短編『スネ夫の無敵砲台VSドラえもん一行』
(ドラえもん×多重クロス)

パート1


-さて、1999年の秋頃。のび太はある騒動に巻き込まれていた。その騒動とは?


-野比家 のび太の部屋


「おかしい、このごろスネ夫が威張り始めた。しかも逆らうと謎の大爆発だ。何が何だかどうなってるんだろう」
「……」

スネ夫が急にジャイアン張りに威張り始めたのが腑に落ちないドラえもんは腕を組んで考えこむ。
いつもジャイアンの腰巾着兼参謀として振舞っていたスネ夫が急に威張り始めた理由が、どうしても思い当たらないのだ。のび太は後ろめたさがあるのか、冷や汗タラタラである。
やがて意を決したのか、気まずそうに真実を告げる。それはドラえもんもひっくり返るほどの恐るべき道具がその原因だと。

「じ、実は三日前……」

のび太によればこの日より三日前にいつもの如くスネ夫がジャイアンにいじめられていたのだが、スネ夫が`いくらでも金をだすからドラえもんの道具を買ってよ〜!`と泣きながら懇願するのを見かねたのび太がスネ夫から代金をもらって、未来デパートから`対ジャイアン用`兵器を買ったとの事。
これにドラえもんは慄きながら狼狽えも見せながらのび太に問う。

「す、す、す、すると君はかってに!?」
「無敵砲台っての買ってあげた」

のび太のこの一言にドラえもんは仰天し、ひっくり返るほどの衝撃を受けた。
その道具がどんなに恐るべき道具であるか、彼は知っていたからだ。
未来デパートは何故か20世紀以前の科学水準では高性能兵器に分類されるであろう代物を一般に売っているという、アメリカナイズされた側面を持つ。
23世紀ではひみつ道具関連テクノロジーの衰退からシェアを落とし、後から勃興したアナハイム・エレクトロニクス社の傘下となっているもの、存続はしているという。
人間製造機を作った新世界デバートが事件の影響で倒産の憂き目に遭ったのとは対照的だ。
(ドラえもん曰く`それでいいのか!?との事)
その未来デパートの中でも中々にデンジャラスな代物の無敵砲台を事もあろうに購入してしまったというのだ。

「ム、ムテキホーダイィィィィィ!?」

驚愕と恐怖が入り混じる叫びを上げる。それは未来デパートが`民生護身用`と称して作った部屋一個分の面積の自動砲台。その威力はあくまで対人用に留まっているもの、
対空焼夷榴弾(昔の日本海軍で言うところの三式弾。近接信管付き)、徹甲弾、徹甲榴弾も常備され、21世紀頃のイージス艦などに備えられた`フェーズドアレイレーダー`標準装備という恐るべき代物。
その性能は21世紀頃のファランクス以上の迎撃性能という民生用とは名ばかりのもの。
しかも声紋登録で本人以外の操作を受け付けない。
これに対抗可能な道具はドラえもんは思い当たらない。

「あれがどんなに恐ろしい道具か、君は分かってるのか!?」
「ひ、ひぇぇ〜……」

のび太も話とドラえもんの反応に恐ろしさのあまり腰を抜かす。
ドラえもんはタイムテレビで無敵砲台が発射される瞬間、砲台が置かれている地点を特定しようと、スパイ衛星を打ち上げ、モニターを起動させる。
場面にはスネ夫が無敵砲台を使うと思われる場面が映し出される。

『ぼ、ぼくに向かって……』

スネ夫に吠え掛かる猛犬に精一杯の虚勢を張る。そして窮した瞬間、その合図を叫ぶ。

『発射!!』


「今だ、場面を目一杯引いて!」
「よしきた!」

場面を発射の瞬間、目一杯引く(ズームアウト)と、いつもの裏山で閃光が走るのが確認できた。
そして無敵砲台の榴弾と思われる砲弾が凄まじい初速で撃ち出され、飛翔するのが確認できた。そして、命中し、猛犬は黒焦げになって悲鳴とともに気絶する場面に戻る。
これで無敵砲台はのび太の学校の裏山に置かれている事は確認できたが、問題は破壊できるほどの手段をドラえもんは持ち得ていない。砲台である都合上、要塞砲のごとく強固な構造であるのは容易に想像でき、手榴弾や空気砲などではビクともしないのは目に見える。
ではどうすればいいのか。ドラえもんとのび太は悩んだ。

