【Side:一刀】

 この三国志に似た奇妙な世界に迷い込んで約半年。ようやく今の生活にも慣れてきた。

水鏡(すいきょう)さん、薪割り終わりました」
「お疲れ様です」

 今はここ荊州にある水鏡さんの私塾でお世話になっていた。
 僅かばかり持っていた路銀と食料も底を尽き、途方に暮れ、山で貂蝉と一緒に食材探しをしていたところ――
 山賊に襲われていた水鏡さんを見つけ、偶々居合わせて助けた縁もあって今はここにこうしてお世話になっていると言う訳だ。
 まあ、山賊を倒したのは俺ではなく貂蝉を見た山賊達が、『バ、バケモノ!』とか叫んで泣きながら逃げていっただけなのだが……。
 ここに辿り着くまでも大変だった。宿や店に入ろうにも貂蝉の姿に驚いて皆逃げてしまうし、何か特技があるならまだしも余所者が見知らぬ土地で仕事を探す事も難しい。ずっと野宿を余儀なくされていたので、正直水鏡さんの厚意はかなり嬉しい。
 それに私塾の先生をしているだけあって文字の読み書きや、こちらの世界の事を色々と教えてもらえるのが一番助かっていた。

 とはいえ残念な事が一つだけある。諸葛亮とあの鳳統に会えなかった事だ。
 水鏡さんの口から弟子の話を聞き、そこに『諸葛亮(しょかつりょう)』そして『鳳統(ほうとう)』の名前が出た時には驚かされた。
 天才軍師や策士で名高い『諸葛孔明(しょかつこうめい)』と、あの赤壁の戦いでも出て来る連環の計≠ナ有名な『鳳士元(ほうしげん)』だ。
 だがその二人は、見聞を広めるため、自分達の知識を苦しむ庶人のために役立てようと胸に決意を宿し、既に旅立った後だった。
 きっと知略と才気を兼ね備えた、貫禄のある素晴らしい人物なんだろうな、と想像を膨らませていた。

「山菜を採ってきたわよ。あとほら、こんなに大きなお魚も」
「おおっ、確かに大きな魚だな」
「もうっ! ご主人様ったら『大きい』だなんて皆の前ではしたない」
「いや最初に言ったのはお前だろ……」

 最初はかなり抵抗のあった貂蝉の相手だが、最近では大分慣れてきた。
 動きが気持ち悪くて、スキンシップが過剰で、話し方も変で、頭の中も変な事で一杯で、フンドシ一丁の筋肉ダルマだが――
 我慢しなくてはいけないのはその程度で、根は凄くいい奴だ。しかも盗賊や山賊なんて物の数ともしないほど強い。

「それでは、お昼ご飯を食べたら勉強の続きをしましょうか」
「はい。よろしくお願いします」

 勉強は水鏡さんに見てもらい、このままではいけないと身体は貂蝉に鍛えてもらっていた。
 自分が少し身体を鍛えたからといって貂蝉のように戦えるとは思っていないが、いざという時に身体が動かないのはまずい。
 せめて自分の身くらいは守れるようにならないとこの世界≠ナは生きてはいけないと、この半年で嫌と言うほど実感させられたからだ。
 貂蝉がいなかったら水鏡さんもどうなっていたか分からないし、俺だってこれまで生きては来られなかっただろう。
 ここが自分がこれまでに居た世界とは違うんだ、と実感すると共に、本当に今自分が何をすべきかどうするべきかを悩み考えている最中だった。

 既に乱世の兆しは見えている。この先、益々情勢は悪化していくはずだ。
 そんな中で俺一人など、この乱世という巨大な渦の中ではちっぽけな存在に過ぎない。
 しかし考えるに考え抜いた結果。一つの方針は既に出ていた。

