前書き
この話では騎神と至宝にまつわる話が出て来ますが、前作の『貴族だと思ったら猟兵やってます!』の設定に擦り合わせた結果、原作と異なる点があります。予め、ご理解ください。


「なるほど……エマのおばあちゃん≠ゥ」

 どのような人物かを尋ねたことはないが、原作知識からもエマに祖母がいることをリィンは知っていた。
 まさか、こんな外見をしているとは思ってもいなかったが、そういうこともあるかと納得する。

「余り、驚いておらぬようじゃな……」
「見た目と年齢が噛み合わない連中なんて他にも一杯いるしな。今更、ロリババアが出て来た程度で驚かん」
「ロリ……」

 何やらショックを受けた様子で項垂れる少女――ローゼリア。
 こういう反応が返ってくるとは、さすがに彼女も予想外だったのだろう。
 だが、そもそもノルンも見た目通りの年齢とは言えないし、イオもそうだ。
 見た目と実際の年齢が噛み合わないと言う意味では、アリアンロードや〈進化の護り人〉たちもいる。
 リィンからすれば、今更驚くような話でもなかった。

「ん? もしかして〈赤い月のロゼ〉に出て来た吸血鬼って……」
「妾のことじゃな。随分と脚色されておるようだが……」

 なるほど、とローゼリアの胸を見て、納得した様子でリィンは頷く。
 というのも小説〈赤い月のロゼ〉に出て来る吸血鬼とは、妙齢の女性として描かれているからだ。
 とてもではないが、目の前の少女がその吸血鬼のモデルとは、誰も思わないだろう。
 そんなリィンの勘違いを察してか、ローゼリアは顔を真っ赤にして叫ぶ。

「脚色されておると言うのは、そこではないぞ!? 教会のシスターであったと言うところじゃ! そもそもだな。こんな姿をしてはいるが――」
「ああ、はいはい。分かったから」
「ぐぬぬ……」

 絶対にわかっていないと言った様子で適当に返され、ローゼリアは唸りながらリィンを睨み付ける。
 だが、

「まあ、よい。よくはないが……言い訳染みているのは理解しておるしの」

 どう言い繕ったところで、この外見では説得力に欠けることは彼女自身も自覚していた。
 故に、まだ少し不満そうではあったが、あっさりとローゼリアは引き下がる。
 それよりも片付けておかなければならない、優先すべき話があったからだ。

「で? エマを街から引き離して、俺に一体なんの用だ?」
「……気付いておったのか?」
「屋上で魔術を使ってただろ? あの手の気配には敏感でな。エマの件は状況から察しただけだ」

 再度驚かされながらも、ローゼリアは感心した様子を見せる。
 ただ強いだけではない。頭も切れると分かっただけでも、彼女にとって大きな収穫だったからだ。
 世界でも指折りの強さをリィンは持っているだろうとローゼリアは見ていた。
 騎神を使えば、それこそリィンに敵う者はいないだろうとさえ思う。
 だが、それだけの強さを持っていても、どうにもならない状況と言うのがある。
 ヴィータの追っている〈黒の工房〉と言うのが、そうした搦め手を得意とする者たちであることをローゼリアはよく知っていた。

「率直に言う。ノーザンブリアの件から手を引け。あれは御主を誘い出すための罠じゃ」

 だから、警告に現れたのだ。
 エマを悲しませないために――


  ◆


「断る」

 あっさりと断れ、ローゼリアは唖然とする。
 なんとなく断られることは予感はしていたとはいえ、一切迷う素振りを見せないリィンに戸惑いを見せる。

「……妾の話を聞いておったのか? 罠だと言ったのだぞ?」
「それが事実だとしても、もう依頼を受けると決めた後だしな」

 まだ正式に契約を交わしていないとはいえ、ミュゼからの依頼を受けるつもりでリィンは覚悟を決めていた。
 それにノーザンブリアの件以外にも、今回のことはセイレン島の開発計画が絡んでいる。
 罠があると警告を受けたくらいで、簡単に後に引ける話ではなかった。

