短編『菅野と芳佳の出会い』
(ドラえもん×多重クロス)



――芳佳は343空に指名され、配属の際に源田実に『菅野さんは死なせません!私が守ります!』と啖呵を切る形で約束を交わし、それを生涯守った。その頃、菅野は目に見えて落ち込んでいた。欧州で離れ離れになったとはいえ、新兵時代から共に組んできた『松田祥子』少尉の療養が長期に渡るという知らせが届き、彼女が転属を余儀なくされたからだった。

「ちくしょう!!なんで、アイツがこんな事にならなくちゃ……」

菅野はこの日、軍病院に入院している松田少尉から手紙が届き、『すぐの復帰は無理であり、更に心にも傷を負い、前線任務から離れざるを得なくなった』事が書かれており、菅野はショックのあまりに数日間寝込んでしまい、その後も自室でそのように嘆くのが続いており、それを見かねた源田が芳佳を指名し。転属させたのだった。これは当時に教官として在籍していた坂本とのトレードであり、現場では『戦争になれば、ベテランの坂本では技能はともかくも、シールドが張れないだろうから気を使うから、妥当』とする戦闘面の判断と、『教官をどうするか』という教育面での不安が交錯していたが、坂本はスパルタ教育であったためと、横須賀航空隊の要望もあるのと、スパルタ教育を快く思わない若手に煙たがられていたため、彼女の転属を歓迎する声もまたあった。そこで源田は一手を打ち、508から雁淵孝美を呼び戻す辞令を出し、また、扶桑海事変から面識があり、連邦への出向組であるため、国内での人事が浮いていた黒江に出張してもらい、教官任務を頼んだのだ。この時に黒江が343空の面々と面識が出来た事で、後の空軍設立時に64Fに343空が統合される際に問題が発生しなかったのだ。


――1945年の秋のある日

新501の休眠後、黒江が正式に『出向』という形で343空の人員育成に携わり始めた頃、菅野は『343空隊員』としては初めて、芳佳と向き合った。

「おい、宮藤」

「なんですか?」

「悔しいけどな、お前を『一人前』と認めてやる!だけど、まだうちの隊員としては認めてねーぞ。そこの竹刀を取れ!俺から一本取ってみせろ!俺に勝ったら、正式にバディって認めてやる!」」

「え、えぇぇ〜!?」

菅野はこの時、揺れていた。501での芳佳の働きから、芳佳をウィッチ個人としては認めていた。だが、自分の僚機は松田であるとする、彼女との友情との間で。それ故にこのような方法で、揺れ動く自分の心にけじめをつけたいのだろう。

「……好きにして下さいだけど、味方に向ける剣は持ち合わせていません!」

「なぁ!?テメー、俺をバカにしやがるのか!?今すぐ竹刀をとれってんだ!」

「嫌です!」

「てめえええええっ!」


芳佳は仕合は受けた。だが、剣は使わないと宣言する。だが芳佳は敢えてそうした。菅野が悩んでいるのを知っていたからだ。自分を正式に『仲間として』受け入れてもらいたい、新501在籍中も悩んでいた菅野を立ち直らせたいという気持ちで菅野と仕合に臨んだのだ。菅野は竹刀を取らない芳佳に逆上し、竹刀を打ち込む。それを芳佳はシールドで受け止める。菅野は連打し、芳佳はそれを受け流し続ける。


――それはしばらくして、当時には赴任していた雁淵を通して、黒江の耳に入った。

「黒江先輩!」

「どうした、雁淵。そんなに慌てて」

「直枝と芳佳が仕合をしているんです!それも直枝から持ちかけたそうです!」

「何ぃ!あのヤロー、とうとうヒステリー起こして、宮藤に当たり散らしたのか!?」

黒江も菅野が最近塞ぎ込んでいた事を知っていたので、菅野がヒステリーを起こしたのかと思ったのだろう。雑務を放り出してまで、現場に向かった。


――5分後

黒江が現場につくと、竹刀を打ち込み続ける菅野に、芳佳がシールドで付き合っている光景を目の当たりにした。既に数十分も同じことを続けたようで、菅野も芳佳も疲労困憊になっていた。

