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東方大激戦
第8話:半人半霊の半人前
(超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂×閃乱カグラ×這いよれ!ニャル子さん×ジョジョの奇妙な冒険×問題児が異世界から来るようですよ?×DevilMayCry×東方project)
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 幻想郷の冥府にある施設『是非曲直庁』。

そこに属する閻魔の『四季映姫・ナマザナドゥ』は、現世に彷徨う霊の様子がおかしいという情報を聞かされる。

映姫「小町、小町はいますか?」

小町「はい、何でしょうか?」

映姫「すぐに白玉楼に向かって下さい。 嫌な予感がします」

小町「へ? 分かりました」

こうして、小町は白玉楼へと向かったのだった。



―半人半霊の半人前―


 白玉楼に入った小町であったが、まさにその時であった。

小町「!?」

屋敷から奇妙な黒いオーラが溢れ出ていて、

小町「やばい! コイツは映姫様に伝えないと――」

気付いた時には黒いオーラを被ってしまい、現在に至る。


小町「というワケなんだ」

小町の話を聞いたジョルノ達は、ゴクリと唾を飲んだ。

ブラン「黒いオーラ」

ベール「それが事件に関わるのでしょうか?」

ジョルノ「話から見て、間違いないでしょう。 小町さん、手を貸してはくれないでしょうか?」

ジョルノがそう言うと、小町は驚いた顔をする。

小町「おや、どういう吹きまわしだい? 仮にも自分達を殺そうとした相手に対して」

ジョルノ「今は猫の手も借りたい――というよりは、死神の手も借りたいところなんです。 ダメでしょうか?」

それを聞いた小町は、深くため息をすると、

小町「分かったよ。 アンタなら、任せられそうだしね」

そう言ってジョルノの頼みを呑んだ。

それには他の四人も同意であった。

ジョルノには何処か、人を惹き付ける爽やかさがある。

雪泉は感じる。

彼には人を動かすリーダーとしての素質がある事を。

ベールとブランは驚く。

彼には信仰《シェア》を集められる程の魅力がある事を。

そして魔理紗は気付いた。

彼には種族問わずに相手を受け入れるカリスマ性がある事を。

ジョルノ「さあ、いこうか!」

こうして彼等は、石段を登ったのであった。



 石段を登りきると、そこには大きな屋敷があった。

ジョルノ「ここが……白玉楼」

雪泉「ご立派なお屋敷ですね」

ブラン「だけど、普通じゃないわ」

そう言って彼等は、屋敷の方を見る。

そこからは、凄まじいほどの邪気が感じ取られ、

ジョルノ「いきますよ?」

ジョルノの確認に、四人はコクリと頷く。

門の前まで来たが、まさにその時であった。

??「どうやら、ここまで辿りついたようですね」

セミロングの銀髪に黒いリボン、腰と背中に刀を差した少女が現れた。

その横には、人霊のようなものが浮かんでいた。

コレを見て、誰もがこう思った。

ジョルノ「(銀時がここにいたら……)」

雪泉「(あまりの恐怖で……)」

ブラン「(泡を吹いてしまって)」

ベール「(失神しそうですわね……)」

全くその通りである。



 腰の刀を抜き、少女は強く握る。

妖夢「私の名は、魂魄妖夢。 主の命令で、ここを通すワケにはいかない」

ジョルノ「成程、その使命感は立派だ」

雪泉「しかし、ここは通らせて貰いますよ」

ベール「そう言う事ですわ」

ブラン「悪いけど、アナタを倒させて貰うわ」

魔理紗「いくぜ!」

ジョルノはスタンドを出し、雪泉は忍び転身、ブランとベールは女神化、小町は大鎌を構え、そして魔理紗はミニ八卦炉を構えた。

それを見た妖夢はこう言った。

妖夢「先に言っておきます。 我が剣に、斬れぬものなど―――あんまりない!!」

それを聞いて、ジョルノと魔理紗と小町以外がズッコケそうになり、

ホワイトハート「あんまりないのかよ!!」

思わずホワイトハートがツッコんでしまった。


 地を蹴り妖夢は高速で剣を振るった。

それを見たホワートハートが、斧でそれを防ぐ。

ホワイトハート「はっ! 軽いぜ!!」

そのままグリーンハートの槍が放たれるが、妖夢は背中の長刀を抜いて防いだ。

グリーンハート「早い!」

妖夢「いいえ、アナタが半人前の私より遅いだけです」

魔理紗「どいてろ、二人とも!」

すると、ミニ八卦炉を持った手を真っ直ぐに伸ばした魔理紗が、

魔理紗「いくぜ! 恋符『マスタースパーク』!!」

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