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幻想伝説譚
第5話:朱の女王
(プロジェクトクロスゾーン×ナムコクロスカプコン×東方project×Devil May Cry×閃乱カグラ×血界戦線×問題児たちが異世界から来るそうですよ?×超次元ゲイムネプテューヌ×ジョジョの奇妙な冒険)
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紅魔館の外。
クラウス「どうだね、怪我の方は?」
夜桜「はい、おかげさまで」
怪我を負った夜桜を看病しながら、周囲の警戒を行うクラウス。
レオナルドも『神々の義眼』を使って、館内を模索する。
レオ「館の最上階に、約4名以上の人影がいます」
クラウス「4人か……無事でいてくれればいいんだが」
―朱の女王《スカーレットクイーン》―
最上階に着いた零児達。
目の前には、大きな扉が閉じられていた。
霊夢「このまま行くわよ。 皆、準備は――」
十六夜「おっ邪魔しまぁ〜す!」
霊夢が言い終えようとした瞬間、十六夜が扉を蹴り破った。
霊夢「――って、何してんのよアンタはぁぁぁ!!」
十六夜「え〜。 だって、話しが長くなりそうだったし」
霊夢「場の空気ってのを読みなさいよ!!」
零児「落ち着け、霊夢」
??「全くその通りね」
突然の声に、全員が警戒を強める。
レミリア「初めまして、博麗の巫女御一行。 私はレミリア・スカーレット、この館の主を務める吸血鬼よ」
零児「吸血鬼か……久々に見るのはデミトリ以来か……」
小牟「あやつも元気にしとるじゃろうか?」
ダンテ「アイツの館でやったパーティーが懐かしいぜ」
千鶴「そうね。 ワインも料理も美味しかったし」
バージル「……フン」
雪泉「いや、冷静というか……呑気ですね」
そんな中、レミリアはパチンと指を鳴らした。
レミリア「全く……フラン、遊んであげなさい」
フラン「うん」
彼女の妹の『フランドール・スカーレット』は、無邪気な笑顔を見せた後、
フラン「いくよ」
真っ先に十六夜に突進したのである。
突進するフランを見た十六夜は、
十六夜「よっしゃ! ばっち来い!!」
既に構えた状態になり、彼女の突進を受けた。
そのまま二人は壁を突き破り、外へと出たのである。
空は赤い霧が太陽を遮っている為、吸血鬼も外に出られる状態である。
プルルート「い、十六夜く〜ん!」
コレを見たプルルートは、すぐさま二人を追った。
雪泉「ぷ、プルルートさん!!」
小牟「いかん! 零児、ワシ等は十六夜を追うぞ!」
零児「分かった、気を付けろよ!」
叢「我等も行くぞ、美野里」
美野里「うん!」
こうして雪泉と小牟、叢と美野里も十六夜の元へと向かったのだった。
そして今いるのは、零児、ダンテ、バージル、千鶴、霊夢、魔理紗、ザップの7人である。
零児「博士! 出来るだけこの場を離れて欲しい!」
千鶴「了解なのよね。 終わったら、呼んで頂戴ね」
そう言うと千鶴は、すぐさま安全地帯へと隠れた。
レミリア「彼女、本当に隠れたのね。 アレで良いの?」
零児「あれでもウチの上司にして、メカニック担当だからな。そんな事より、お喋りをしてて良いのか?」
レミリア「安心なさい、私も準備は出来ているわ」
するとレミリアの体を、赤黒い魔力が渦を巻くように包み込んだ。
渦が消えると共に、あり得ないモノが零児達の目に映った。
霊夢「アンタ……レミリア…なの?」
レミリア?「ええ、そうよ」
約20代前半に見えるスタイル抜群の長身で腰まで伸びた水色の髪、そして赤いドレス姿のレミリアが立っていた。
その手には、魔力で作った真紅の槍が握られていた。
その頃、館の外では……、
十六夜「いっつつ……やるじゃねぇか」
フランの突進を喰らって、外までふっ飛ばされた十六夜。
しかし本人は、至ってピンピンしていた。
フラン「その割にはお兄さん、すっごく楽しそうだよ?」
十六夜「当たり前だろ? だってお前みたいな奴と戦り合えるんだからよ。 だからよ、俺を楽しませて貰うぜ?」
すると、雪泉達もやって来たのだった。
雪泉「十六夜さん、大丈夫ですか!?」
十六夜「おうよ! それより、お前等も構えとけよ。 こっからが本番だぜ?」
フラン「それじゃ、行っくよぉぉぉ!」
こうして、フランドール・スカーレットと激突した。
スペルカードを発動した瞬間、
フラン「禁忌『フォーオブアカインド』!」
フランが4人に分身した。
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