【Side:一刀】

 人間サイズの猫耳が茂みから顔を出した時には驚いたが、もっと驚かされたのは何とその猫耳の正体が人間の女性だった事だ。
 見た目、年の頃は三十そこそこと言ったところだろうか?
 大人の色香が漂う胸元の開けた際どい服装に、背中まで伸びる灰色の髪と色白の肌。多少歳は食っているが、水鏡さんと同じ『美人』と呼ばれる分類の綺麗な女性だ。

 そこからは更に驚きの連続だった。
 人目を避けて山の中を歩いてきたというその女性は、自分の事を『何進(かしん)』と名乗った。
 洛陽の都でその名を馳せる大将軍その人だと聞かされた時には、これ以上無いくらいに驚かされた。
 まあ、そんな偉い人が何故、こんな荊州の山奥を彷徨っていたのか不思議に思って訊いてみたところ――、

「無実の罪を着せられて、その猫耳が生える薬を呑まされたと……?」
「そうじゃ! 張譲と(わらわ)は互いに政敵として反目しあってきたのじゃが、まさかこのような卑劣な手にでてくるとは!」

 ようは、その張譲という人物に嵌められたらしかった。張譲と言うのは十常侍筆頭の宦官の名だ。
 皇帝から急な呼び出しがあり、何事かと宮中に参じたところを待ち構えていた張譲と十常侍の罠に嵌められ、怪しげな薬を呑まされて都を追い出されたそうだ。
 しかし、なんで猫耳なのかよく分からない。普通、そういう場面ってもっと血生臭い話が出て来る物と思っていたんだが、

(わらわ)が猫嫌いなのを知っていて、このような嫌がらせをしたに決まっておる!」

 よよよ、と机に伏せって泣き崩れる何進さん。いや、まあ……なんというか、確かに緊張感には欠けるが恐ろしい策ではある。
 政敵を排除すると同時に相手の嫌いな物の姿に変えてしまうというのは、考えようによっては残酷ともいえる行為だ。
 普通に幽閉されたり殺されるよりも、プライドの高い人物には耐え難い苦痛かもしれない。
 嫌いな相手を一思いに殺そうとせず精神的に追い込もうとする辺り、余り良い趣味とは言えない。その張譲という人物、かなりの性悪だ。

猫子丹(にゃんこたん)……ですか?」
「はい。服用した者を徐々に猫に変化させてしまう効果があるようですね」

 水鏡さんが倉の古い書物を漁って調べてくれた結果、何進さんは猫子丹(にゃんこたん)という薬を呑まされた事が分かった。
 このまま放って置けば何れ本物の猫になってしまうと聞かされ、顔を真っ青にして更に泣き叫ぶ何進さん。
 随分と可愛らしい名前の薬だが、人間を猫に変えてしまうとはなんとも恐ろしい薬だ。

「水鏡さん。解毒の方法はないんですか?」
「一応、解毒剤を作る方法も載っていますけど……材料が」
「何とかなるのかえ!?」
「ええ、まあ……。ただ、これだけの材料を集めるのは、かなり大変ですよ?」

 水鏡さんの話では、解毒剤を作るには三つの希少な材料が必要という話だった。

 ――泰山の頂きという過酷な環境下に生息し、一度花を咲かせるやいつまでも散る事が無いと言われる持久草(じきゅうそう)
 ――江東の孫家に伝わる秘薬、その名も江東丸(こうとうがん)
 ――南蛮の奥地にだけ生息しているという南蛮象之臍之胡麻(なんばんぞうのへそのごま)

 それら三つの材料を集め、特別な処方を施す事で猫子丹(にゃんこたん)の効果を打ち消す解毒剤が出来るという話だ。
 とはいえ、泰山、江東、南蛮とここから随分と離れたところばかりだ。
 荊州からでは、どのルートを通ったとしても大陸をグルッと一周する事になる。

