■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
幻想伝説譚
第5話:朱の女王
(プロジェクトクロスゾーン×ナムコクロスカプコン×東方project×Devil May Cry×閃乱カグラ×血界戦線×問題児たちが異世界から来るそうですよ?×超次元ゲイムネプテューヌ×ジョジョの奇妙な冒険)
  [→]  【PAGE 1/3】
 紅魔館の外。

クラウス「どうだね、怪我の方は?」 

夜桜「はい、おかげさまで」

怪我を負った夜桜を看病しながら、周囲の警戒を行うクラウス。

レオナルドも『神々の義眼』を使って、館内を模索する。

レオ「館の最上階に、約4名以上の人影がいます」

クラウス「4人か……無事でいてくれればいいんだが」



―朱の女王《スカーレットクイーン》―



 最上階に着いた零児達。

目の前には、大きな扉が閉じられていた。

霊夢「このまま行くわよ。 皆、準備は――」

十六夜「おっ邪魔しまぁ〜す!」

霊夢が言い終えようとした瞬間、十六夜が扉を蹴り破った。

霊夢「――って、何してんのよアンタはぁぁぁ!!」

十六夜「え〜。 だって、話しが長くなりそうだったし」

霊夢「場の空気ってのを読みなさいよ!!」

零児「落ち着け、霊夢」

??「全くその通りね」

突然の声に、全員が警戒を強める。

レミリア「初めまして、博麗の巫女御一行。 私はレミリア・スカーレット、この館の主を務める吸血鬼よ」

零児「吸血鬼か……久々に見るのはデミトリ以来か……」

小牟「あやつも元気にしとるじゃろうか?」

ダンテ「アイツの館でやったパーティーが懐かしいぜ」

千鶴「そうね。 ワインも料理も美味しかったし」

バージル「……フン」

雪泉「いや、冷静というか……呑気ですね」

そんな中、レミリアはパチンと指を鳴らした。

レミリア「全く……フラン、遊んであげなさい」

フラン「うん」

彼女の妹の『フランドール・スカーレット』は、無邪気な笑顔を見せた後、

フラン「いくよ」

真っ先に十六夜に突進したのである。



 突進するフランを見た十六夜は、

十六夜「よっしゃ! ばっち来い!!」

既に構えた状態になり、彼女の突進を受けた。

そのまま二人は壁を突き破り、外へと出たのである。

空は赤い霧が太陽を遮っている為、吸血鬼も外に出られる状態である。

プルルート「い、十六夜く〜ん!」

コレを見たプルルートは、すぐさま二人を追った。

雪泉「ぷ、プルルートさん!!」

小牟「いかん! 零児、ワシ等は十六夜を追うぞ!」

零児「分かった、気を付けろよ!」

叢「我等も行くぞ、美野里」

美野里「うん!」

こうして雪泉と小牟、叢と美野里も十六夜の元へと向かったのだった。

そして今いるのは、零児、ダンテ、バージル、千鶴、霊夢、魔理紗、ザップの7人である。

零児「博士! 出来るだけこの場を離れて欲しい!」

千鶴「了解なのよね。 終わったら、呼んで頂戴ね」

そう言うと千鶴は、すぐさま安全地帯へと隠れた。

レミリア「彼女、本当に隠れたのね。 アレで良いの?」

零児「あれでもウチの上司にして、メカニック担当だからな。そんな事より、お喋りをしてて良いのか?」

レミリア「安心なさい、私も準備は出来ているわ」

するとレミリアの体を、赤黒い魔力が渦を巻くように包み込んだ。

渦が消えると共に、あり得ないモノが零児達の目に映った。

霊夢「アンタ……レミリア…なの?」

レミリア?「ええ、そうよ」

約20代前半に見えるスタイル抜群の長身で腰まで伸びた水色の髪、そして赤いドレス姿のレミリアが立っていた。

その手には、魔力で作った真紅の槍が握られていた。



 その頃、館の外では……、

十六夜「いっつつ……やるじゃねぇか」

フランの突進を喰らって、外までふっ飛ばされた十六夜。

しかし本人は、至ってピンピンしていた。

フラン「その割にはお兄さん、すっごく楽しそうだよ?」

十六夜「当たり前だろ? だってお前みたいな奴と戦り合えるんだからよ。 だからよ、俺を楽しませて貰うぜ?」

すると、雪泉達もやって来たのだった。

雪泉「十六夜さん、大丈夫ですか!?」

十六夜「おうよ! それより、お前等も構えとけよ。 こっからが本番だぜ?」

フラン「それじゃ、行っくよぉぉぉ!」

こうして、フランドール・スカーレットと激突した。


 スペルカードを発動した瞬間、

フラン「禁忌『フォーオブアカインド』!」

フランが4人に分身した。

  [→]  【PAGE 1/3】

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る