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超次元大戦
第十九話:両右手の魔女
(NARUTO×ジョジョの奇妙な冒険×とある魔術の禁書目録×デュラララ!!×超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂)
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 銀時、フーゴ、沖田、プルルート、美琴の5人は、

フーゴ「ここですね」

霧に包まれた奇妙な街に来ていた。

実はゲイムギョウ界でも知られていなかった謎の街が存在したという情報が入り、銀時達はそれを調査する為に来たのである。

沖田「何ですかぃ? まるで静寂そのものですねぇ」

美琴「薄気味悪いわね……」

しかし、彼等は知らなかった。

この街には、恐るべき敵が潜んでいる事を……。


―第十九話:両右手の魔女―


 街を探索する5人は、まず住人に話を聞く事にした。

銀時「すんませぇ〜ん。 ちょいと聞きてぇんだけどよ」

銀時が地面に座っている男に話をするが、返事が無い。

銀時「おい、おっさん――」

彼が男に触れた瞬間、まさにその時だった。

男はその場で倒れるが、問題はその表情にあった。

銀時「な、何だこりゃァァァァァァ!?」

4人「な!?」

男の顔は、絶望による恐怖を味わったかのような顔で死んでいたのだ。

口の中からは、ゴキブリが出て来たりもした。

フーゴ「完全に死んでますね」

落ち着いた表情で、フーゴは死体を覗きこむ。

フーゴ「とりあえずは、僕らだけでも状況を知る必要があるな。 現場を荒らさないように、死体を調べましょう」

沖田「そうですね」

そんな二人のやり取りに、銀時がすぐさま叫んだ。

銀時「オイィィィィ、ちょっと待てェェェ!! こう言うのは警察に任せるべきだろ!?」

それを聞いた沖田は、サラッとこう言った。

沖田「旦那、俺が警察ですぜぃ?」

銀時「あ、そうだった」


 死体の周囲を調べるが、争った形跡はない。

財布を調べると、貨幣が入っていた。

フーゴ「犯人は財布を奪っていない……物盗りの犯行ではないようだ」

沖田「マジですかぃ? じゃあ、何でこの男を殺ったんでしょうね?」

フーゴ「それを調べるのが、警察《キミ等》の仕事だろ?」

沖田「そうなんですがねぇ。 真選組《俺達》は基本的に過激派中心のテロリスト専門ですからねぇ」

冷静に調査する二人であったが、沖田があるものを見つけた。

沖田「おや? 何ですかぃ、コイツぁ?」

それは、胸部に10円玉くらいに空いた大きな穴であった。

沖田「どうやら、コイツが死因らしいですねぇ。 しっかし、妙ですねぇ」

フーゴ「確かに、コイツは妙だな」

美琴「な、何が妙なのよ!? 私等にも分かるように言ってよ!」

沖田「見て分からねぇんですかぃ?」

美琴「何がよ? 穴が空いてるくらいしか――」

沖田「はぁ、これだから素人は困りますねぇ」

美琴「な……何ですってぇ!!」

沖田の発言に激怒した美琴であったが、銀時とプルルートが答えた。

銀時「ビリビリ、この穴を見て変だとは思わねぇのか?」

プルルート「そうだよミーちゃん。 よく見てぇ〜」

美琴「誰がビリビリで、それにミーちゃんよ!!」

穴を見る美琴であったが、

美琴「……どうってこと無さそうだけど?」

サッパリ分からなかったが、呆れた銀時がこんな質問をした。

銀時「じゃあ聞くけどよ。 何でその死体、こんなデカイ穴が空いてんのに、一滴も血《・》が《・》流《・》れ《・》て《・》ね《・》ぇ《・》ん《・》だ《・》?」

美琴「!?」

その言葉に美琴は、再び穴に目を向けると、確かに死体には一滴も血が流れていなかった。

フーゴ「どうやら、これはただの殺人事件ではなさそうだ。 服を脱がせよう」

そう言ってフーゴが、死体の衣服に手を伸ばす。

それを見た美琴は、慌てた顔で叫んだ。

美琴「ちょちょちょちょちょっと待って!」

フーゴ「何ですか?」

美琴「脱がせるって、本気で言ってるの!?」

死体とはいえ、服を脱がせるのに抵抗感がある彼女であったが、フーゴは溜息交じりでこう言った。

フーゴ「では男性外科医が手術《オペ》の時、女性患者の服を脱がせるのに抵抗感を持ちますか?」

美琴「うっ!」

フーゴ「そういう事です。 服を脱がしますよ」

今度こそフーゴが服を脱がせると、そこには、とんでもないモノが彼等の目に移った。

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