「困りましたね。南蛮象之臍之胡麻でしたら、少し取ってあったはずなのですが……」

 水鏡さんは薬の知識も豊富で、いざと言う時のために薬の材料を沢山保管している。俺と貂蝉も薬草摘みなどをよく頼まれる事があった。
 その中に南蛮象之臍之胡麻があったらしいのだが、大切に保管していたはずのそれが、いつの間にか無くなっていたらしい。
 水鏡さんも不審に思ったらしいのだが、空き巣に入られたにしても他の金目の物に一切手を付けず、それだけを盗むというのは何処かおかしい。結局、南蛮象之臍之胡麻は出て来ず終いで、自分が思い違いをしていたのだろうと諦めたそうだ。

「そんなに貴重な材料なんですか? 大きな街に行けば売ってるんじゃ?」
「可能性が全く無いとは言えませんが、望みは薄いと思います。砂漠の砂の中から目当ての一粒を探す程度に」
「げっ!?」

 それは確かに無理だと思った。
 まあ、それに例え売っていたとしても、そんな貴重な物を買えるだけの金は俺達には無い。
 都から身一つで追い出されたという何進も同様だ。だとすると、やはり一番確実なのは自分の足で材料を取ってくる事だ。

「それでは、やはり妾は……」

 喜んだのも束の間、ちょっとやそっとでは手に入らないという入手困難な材料を前に、絶望の淵に立たされる何進。
 可哀想ではあるが、この国の実情を考えると自業自得、因果応報と思える部分もある。
 権力争いに負けて都を追い出されたとはいえ、その中央で主権を握っていた人物だ。何進の事はよく知らないが、今の朝廷に関しては俺も余り良い感情を持っていない。
 別世界からきた俺ですらそれだ。この世界で元々暮らしてきた水鏡さんや庶人の憤りは想像する事すら出来ない。
 だけど、このまま放って置けば間違い無く猫になると分かっていて、黙って見捨てるのはさすがに寝覚めが悪かった。

「一刀さん。これは旅に出る良い機会かもしれません」
「水鏡さん?」
「これは私からのお願いです。解毒剤の材料を集めてきてくれませんか?」
「……どうして?」

 どうしたものか、と考え事をしているところに水鏡さんからの思いもよらない提案に俺は困惑した。
 今の朝廷を快く思っていないのは水鏡さんも同じはずだ。その感情は俺よりも明確で強いモノだと思っている。
 確かに何進の事情には同情する点は多々あるが、見ず知らずの彼女を助ける理由は水鏡さんには無い。

「あなたも本当は、彼女を助けてあげたいと考えているのではありませんか?」
「それは……。でも、俺は……」
「ここの事なら心配は要りません。今までだって、私と子供達だけでやれていたのですから。それに遅かれ早かれ、一刀さんは旅立つ事になった」
「だけど、こんな突然に!」
「人の出会いや別れというのは、いつも突然なものです。それでは、あなたはいつここを旅立つつもりなのですか? 一年後、二年後? それともずっとここで暮らしますか?」
「――っ! 俺はそんなつもりじゃ!」
「同じ事ですよ。北郷一刀! あなたの覚悟はその程度だったのですか?」

 やっと分かった。水鏡さんは、俺の背中を押してくれようとしているのだと。
 水鏡さんに認めてもらえるまで、貂蝉に一撃を入れるまで、と言いながらも俺はここでの生活に満足していた。
 ここでの温かな生活を手放すのが嫌で、水鏡さんや子供達と別れるのが嫌で、問題を先送りにしていたのだ。

 ――俺は何のために貂蝉に武術を学んだ?
 ――俺は何のために水鏡さんに教えを乞いた?