「黒江さん、あんたは黙って見ててくれ!これは俺と宮藤の問題だ!罰だったら、後でいくらでも受ける!だけど、この事だけはやらせてくれ!!頼む!!これは俺なりのけじめなんだ!」

菅野は竹刀を振るいながら、黒江に叫ぶ。菅野の目はまっすぐだった。感情に任せて力いっぱい打ち込みつづけるものの、それは菅野なりに、自分と向き合っている証だった。それをシールド越しに受け止めながら、芳佳も感じる。

(菅野さんは……私と戦ってるんじゃない。松田さんに甘えていた自分自身と戦ってるんだ)

菅野の心が竹刀越しに伝わったのか、芳佳の表情は穏やかになっていた。そして、次に菅野が上段から竹刀を振り下ろした瞬間、竹刀はパキっと折れた。その瞬間、菅野は憑き物が落ちたように微笑う。

「お前も味方に当たるのは嫌ってか?ハハッ」

竹刀が折れた瞬間、菅野は自分の心に整理をつけた。そして決めたのだ。

「宮藤、悪かったな!おかげでスッキリしたぜ」

「良かったです。笑ってるほうが菅野さんらしいですよ」

「ありがとうよ」

芳佳に礼を言うと、折れた竹刀を拾う。

「こいつにも毒気抜かれちまった、直してやれるかな?」

「あー、それなら私に任せておけ。ぽっきり折れてるから、小太刀竹刀に仕立て直してやる」

「黒江さん、そういうのできたのな」

「当たり前だ。お前よりずっと長く剣を握ってるんだからな、そのくらい朝めし前だ。この分だと、二本になるな」

「分かった。一本は宮藤に渡してくれ。俺からの礼って事で」

「分かった。雁淵、親父さんへの報告は頼む。理由は適当に考えておいてくれ。あ、菅野と宮藤。一応の罰は与えておく。明日から二週間のトイレ掃除と、基地から往復6キロのランニングだ。」

「了解です」

「分かりました」

「了解ッス」

こうして、自らの心に整理をつけた菅野は、折れた竹刀を仕立て直した小太刀竹刀の片割れを、黒江を通して芳佳に渡す形で彼女への友情を示した。この日を境に、二人はよほどの事がない限りは共に行動するようになり、太平洋戦争時には『64F第一中隊最強の双璧』とまで評されるコンビへと成長を遂げるのだった。

――それから2年とちょっと

「スンマセン、お茶もらいます」

「どうそ」

それから2年後には、すっかり宮藤家に入り浸る菅野の姿があった。休暇の時には芳佳の実家に泊まって行くことが多くなり、下宿している黒江らの存在もあり、すっかり宮藤家はウィッチの憩いの場となっていた。


「そんな事があったんですか」

「ああ。お前は参加させたくなかったから、声をかけなかったんだが……その分だと、その心配しなくてよかったな」

そう。芳佳は元来、戦うために軍人になったわけではなく、『守る』ために軍人になった。それを知る故、黒江達は芳佳をデザリウム戦役には参加させなかったのだが、その心配は杞憂だったようだ。