「第一、罠があるからと聞いて逃げるようなら、猟兵なんてやってない」

 猟兵の仕事など、基本的には危険なものばかりだ。
 罠を張って待ち構えられていることなど、過去に何度もあった。
 むしろ、

「罠があるとわかっているだけマシだ。必要とあれば、罠ごと食い破るだけの話だ」

 それがリィンの素直な感想だった。
 仕事を途中で放棄する理由には当然ならない。
 それはリィンに限らず、猟兵の一般的な考え方と言っていいだろう。
 賢く安全に生きられるような人間なら、そもそも猟兵になどならないからだ。

「……自惚れ、ではなさそうじゃな」

 経験に裏付けられた確かな自信があるのだと、ローゼリアは悟る。
 とはいえ、リィンならそう答えるだろうと言うことは、ローゼリアも予想していた。
 猟兵というのは、いつの時代もバカ≠フ集まりだと相場が決まっているからだ。
 嘗て、紫紺の騎神に乗っていた猟兵≠烽サうだったとローゼリアは過去を懐かしむ。

「それより、折角こうして尋ねてきてくれたんだ。知っていることを話してもらうか?」

 そうリィンに睨み付けながら尋ねられ、うっ……とローゼリアは仰け反る。
 転位で逃げようにも、転位陣を展開する前に邪魔をされるのがオチだ。
 結界がリィンに効かない以上、逃げるのは難しいと言うことはローゼリアも理解していた。

「よかろう。どのみち、ヌシの協力は必要じゃしの。だが、これからする話は他言無用……とまでは言わぬが、エマには出来れば黙っていてくれると助かる」
「なんで、エマをそんなに除け者にする? 魔女の禁忌に触れたからか?」

 エマが黙って故郷を飛び出し、カイエン公に協力して〈紅き終焉の魔王〉の復活に手を貸したのは事実だ。
 それが、魔女の禁忌に触れる行動だと言うのは、リィンも話を聞いていた。
 エマがそうした行動にでた原因が自分の記憶にあると知って、リィンも少しばかり責任を感じていたのだ。
 だが、そんなリィンの問いに対して、ローゼリアは首を横に振る。

「魔王の件は知っておる。しかし、あれはヌシが調伏したのであろう? なら、妾から特に言うことはない」

 シャーリィがその魔王の力を取り込んだと聞けば、どういう反応をするだろうかとリィンは考えるが、

(まあ、これは言わない方がいいか)

 取り敢えず黙っておくことにした。また、面倒なことになりそうだと感じたからだ。
 シャーリィをあちらの世界においてきたのは、実はその件もある。
 せめて力を完全に制御できるようになるまでは、こちらの世界であの力を使わせる訳にはいかなかったからだ。
 万が一、力を暴走させて教会に目を付けられるようなことになれば、魔王の力だけに外法認定される恐れすらある。
 そうなったら〈暁の旅団〉は教会と敵対せざるを得なくなる。ベルを喜ばせるだけだ。

「エマを交えずに話をしたかった最大の原因は、ヌシじゃよ」
「……どういうことだ?」

 エマを遠ざけた理由が自分にあると言われて、リィンは眉をひそめる。

「巨イナル一≠ノ至ったヌシを黒の工房=\―いや、地精は一族の悲願のため、放っては置かぬと言うことじゃ」


  ◆


「余り驚いておらぬようじゃな……」
「黒の工房が地精≠チて件か? 薄々と察してはいたからな」

 黒の工房が途方もない技術力を有していることは、アルティナの一件からもわかっていることだ。
 幾ら十三工房に所属していたとはいえ、余りに彼等の技術力は抜きんでているとリィンは以前から疑問を持っていた。
 まさか、地精そのものが作った組織だとは思わなかったが、可能性の一つとして魔女もしくは地精の関与を疑っていたのだ。

