■一覧に戻る
■ページ指定
■別話を閲覧する
■感想を見る・書く
超次元大戦
第十七話:暴食の騎乗兵と皇帝の銃使いそのA
(NARUTO×ジョジョの奇妙な冒険×とある魔術の禁書目録×デュラララ!!×超次元ゲイムネプテューヌ×銀魂)
  [→]  【PAGE 1/3】
 地面が血で真っ赤に染まり、土方の意識は朦朧としていた。

土方「(くそっ……意識が遠く感じまう)」

そんな彼に対し、ホル・ホースは『皇帝《エンペラー》』の銃口を向ける。

ホロ・ホース「じゃあな」

バンと弾丸は放たれ、彼へと向かっていく。

しかし、その時であった。

別の弾丸が放たれ、そのまま『皇帝《エンペラー》』の弾丸とぶつかった。

ホル・ホース「!?」

驚くホル・ホースであったが、弾丸の放たれた方へと顔を向ける。

そこにいたのは――、

ミスタ「ったく、買出しの途中でこうなるたぁよぉ……」

スタンド『セックスピストルズ』を出現させたミスタが、

ミスタ「銃が相手なら、俺の『ピストルズ』が向いてるぜ!」

銃を構えて立っていた。


―第十七話:暴食の騎乗兵と皇帝の銃使いそのA−


 プッ、と地面に吐き捨てた煙草を踏みつけるホル・ホース。

ホル・ホース「驚いたな……俺の弾丸を弾いたたぁ、相当な腕前のようだな」

ミスタ「そいつぁ、どうも」

そんな彼への警戒を緩めないミスタ。

すると、ミスタの後ろからジョルノとコンパとアイエフが現れる。

ジョルノ「ミスタ」

ミスタ「気ぃ付けろ、ジョルノ。 あの二人が敵だ。 そばに土方がいる」

土方のそばにいるホル・ホース、二人から少し離れたファーメ。

しかしジョルノは、ミスタにボソリと呟いた。

ジョルノ「時間稼ぎ、お願いできますか」

ミスタ「ああ、任せろ」

このやり取りが終わった直後、ミスタは弾丸を放った。



1「ヤロー共ォ! 狙エぇ!!」

1の合図と共に、『ピストルズ』に蹴り飛ばされた弾丸は速度を上げた。

ホル・ホース「ほう、弾丸に憑り付くスタンドか。 面白ぇ!」

ホル・ホースが構えた瞬間、

「きしゃぁー!」

弾丸は『ゴールド・エクスペリエンス』の能力で、コブラへと姿を変えたのである。

ホル・ホース「何ぃ!?」

驚くホル・ホースは、咄嗟にコブラを避ける。

しかし、まさにその時だった。

ブロォォォ!とトラックが走り出し、そこの助手席から手を伸ばしたアイエフが、

アイエフ「土方さん!」

土方「!?」

土方の手を掴み、そのまま引き上げたのである。

そしてトラックはそのまま、走り去って行った。

だが、それを見たファーメもバイクを走らせた。

ホル・ホース「成程な、やりやがるぜ」

感心するホル・ホースであったが、視線をすぐさまミスタへと向ける。

ミスタ「追っかけねぇのかよ?」

ホル・ホース「射程距離外にいるからな。 仮に撃ったとしても、弾の威力がなくなるしな」

『皇帝《エンペラー》』を構えたホル・ホースは、ニヤリと小さく笑う。

ホル・ホース「それに、自分と同じタイプのスタンドを見るってのは、今までなかったしな」

ミスタ「つまりアレか? ようは、俺と真っ向勝負がしたかった――って事で良いのか?」

ホル・ホース「そういうことだ」

スタンド能力を活かした拳銃対決。

それを聞いたミスタは、ため息を吐きながらこう言った。

ミスタ「タロットで4番目のカードの暗示である『皇帝』のスタンドか……。 俺ァ、数字の『4』は嫌いなんだけどよ、そうは言ってらんねぇな」

子供時代の実体験で、『4』を不吉の象徴として見ているミスタにとって、まさに『皇帝《エンペラー》』のタロットを暗示するホル・ホースは天敵そのものであった。

ミスタ「アンタの能力は、ポルナレフから聞いてるからなぁ。 一度は会ってみてぇとは思ったぜ。 アンタは憶えてるだろ? ジャン=ピエール・ポルナレフ。 今、ウチのナンバー2なんだけどよ」

それを聞いたホル・ホースは、心の中で焦っていた。

ホル・ホース「(何ぃ〜〜〜!? ポルナレフって、あのポルナレフか!? 何でアイツの名前が出て来てんだよ!?)」

ジャン=ピエール・ポルナレフ……エンヤ婆の息子、J・ガイルに殺された妹の仇を討つためにジョースター一行とエジプトを旅した男。

『戦車』のカードを暗示するスタンド、『銀の戦車《シルバーチャリオッツ》』による剣捌きを得意とする。

イタリアでは、先代のパッショーネのボスに敗れ、命を落としてしまったが、現在は幽霊という形でパッショーネのナンバー2に就任している。

  [→]  【PAGE 1/3】

■感想を見る・書く
■別話を閲覧する
■ページ指定
■一覧に戻る