「菅野さんが行ったんだったら、声かけてくださいよ〜」

「いや、大丈夫かと思ったんだよ。私達がいたしな。今度から声かけるよ」

黒江は漫画を読みながら言う。無論、未来からの輸入品だ。

「って、漫画ですか?どうせ釣りマンガでしょ?」

「バーロ、私だって、たまにはSFとか読むんだぞ」

ぶーたれる黒江。のび太の影響か、たまには釣り以外の漫画も飲むようになったらしく、読んでいるのは23世紀でヒット中のSFものだ。

「あ、本当だ」

「20世紀の後半にはあらかたフォーマットが完成されたから、こういうSFは捻ってあるんだよ。」

「お邪魔します。先輩、こんなところで空想戦記読んでるんですね?」

「雁淵か。仮想戦記と言ったほうがいいな。後世だと、そういう言い方だし」

黒江は読んでいるSFものの他、そばに積んでいる本は『大逆転・ソロモン攻略戦』、『大逆転・ア・バオア・クー戦』とのタイトルの仮想戦記だった。一年戦争は人類同士の戦争としては空前絶後の規模であり、たった一年でありながら密度が濃いので、仮想戦記には向いているのだ。

「MSの勉強はしましたが、数年で進化しすぎじゃ?」

「あれはもう通常の速度じゃ進化はしてない。加速度的だ。あっという間に可変機や変形合体とか、サイコミュ機が出てきたからな。異常な速さだよ」

雁淵に説明する黒江。MSの進化速度は異常と言える速さで進化している。一年戦争ではジェネレータ出力が1480kwあれば『高出力』と言えたが、戦後は量産機の現行最低ラインであるジェガンでさえ、最終型でのジェネレータ出力は優に2500kwを凌駕している。そのため、デザリウム戦役終結時点での連邦軍機の平均出力の最低ラインは3000kw台後半に達しているのだ。これはジェガンのJ型が第一線から下げられたために生じた事だ。

「ザクが第一線張っていた一年戦争前半からすれば、信じられませんね」

「あれだ、戦車と同じだよ。この大戦の開戦時は短砲身75ミリあれば事足りたのが、今じゃ90ミリの口径が最低でもないと二線級だろ?それと同じだ」

「なるほど。この本に書かれてるザク、バーニアが増えてません?」

「ああ、そいつは高機動型だよ。一年戦争中は後期に戦線の火消し役として活躍した型で、戦史マニアには『ザクの革を被ったゲルググ』って言われてる」

この頃には、未来に直接行っていないウィッチでもMSに関する知識は一定の水準に達しており、ジオン軍の大まかな機種名であれば、興味の薄いリネット・ビショップや芳佳でも言えるほどに浸透していた。それが示されているのだ。

「こいつは記録によれば、初代ガンダムの同型を撃破し得るポテンシャルを持ち、実際にそれをやってのけた例も数例ある。その代わりに、ザクの外見を持った別機だったのが災いして、量産性が低い、扱いにくいとかの運用上の難点があったんだ。それで最終的には平均的で、新機軸主体のゲルググになったんだが、その時には『時既に遅し』だったってわけだ」

「何故、そんな機体が造られたんですか?」

「エース級の不満解消と、宇宙での場繋ぎの後継機が必要になったとかだ。ザクも戦争の中期頃にジムが現れ始めると、陳腐化が表面化してきたんだ。ジムはビーム兵器装備だし、装甲もザクよりはあったしな」

――一年戦争後期のジャブロー攻略戦以後、連邦軍にMSが普及し始めると、ザクは急激に陳腐化していった。ガンダリウム合金やチタン合金の装甲への火力不足、接近戦に持ち込む前にビームで撃たれてしまうという、機動力の問題、そしてビーム兵器により『61式の砲撃が効かない装甲』の戦術的優位性が失われた、などがあり、ジオン軍は急激に戦局を傾かせた。アムロとガンダムの働きでエースパイロットが薙ぎ倒されていった事もあるが、連邦軍の『ワークホース』はあくまでジムなのだ。

「なるほど。そんな逸話があるから、そうした戦記物が人気なんですね」

「そうだ。向こうの20世紀の終わり頃の日本でもこうした空想を題材にしたのがブームだったが、負けた側に付き物なんだよ。この本も当時の兵站事情に触れてるから、『質がいい』部類だ」