と、そこにいつもの如く、一階からのび太の母の野比玉子(のびたまこ)の声が響いてくる。

「のびちゃん〜」

だが、のび太達はそれどころでは無かった。
無敵砲台の設置場所を探るので必死で、玉子の言葉は耳に入らない。返事がないのに業を煮やした玉子は怒気を強めて、もう一回怒鳴る。

「のぉぉびた!!返事くらいしなさい!!」

と、凄まじい剣幕である。
のび太はこの声で我に帰った玉子の声にようやく気づいたのび太はオドオドと返事を返す。

「なぁにママ〜」
「なぁにじゃないでしょう!呼ばれたら一回で返事しなさい!」
「ごめんなさい〜!で、なぁに?」
「悪いけどお買い物行ってきてくれる?」
「え〜!?」
「どうせ昼寝ばかりしてるんだからいいでしょう?」
「……はぁ〜い」

渋々ながら買い物を引き受けたのび太であるが、無敵砲台のことが気になってそれどころではない。しかし買い物はこなせば、500円であるが、お小遣いがもらえる。
1990年代末の時点で500円というのは、はした金もいいところだが、玉子の厳しい教育方針を考えると、仕方のない事である。
そのため、のび太は父方の叔父であるインド在住の野比のび郎(のびのびろう) の数年分いっぺんにもらえるお小遣いとお年玉を貯めこみ、それを軍資金に高額なTVゲームを買う事が多い。のび太曰く、`今はプレイス◯ーション2を買うための軍資金`との事。
ちなみに2000年代初期頃の初期型は買わず、2003年以降の第二生産ロット以降の物を近未来から手に入れるとの事。
なんというズルい手だろうか。

「仕方がない。急いで行こう」
「うん」

と、いうわけで、二人は買い物に出かけた。
しかし、無敵砲台が気がかりなため、身が入らない。そのためスピードはゆっくりだ。



ちなみにドラえもんとのび太は練馬区に住んでいるが、この辺りは昭和30年代の雰囲気を色濃く残している。端々に近代化されている90年代の雰囲気が現れてはいるが、ほのぼのした街並みは昔ながらの温かさや親しみを感じさせてくれる。
やがて、いつもの空き地まで来たところでドラえもんが`名案`を思いついた。

「お〜そうだ!!破壊できないんなら破壊できる人間を呼べばいいんだ!!」
「な、何、急に……」
「無敵砲台に対抗できる人間を連れてくれば万事OKじゃないか!」
「そーいえばそうだね……だけど誰を?」
「なぁに、これから考える。なのはちゃんはどうかな?」
「中学校以降だと管理局とか学校、軍とかで忙しいはずだよ、フェイトちゃんも同じような事言ってたじゃない」
「いや、夏休みとかの期間なら管理局も休暇とかで開いてるはずだ。それに高校生の姿のフェイトちゃんとママは会ってるから整合性考えないと」
「そっか、そうだね」
「んじゃタイム電話で連絡取るね」
「あれって平行世界でも連絡できたっけ?」
「ミッドチルダの技術で改良したの。んじゃ電話するね」

ドラえもんはタイム電話の独自仕様版を取り出す。
その形態は20世紀頃の初期型携帯電話のような比較的大型のものだ。
ボタンを器用にプッシュし、以前教えられていたなのはの携帯電話番号をプッシュする。
意外な事にすぐ応答があった。

