■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
幻想伝説譚
第1話:幻想郷へようこそ!
(プロジェクトクロスゾーン×ナムコクロスカプコン×東方project×Devil May Cry×閃乱カグラ×血界戦線×問題児たちが異世界から来るそうですよ?×超次元ゲイムネプテューヌ×ジョジョの奇妙な冒険)
  [→]  【PAGE 1/3】
 幻想郷の中心部となる『博麗神社』。

その巫女である博麗霊夢は……、

霊夢「ハァ、暇ね」

縁側にて、お茶を飲みながら和んでいた。

しかし、その時であった。

「「キャァァァァ!」」

霊夢「――って、えぇぇぇ!?」

突然裂け目から、複数の男女が降って来たのだった。


―幻想郷へようこそ!―


 裂け目から落ちた零児達であったが、

零児「おっと!」

小牟「ほいっと!」

承太郎「――っと!」

十六夜「ほいっと!」

クラウス「フン!」

零児、小牟、承太郎、十六夜、クラウスは上手く着地し、

クラウス「レオナルド君、大丈夫かね?」

レオ「あ、ハイ」

ソニック「ウキ」

レオナルドとソニックはクラウスに抱えられていた。

ザップ「んが!」

プルルート「ヒャッ!」

美野里「うわっ!」

四季「いった!」

夜桜「いっつ!」

叢雲「ぐっ!」

雪泉「きゃっ!」

千鶴「きゃん!」

ザップを下敷きに、他の女性陣が落ちてしまった。

承太郎「やれやれだぜ。 ここは神社か?」

零児「そのようだな」

小牟「さっきの裂け目、一体誰の仕業じゃ!?」

霊夢「ちょっと! 私を無視して話しを進めるな!!」

そう言って霊夢の叫びが響いたのだった。



 魔法の森にある一軒の建物。

その名は『霧雨魔法店』。

この建物の外で、主の霧雨魔理紗は……、

魔理紗「よし、やるぞ!」

興味半分で行った召喚魔法を試したのだが、

魔理紗「あれ、失敗か?」

ガシャァンと、何かが家の中に落ちたような音が聞こえた。

魔理紗「な、何だ!?」

驚いた魔理紗であったが、すぐさまドアを開けると、

ダンテ「――ふぅ〜……、とんでもないトコに落とされたもんだ」

赤いコートの男……ダンテが苦笑交じりにそう言った。



 ゆっくりと腰を下ろすと、ダンテは辺りを見渡す。

ダンテ「………」

その後に、彼は魔理紗に尋ねたのだった。

ダンテ「なあ、お嬢ちゃん」

魔理紗「な、何だ?」

ダンテ「俺の名はダンテだ。 お嬢ちゃんの名前は?」

魔理紗「き、霧雨魔理紗だ」

ダンテ「OK、魔理紗。 ここは魔理紗の家か?」

魔理紗「そ、そうだぜ」

ダンテ「そうか……家の中を散らかして悪いな」

魔理紗「いや、下から散らかってるから、気にしてないぜ」

ダンテ「そいつは良かった。 んで、ここはどこなんだ?」

魔理紗「え? 幻想郷だけど」

ダンテ「ゲンソウキョウ? 初めて聞いたな。 どんなとこなんだ?」

首を傾げたダンテに、魔理紗が分かりやすく説明したのだった。



 幻想郷……それは、現実世界で忘れ去られたものが『幻想入り』する世界。

この世界は人間と妖怪が共存して生きている。

人間は妖怪を恐れ、妖怪は人間に退治される。

そんな幻想郷の中心となっているのが、代々から存在する博麗神社。

この神社の巫女が管理する『博麗大結界』が消えた時、幻想郷は崩壊するとも言われている。

魔理紗から幻想郷の話しを聞いたダンテは、

ダンテ「成程な……つまり俺は、魔理紗の召喚魔法で幻想入りしたって事か」

それをすんなりと受け入れた。

魔理紗「いや、受け入れるのが早くね?」

ダンテ「考えても面白くないからな」

そう言うと彼は、不敵な笑みを見せたのだった。



 その頃、博麗神社では……、

霊夢「成程、話しは大体分かったわ」

零児達の話しを聞き、霊夢は溜息を吐いてしまう。

話しを聞く限り、幻想郷には『八雲紫』という女性の妖怪がいる。

彼女の能力は『境界を操る程度の能力』で、あらゆるモノを『スキマ』と呼ばれる裂け目に出し入れする事が出来るのである。

つまり零児達は、紫によって幻想郷に呼ばれてしまったのだった。

霊夢「紫がアナタ達を招いたって事は、今回の異変が普通じゃないって事ね」

零児「異変? 詳しく教えてくれないか?」

霊夢「ええ、良いわ」

そう言って霊夢は、今回の異変について説明する。

今回の異変は、特殊と呼んでもおかしくないものであった。

吸血鬼の『レミリア・スカーレット』が主を務める館『紅魔館』に、何人かが入っているというものであった。

  [→]  【PAGE 1/3】

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る