「だが、巨イナル一? なんだ、それは?」

 名前から察するに巨神と関係しているものだと想像は付くが、まったく身に覚えのないリィンはローゼリアに尋ねる。

「ヴァリマール・ルシファー。騎神の最終形態とも呼べるあの姿は、巨イナル一に至った証じゃ」

 そもそもギリアス・オズボーンの目的も、その巨イナル一を完成させることにあったとローゼリアは話す。
 もう死んだ男のこととはいえ、まだあの男の影がちらつくのかとリィンは不快げに顔をしかめる。

「ギリアスが厄介な置き土産を残したってのは理解した。だが、そこまでして求める巨イナル一≠チてのはなんなんだ?」

 まだ肝心な話を聞いていないと、ローゼリアに説明を求めるリィン。

「クロイス家の娘から、どこまで話を聞いておる?」
「……なんのことだ?」
「恍けずとも良い」

 すべてお見通しと言った様子でローゼリアにジッと見詰められ、リィンは観念した様子で肩をすくめる。
 魔女の眷属の長と言うことは、恐らくクロイス家とも少なからず繋がりがあるはずだ。
 隠すだけ無駄かと考え、リィンは以前、ベルから聞いた話をローゼリアに話す。

「異界から現れた二体の巨神の衝突によって文明が滅びたことや、七の騎神はその巨神の力を封じるために造られたとは聞いている。あと、この世ならざる者から世界を守護するシステムでもあるって話だったか?」

 はっきりと言えば、リィンはこの手の話に余り興味がなかった。
 起動者の使命だ、騎神の役割だと言われたところで、それを了承した記憶などリィンには一切ないからだ。
 どれだけご大層なことを口にしようと、騎神は兵器だ。遥か大昔の人間が作った決まりごとを律儀に守る必要性を、リィンは感じていなかった。
 そんなリィンの話を聞き、少し逡巡する素振りを見せるも、ローゼリアは確認するように尋ねる。

「我等、魔女と地精は〈空の女神〉の導きによって、このゼムリアの地に移住してきた者たちじゃ。それは知っておるな?」
「ああ、お陰で面倒事に巻き込まれているからな……」

 ベルの女神嫌いは、ほぼそこからきていると言ってもいいのでリィンは渋い顔を見せる。

「なら、話は早い。少しばかり、昔話を語るとしよう」

 そう言って、ローゼリアはリィンの話を補足するかのように、遥か大昔の話を語り始める。
 猛き力を秘めし焔の至宝、アークルージュ。靱き力を秘めし大地の至宝、ロストゼウム。
 その昔、人々は女神からもたらされた奇跡と恩恵を享受し、繁栄を謳歌していた、と――

「アークルージュにロストゼウムね。なるほど、クロイス家のように女神から至宝を託されていたのか」
「そうじゃ。我等、魔女は〈焔の至宝〉を、そして地精には〈大地の至宝〉が授けられた。しかし――」

 人なら誰もが持っている感情。誰よりも強く、他者よりも一番になりたいという競争本能。
 そうした意識が長い歳月を掛けて種族間の対立へと発展し、女神より至宝を託された人間たちはいがみ合い、争うようになっていった。
 そんな愚かな人間の願いを聞き届け、二つの至宝が呼び寄せたのが――

「二体の巨神と言う訳か」

 リィンの言葉にローゼリアは頷く。
 異界より現れた二体の巨神によって文明が滅びたという話は聞いていたが、具体的にどう言う経緯でそうなったのか話を聞くのはリィンも初めてだった。
 だが、ローゼリアの話を聞いて納得する。
 何の前触れもなく巨神が現れて文明を滅ぼしたと言われるよりは、人の身勝手が原因だと説明された方がまだ理解できるからだ。

(ってことは、やっぱりどっちもどっちじゃねえか……)

