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東方大激戦
第9話:天衣無縫の亡霊VS黄金体験
(超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂×閃乱カグラ×這いよれ!ニャル子さん×ジョジョの奇妙な冒険×問題児が異世界から来るようですよ?×DevilMayCry×東方project)
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 門を潜り、敷地内を歩きだすジョルノ。

ジョルノ「………」

和風の木造りで、日本文化の世界に迷い込んだような感覚に陥ってしまう。

すると、その時であった。

??「妖夢を倒すなんて……アナタも、アナタの仲間も凄いわね」

ジョルノ「!?」

三角巾が着いたようなデザインの帽子を被り、水色の和装姿の女性が現れたのだ。

幽々子「初めまして。 この白玉楼の主、西行寺幽々子よ」

ジョルノ「ジョルノ・ジョバァーナです」

未知なる能力を持つ相手に対し、ジョルノは緊張をするのであった。



―天衣無縫の亡霊VS黄金体験《ゴールド・エクスペリエンス》―



 飄々した雰囲気とは想像つかない凄味を感じさせる幽々子。

ジョルノは、この『凄味』に冷や汗が出る。

ジョルノ「(まずは、様子を見る必要があるな)」

『ゴールド・エクスペリエンス』を出し、構えをとるジョルノ。

そんな彼を見た幽々子は、周囲から蝶の様なものを出現させた。

否、正確には蝶の形をした弾幕である。

幽々子「それじゃ、いくわよ」

無数の弾幕を放った幽々子。

それを見たジョルノは、咄嗟に弾幕を避ける。

ジョルノ「(まずい! この弾幕、絶対に何かある!!)」

弾幕を避けられている幽々子は、不敵な笑みを浮かべていた。

幽々子「(私の能力を知るまでは、弾幕を喰らわないようにしてるようね。 賢明な判断だわ、だけど……)」

まさにその時であった。

ジョルノの左右前後へと、蝶の弾幕が飛んで来たのだった。

コレに気付いたジョルノであったが、既に遅かった。

紙一重でかわそうとしたが、後ろからの弾幕に触れてしまったのだ。

ジョルノ「!?」

ドクンと、心臓の鼓動音が弱くなったような感覚を覚え、ジョルノはその場で倒れ込んだのだ。

ジョルノ「こ……この……感……覚は……ま……まさ……か………!?」

幽々子「ウフフフ……ご名答よ。 でも、ここで終わりよ」

そう言うと幽々子は、ジョルノが力尽きる様子を見下ろすのだった。



 雪泉との戦いに敗れ、そのまま気絶した妖夢。

妖夢「う、う〜ん……」

ゆっくりと目を覚ますと、魔理紗達が仁王立ちをしていた。

魔理紗「よう、目が覚めたか?」

妖夢「え、えぇ……何だか頭の中がスッキリした気分です」

小町「そりゃ良かったじゃないか」

すると妖夢は、彼女達の中にジョルノがいない事を知る。

妖夢「あの、魔理紗さん。 ここに、金髪の男性がいたのですが……」

魔理紗「ジョルノの事か? アイツなら、白玉楼に入ったぞ?」

妖夢「!? 一人でですか!?」

魔理紗「ん? ヤバかったか?」

妖夢「ヤバイも何も! 魔理紗さんは、幽々子様の能力をご存じのハズでしょ!?」

魔理紗「幽々子の能力……はっ、しまった!!」

うっかり忘れていた、という顔をする魔理紗。

ベール「あの、その方の能力がどうしたのですの?」

妖夢「幽々子様の能力は、『死を操る程度の能力』! この能力を受けた人間は、抵抗するなく死を迎えてしまうんです! しかも、この能力で死んだ魂は、幽々子様の支配下になってしまうんです!!」

それを聞いたベール達は、背筋を凍らせてしまった。

ベール「そ、そんな! 死を操るなんて、チートにも程がありますわ!!」

雪泉「そんな反則技、流石のジョルノさんでも!!」

ブラン「おい、魔理紗! テメェ、何でそんな大事な情報を伝えなかったんだよ!!」

小町「はぁ!? アンタ、そんな大事な事を伝え忘れたのかい!? あたいはてっきり、アンタと同行してるから既に知ってると思ったよ!?」

こればかりは、流石に魔理紗も反論できない。

魔理紗「す、すまねぇ! 異変の解決だけに囚われてて……」

ベール「とにかく、今はジョルノさんを信じるしかありませんわ! 雪泉ちゃんの怪我は、まだ治りきっていない以上は」

彼女達はジョルノを信じ、その勝利を祈るのであった。


 ジョルノが倒れた事を確認した幽々子。

幽々子「ふう、もう少し楽しみたかったけど……仕方ないわね。 私の『死を操る程度の能力』の前では、全てが死にゆくから」

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