「水鏡さん、もう少ししたら俺……また旅に出ようかと思うんです」
「……一刀さん?」

 元の世界に帰りたくても、この広い大陸で目的の人物を捜し出すのがどれだけ大変な事か、俺でも分かるつもりだ。少なくとも、あてもなく探し回ったところで見つかる物でもない。だが、じっとしていても向こうから会いに来てくれる訳ではない。行き当たりばったりではあるが、少しでも可能性を上げるために旅を続けてみようと考えていた。
 その中で自分のやりたい事、やるべき事が見えてくるかもしれない。貂蝉と旅をし、ここで水鏡さんに色々と教わった結果、俺が導き出した答えがそれだった。
 自信を持って『答え』と言えるほど大層な物でもないが、俺の話に黙って耳を傾け首を縦に振って頷いてくれる水鏡さん。

「やはり男の子ですね。いつかはここを出て行くのだろうとは思っていましたが……こんなにも早くその時が来るなんて。ですが出会った頃よりもずっと、男らしい良い顔付きになりましたよ」
「すみません……お世話に成りっぱなしで勝手な事を言って」
「そんな事はありません。私にとっても一刀さんが来てからの毎日は、とても楽しい日々でしたから」
「水鏡さん……」

 自分で勝手な事ばかり言っている自覚はあった。
 しかしそれでも笑顔で送り出してくれる水鏡さんの一言にジーンと胸を打たれる。

「それでは、その旅立ちの日までしっかりと勉強をしてもらいますよ。まだまだ覚えて欲しい事が沢山ありますからね。安心してください。ここを旅立って行った弟子達に負けないくらい鍛えて差し上げます」
「……え?」
「一度、私の弟子になったからには中途半端で去られては困ります。最低でも残りの経済書と民政書、それに兵法書も頭に叩き込んでもらいますからね」
「ご主人様。私との鍛錬も忘れないでねん」

 旅立った私の弟子達って……諸葛亮や鳳統に負けないくらいなんて……絶対に無理です。
 しかもその上、貂蝉との鍛錬が続く訳で――

(俺、もしかして地雷を踏んだ?)

 俺が本当に旅立てる日はいつ来るのか?
 やる気に満ちた水鏡さんと貂蝉を見て、これからの修行の日々に不安を抱かずには居られなかった。

【Side out】





異世界の伝道師外伝/天の御遣い編 第6話『太老の挑戦状』
作者 193






【Side:太老】

 昨晩は風呂で汗と汚れを流し夕食を御馳走になったところで華琳からの提案を受け、俺達三人は旅の疲れを癒すという名目で暫く華琳の客人として城でお世話になる事になった。
 密かに予定していた陳留見学もして帰れそうだ。そこで稟や商会で待つ皆へのお土産も買って帰ろうと思う。
 今は朝食を終え、華琳と御茶を飲みながら二人きりで歓談を交わしているところだ。主には互いの自己紹介を交えたたわいのない話だが、華琳の人となりは大凡理解する事が出来た。昨日、謁見で顔を合わせた時にも感じた事だが、実際に話をしてみると思っていたよりもずっと親しみやすい人物だという事が分かった。
 もう少し怖い人物を想像していたのだが、厳しい口調の中にも彼女なりの考え方と信念がしっかりとあり、他人を気遣う優しさや仲間も想う心も持ち合わせている。為政者としての度量、民や家臣に慕われるだけの人望と能力、あらゆる点で彼女は優れた王としての資質を兼ね備えていた。
 そして俺にとって一番嬉しい点は、鬼姫に比べたらずっと良識ある人物だったという事だ。
 人をからかって遊んだり、妙な悪癖がないだけ遥かにマシだった。

「そう、やはりあなたはこの国の人間ではないのね」
「ん? こんな与太話を信じてくれるの?」
「嘘を言ってるかどうかくらい見抜けないようでは、この乱世を生き抜いてはいけないわ。それに信じざるを得ない話も幾つか聞かせてもらったし、実際にそれを裏付ける成果を見せられている以上、信じられないでは済まされない話よ」