 ベルが女神を嫌っているのは、好き勝手して責任も取らずに姿を消したからだと主張しているが、同じようなことは人間もやっている。
 むしろ、これまでに聞いた話を総括すると、至宝の暴走を引き起こしているのは人間の方だ。
 暴走するとわかっているようなものを人間に与えたエイドスにも責任はあるのだろうが、人間の自業自得という側面も大きい。
 やはり客観的に見れば、どっちもどっちと言うのがリィンの感想だった。

「そして、それぞれ至宝の力を取り込んだ二体の巨神は、人々の願い≠ノ応えるように衝突したのじゃ」

 アークルージュによって呼び出された〈光の巨神〉の名はルシファー。
 ロストゼウムによって呼び出された〈闇の巨神〉の名はエレボニウス。
 その二体の巨神の衝突によって、もたらされたのは未曾有の大災厄だった。
 後悔をしても時既に遅し。大地が震え、天が引き裂かれるほどの天変地異に見舞われた人々は巨神を恐れ、ただ震えて戦いが終わるのを見守るしかなかった。
 二体の巨神の戦いは千日にも及び、栄華を極めた文明は見る影も無く、戦いの後に残されたのは暗黒の焦土と化した大地だけだった。
 更に悪いことに、予想だにしない最悪の事態が人間たちを待ち受けていたのだ。

「相打ちとなって大地に果てた二体の巨神。最後の衝突の瞬間、二つの至宝の力が融合し、新たな存在を生み出してしまったのじゃ」

 それが、巨イナル一。〈鋼〉と呼ばれる存在だった。
 すぐに暴走はしなかったものの内部で無限の自己相克を繰り返す究極にして不安定な力≠前に――
 人間たちは自分たちの手には負えないと判断し、二体の聖獣の助けを借りて封印したのだとローゼリアは話す。
 七つに分けて封じたとされる巨神の力。それがローゼリアの話す〈鋼〉なのだろうとリィンは察した。

「〈鋼〉ね……ヴァリマールがその力に目覚めたと?」
「元々〈鋼〉の力を七つに分けることで生まれたのが、デウスエクセリオン――ヌシたちが『騎神』と呼ぶ存在じゃ。エレボニウスとの戦いの中でヌシは〈猛き力〉を呼び覚まし、魔女や地精でさえ封じることしか出来なかった〈鋼〉の力を御することに成功した。いや、それどころか〈大地の至宝〉と融合して失われたはずの〈焔〉の力をヌシは振い、エレボニウスを滅ぼして見せたのじゃ」

 騎神は起動者と共に成長する。理論上は、いつか〈鋼〉を御せる騎神が生まれる可能性はあると考えられていた。
 だが、まさか〈鋼〉を制御するだけでなく〈焔〉の力を引き出すほどに使いこなすなどと、騎神を造った者たちですら予想し得なかったことだとローゼリアは話す。

「ん? それじゃあ、鋼は〈大地の至宝〉に戻っていると言うことか?」
「それは違う。ヴァリマールのなかに眠る猛き力≠ヘ、〈鋼〉を通して引き出されたものじゃ。ヌシにも分かり易く説明すれば〈零の至宝〉から〈空〉や〈幻〉の力を引き出したからと言って、二つに分かれたりはせぬであろう? ヌシがアークルージュの力を引き出せたのは、相性によるものだと妾は考えている」

 オーバーロードは属性付与の真似事も出来るが、リィンの得意な属性は間違いなく『火』だ。
 焔の力だけを引き出したと言うよりは、相性の問題もあって不完全な状態で力が発現したのだろうとローゼリアは説明する。
 そう言われるとリィンにも納得できる点はあった。〈王者の法〉も本来は錬金術の奥義と言うだけあって、何も破壊に特化した力と言う訳ではないからだ。
 しかし、リィンはそれ以外のことは出来ない。試してみたことは一応あるのだが、ベルからも才能がないと呆れられるほどだった。

