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幻想伝説譚
第4話:咲夜の世界
(プロジェクトクロスゾーン×ナムコクロスカプコン×東方project×Devil May Cry×閃乱カグラ×血界戦線×問題児たちが異世界から来るそうですよ?×超次元ゲイムネプテューヌ×ジョジョの奇妙な冒険)
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 紅魔館の最上階。

主である『レミリア・スカーレット』は、とても不敵な笑みを見せる。

レミリア「やはり、アナタが来るか……霊夢」

椅子に堂々と座るその姿は、まさに玉座に腰を下ろす王の姿であった。

レミリア「だが、私の放った刺客達に勝てるかしら?」


―咲夜の世界―



 敷地内を警戒しながら歩くが、人の気配は全く無かった。

四季「あれ、誰もいないじゃん? 何で?」

零児「分からん……だが、油断はするなよ」

遂に扉の前まで辿りつくが、何者かの気配は見当たらなかった。

叢「本当に、誰もいなかったな」

十六夜「んじゃ、このまま開けるぜ!」

ギィィと、扉をゆっくりと開けるが、

雪泉「いない……ですね?」

承太郎「………」

どうやらホールに入ったようで、警戒しながら室内を進む。

小牟「やっぱり、誰も居らんの?」

しかし、その時であった。

バタァンと突然、扉が閉まったのである。

全員「!?」

零児達は驚きながら扉の方を向くが、後ろから声をかけられたのである。

??「ようこそ、紅魔館へ」

振り返ると、そこには銀髪のメイドが立っていた。

咲夜「私は紅魔館のメイド長をしている、十六夜咲夜と申します」

そう言うと、咲夜は丁寧に頭を下げる。

零児「俺達は霊夢と供に、この館の異変を解決しに来た。 悪いが、退いてはくれんか?」

咲夜「主の敵にあたる者達を通せと? 答えは「NO」よ」

零児「だろうな」

すると、承太郎が前に出た。

承太郎「皆は先に行きな。 ここは俺がやる」

小牟「何を言ってるんじゃ! ワシ等も戦うぞ!」

承太郎「オメェ等は気付かなかったのか? 何時の間に扉が閉まったり、奴が目の前に現れたのかを」

小牟「うっ……」

承太郎の意見に一理あったが、彼一人に戦わせるわけにはいかなかった。

すると、ここで四季が前に出る。

四季「んじゃ、アタシが一緒に残ってあげるよ」

承太郎「何?」

四季「二人の方が、勝てる確率が高いっしょ?」

承太郎「やれやれ……そうだな」

零児「じゃあ、任せたぞ!」

そう言い残し、零児達は先へと進んだのだった。



 先へ向かった零児達を追う気配を見せず、咲夜は承太郎と四季だけに目を向けた。

承太郎「追わねぇんだな?」

咲夜「全員で戦ったら面白くないでしょ? それに、お嬢様もこれくらいの余興は嫌いじゃないから」

するとその時であった。

無数のナイフが、二人に襲いかかって来たのだ。

だが、その時であった。

承太郎「星の白金《スタープラチナ》!」

逞しい肉体を持った武等闘士の虚像が、承太郎の体から出現し、

スタープラチナ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

凄まじい速さの連打で、全てのナイフを弾き落とした。

コレを見た四季も咲夜も驚いた。

四季「ちょっ!? JOJO《ジョジョ》、何なのその守護霊みたいな奴!?」

咲夜「バカな!? それは一体!?」

承太郎「何ぃ!? まさか見えてるのか!?」

しかし、承太郎が二人の反応に驚きを隠せなかった。

四季「そ、それって何なの!?」

承太郎「……コイツは『幽波紋《スタンド》』って言ってな、生命エネルギーが生み出すパワーの象徴だそうだ。 だが、本来は“同じスタンド使いしか見えない”ってのが本来のルールなんだが」

四季「もしかして……幻想郷に入った影響?」

承太郎「まあ、そうなるかもな」

四季「んじゃ、アタシもいくよ! 忍・転・身!!」

すると、巻物を開いた四季は、学生服からマント付きの露出度の高い忍服へと変わった。

四季「どう、JOJO《ジョジョ》。 これが忍の能力だよ♪」

承太郎「やれやれ、騒がしい女だぜ」

普通の男性なら下心が出てしまうが、承太郎はため息交じりで呆れてしまう。

そんな中、咲夜は不敵な笑みを見せた。

咲夜「良いわね。 コレくらいの面白さが無ければ、パーティーは盛り上がらないわ」

手にナイフを持ち、彼女は二人を視界に捉えた。

咲夜「改めて十六夜咲夜、楽しませて貰うわよ?」

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