰らってしまう。

ニャル子「ネロさん!?」

壁を突き破り、そのまま外へとふっ飛ばされてしまったネロ。

彼を襲った衝撃の正体は……、

咲夜「彼女だって、伊達に門番をやってるワケじゃないわよ?」

さっきまで眠っていた美鈴《メイリン》であった。



 コキコキと首の骨を鳴らし、ゆっくりと歩き出す美鈴《メイリン》。

咲夜「あの男は任せるわ。 そしたら、今回の居眠りの件は大目に見て上げる」

美鈴「勿論です」

ニャル子「(いつもは居眠りしてるですね)」

二人のやり取りを聞いて、ニャル子は本気でそう思った。

咲夜「さて、これでゆっくりと獲物を仕留められるわ」

ナイフを構える咲夜。

そんな彼女に、ニャル子はこう言ったのだった。

ニャル子「ですが咲夜さん。 私はアナタの能力に気付きました」

咲夜「?」

ニャル子「アナタの能力は、ズバリ! 時を操る能力ですね?」

咲夜「!?」

ニャル子「突然現れた場面……あれは一時的に時を止めて、そのまま扉を開けて入って来たんですよね? そしてナイフは、時を止めた瞬間に投げて、能力を解除した瞬間にナイフが突然飛んできたように見せた。 違いますか?」

自身の能力を見破ったニャル子に対し、咲夜は余裕の表情を見せる。

咲夜「流石ね、私の能力を見破るなんて……。 だけど、知ったところで対策法を見つけたわけでもないでしょ?」

ニャル子「試して……見ますか?」

ダッと地を蹴り、そのままニャル子はバールで攻撃する。

ニャル子「ハァァァァ!」

素早く豪快に振るうが、咲夜は右足のホルダーから抜いたナイフで防ぐ。

咲夜「成程、中々やるわね。 だけど、それが何だというの?」

ニャル子「そこだぁ!」

豪快な一閃を放つが、咲夜はヒラリとかわす。

咲夜「もう良いわ、満足よ。 このまま終わりにしてあげるわ! 時よ止まれ!!」

それと同時に、時が止まったのだった。


 全ての時が止まり、咲夜はニャル子へと近づく。

咲夜「ウフフフ……これで、今度こそ終わりよ」

手に持ったナイフを振るおうとするが、その時であった。

ピクッと、ニャル子の右手が動いたのである。

咲夜「う、動いた!? 今、腕が動いた!?」

  [→]  【PAGE 1/3】

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る