「要約すると、俺が〈鋼〉の力を不完全ながらも制御しているから、黒の工房としては放って置くわけにはいかなくなったと?」
「有り体に申せば、その通りじゃな。じゃが、理由はもう一つある。呪い≠カゃ」
「……呪い?」

 ローゼリアの口から怪しげな言葉を聞き、リィンは訝しむ。

「〈鋼〉の力を七つに分け、封印することに成功したが、呪いの力までは完全に防ぐことが出来なかった。その呪いが、このエレボニアの地には満ちておる」

 九百年前に暗黒竜がもたらした災厄。そして二百五十年前に帝国で起きた獅子戦役。
 最近では十三年前に起きた百日戦役なども、すべて〈鋼〉から漏れでた呪い≠ェ関係していると聞かされ、リィンは目を丸くする。
 帝国で過去に起きた事件に呪い≠ネどというオカルトな現象が関わっているなどと、俄には信じがたい話だったからだ。
 だが、軽く流せるような話でもなかった。
 すべてが呪い≠フ所為と言う訳ではないだろうが、帝国の歴史が他の国よりも多くの血に塗れているのは事実だ。
 どこか、この国はおかしい。それは帝国で暮らす者であれば、誰もが心の中で感じていることだった。
 いままではそれをギリアスの所為にしてきたが、もし呪い≠ネどと言うものが実在するのだとすれば――

「いや、正確には満ちておったと言うべきじゃろうな」
「……どういうことだ?」
「覚えは無いか? 内戦時にヌシは地脈に溜まった瘴気を浄化し、呪いを弱まらせることに成功しておる。実際には五年前にも――」

 一瞬なんのことか分からなかったが、グングニルのことかとリィンは自分のやったことを思い起こす。
 黒の工房。そしてギリアス・オズボーンの計画が大きく狂った最大の要因。それはリィンの力が、エレボニアの大地を蝕む〈鋼〉の呪いを弱らせることが出来ると判明したことにあった。
 呪いの力を逆に利用することで〈鋼〉の制御を試みようと〈黒の工房〉は長い歳月を掛けて準備を進めていたのだ。
 だが、そのためには人々の負の感情を煽ることで、呪いの力を活性化させる必要があった。
 ギリアスが強引な政策を次々と実行に移し、帝国中に火種を撒き散らしていたのは、そのためだった。

 なのに五年前の事件で計画の修正を余儀なくされ、一年前の内戦ではリィンの活躍によって呪いの力が弱められたことで、計画の中止を迫られる状況に追い込まれてしまった。だからギリアスはグノーシスによって人々の不安と恐れを煽り、呪いの力を活性化させることで破綻寸前に追い込まれた計画を強引に進めようとしたのだ。
 すべては巨イナル一へと至るために――エレボニウスの復活も、そのための布石に過ぎなかった。

「ああ、それで俺やヴァリマールを手に入れようと画策してるって訳か」

 まだ完全に信じた訳では無いが、そこまでの時間と犠牲を払ってまで成し遂げようとした計画だ。
 ローゼリアの話が本当なら、どんな手段を使ってでも諦めたりはしないだろう。
 確かに〈黒の工房〉に狙われる理由はあると、リィンは納得した様子で頷く。

「待てよ? エマに話せない理由って……」

 苦い表情を浮かべるローゼリアを見て、五年前の事件が関係しているのだとリィンは気付く。
 エマが連れ去られなければ、あの事件は起きることはなかった。
 一連の事件は、すべて五年前の教団事件が起因となっていると言うことだ。

「エマは思い詰めるところがあるからの。このことを知れば、ヌシが狙われているのは自分の所為だと思うじゃろう」

 そして、「どう話すかはヌシに任せる」と話すローゼリア。
 彼女がエマを街から遠ざけた理由を察して、リィンは面倒事を押しつけられたのだと理解するのだった。



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