 そうだ。
 俺は最初から最後まで、この人の厚意に甘えてばかりだったのだと気付かされた。

「何進さん。俺、解毒剤の材料を探しに行こうと思います」
「おおっ! 行ってくれるのかや!?」

 これ以上、水鏡さんに甘えてばかりはいられない。切っ掛けはどうあれ、旅に出る理由は出来た。
 俺の目的を達成するためにも、どちらにせよ旅に出る事は必要だった。
 そのついでに人助けが出来るのなら、それに越した事は無い。それに、水鏡さんの頼みを俺が断れるはずもなかった。

「水鏡さん。今まで、お世話になりました!」

 深く、深く頭を下げ、水鏡さんに今までの感謝の気持ちを示す。この人には一生頭が上がらないかもしれない。それほどの恩を俺は水鏡さんに抱いていた。
 解毒剤の材料を集め、あの男達を探して元の世界に帰る方法を見つけ、堂々と水鏡さんにもう一度会いに来る。
 目的を果たして成長した俺の姿を見てもらう事が、お世話に成った最大の恩返しになるはずだ。

「それでこそ、男の子です。いってらっしゃい、一刀さん」
「はい! いってきます!」

 そしてこれが、北郷一刀(オレ)物語(たび)の幕開けだった。

【Side out】





異世界の伝道師外伝/天の御遣い編 第46話『一刀の旅立ち』
作者 193






【Side:雛里】

「――くしゅん!」
「どうしたの? 雛里ちゃん、風邪?」
「あ、ううん、何でもない。大丈夫だよ、朱里ちゃん」

 風邪じゃないと思う。誰かに噂されていたような、自分の事を話題にされていたような、どちらかというと直感に近いものを感じ取った。
 ふと思い出されたのは水鏡先生の事。水鏡先生のところを旅立って、もう一年以上になる。
 朱里ちゃんと二人で旅立った理由は以前に述べた通りだが、実は私には朱里ちゃんにも話していない後ろめたい事情があった。

(ううぅ……。水鏡先生にやっぱりちゃんと謝った方がいいよね)

 そう思いながらも、一言も謝罪できないまま今日まで来てしまった事が心残りでならない。
 掃除中に誤って水鏡先生が大切にしている薬の材料を台無しにしてしまい、その事を白状できないまま旅に出てしまったのだ。
 もう一年以上も前の事とはいえ、ずっとそれだけは忘れる事が出来ないでいた。
 親友に隠し事をしているという後ろめたさ。そして水鏡先生に悪い事をしたという罪悪感は決して消える物では無い。
 今は商会の仕事が忙しくて、なかなか里帰りしている暇は無いけど、いつかちゃんと水鏡先生に謝りに行きたい。私はずっとそう想い続けていた。

「雛里ちゃん? やっぱり体調が悪いんじゃ?」
「あわわ! だ、大丈夫でひゅ!」

 猫の手も借りたいほどに忙しいのは本当だけど、仕事を言い訳にして問題を先送りにしている事には自分でも気付いていた。
 それだけに、朱里ちゃんの気遣いが胸に痛い。この事を話したら、朱里ちゃんにも嫌われてしまいそうで、実はそれが一番怖かった。

「な、なんでも無いから……。ほら、仕事の続きをしよ」
「そう? 雛里ちゃんがそう言うなら……。でも、無理はしないでね」
「う、うん」

 結局、本当の事を話せず、また私は罪の意識に(さいな)まれた。

【Side out】





【Side:太老】

「華琳さま! こんにちは」
「こんにちは、璃々。今日は、紫苑は一緒じゃ無いの?」
「うん。お母さんは大切なお仕事があるから、今日はお父さんといっしょにお買い物なの!」
「……お父さん? ふーん、なるほどね」

 華琳の視線が痛かった。いや、こうなる事が分かっていて璃々に『お父さん』と呼ばれる事を承諾した訳だけど、やっぱり辛い物は辛い。
 璃々が俺の事を『お父さん』と呼ぶようになってから、紫苑の俺に接する態度が妙に優しく感じられるようになって、逆に他の面々は少しというか、かなり機嫌が悪くなり俺の扱いが酷くなるといった摩訶不思議現象が起こっていた。