『もしもし……あ、なのはちゃん?ぼくドラえもんです。久しぶり。
…うん。実はさ、今ちょっと大変な事に巻き込まれてね』

ドラえもんは大まかになのは(16歳)に事の経緯を説明する。幸い、なのはは休暇を取っていたらしく、ドラえもんの要請に快く応じてくれた。
次は23世紀にいる篠ノ之箒に連絡を取ってみる。
あの戦いの後、宇宙科学研究所で働いてるというので直接連絡を取るわけにはいかない。
そこで宇宙科学研究所に電話し、箒を出してもらう。

『もしもし、箒さん?ぼくドラえもんです、実は今大変な事に……』

なのはと同じような切り出し方で若干、言い回しを変えて説明する。箒もドラえもんの頼みを承諾し、これで少なくとも強力な二人の協力は得られた。

『それじゃぼくが迎え行きますから』

会話を終えると電話を`プッ`と切る。ドラえもんは`一端、家へ引き返すから`とのび太に言い残し、野比家に引き返した。箒達を迎えに行くためだろう。
のび太は家に戻るのは面倒臭いので、いつもの習慣で土管の上に寝っ転がりながら待つことにした。
そして眠りこけて2、30分ほどたち……。






「ふぁぁ〜……」

のび太が大欠伸をしながら起きたのと同時に空き地にタイムマシンの出入り口が開く。
そこから私服姿の高町なのはと篠ノ之箒がドラえもんに伴われて降りてくる。
箒はどうもタイムマシンに慣れないようで、多少酔ったらしく、ふらついている。


「のび太……お前という奴は〜〜そんなところで寝るな〜!!」
「あ、箒さん。お久しぶりです。なのはちゃんも」
「うん。あたしにとっては5、6年ぶりかな?」
「ふぁぁ……箒さん、なのはちゃん、今、何時?」
「お前という奴は……今、3時15分だが」


箒が腕時計を見て時刻をのび太に告げる。するとのび太の顔が見る見るうちに青ざめる。

「しまったぁ〜!!」
「ど、どうしたの?」
「最近ママがよく使ってるスーパー、駅前商店街より遠いんだ!
今からだと帰るときには日がくれちゃうよ〜!!」
「タケコプターは?」
「ただいまバッテリー切れで充電中」
「どこでもドアはどうだ」
「立て付け悪くなって修理中です……うぅ、どうしよう……。そうだ、箒さん。
赤椿でひとっ走りして買い物できますか?」
「何!?ちょっと待て!?ISをこんな町中で展開しろというのか!?恥を晒すようなもんだぞ!?」


「この街はドラえもんのおかげで耐性ついてるんで大丈夫ですから」
「そ、そう言う問題か〜〜!?」

箒はこののび太の素っ頓狂な発言に慌てる。しかし実際に鈴などは部分的に展開する事は多かったし、ラウラは一夏を守るために全開で展開している。しかしそれはあくまで自分の故郷での話。
こんな別世界の町中をISですっ飛ばしたら警察のお世話になるのはほぼ確実。
いくらドラえもんが普通に買い物しているとはいえ……と懸念するが、野比玉子(のび太の母) のカミナリの怖さはドラえもんとのび太の両名から伝え聞いているので、どうにかしてやりたいという気持ちもあるので、渋々ながらも引き受けた。
赤椿を展開し、飛行準備を進める。


「大丈夫なんですか、箒さん」
「お前がバリアジャケットで買い物しにいく訳にもいかんだろう。子供の頃ならともかく、高校生ではな」
「確かに……」

なのはにそう言うと箒はのび太から買い物カゴを受け取り、脚部スラスターを吹かして街へ繰り出した。
すっ飛ばしていると、町の人たちの視線がどことなく気になるが、意外なことに予想よりスルーしている。

(……あれぇ!?何故誰もISに突っ込まない!?
普通こんなものが飛んでたらおかしいだろう〜!)

