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幻想伝説譚
第1話:幻想郷へようこそ!
(プロジェクトクロスゾーン×ナムコクロスカプコン×東方project×Devil May Cry×閃乱カグラ×血界戦線×問題児たちが異世界から来るそうですよ?×超次元ゲイムネプテューヌ×ジョジョの奇妙な冒険)
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幻想郷の中心部となる『博麗神社』。
その巫女である博麗霊夢は……、
霊夢「ハァ、暇ね」
縁側にて、お茶を飲みながら和んでいた。
しかし、その時であった。
「「キャァァァァ!」」
霊夢「――って、えぇぇぇ!?」
突然裂け目から、複数の男女が降って来たのだった。
―幻想郷へようこそ!―
裂け目から落ちた零児達であったが、
零児「おっと!」
小牟「ほいっと!」
承太郎「――っと!」
十六夜「ほいっと!」
クラウス「フン!」
零児、小牟、承太郎、十六夜、クラウスは上手く着地し、
クラウス「レオナルド君、大丈夫かね?」
レオ「あ、ハイ」
ソニック「ウキ」
レオナルドとソニックはクラウスに抱えられていた。
ザップ「んが!」
プルルート「ヒャッ!」
美野里「うわっ!」
四季「いった!」
夜桜「いっつ!」
叢雲「ぐっ!」
雪泉「きゃっ!」
千鶴「きゃん!」
ザップを下敷きに、他の女性陣が落ちてしまった。
承太郎「やれやれだぜ。 ここは神社か?」
零児「そのようだな」
小牟「さっきの裂け目、一体誰の仕業じゃ!?」
霊夢「ちょっと! 私を無視して話しを進めるな!!」
そう言って霊夢の叫びが響いたのだった。
魔法の森にある一軒の建物。
その名は『霧雨魔法店』。
この建物の外で、主の霧雨魔理紗は……、
魔理紗「よし、やるぞ!」
興味半分で行った召喚魔法を試したのだが、
魔理紗「あれ、失敗か?」
ガシャァンと、何かが家の中に落ちたような音が聞こえた。
魔理紗「な、何だ!?」
驚いた魔理紗であったが、すぐさまドアを開けると、
ダンテ「――ふぅ〜……、とんでもないトコに落とされたもんだ」
赤いコートの男……ダンテが苦笑交じりにそう言った。
ゆっくりと腰を下ろすと、ダンテは辺りを見渡す。
ダンテ「………」
その後に、彼は魔理紗に尋ねたのだった。
ダンテ「なあ、お嬢ちゃん」
魔理紗「な、何だ?」
ダンテ「俺の名はダンテだ。 お嬢ちゃんの名前は?」
魔理紗「き、霧雨魔理紗だ」
ダンテ「OK、魔理紗。 ここは魔理紗の家か?」
魔理紗「そ、そうだぜ」
ダンテ「そうか……家の中を散らかして悪いな」
魔理紗「いや、下から散らかってるから、気にしてないぜ」
ダンテ「そいつは良かった。 んで、ここはどこなんだ?」
魔理紗「え? 幻想郷だけど」
ダンテ「ゲンソウキョウ? 初めて聞いたな。 どんなとこなんだ?」
首を傾げたダンテに、魔理紗が分かりやすく説明したのだった。
幻想郷……それは、現実世界で忘れ去られたものが『幻想入り』する世界。
この世界は人間と妖怪が共存して生きている。
人間は妖怪を恐れ、妖怪は人間に退治される。
そんな幻想郷の中心となっているのが、代々から存在する博麗神社。
この神社の巫女が管理する『博麗大結界』が消えた時、幻想郷は崩壊するとも言われている。
魔理紗から幻想郷の話しを聞いたダンテは、
ダンテ「成程な……つまり俺は、魔理紗の召喚魔法で幻想入りしたって事か」
それをすんなりと受け入れた。
魔理紗「いや、受け入れるのが早くね?」
ダンテ「考えても面白くないからな」
そう言うと彼は、不敵な笑みを見せたのだった。
その頃、博麗神社では……、
霊夢「成程、話しは大体分かったわ」
零児達の話しを聞き、霊夢は溜息を吐いてしまう。
話しを聞く限り、幻想郷には『八雲紫』という女性の妖怪がいる。
彼女の能力は『境界を操る程度の能力』で、あらゆるモノを『スキマ』と呼ばれる裂け目に出し入れする事が出来るのである。
つまり零児達は、紫によって幻想郷に呼ばれてしまったのだった。
霊夢「紫がアナタ達を招いたって事は、今回の異変が普通じゃないって事ね」
零児「異変? 詳しく教えてくれないか?」
霊夢「ええ、良いわ」
そう言って霊夢は、今回の異変について説明する。
今回の異変は、特殊と呼んでもおかしくないものであった。
吸血鬼の『レミリア・スカーレット』が主を務める館『紅魔館』に、何人かが入っているというものであった。
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