 紫苑は分からないでもない。娘の璃々に優しくしてもらって嬉しくないはずがない。
 やはり、確りしているように見えても璃々はまだ子供だ。紫苑も日中は商会の仕事で忙しいし、こうして璃々が学校を休みの時も仕事が入る事は少なく無い。
 母親が仕事している時、璃々は大人しく勉強をしたり友達と遊んでいるそうだが、それでも寂しく無いと言えば嘘になる。
 それでなくても母子家庭というのは色々と大変だ。子供を養っていくためには働かなくてはならない。でも、仕事を優先すると子供の事がどうしても疎かになってしまう。紫苑もその事を一番気にしているようだった。

 紫苑の仕事がそんなに忙しい理由の一端は俺にもあるので、さすがに他人事と言う訳にはいかない。
 まあ、そんな訳で俺も暇な時、こうして璃々の事を気に掛けて見ている訳なのだが、周りはどうもそれが気に食わないらしく――
 あの様子から察するに、仕事をさぼって幼女と遊んでいるとか、色々と噂されているに違いない。事実が混ざっているだけに反論は出来ないが……。
 桂花辺りなら子供を手懐けているとか、もっと酷い事を考えてそうだ。

「か、華琳も買い物か?」
「視察のつもりだったのだけど、そうね。今日は璃々の買い物に付き合おうかしら? 秋蘭」
「御意。太老殿、華琳様の事をよろしく頼みます」

 そう言って頭を下げ、護衛の兵士を連れて城に帰っていく秋蘭。

 ――いや、それは華琳の護衛(おもり)を俺にしろと?

 正直、今の華琳の相手は勘弁願いたい。
 秋蘭を慌てて引き留めようとするが、そうこうしている間に璃々も買収され、上手く華琳に手懐けられてしまっていた。
 買って貰った肉まんを華琳と半分こして美味しそうに食べる璃々。俺はその光景を見て、ハアッと深くため息を漏らす。
 最初から俺に拒否権は無いらしく、華琳を連れて行く以外に選択肢は無いようだった。

「稟から聞いていた通りのようね。仲良くやれているようで安心したわ。お父さん」
「ぐっ……」

 何故だか、言葉に凄く棘があるように感じるのは俺の気の所為だろうか?
 華琳の一言一言がブスブスと音を立てて、背中に突き刺さっていくのを感じる。
 気にしたら負けだ。下手に藪を突いて大蛇でも飛び出して来たらかなわん。アナコンダ級に危険な香りがした。

「それで、何を買うつもりなの?」
「ああ、今日は璃々の服を買いに来たんだよ」

 紫苑と璃々は、殆ど着の身着のままの状態で商会に保護されるカタチとなったため、身の回りの物を何一つ所持していなかった。
 支度金として融通した金で一通り必要な物を揃えたらしいのだが、それでも満足に足りているとは言えない状態だ。
 子供は服を汚すし、持っている服が少なければ色々と不自由がでる。それに璃々は女の子だ。出来れば可愛らしい服を沢山着せてやりたい。
 これはまあ、俺の希望というか我が儘なんだが……。仮とはいえ、『お父さん』などと呼んでくれる璃々が可愛くないはずがなかった。
 そんなこんなで紫苑は随分と遠慮していたが、俺が無理を通して璃々の服を買ってやるという話になったのだ。
 支度金だけでは足りないだろうと生活費として幾らか紫苑に渡そうとしたのだが、それを拒否されてしまったのだから仕方が無い。

「でも、華琳が一緒にきてくれて助かったかな? 俺、女の子の服とか実はよく分からなくてね」
「はい? まさか、私に璃々の服を選べとか言うつもりじゃないでしょうね?」
「え? 何か問題が?」

 華琳ならセンスも良いし、璃々によく似合う服を選ぶなら俺より適任だと思っただけなのだが、何かいけなかったか?