低空飛行と距離の関係で速度はソニックブームを起こさないように飛行しているが、不思議と普通に飛べている。それでも東京の練馬区は郊外とはいえ、決して田舎ではないはずなのだが、この世界では学園都市という西部に造られた特殊な都市に近い関係か、普通に受け入れているようだ。

(美琴のいる学園都市のせいか……?これって。ややこしいが、アイツのほうが一回り以上`年上`なんだなぁ)

これは時空を超えた出会いであった関係で、実際に会った時の年齢と生きていた時代の差が生じた事の表れであった。箒がいた年代は21世紀に入って既に20年以上経過した時代。
その時代において10代後半に入った箒は2010年代前半に10代半ばの御坂美琴より、一回りは年下という事になる。
つまり、美琴は生年月日だけで言うなら織斑千冬や篠ノ之束と同年代か、やや年上なのだ。
それが判明してからは箒は美琴との接し方を多少変えたのだ。


で、なんかかんだで赤椿は割とゆっくり(車より多少速い程度か)の速度でのび太の住む町を低空飛行で飛ぶ。
一応、交通ルールは遵守し、歩道の赤信号ではきちんと待つ。そういうところは変に几帳面であった。
横断歩道では重そうな荷物を担いでいるお年寄りの手助けをし、お年寄りに「若いのに関心だねぇ」と感謝され、柄にもないが、箒は照れてしまった。お礼としてお菓子を一個渡された。草餅だ。



「そういえばドラえもんに急いで連れてこられたから間食するのを忘れていたな……」

間食とは、要するに3時のおやつの事。箒はそれを食おうと私室で準備しているところをドラえもんに連れてこられたので、食いそびれていた。腹がなってしまったのでそれを思い出したのだ。

「よいしょっ……と」

ISの腕部で器用に草餅のパッケージを開き、草餅を口に入れてほうばる。
中々の高級品のようで、小豆の味が口の中で溶けるような旨さだ。

(こ、これは!!中々の味だ!!あとで和菓子屋立ち寄ってみるかな)

と、いらん野望も抱きつつ箒は無事にスーパーにたどり着いた。そして駐車場で赤椿を待機状態に戻し、買い物カゴを片手に店内へ入っていった。


「1999年か……まあ20年か30年程度ではそんなに変わらないか」

箒はスーパーマーケットの様子は時代が進んでも特別、変化がないことに妙に関心しつつ買い物カゴに入っているメモを取り出し、買い物をする。

「調味料を最初に買わなくては……あいつらに味がないとは言わせんぞ!」

箒は動揺したりすると、料理に調味料を入れ忘れてしまう事がままある。それは未来の世界にいる師の黒江綾香(くろえあやか)にも指摘されており、料理の分野では信用されていない。
そのため密かに雪辱の機会を伺っていたりする。
剣の腕では達人の域に達しつつある彼女もこればかりは普通の少女であるという事だ。

「しかし……あののび太達があそこまで恐れるとは…、アイツの母さんとはどんな人物なんだ?」

そう。箒はいわゆる大長編モードの時の勇ましい姿を主に見てきたため、ドラえもん達の普段のおちゃらけた姿はむしろ新鮮である。
そしてのび太の普段の呑気さは呆れてしまうが、戦になった時のあの勇気はどこから湧き出るのだろうと思っている。
あの勇気は一夏や未来の世界で見てきた仮面ライダーやスーパー戦隊などのスーパーヒーロー達にも劣らない。むしろ自分のほうが情けないと思う時がある。……だが、あの呑気さは……。

「たしかにあれでは母さんらが心配するのがわかる気がするな」

のび太の呑気さに呆れと、いっぺんでいいからあんなにのんびりと生きてみたいという憧れが入り混じった感情を抱きながら、買い物を終えて、駐車場に行き、誰も見ていないことを確認すると赤椿を再び展開し、のび太らの所に戻る。買い物カゴを左手で持ちながら飛行する。右手はいつでも武器を使えるように構えている。何があるかわからないからで、念のためである。
初秋の爽やかな風を感じながら、箒は赤椿で月見台町を飛翔した。









