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幻想伝説譚
第7話:『星』が導いてくれたもの
(プロジェクトクロスゾーン×ナムコクロスカプコン×東方project×Devil May Cry×閃乱カグラ×血界戦線×問題児たちが異世界から来るそうですよ?×超次元ゲイムネプテューヌ×ジョジョの奇妙な冒険)
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 紅魔館の異変を解決した零児達一行。

そんな中、零児は懐に何かの違和感を感じた。

確認すると、それは一枚のタロットカードが入っていた。

その図柄には、『運命の輪』が描かれていた。

零児「何だコイツは?」

思わず拾った零児であったが、

承太郎「ん? 何だコイツは?」

十六夜「タロットカードか?」

他の仲間達にも、タロットが入っていたようだ。


―『星』が導いてくれたもの―


 承太郎や十六夜達にも、タロットカードが入っていたのだ。

十六夜は『愚者』。

雪泉は『月』。

プルルートは『女帝』。

零児は『運命の輪』。

クラウスは『皇帝』。

霊夢は『正義』。

ダンテは『悪魔』。

承太郎は『星』。

なぜ、彼等の懐に入っていたかは不明だ。

それと同時に、何を意味するのかもだ。

小牟「何じゃ、そのカードは?」

零児「分からんが、何かを暗示してるかもしれん。 暫くは、様子見というところだな」

不信感を感じたが、彼等は紅魔館を後にした。



 神社に戻ると、二人の男性が立っていた。

一人は褐色の肌にアラビア民族風の服を着ていて、もう一人は赤い髪に緑系統の学生服を着ていた。

??A「ここが博麗神社か?」

??B「しかし、ここの巫女は何処に?」

どうやら二人は、霊夢を探していたようである。

霊夢「何? ウチに何の用?」

二人に対し、霊夢はすぐに声をかける。

すると二人は、思わず振り返った。

承太郎「!?」

しかしその顔を見た承太郎は、驚きを隠せなかった。

否! 承太郎はこの二人を知っていたのだ!

承太郎「まさか、お前等は!?」

??A「ん!? まさか、承太郎か!?」

??B「信じられないが、承太郎なのか!?」

二人も承太郎に驚きを隠せなかった。

承太郎「ホントにお前等なのか!? 花京院典明! モハメド・アヴドゥル!」

花京院「Yes!」

アヴドゥル「I am!」

嘗て、宿敵DIOとの戦いで命を落とした、旅の仲間なのであった。

承太郎「しかし、何故お前らが?」

アヴドゥル「あの戦いで命を落としたんだが、魂がこの世界に流れ着いてな」

花京院「その時に閻魔様から、キミが異変解決に協力していると聞いてね、僕等も手を貸そうと思ったんだ」

承太郎「そうか……頼むぜ」

感動の再会に喜びを見せた承太郎。

それを見た零児達も、温かい目で見守ったのだった。



 花京院とアヴドゥルと再会した承太郎であったが、ある事に気付いた。

承太郎「なあ、“アイツ”はどうした?」

アヴドゥル「アイツか……我々がここに着いたと同時に、何処かに行ったぞ」

花京院「まあ、彼の事ですから、すぐに戻って来るでしょ」

“アイツ”とは誰のことなのか……。

零児達は首を傾げたが、まさにその時だった。

ザップ「ん?」

??「ガァァァァ!」

ザップ「ギニャァァァァ!」

全員「!?」

何者かが、ザップに襲いかかって来たのだ。

襲いかかって来たのは、一匹の犬だった。

その犬は容赦なく、ザップの髪を毟り取っていく。

アヴドゥル「イギー!」

花京院「何処に行ってたんだ!?」

承太郎「やれやれ、相変わらずだぜ」

雪泉「あの、承太郎さん。 先程“アイツ”と呼んでいた相手とは……」

承太郎「ああ。 あの、犬のイギーだ。 相手の髪の毛を毟り取るのが好きなヤツでな。 ニューヨークの野良犬狩りにも捕まらなかったトコを、アヴドゥルがやっとの思いで捕まえたんだ」

小牟「仲間に入ってるっちゅう事は……」

ダンテ「あの犬も、スタンド使いなのか?」

承太郎「そうだ」

零児「………イギーの扱いについて、他に気を付けておく事は?」

呆れながらも質問する零児に、承太郎もイギーの癖を思い出す。

承太郎「確か……髪を毟ってる間に、屁をこく癖がある。 ソイツに気を付けてくれ」

ザップ「何ッ!? そう言う事をはや――」

慌てるザップが何かを言おうとしたが、イギーの屁がプゥと出たのだった。

ザップ「んがぁぁぁ!!」

これにより、ザップの絶叫が響いたのだった。


 人間の里。

名前の通り、人間が住んでいる区部。

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