――ミッドチルダは遂にナチス残党の討伐を決意、本格的に次元航行艦隊を派遣する運びとなった。が、ナチス残党もその情報を察知しており、精鋭航空部隊を準備していた。




――“聖王のゆりかご 格納庫


「次元航行艦隊が動いたか。ゆりかごでインパクトを与えてブルらせていたが、奴らも腰を上げたな」

ナチス残党空軍の精鋭航空部隊――“コマンド・ノヴォトニー”の指揮官であり、“ヴォルホフストロイの虎”の異名を誇った、ヴァルター・ノヴォトニー少佐は自身や何人かの部下が持ち込んだ可変戦闘機を準備していた。それが“VF-2SSバルキリーU”や“VA-1SS メタルサイレーン”などの意外な高性能可変戦闘機であった。

「海軍はムサシを撃沈しそこねたそうだ。やはり日本海軍相手には遅れを取っているな」

「仕方がない。仮にも奴らは世界三大海軍の一角だ。大海艦隊時代を知るものが少数の我々とは差も出るさ」

ノヴォトニーはエーリッヒ・ルドルファーにそう返す。海軍の全体的な練度の差を知っている故か、意外と冷静である。むしろ空軍の獲物が増えたとばかりに息巻いている。

「あの娘達が乗っていたVFのデータは解析できたのか?」

「ああ。2200年の世界の高性能機だ。個人的に持ち込んでたんだろう。だが、マシンはいいが、いまいち腕がついていっていないぜ」

「魔導師としては一流だが、戦闘機乗りとしてはまだまだと言ったところか。まあ良い。それでこそ落としがいがあると言うものだよ、ルドルファー」

ノヴォトニーは交戦したなのはたちをそう評し、笑ってみせる。それは空にまだ浪漫が溢れていた時代の人間故の性かも知れなかった。その後ろで彼らの駆るであろう銀翼が煌めいていた。








――時空管理局は第一次反攻を図り、残存地上部隊と結果的に温存した形となった次元航行艦隊を結集していた。そこに友好世界からの援軍も加わっていた。


――ミッドチルダの時空管理局勢力圏の軍港

「総員、傾注!アドルフィーネ・ガランド少将閣下に敬礼!!」


軍港に入港したノイエ・カールスラントの客船。それを使って援軍として派遣された第44戦闘団はカールスラント空軍の精鋭をかき集めて送り込まれており、当時、手空き状態であった501のカールスラント勢の姿もあった。

「ここがミッドチルダか……」

「思ったより近代的だね。もうちょっとオカルトチックかと思ってたけど」

「ここの魔法は科学が転じて魔法になった面もあるから科学力もかなりのものよ。扶桑陸軍が先に派遣されてると聞いてるけど……」

ミーナ、バルクホルン、ハルトマンは同隊・第二小隊に配属されていた。戦況が落ち着いている冬の間に派遣されてきたのである。そんな彼女らの出迎えは黒江であった。武子と圭子は事務作業で多忙なため、事実上の副官格の一人である黒江が代表してこの場に来たのだ。

「ミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ中佐ですね?扶桑陸軍第64飛行戦隊所属、黒江綾香少佐であります」

