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ロストワールド
プロローグ 刀弥編
(オリジナル×多重)
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雨音が世界に僅かに残ったマナを使って呼んだと言う他の英雄に期待するしかないだろうが今は

「兎に角はだいたい分かったから一休みしようや、な」

 刀弥はそう言って先ほど気絶させたオカメインコの鶏冠に借りた火種石で火をつけると、それを焚き木の中に入れる
するとピーピーと言う声と共に火が燃えその暖に二人してあたり一夜をあかした。



 翌早朝、二人は雨音達が拠点にしていると言う施設に向けて移動を開始する事になる。、右も左も分からなかった
刀弥にとっては行き先がある事は安心を覚えるが、やはり雨音にも自身がこちらに向かっていた理由を言うべきだろうと

「その前に聞きたいんだが、この山の先に街とかはあるのかい?実は………」

「え!?いえその確かにこっちにも町自体はありますが、仰る地点には烏野高校があるくらいで。しかも今は誰も近づく者もいなく
バレー部と名乗るならず者がアジトにしているって聞いています」

「バレー部ってならず者ってか盗賊野党の類やろ?おもろい組織名を名乗っとるな〜」

三日ほど間に突如として現れたと言う話から刀弥は彼等も自身と同じ異界から召喚されたのではとあたりをつけていた
確か今年の春高バレーの東北の方の代表校の中で聞いたような気がしたが………その事はいったん伏せておく事にした
どうも聞く限り彼らの評判は著しく良くない同じ世界の者として下手な先入観をもたれても特になる事は無いだろうと
 もっとも雨音の拠点を目指す過程で烏野高校をとおらなければならないらしいが、あの煙は何だったのだろうか
英雄召喚によってローストクーヘン呼ばれた少年 黒樹刀弥と異界の英雄たちの物語はこうして幕を上げる事になった

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作者: キラくん・フリーダム (ID:********)
投稿日:2018/12/14(金) 02:14
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