 この世界に来てからの事や天の国≠フ事を知りたいと言われたので、話をしても問題のない範囲で華琳に話して聞かせた。
 さすがに宇宙の事とか、これまで誰にも話した事がない前世の事などは伏せてあるが、彼女が『天』と呼ぶ国の事や、この世界に来てから何をしていたかなどは聞かれて困るような話ではない。
 どちらにしても話し方や仕草、その風体や生活習慣からも俺が異邦人である事は隠しようがない事実なので、下手に嘘を吐くよりは真実を含ませて話をした方が利口だ。
 この華琳という少女、下手な嘘や誤魔化しが通用する相手とは思えなかった。

「でも、まだ話してない事があるのではなくて?」
「うっ……やっぱり鋭いな。でも、それを言うなら誰だって聞かれたくない事、話したくない事があるだろ? 俺にも色々と事情があってね。この辺で勘弁して欲しいんだけど」
「そうね。真名を許したからといって、私もあなたに話していない事を幾つも抱えている。その事を責めるつもりはないわ。でも必要になれば話してくれるのでしょう?」
「必要な時がくればね」

 そんな事はまずないとは思うが、必要なら話すつもりだ。
 延命調整をしなくても俺達は普通の人間よりも遥かに長命だし老化も遅い。その事に気付く者は当然出て来るだろうし、段々と隠し通す事も難しくなってくるだろう。
 このまま迎えが無く何十年とこちらの世界に居る事になった場合、華琳の言うように話をする機会が出て来るかもしれない。
 しかし今のところ俺も華琳の事を全面的に信用している訳ではないし、知ったからと言って華琳がどうこう出来る話でもない。
 あちらの世界に帰る手助けをしてくれる、と言うのなら話は別だが、そんな事はまず無理だ。
 その必要な時がいつ来るかは分からないが、その日が来るまでは全てを打ち明けるつもりはなかった。

「それはそうと、仕事の話をしてもいいかしら? あなたに頼みたい事が幾つかあるのよ」
「協力するって約束だし、華琳が俺との約束を守ってくれるなら力にはなるよ」
「ええ、あなたとの約束は違えないわ。私の真名に誓って」

 華琳と一つだけ約束を交わした。俺にとって一番大切な事は平穏な生活を送る事だ。
 しかしこの世界は争乱の真っ只中。乱世と呼ばれる時代の中で、それがどれだけ難しい事かくらい俺にだって分かる。
 ここ陳留も、華琳が治める街だとはいっても、ここが戦場にならないという絶対の保証はない。それがこの世界が置かれている状況だ。
 だからこそ、華琳が平和な世の中を作ってくれるというのなら、俺はそれに協力を惜しまない事を約束した。
 結果として華琳が治める地が平和になるというのなら、俺の『平穏に暮らしたい』という条件には適うからだ。
 ただ条件は付けさせてもらったが――

 商会による技術提供はあくまで生活に結びつく範囲内。兵器の作成などに協力するつもりはない事を最初に明言した。
 戦争を肯定も否定もするつもりはないが、それぞれの考え方があり目指す理想や目的が違えれば争いが起きるのは仕方がない。話し合いで何もかも上手く行くなんていうのは単なる理想論だ。現実はそんなに甘い話ではない。しかしこの世界に近代兵器などを持ち込めば、それは戦争ではなく単なる殺戮になってしまう。
 華琳も俺の世界の話を聞いて、その危険性は十二分に理解してくれたようで素直に頷いてくれた。
 例えそうして天下を取ったとしても、そこに華琳達が掲げるような誇りや大義は存在しない。それに全て他人から与えられた力で得た結果を、是とする曹孟徳ではない。
 覇者と人々に称えられ誇りを大切にする人物であれば、絶対にこんな話に乗る事はないだろう、とは思っていた。