「ご苦労様です、少佐。少佐の武勇は坂本少佐から聞いていますよ」

「そいつは光栄です。それとあいつらが世話になってます。大変でしょ?アイツらは」

「ええ」

「中佐達は自分が送ります。車に乗ってください」

黒江は機動六課の車で乗り付けてきていた。機材は後で運ばれるので、人員を送り届けるのが最優先事項であるため、ミーナ達を先に送り届ける事にしたのだ。

「少佐は坂本少佐とはいつ頃から面識が?」

「アイツが初陣の頃からです。当時はまだ飛曹だった。今は北郷さんの影響で“ワッハッハッ”な性格になってますけど、あの当時は泣き虫でしてね……」

「へぇ〜あの少佐がねぇ」

黒江は車を運転しながら、坂本が元来はどのような性格であったかを話す。若き日の坂本はむしろ芳佳に近かったと。これにはハルトマンもバルクホルンもびっくりなようだ。

「何故、少佐はあの措置を受けたんですか?引退していたのなら、敢えて前線に戻る必要は無かったはずです」

「私はティターンズの襲撃の割と初期の段階で505にいた時の部下を死なせてしまいました。今でもその時の自分の無力さを恨んだ時もあります。地球連邦に助けられて、この姿に戻った時、思ったんです。守れる力があるのなら悔いのないようにしよう”と」

黒江はティターンズの襲撃で505時代の部下の死を目の当たりにした。既にあがりを迎えていた彼女は無力に等しく、虚しく殺されていく元部下らを尻目に、逃げるしか無かった。その時に痛感した自らの無力さからか、外見には文句があるもの、若返った事自体に抵抗はなかったとミーナに話す。


「あがり……か。少佐が一番恐れている事だな……」

「坂本の奴はあがりを迎え始めている。宮藤の成長を見届けられないのを日頃から残念がってるし、アイツは士官学校出の私と違って、戦うことしか知らない。だから普通の生活にはもう戻れない。考えようによっては可哀想だよ。坂本はな。バルクホルン大尉」


それはもはや戦うことでしか己の存在意義を見いだせなくなった坂本を黒江は可哀想だと評した。坂本の涙苦しい努力は宿命の前には無力である事は後半年足らずで完全に実証されてしまう。その時、坂本はどうするのだろうか。戦友である黒江はそれが気になっているが、それはこの場にいた誰もがまだ知る由もなかった。











――同時刻 機動六課 臨時隊舎 

「連邦軍から新しいバルキリーが?」

「うん。なのはちゃんにはVF-25Sのエンジン乗っけたVF-19のA型が、フェイトちゃんにはVF-22Sのアップデート型やって」

「それでなのはは何を?」

「慣らし運転中や」

地球連邦軍の援助物資の第一陣が届けられ、その中には二人への新たなバルキリーがああった。機種転換が間に合わないためか、二人のバルキリーはそれまで乗っていたモノの能力アップデート型かつ、特務仕様であった。特になのはのモノは一般仕様から特殊部隊仕様にバージョンアップしたため、慣らし運転を行う必要が生じ、試しに動かしてみろという事になった。カラーリングなどは前と一緒だが、特務仕様のA型になったため、より精悍さを増していた。

「凄い……F型やS型がまるでおもちゃみたい。こりゃ特殊部隊にバカ受けもするわ」

最新の能力アップデート型である故か、その能力はより次世代であるVF-25にも匹敵しうる水準にまで引き上げられていた。AVF世代の可変戦闘機は部分的にはより次世代の機体をも上回るポテンシャルを発揮できる事がままあり、特殊部隊の需要は未だに衰えていない。そのため能力アップデート型が開発され続けている。なのはが乗っているのは2201年に生産が開始された型で、VF-25やYF-24系列の増産が一向に進まない現状に業を煮やした宇宙軍と空軍が既にあるAVFを更にアップデートして、次世代型の穴埋めをする方向に舵を切ったとは、メーカから派遣されてきた整備員の談。

「あ、あぁ〜!動きが良さすぎて酔っちまう……A型になったはいいけど、体鍛えないとダメだこりゃ……」

特殊部隊用の最新型なので、無論、機体の安定性などは低く抑えられている。操縦性もエースクラスの搭乗が前提のセッティングがされているので、今のなのはが扱うのは骨が折れると言った感じが正直なところだが、一般仕様では対抗しきれない機体を敵が保有している以上、特務仕様に体を慣らすしか無いのだ。

――相手はあの大戦を経験して、3桁撃墜を成し遂げたバケモノみたいな腕の人達。だけどやるしかない!