そう。黒江は後方に退いていた時期がある故、64Fでも『兵站』に関わるようになったため、連邦軍やジオン軍の兵站事情に興味があり、マニア向けのムック本を買ったり、一年戦争の当事者である上官のアムロやブライトに話を聞いたりしているなど、勉強熱心であった。

「先輩は勉強熱心ですね」

「年取って、一つのことに凝り固まったのが『老害』って言われる連中だからな。新しいことを自分から覚えていかないとボケるぜ。新しい刺激があるってのはいいことだぞ」

冗談めかして言う。しかしながら、黒江への人物評価が上層部への反骨精神旺盛でも高いのは、『新しい事を見つければ、それを猛烈に勉強していく』という姿勢を貫いているからで、それが彼女を多方面に優秀たらしめる所以なのだ。

「凄いですね、先輩は。とても敵いません」

「何、私は新しいものへの興味が人一倍強いだけさ。お前だって、今からでも遅くはないさ」

微笑む黒江。ややあって彼女は腕時計を見る。すると。

「ん、そろそろ迎えが来るな」

と、一言呟く。数秒後にはジェットエンジンの轟音が響き、地震と勘違いするほどの地響きが響く。迎えが来たのだ。それも……

『迎えに来たぜ〜!』

「兜か。カイザー持ちだして来たのかよ。大げさだぜ?目立つじゃねーか、せめてZにしてくれよ」

『しょうがないさ。こっちじゃ、また宇宙戦争なんだし、Zの再整備が終わんなかったんだよ』

「また宇宙戦争かよ?この間、デザリウムぶっ倒したばかりだろ?」

『また次のが来たんだよ。今度はボラー連邦ってところだ』

「お前のとこはどうなってんだ?全く……」

黒江は呆れる。デザリウム戦役からそれほど経たないうちに、未来世界ではまたもや、宇宙戦争が巻き起こったのが甲児から知らされたからだ。

『こっちはデザリウム戦役の戦後処理も終わってないから、軍で動けるのがヤマトと俺達しかいないからな。おし、行くぜ!もうシャーリーちゃんとルッキーニちゃんだっけ?と、エーリカちゃんはこっちに来てるから、後は綾香さん達だけだ!」

「おし、お前らカイザーの手に乗れ。行くぞ〜」

「おう!」

と、宮藤家にいた黒江と雁淵と菅野がカイザーの手に乗るが、なんと今回は芳佳もついてきた。

「お、おい宮藤。いいのか?」

「分かってます。人を殺すのは、今でも怖いです。だけど、菅野さんを守るって約束しましたから。今回はついて行きます」

「おっしゃ。こっちも戦争中だが、タイムマシンで戻りゃいいから、行く時間は気にしなくていい。あ、兜。ヒガシと穴拭は?」

『ゲッタードラゴンでこっちに向かったって連絡入ったよ。よし、芳佳ちゃんだったね?お母さんとおばあさんに挨拶はしたかい?』

「あ、まだです!」

「その心配はないよ、芳佳」

「あ、おばーちゃん」

庭先に、50代の半ばから終わりの年頃の老婆が現れる。芳佳の祖母『秋本芳子』だ。日露戦争相当の動乱の若年期に従軍した経験もある稀なウィッチだ。21世紀以後の見方で言えば若いが、この当時の結婚年齢や平均寿命(50歳とちょっと)で言えば、充分に『年寄り』である。

「ほい。行く途中で食べな。おはぎだよ」

「わ〜、ありがとうおばーちゃん。お母さんは?」

「お母さんは往診に行ったところだよ。あとで私が言付けしておくよ。それじゃ皆さん、うちの孫をよろしくお願いします」

「こちらこそ。お孫さんをお預かりします」


ウィッチを代表して、再先任の黒江が敬礼する。芳佳は手を振る。甲児もカイザーパイルダーのキャノピー越しに敬礼し、発進させる。目標は呉に停泊中の、次元ゲートでの定期便のガルダ級『アウドムラ』だ。