「全然ダメね。女心が分かってないわ」
「お父さん。そういうのをトウヘンボクっていうんだよ」
「……璃々。それ、誰から教わった?」
「んとね。星お姉ちゃん」

 華琳や璃々に『唐変木』って言われるほどの事をした覚えは無いのだが……。
 取り敢えず、璃々によからぬ事を教えている人物が判明したのは僥倖だ。星には後でよーく言い聞かせておかないとな。
 俺の周りって有能な人材は確かに多いんだが、その分、子供の教育に余りよろしくない人物が多い。
 特に真桜は気をつけないと、璃々に絶対に近付けさせてはならない要注意人物の一人だ。
 マッドが子供に与える影響は計り知れない。俺の幼少期など特に酷い有様だった。
 俺だったから、あのマッドサイエンティストの教育を受けながらも真っ当な人間に育つ事が出来たと言える。普通であれば、銀河有数の変人(マッド)の仲間入りを果たしているところだ。

「んー」
「どうした? 璃々?」
「華琳さまって、お父さんの愛人さんなんだよね?」
『――ブフッ!』

 華琳と二人、璃々の予期せぬ爆弾発言に思わず吹きだしてしまった。

「それ、誰が言ってたの? 璃々」
「星お姉ちゃん」
「そう……」

 感情の籠もっていない瞳をした無表情の華琳を見て、俺は星の冥福を心から祈った。

「えへへ。愛人さんはなかよしだから手をつなぐんだよね」

 そう言って、俺と華琳の間に入って俺の右手、華琳の左手を取る璃々。
 子供はこうした事に鋭い。どうやら、俺達の間に漂うギスギスとした空気を璃々に察せられていたようだ。

「璃々に免じて、今日のところは大目に見てあげるわ」
「……助かる。というか、ありがとな」
「べ、別にアンタのためじゃないわよ! 璃々のためだって言ってるでしょう!?」

 そう言って、また明後日の方を向いてしまった華琳。そんな華琳を見て、ハアと俺は深くため息を漏らす。
 華琳が本当のところ、何を怒っているのかよく分かっていないのだが、恐らくは全面的に俺が悪いに違いない。
 もしくは仕事のやり過ぎで、また少しストレスが溜まっているのかもしれない。唐変木と言われたのも、気が利かない点では確かに俺が悪いような気がした。
 今思えば、秋蘭が兵士を連れて先に帰ったのも、華琳を少しでも仕事から遠ざけ休ませるためだったのかもしれないと察したからだ。

 この後、市場の大通りを仲睦まじそうに歩く、親子連れの姿が目撃されたとかなんとか。
 その噂が街に流れた翌日から、どう言う訳か華琳の機嫌が直った。城では鼻歌まで歌いながら仕事に取り組む、ご機嫌の華琳が目撃されたとか。
 恐らくは買い物をして思いっきり羽を伸ばした事で、溜まっていたストレスの解消に繋がったのだろう。
 余談ではあるがそれ以降、璃々と買い物に出掛ける話になると決まって誰かが一緒に付いてくるようになった。

「璃々ちゃん。今日はお姉ちゃんと遊ぼうね」
「天和姉さん!? 狡いわよ! 順番ではちぃの番なんだから!」

 順番がどうだの、抜け駆けは禁止だの、よく分からない事を言っていたような気がするが、

 ――そんなに璃々と一緒に買い物に行きたかったのだろうか?

 とはいえ、璃々が寂しい想いをしなくて済むのは良い事だ。
 何だかんだ言いながらも皆、璃々の事を密かに気にしてくれていたのかもしれない。

「子供(幼女)は国の宝っていうしな」

 子供好きに悪い人はいないって言うしな。
 貴重なプライベートの時間を割いて、璃々を気に掛けてくれる彼女達の心行きが素直に嬉しかった。

【Side out】





 ……TO BE CONTINUED



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