――あたしは第二次世界大戦の生き残りのように空中での乱戦はそんなに経験してないし、フェイトちゃんみたいにバジュラと戦ってるわけじゃない。だけどミッドチルダを守りたいって気持ちは同じ。この空をあの人達の好きにさせてたまるもんか!

なのははVF-19Aの操縦桿を握りながらそう独白する。それはミッドチルダという第二の故郷を守りたいがためにはたとえ、どのような事になっても戦い抜くという決意の表れであった。その様子を地上から見つめるシグナム。ミッドチルダの動乱は新たなステージへ進もうとしていた。


「でもなんで次元航行艦にドイツ軍の旧式もいいところな兵器が通じたんやろか?」

「この間のL級の事ですか、主はやて」

「そうや。L級は旧型やけど、第二次世界大戦中の兵器よりよほどハイテクのはずや。せやのに、何で……」

「それは必ずしもハイテクがローテクに対して万能とは限らないって事よ、はやて」

「加東少佐」

事務作業に一段落つけた圭子がやってきた。肩がこったらしく、腕を振り回して体をほぐしている。

「この間、L級を撃沈するのに奴らが使った“フリッツX”は世界初の誘導爆弾。第二次世界大戦中でさえ、連合国に寝返ったイタリアの最新最強の戦艦だった“ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦”すら轟沈させ得る威力を持っていた。母体が徹甲弾だから戦艦の重装甲にも通じる貫通力がある。だから次元航行艦にも条件が揃えば通じるわけよ。動力炉への直撃、エンジンノズルへの命中弾とか、ね」

この日より、数日前に哨戒任務についていたL級の一隻がフリッツXによってあっさりと撃沈の憂き目にあってしまった事を説明する。フリッツXは21世紀以降に隆盛を極める対艦ミサイルや誘導爆弾の祖の一つとなった兵器。戦後に更なる改良が施されたと思われるため、装甲が薄い箇所に当たれば、次元航行艦の装甲であろうと、例え重装甲で鳴らす大和型戦艦であろうとも、大損害確実だろうと。

「そんなに凄い兵器なら何でドイツが負けたんや?」

「如何にドイツが科学力を駆使して凄い兵器造っても、大戦末期のドイツにはそれを大量生産する余力は残っていなかったのよ。それは日本も同じよ。資源がドイツよりもなかった分、日本のほうが悲惨だったけど」

――そう。最後まで枢軸国として連合国と戦い続け、刀折れ矢尽きる様相で屈した日独は大戦末期、数々の新兵器を実用化して連合国に抗おうとした。ドイツはティーガーU、メッサーシュミットme262などを、日本は紫電改の更なる改良型、烈風、火龍……例をあげると切りがないくらいだ。だが、資源がない国であった日独は戦略爆撃や通商破壊で生産できる土壌を破壊され、とうとう当時構想中の兵器の殆どは終戦時に闇に葬られたというのは有名な話である。

「終戦後も延々と兵器の改良発展を続けて、時空管理局に立ち向かえるだけの武力を持ったと判断して今回の“事”を起こしたと思うわ。70年代から80年代の時点で人間を仮面ライダーにできる科学力を既に誇っていたから、奴らは」

「仮面ライダーってたしか動力源は原子炉とかじゃ?」

「X以降は核融合反応炉よ。アマゾンでインカ帝国のロストテクノロジーを使ってみた後、後はそれまでのライダーの設計を発展させる形で話がまとまったと村雨さんから聞いた。人体の中に拒絶反応無しに核融合反応炉や原子炉を組み込める科学力があるのなら、次元航行艦を撃沈できる火力を兵器に持たすことができても何ら不思議じゃない。」

