メカ解説〔マジンガー&ゲッター〕
――メカ解説(マジンガー系&ゲッターロボ系)――

作中におけるマジンガーの系譜とゲッターロボの系譜の解説です。

――マジンガー系――

※『マジンガーZ』

全ての基本となるマジンガー。アイアンZ、エネルガーZというプロトタイプを経て完成した『鉄の城』。改装を重ねて運用されていたが、ミケーネ帝国の前に完敗し、大破。フレームとエンジンなどは後に、ゴッドマジンガーの建造にあたり部品として使われる事になる。後に超合金ニューZ製の二号機が再建造される。


※『グレートマジンガー』

マジンガーZの強化発展型マジンガー。『マジンガーを超えるマジンガー』、『偉大な勇者』の異名を誇る。Zの強化発展型なので、当然のことながら、Zを大きく上回る性能を有する。Z敗北後の唯一無二の稼動状態のマジンガーであったが、兵器の性能向上で性能が陳腐化。それに伴い、更なる新マジンガーが計画される事になる。なお、その扱いやすさと高性能から、量産計画が立てられている。


※『マジンカイザー』

マジンガーZのプロトタイプ『エネルガーZ』がゲッター線で超進化を遂げて生まれた異端児。その力はマジンガーZとグレートマジンガーを大きく凌駕し、真ゲッターロボと同等レベルの性能を誇る。装甲は超合金の到達点の一つ『超合金ニューZα』。Zとグレートのいいとこ取りの武器と性能バランスであり、その異名は魔神皇帝。

※『マジンガーZERO』

マジンガーZの持つ邪の自我の部分が増幅し、ある世界のマジンガーZを支配して変異した突然変異体である。最終にして原初の魔神を名乗り、いくつかの平行世界を滅ぼした災厄であり、マジンカイザーですらも太刀打ちできないほどのマジンガーであった。だが、マジンガーZの悪の部分を司るマジンガーであるため、明確な弱点も存在する。

※『ゴッド・マジンガー』

マジンカイザーすら超え、ZEROをも倒せる『究極のマジンガー』。マジンガーZの生まれ変わりであり、マジンガーZの善の自我を受け継ぐマジンガー。設計はグレートマジンガーの強化発展で、マジンカイザーと似通った姿だが、フレームは改造されたZのもの、補助エンジンもマジンガーZのメインエンジンであるため、Zの善の自我を持つ。武装その他もマジンカイザーよりも強力で、主動力源は光子力を超えるエネルギーの陽子炉であり、ZEROが唯一、真っ向勝負で勝てないと思っているマジンガーである。


※『マジンエンペラーG』

急遽、生み出されたグレートマジンガーの後継機。グレートマジンガーの存在を認めないマジンガーZEROに対抗する術を模索した兜剣造が助言でゲッター線技術を取り入れて生み出された。ゲッターエネルギーと光子力反応炉の複合エネルギーと補助陽子炉の超エネルギーにより、ゴッドと同等の性能を持つことに成功した。ゲッターロボの技術が入っているのと、装甲も双方の融合の証『G合金』であるので、甲児曰く『ゲッターとマジンガーの愛の結晶』。異名は『偉大なる魔神皇帝』。

※『グレートマジンカイザー』

エンペラーが生み出される前、グレートマジンガーをゲッター線で進化させる方向で産まれたマジンカイザー。エンペラーが真ゲッターロボなどの特徴を取り入れたのに対し、こちらはグレートマジンガーの純粋な強化体としての特徴を有している。装甲その他はマジンカイザーと同様だが、機体特性はグレートマジンガー寄りである。マジンカイザーと同等の性能を誇るが、マジンガーZEROにはある兵器の存在から太刀打ちできないので、その打開策として、エンペラーが開発されるに至る。それ以外には無敵なので、比較的気軽に使えるマジンカイザーである。

※『量産型グレートマジンガー』

グレートマジンガーの量産型。科学要塞研究所が地球連邦軍の要請を受け、グレートマジンガーの機能を一部削ったデチューン仕様で設計され、ある企業に委託して作られた。しかし、あしゅら男爵の暗躍でいくつかの機体がミケーネ帝国に渡り、その企業がプリベンターに摘発され、量産計画は棚上げとなるが、科学要塞研究所が直接管理する形で後日に再開された。科学要塞研究所直轄の計画では、グレートマジンガーの機能再現型で量産され、当初はオミットされた飛行能力も持つ。第二期量産タイプはオリジナルとほぼ同じ外観を持つが、サンダーブレーク発生装置の改良により、角の角度がオリジナルより外に反っているという特徴を持つ他、機体塗装が黒主体になっている。初期量産型は飛行オミットではなくオプションで主翼の収納が無く、切り離し式というスクランダー方式に回帰しており、その辺りでコスト削減の設計変更がなされていたので、ある意味では兜十蔵博士が構想していた当初の空戦型マジンガーの素案に回帰している。翼の切り離しもグレートブースター式に敵へぶつけるスタイルなので、『特機版BWS』とも呼ばれる。