-だが、この間にもスネ夫は無敵砲台で被害者を続々と出していた。
そしてその毒牙は遂にジャイアンにまで及んでしまう。


「なにィ〜〜!!スネ夫が!?」

いつもの如く級友の「はる夫(はるお) 」(出木杉英才と並びのび太達とよく遊ぶ級友。小太り)と安雄(やすお) (同上。いつも帽子をかぶっている)から漫画を『永久に借りておこう』としたが、一足早くスネ夫が分捕っていった事を知り、腹息を荒くし、怒髪天を突かん勢いで二人を衝撃波で吹き飛ばしながらスネ夫のもとへ突っ走った。





ものの数分でスネ夫と鉢合わせしたが……。



「やいスネ夫!!この俺様を差し置いて漫画を読もうなんぞ」
「ふふふ……ジャイアン!!ぼくにそんな口をきいていいの?」

いつもの弱気さを微塵もない不敵な態度でスネ夫は`フン`と鼻を鳴らす。
そして`ニヤリ`と薄ら笑いを浮かべると、まるで「笑ゥせ◯るすまん」の決めポーズを気取ったかのようにジャイアンに向けて顔面を指差す。

「ワァ!!や、やめて……やめてくれ〜……頼む……!」


それまでの怒りなどかなぐり捨てて地面に跪き、命乞いをするジャイアン。目には涙すら浮かべてまるで養豚場の豚のような醜態を晒しているが、無慈悲にもスネ夫は破滅の一言を発する。

『発射!!』

その瞬間、裏山に設置された単装のカノン砲が備え付けられた砲台がフェイズド・アレイ・レーダーと連動した射撃指揮装置が照準を合わせる。コンピュータが最適な砲の角度、最適な砲弾を算出し、全自動で砲弾が揚弾され装填される。

-対人榴弾、セット FIRE

無敵砲台が咆哮する。50口径の長砲身砲であるため、初速は高速を誇る。瞬く間にジャイアンの下へ砲弾が飛翔し……大爆発を起こす。
ジャイアンは衣服を焼かれ、黒こげとなって倒れ伏す。

「これでわかったろ?ぼくに逆らえばこうなるという事を」

ジャイアンを包み込む爆炎を背にスネ夫はそう呟く。そこには黒こげとなったジャイアンが息も絶え絶えに、無様にも倒れ伏していた。その時の爆発は空き地からでも観測可能であったという。そして、町内新聞の一面をこの爆発のニュースが飾ったのは言うまでも無い。








‐空き地

「…きゃあっ!?な、何あれ!?」

空き地にまで轟いた突然の爆音と土管の上からでもわかるほどに立ち昇るキノコ雲に、なのはが驚きの声を上げる。ドラえもんは慌てて双眼鏡を取り出し、雲が出た地点を観測する。

「スネ夫がまた誰かを砲撃したんだ……」
「こりゃそうゆっくりもしてられないね……」
「ど、どうするの?」
「取り敢えず明日、ぼくとのび太君でスネ夫を説得してみる。なのはちゃんは箒さんと万が一に備えてくれ」
「うん」



3人は取り敢えず方針を確認しあう。こうしてスネ夫の無敵砲台対ドラえもん一行の戦いは、静かにそのゴングが鳴らされたのだ。
裏山で不気味に胎動する無敵砲台。
そして、それを護衛するおもちゃの兵隊達……スネ夫は万が一に備え、おもちゃの兵隊をも多数買い込み、追加セットの機関砲、ミニカノン砲台も兵士とともに多数を設置。
兵士が自前で塹壕も掘っていたので、ミニ旅順要塞とも言うべき様相を呈していた。もちろん、その中枢は無敵砲台だ。
裏山にスネ夫が財を投じて造り上げたとも言える近代的要塞は静かにその偉容を不気味に示していた。




-あとがき

私の誕生日&某サイトからの移転4ヶ月目、47000アクセス突破記念の中編作品です。
「ドラえもん のび太とスーパーロボット軍団』と話が連動したジョーク作品であります。
気を抜いて見てください(笑)
(加筆を加えました)



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