『さて、呉まで飛ばすぜ!しっかり掴まってな!』

こうして、ウィッチ達は未来世界の戦争に組み込まれながらも、その戦争に関わっていく。芳佳が自らの意志で『血で血を洗う』宇宙戦争に関わるのが意外だったが、源田との約束を果たすためと芳佳が考えているのなら、それはそれでいいと考える。

(宮藤博士、あんたの娘はあんたの想いを守ってまっせ……。『その力を、多くの人を守るために』、か……。今の若い連中に見習らせたいぜ……。あ、そだ。坂本の奴にも後で知らせよう。家に上がられても困るだろうし)

芳佳の成長に、かつて会話したことのある宮藤一郎博士の言葉を噛み締め、しんみりする。同時に事情を坂本に知らせておこうと考え、アウドムラについたら連絡を取ろうと決めるのだった。


――数十分後 アウドムラ機内。

「あ、坂本か?私だ。実は……」

「何ぃ!なんで私に言わない!?」

「バーロー。お前は空母の管制官だろ?前線で戦うだけが能じゃねーだろ?私達がいない間、この世界は任せるぞ」

「ああ。お前は相変わらず口が上手いな?」

「前に言ったろう?こうしないと、上の機嫌をとれないって」

冗談めかしながらも、黒江は電話口でも坂本を立てるのを忘れない。坂本はここ数年の言動と行動が原因で上層部からの評価を落としており、特進の対象とならなかったりしている。そのため、当人も悪評に苦しんでいるのだ。

「そうだったな。こちらは任せろ。向こうで存分に暴れてこい。」

「ああ。そうするつもりだ。いいか、坂本。私達の銀の翼にゃ人々の希望が乗っかってるんだ。それを忘れるなよ。現役でなくなってもだ」

「ああ……、そのつもりだ。連邦軍のおかげで、なんとか飛べる程度の魔力は『残った』し、回復した。扶桑で禁忌とされる、あの技に手を出さずに済んだよ」

「あれはリンカーコアがないウィッチにとっては禁忌の技だ。手を出したらウィッチとしての破滅だ。一時的に戦える力は得られるが……」

「ああ。どこかの世界じゃ手を出した自分がいると思うと不思議な気分だよ」

坂本は以前の絶頂期の頃に扶桑ウィッチ最大の技にして、禁忌の『烈風斬』の存在を知った。連邦軍の来訪がなければ、坂本自身、それに手を染めていた可能性が高いと踏んでいた。それ故、今の状況に安堵した側面もあったが、平行世界には、それに手を染めた自分がいるのは充分に考えられる。それ故、『不思議』と言ったのだ。

「私の弟子たちはそれに出会した。もしかして、私達もそれを経験するかもな。私だって、あいつらに出会わなかったら、審査部で余生を送ってたのは確実だったはずだしな。たぶん、私、『黒江綾香』の同位体の内の中でも、この私が一番、個性的かもな、ガハハ」

「お前なぁ。まぁ、会えるのなら会ってみたいよ。別の自分に」

黒江は悟っていた。自分自身の同位体が腐るほど平行時空にはいる事を。なのはにいた以上、自分にいない道理はないのだと。

「おっと、そろそろ出港だから切るわ。元気でやれよ」

「お前もな」

坂本と電話で交わした、この『平行時空の自分と出くわす』という話は、なのは達同様にそう遠くない未来に体験する事になり、その世界の自分に思い切り泣かれる事になるのだが、それは未来の話。



――こうして、後にボラー戦役と呼ばれる戦争に関わっていくウィッチ達。未来世界でのコンビとしての初陣を迎えた菅野と芳佳は大暴れし、ボラー連邦からも『恐るべき女達』と評され、ボラー連邦首相『ベムラーゼ』の名のもとに賞金がかかるほどの武功を挙げ、ついには『ボラー連邦人民の敵』とまでプロパガンダされるのであった。



押して頂けると作者の励みになりますm(__)m


目次

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.