※『ブラックグレート』

量産型グレートマジンガーの制作前、委託されていた企業が技術力アピールも兼ねて、贅を尽くして生み出されたテストベッド兼任のデモンストレーション機。初期量産型と異なり、オリジナル機の徹底的な改良機という特徴を持っており、機体色から『ブラック』の愛称で呼ばれる。開発コードは『オックス』であった事から、この仕様での量産も構想されていたようだが、贅を尽くしたため、コスト面の問題で、この仕様での量産は断念された。良好な性能であることから、接収後は本家グレートマジンガーの代替機として運用されるに至る。開発コードの由来は『Origin eXperiment』の意味で、オリジナルの再現から試験用としてリソースを最大限詰め込んだ高機能試作機という意味合いを持つ。軍へのプレゼンテーション用に作ってはみたもののコストが高く、現状では量産には不適と言わざるを得ないが、試験用に装備がユニット化され、換装も容易なので量産型の搭載武装の試験にも供されている。





――ゲッターロボ――

※『ゲッターロボ』

元祖ゲッターロボ。宇宙開発用を名目に作り出されたスーパーロボット。ゲッターロボの基本を確立させた名機だが、パワー不足であることや、肝心の操縦性に難があり、量産計画は立てられなかったが、同型機自体は複数が現存している。

※『ゲッターロボG』

元祖戦闘用ゲッターロボにして、ゲッターロボの戦闘用後継機。ゲッター線増幅炉を搭載した初のモデル。初代機を戦闘用にブラッシュアップしたという点で、グレートマジンガーと多くの共通点を持つ。本機を雛形に、その後のゲッターロボは分化していくので、技術的に、戦闘用ゲッターの祖と評価される名機。

※『真ゲッターロボ』

二代目戦闘用ゲッターロボだが、構想自体はゲッターロボGと同時に存在していた。しかし、『真』の名に相応しいとして考えられる水準の性能を当時の技術力では実現不可能であったので、実現性が見込めるゲッターGの開発が優先された。ゲッターG運用のデータを活用して再設計されたため、結果として通算で三代目となった。その結果、『機神』と呼ばれるに相応しい力を備えるに至った新世代ゲッター。全ての性能でゲッターロボGですらも赤子同然の差を誇り、操縦者の意思次第では神と言える領域の力を発揮する。マジンカイザーと対を成す『機神』級の化物。必殺技は気合で威力が無限に変化するストナーサンシャイン。外観は初代の面影を多分に残すが、武装はG色が濃い『いいとこ取り』。


※『ゲッターロボ號』。

本来、神隼人が構想していた自己設計のゲッターロボ。しかし、あしゅら男爵が平行世界から盗み出した設計図で以て建造し、テストをしていたところ、偶然に高町なのはと遭遇した事で、彼女の運命を変えてしまった経緯を持つ『曰く付き』の機体。隼人は號の存在を知り、設計を大きく変更し、後に別のゲッターとして造る事になる。

※『ネオゲッターロボ』

神隼人がゲッター號の実在を受け、大幅に設計変更を加え、メカトピア戦役後に建造したゲッター。彼の科学者としての処女作にあたる。エネルギーは號の建造計画の流用なので、プラズマエネルギーを使用するが、初代ゲッターを上回り、ゲッターG水準の性能は確保している。外観は號にゲッターGのエッセンスを取り入れたもので、『號をゲッターG要素で再構成した』機体と言っていい。また、號の計画変更で生み出されたゲッターであるので、同機用の武装やオプションに対応しており、実質的に號の代替機として扱われている。


※『真ゲッタードラゴン』

早乙女研究所のメルトダウン事故で地下に沈降したゲッターロボGが進化して誕生する超ゲッターロボ。全てで真ゲッターロボすら圧倒的に上回り、機神として更なる領域に足を踏み入れた『化物』。必殺技は『真シャインスパーク』。


――機神――

※『ゲッターエンペラー』

遙かなる未来で産まれし究極最後のゲッターロボ。全てで桁違いの力を持ち、時間や因果律にすら干渉できる『神域』に達している。その意思は流竜馬のそれであり、ちょくちょく過去に干渉し、加東圭子に『忠告』するなどの行動を取り、黒江の願いに応えるなど、おせっかいで、仲間思いなところがあるが、敵には、降伏しなければ、住んでいる星系単位で吹き飛ばすほどの容赦なさを見せる思考を持つ『正邪』双方を司る最高位の機神である。真ドラゴンと真ゲッターロボの融合進化体でもあり、遥かな年月で産まれた。


※『Zマジンガー』(Z神)

究極にまで進化したゴッド・マジンガーの後身、マジンガーZの究極最後の姿。オリンポス十二神の長『ゼウス』その人である。兜甲児と融合したため、大いに茶目っ気のある神で、娘のアテナを溺愛する女たらしの善神。ハーデス亡き後、冥界を再構築し、黄金聖闘士達を蘇生し、自らの部下にするなどの娘に激甘ぶりを見せる。黒江達ともツーカーの仲であり、最高神とは思えないフレンドリーぶりを発揮するが、決める時は決める。ゴッドスクランダーのビッグバンパンチは彼の力の一端の発露であり、彼が持つ『地を割り、空を裂く』力と加護の為せる業である。Zマジンガーとしての力も凄まじく、あのマジンガーZEROでさえも『釈迦の手のひらの孫悟空』の如き有様を呈するほどで、究極最後の魔神に相応しい『魔神の中の神』。彼はZEROの力も全く意味をなさない『因果を超えた究極の鬼/機神(エクス・マキナ)』であり、守護神である。



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