「商会を陳留に?」
「ええ、拠点をこちらに移して街の発展に協力して欲しいの。後、あなたの創設した自警団の話は聞いているわ。そしてその練度の高さも――同じ調練を私の兵にも課せないかしら?」
「商会の件は構わないけど、兵士の方はな……。実際にどの程度か見てみないと分からないし……それに大丈夫かなって?」
「どういう事?」
「脱落者が結構でるって事。訓練について来られず、いつも三分の一くらいしか残らないんだよね」

 実際には三分の一も残っていないかもしれない。うちの自警団はその所為か少数精鋭で名が通っていた。
 数だけで言えば華琳のところの兵士の十分の一にも満たない数だ。
 そんなに厳しくしているつもりはないのだが、もうちょっと根性を見せて欲しいものだ、といつも思っていた。

「……いいわ。取り敢えず兵達の調練を見てくれるかしら? その後の判断はあなたに任せる」
「分かった。それじゃあ、街の設備の事だけど――」

【Side out】





【Side:華琳】

「華琳様、太老殿との対談は如何でしたか?」
「面白かったわ。あなたの言ったとおりの男のようね」

 太老との対談を終え、秋蘭からその間の簡単な報告を受け、昼から予定していた公務をコツコツとこなす。
 秋蘭も気になっていた様子で、仕事の合間を縫ってこうして太老の事を訊いてくる。
 桂花や官達に発した警告は秋蘭の耳にも入っているはずだ。その事もあって、余計に気になっているのだろう。

「では、麾下にお加えになるおつもりですか?」
「それは無理ね。言ったでしょ? あなたの言っていたとおりの男だと」
「人の下に付くような男ではない、と?」
「それは少し違うわ。あの男を使いこなせる人物がいないという意味よ。例え英傑と呼ばれる人物であったとしても、扱いに手を焼く難物でしょうね」
「それは……華琳様でも、ですか?」

 私なら使いこなす自信があると言いたいが、油断をすれば逆に食われかねない相手だという事がよく分かった。
 私を試した知略は言うまでもなく人心を惹きつける魅力、そしてこの私を前にしても物怖じしない度胸を兼ね備えている。しかも器の大きさも見せつけられた。
 歴史に名を残す『英雄』と呼ばれた人物達と比べても、決して引けを取らない傑物だ。

「自信はある。でも、今はダメよ。今、無理矢理に太老を麾下に加えたところで私は納得が出来ない。私の誇りが許さない」

 王より武に優れた者、知に優れた者が居るのは当然の事だ。王一人で何でも出来るのであれば、家臣など必要ない。
 優れた王としての資質。それは如何に上手く人を動かすか、為政者として自分を厳しく律する事が出来る強さと冷静沈着さ、自らの信念と誇りをどれだけ重んじる事が出来るかだと私は考えている。
 誇りを持たぬ人物は幾ら有能な者であったとしても、それは王である前に人として下の下。覇道を歩む私の生き方ではない。

 しかし一つや二つならまだしも、それらを全て兼ね備え、しかも王としての器も優れた人物が居たらどうだろう?

 人は必ず、他の何かと比べたがる。優劣を競わなくては生きてはいけない生き物だ。
 あらゆる点で王よりも勝った人物が居た場合、その全てに置いて優れた人物に支えられた王を、人々は自分達の王だと認めるだろうか?
 事実、エン州の民の心は太老へと傾いている。必要なのは功績だ。成果だ。誰もが認めざるを得ない圧倒的な結果だった。

「私の民達が私を王と認め、そして太老が私を主と認める日まで、私は太老を麾下に加えるつもりはない。そして必ず認めさせてみせるわ」

 一度目は私を試し、二度目は私に挑戦状を叩き付けた男。
 天の国の事を聞きたいと言ったのは確かに私だが、あんな話を聞かされればその技術を使いたいなどと言えるはずもない。
 その話の真偽は別として、私の覇業は天の技術に頼らなければ叶わない物なのか、と問われているも同然だった。