ゼクロス以前の仮面ライダーは基本的に仮面ライダー一号の設計を基に順調に発展させる形でボディが造られた。それは組織が直接、改造に関与していない仮面ライダーV3やX、アマゾン、スーパー1であろうとも例外ではなく、組織が改造に必要な資材なり、状況を間接的に整えさせて創りだされた。その究極が仮面ライダーZXこと村雨良の体である。それら改造技術は人体を機械に置き換えていく事が発想の起点なので、それらを拒絶反応を起こさせないで達成した科学力を以てすれば、如何に次元航行艦であろうとも撃沈が可能だというのは子供でもわかる事だ。

「要するにどんな船でも、どんなに不沈を謳われても沈む時は沈む。タイタニックや大和、それにビスマルクのようにね」

――不沈戦艦を謳われた大和、ビスマルクはいずれも不運な生涯をたどり、完成当時、世界で最も沈みにくいと前評判があったオリンピック級豪華客船はオリンピックを除いては悲劇的結末を迎えた。次元航行艦であろうとも船には変わりない。沈む時はどんな事しても沈むのだ。それを暗に示す圭子。はやては納得し、頷いていた。








――同時刻 戦艦武蔵 艦橋

「やはり本艦の防御力ではH42級には及ばんようだな」

「ええ。しかしまさかここまで被害が大きいとは思いませんでした。ここの設備が優れているのが幸いですが、機関の修理は本国から部品を取り寄せなくてはなりません」

「ううむ……明石はいつ到着する?」

「明後日辺りであります」


「そうか……。本艦の損傷状況如何によっては旗艦を信濃に変更せざるを得ん。信濃に連絡するように」

「ハッ」

連合艦隊は先の海戦で旗艦である、大和型戦艦の二番艦“武蔵”、長門型戦艦二番艦“陸奥”と言った主力水上艦艇がまさかの損害を被った事に衝撃を受け、本国から工作艦である明石を呼び寄せた。しかし陸奥は明石の優秀な修理能力を以てしても修理困難と判定した連合艦隊司令部は陸奥の代艦に最新鋭の大和型戦艦の四番艦“甲斐”を呼び寄せる事になり、工作艦“明石”と共に第三陣として馳せ参じると決定がなされた。

「軍令部はこの戦を何だと思っとるのだ?」

「我が艦隊の実戦テストとでも思っとるんでしょうな。人同士の戦争など、この方100年以上起きていないですからね」

「やれやれ……」

小沢治三郎は本国の軍令部が実戦テスト代わりと考えているであろう軍令部総長の及川古志郎大将を揶揄するようにため息をつく小沢ら。及川古志郎軍令部総長は未来世界では評判最悪で、“太平洋戦争を阻止できなかった男”として有名である。無論、当人はこの評判の火消しに躍起となり、、“そちらでの私の不徳で多くの日本人を死に至しめたのをお詫びする”と声明を出すなどの対応を取ったとか。

「近々、及川総長は辞意を表明するそうだ。精神的に向こうでの評判が堪えたらしい。後任には豊田前司令長官が内定した」

「考えようによっては同情できますが、まぁ迷走も凄かったですからな、あの人は」

「ああ。井上君は酷評しておったよ。なので改革を進めるための土壌を整えやすくやったと喜んでいた」

扶桑皇国海軍は只今、組織を改変中である。後方支援部隊の設立などを行い、史実での最終時の日本海軍編成に近くなっていた。シーレーン防衛のための海上護衛総隊が設立されたのがその表れで、連合艦隊の上部に海軍総隊が設けられたのと併せての大改革に軍令部は消極的だったが、呉の壊滅によってなし崩し的に承認したという経緯がある。そのため実戦部隊の人間からも今の軍令部総長である、及川古志郎は評判が悪いのである。特に改革派に属する山本五十六などは酷評していた。そのため友邦の危機たる、この戦を艦隊の対人戦テストのように扱っているであろう彼を揶揄したくなる連合艦隊司令部の面々であった。



――西暦2201年 ギアナ高地

こちらは地球連邦軍の軍令部。藤堂平九郎軍令部総長はなのはらに新たな可変戦闘機を手配し、自らの事実上の配下であり、銀河系最強と呼び声高い宇宙戦艦ヤマトを派遣する事を検討していた。


