■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
幻想伝説譚
第4話:咲夜の世界
(プロジェクトクロスゾーン×ナムコクロスカプコン×東方project×Devil May Cry×閃乱カグラ×血界戦線×問題児たちが異世界から来るそうですよ?×超次元ゲイムネプテューヌ×ジョジョの奇妙な冒険)
[→]
【PAGE 1/4】
紅魔館の最上階。
主である『レミリア・スカーレット』は、とても不敵な笑みを見せる。
レミリア「やはり、アナタが来るか……霊夢」
椅子に堂々と座るその姿は、まさに玉座に腰を下ろす王の姿であった。
レミリア「だが、私の放った刺客達に勝てるかしら?」
―咲夜の世界―
敷地内を警戒しながら歩くが、人の気配は全く無かった。
四季「あれ、誰もいないじゃん? 何で?」
零児「分からん……だが、油断はするなよ」
遂に扉の前まで辿りつくが、何者かの気配は見当たらなかった。
叢「本当に、誰もいなかったな」
十六夜「んじゃ、このまま開けるぜ!」
ギィィと、扉をゆっくりと開けるが、
雪泉「いない……ですね?」
承太郎「………」
どうやらホールに入ったようで、警戒しながら室内を進む。
小牟「やっぱり、誰も居らんの?」
しかし、その時であった。
バタァンと突然、扉が閉まったのである。
全員「!?」
零児達は驚きながら扉の方を向くが、後ろから声をかけられたのである。
??「ようこそ、紅魔館へ」
振り返ると、そこには銀髪のメイドが立っていた。
咲夜「私は紅魔館のメイド長をしている、十六夜咲夜と申します」
そう言うと、咲夜は丁寧に頭を下げる。
零児「俺達は霊夢と供に、この館の異変を解決しに来た。 悪いが、退いてはくれんか?」
咲夜「主の敵にあたる者達を通せと? 答えは「NO」よ」
零児「だろうな」
すると、承太郎が前に出た。
承太郎「皆は先に行きな。 ここは俺がやる」
小牟「何を言ってるんじゃ! ワシ等も戦うぞ!」
承太郎「オメェ等は気付かなかったのか? 何時の間に扉が閉まったり、奴が目の前に現れたのかを」
小牟「うっ……」
承太郎の意見に一理あったが、彼一人に戦わせるわけにはいかなかった。
すると、ここで四季が前に出る。
四季「んじゃ、アタシが一緒に残ってあげるよ」
承太郎「何?」
四季「二人の方が、勝てる確率が高いっしょ?」
承太郎「やれやれ……そうだな」
零児「じゃあ、任せたぞ!」
そう言い残し、零児達は先へと進んだのだった。
先へ向かった零児達を追う気配を見せず、咲夜は承太郎と四季だけに目を向けた。
承太郎「追わねぇんだな?」
咲夜「全員で戦ったら面白くないでしょ? それに、お嬢様もこれくらいの余興は嫌いじゃないから」
するとその時であった。
無数のナイフが、二人に襲いかかって来たのだ。
だが、その時であった。
承太郎「星の白金《スタープラチナ》!」
逞しい肉体を持った武等闘士の虚像が、承太郎の体から出現し、
スタープラチナ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
凄まじい速さの連打で、全てのナイフを弾き落とした。
コレを見た四季も咲夜も驚いた。
四季「ちょっ!? JOJO《ジョジョ》、何なのその守護霊みたいな奴!?」
咲夜「バカな!? それは一体!?」
承太郎「何ぃ!? まさか見えてるのか!?」
しかし、承太郎が二人の反応に驚きを隠せなかった。
四季「そ、それって何なの!?」
承太郎「……コイツは『幽波紋《スタンド》』って言ってな、生命エネルギーが生み出すパワーの象徴だそうだ。 だが、本来は“同じスタンド使いしか見えない”ってのが本来のルールなんだが」
四季「もしかして……幻想郷に入った影響?」
承太郎「まあ、そうなるかもな」
四季「んじゃ、アタシもいくよ! 忍・転・身!!」
すると、巻物を開いた四季は、学生服からマント付きの露出度の高い忍服へと変わった。
四季「どう、JOJO《ジョジョ》。 これが忍の能力だよ♪」
承太郎「やれやれ、騒がしい女だぜ」
普通の男性なら下心が出てしまうが、承太郎はため息交じりで呆れてしまう。
そんな中、咲夜は不敵な笑みを見せた。
咲夜「良いわね。 コレくらいの面白さが無ければ、パーティーは盛り上がらないわ」
手にナイフを持ち、彼女は二人を視界に捉えた。
咲夜「改めて十六夜咲夜、楽しませて貰うわよ?」
[→]
【PAGE 1/4】
■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る