 ――天の力を極力あてにするな
 
 太老の言いたかった事はそれだ。
 民のためであれば協力してくれる気はあるのかもしれないが、私を甘やかすつもりはない――とあの男は私を突き放した。
 それは『曖昧な物に頼ろうとせず、自分の力で覇業を成し遂げて見せろ』という、太老からの挑戦状でもあった。
 元からそんなつもりなどないが、正面からそう言われて太老を戦列に加えたのでは最初から負けを認めたようなもの。
 大陸の統一という覇業を成す前に、大義と誇りを失っては意味がない。
 あの男にこの曹孟徳を主として認めさせる事が、私の新たな目的に加わっていた。

「しかし裏切られた場合は、如何なさるおつもりですか?」
「そんなに小さな男ではないわ。私は太老に『平穏な世界』を作ると約束した。その代わりに太老は、私に可能な限り力を貸すと約束した。もし裏切られたとしても、それは私の見る眼がなかったというだけの話よ」

 しかしそんな事には万が一にもならないだろう、と確信していた。
 あれは一度自分から口にした事を簡単に覆すような男ではない。
 一番怖いのは他国への技術提供と兵器への転用だが、太老のあの様子から察するにその心配は必要ないだろう。
 寧ろ、ここで太老との接点を失ってしまう事の方が、後の脅威と大きな損失に繋がると私は判断した。

「それで、例のお土産≠ヘどうだったの?」
「あれは……恐らくは口で説明するよりも、ご覧頂いた方が早いと思います」

 太老が『城の皆さんで使ってください』と言って持ってきたお土産。
 私は客人として招いた太老の相手をする必要があったため、その評価を秋蘭に任せたのだが――

「色々とあるのね。これは?」
「筆ペンですね。軸にインク≠ニいう特殊な墨を詰めてあるらしく、筆に墨を付ける必要もありません」
「なかなか便利ね。書き心地も悪くないし……こっちのは?」
「それは――」

 細々とした文官達が見たら喜びそうな物ばかり揃えてあった。
 水道という物や街灯の話も聞かされたが、確かにこの世界にはない珍しい技術ばかりだ。
 これは確かに商人達が飛びつきそうな代物だ。商会の本拠地を陳留へと移動させ街の発展に協力させるつもりでいたが、これなら想像以上の成果を期待できるかもしれないと考えた。

「商会を陳留にですか? しかし市の監督権限を委ねるとなると、桂花と文官達が納得しないと思いますが……」
「納得しなければ、これを見せてあげなさい。太老からのお土産≠ネのでしょう?」
「なるほど、そういう事ですか」

 どれも文官向けの道具ばかりだ。話に信憑性を持たせるために挨拶代わりに持参したのだろうが、なかなかよく考えている。
 確かにこうして実物を見せられた後では、単に気に食わないからという理由で頭ごなしに否定する事も出来ない。
 最初からこうなる事まで予想して、私の呼び出しに応じたという証明でもあった。

「それで太老殿はどうしたのですか?」
「侍女に調練場に案内させたわ。兵達の練度を見てもらおうと思って……どうしたの? 秋蘭」
「いえ……それがあの……今、調練場には姉者が居るものですから。実は季衣が桃の食べ過ぎでお腹を壊したらしく、代わりに今日は姉者が兵達の調練を……」
「――なっ!?」

 実のところ桂花(けいふぁ)春蘭(しゅんらん)には、当分の間は太老と顔を合わさせないつもりでいた。
 必ず何らかの問題を起こす事が、目に見えて分かっていたからだ。

「秋蘭行くわよ!」
「御意」

 遣り掛けの仕事を放り出し、直ぐに秋蘭を連れて執務室を飛び出した。
 何の問題も起こっていない事を、心の中で祈りながら――

【Side out】





 ……TO BE CONTINUED



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