「何、坂本が異動願いを?」

「ハッ。理由は加藤四郎中尉に後を継がせたいからだそうで」

「そうか。すぐに坂本の異動を手配し給え」

「ハッ」


ヤマト艦載機隊の二代目隊長の坂本茂は自身の役目は果たしたとし、教え子の一人であり、初代隊長の加藤三郎の実弟の加藤四郎にその職を譲るという意志を軍令部への異動願という形で表明。藤堂は彼の意志を尊重する形で
坂本茂を航空士官学校の教官に移動させ、士官学校卒業から半年ほどの加藤四郎がヤマトへ配属される事になった。


「真田君。ヤマトの近代化改修はどうだね」

「ハッ、現在、イカルスの天文台にて30%の進捗状況であります。波動カートリッジ弾使用を前提にしたエネルギーカートリッジ式への改修が終わり、火器管制装置の更新を進めています」

「南部の実家の方は説得できたのか?」

「私が南部の父上に直接説明させて頂き、二つ返事でゴーサインもらいましたよ」

「さすがは君だな」

ヤマトはこの年の後半、アステロイドベルト地帯の地球連邦軍の天文台で近代化改修プログラムを受けていた。これはしゅんらんやメネシスなどの後続の波動エンジン艦が続々登場し、ヤマトの波動エンジンがそれら後続艦に比して出力が不足であること、暗黒星団帝国の戦艦にショックカノンが無力であった事などが明らかになった事で、新鋭艦に伍する能力をヤマトに与えるプランが真田志郎より出され、既に新技術を使った姉妹艦の建造計画が承認されていたこともあり、姉妹艦との連携運用も想定して、ヤマト近代化改修計画は承認され、真田志郎に一任された。真田志郎はヤマトの能力をしゅんらんら後続艦と同レベルにするため、実験がが進められていた波動エンジンへのスーパーチャージャーの装着を決定するなどの機関部に至るまでの大改造が施されているのだ。

「此度の友邦の救援にヤマトを派遣させたいが、工期はあと何ヶ月かかる?」

「少なくともあと三ヶ月はかかります。機関部にまで手を入れてますから」

「三ヶ月か……」

「何か問題が?」

「実はな。艦載機隊の坂本くんが私のところに異動願を提出してきてな。後任に加藤の弟の加藤四郎小尉を推薦してきているが……大丈夫なのかね?」

「ああ、加藤なら大丈夫ですよ。腕も兄貴や山本にも劣りませんからヤマトに配属させても問題ありません」

「そうか。君が言うなら確かだろう。だが、彼は訓練生の一年次時代にハワイ沖海戦に駆り出された他は実戦経験に乏しい。いきなり隊長をやれと言うのも無理があるぞ」

「古代にしばらくそっちも兼任してもらいます。加藤はその僚機として実戦経験を積ませ、然るべき時に次期隊長に就任させます」

「それで行こう」

こうして、坂本茂に変わる人材を手に入れたヤマト。その人材は加藤三郎の血統を受け継ぐ、若き航空兵“加藤四郎”は兄に酷似した外見に加え、航空兵としての能力も兄に劣らぬものを備えており、戦闘機乗りの次代のエースパイロットになるだろうと、加藤三郎の同期だった山本明や三郎らの後輩の坂本茂らが見込むほどの逸材である。期待の新人世代のヤマト配属が正式に決定され、古代に通知されたのはこの二日後、同時に坂本の転属も伝えられ、古代進は艦載機隊の隊長もしばし兼務するという、多忙な状態になってしまい、婚約者の森雪としばし会えず、親友の島大介に愚痴をこぼしたという。ヤマトの改装が終わり、テスト航海も兼ねてミッドチルダに派遣されるのはその日から三ヶ月後の事であった。



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