外伝その28


――地球連邦軍の主力戦車は61式戦車が未だ多数を占めていた。これは人型機動兵器が花形となったせいで、戦闘車両の更新がおざなりとされたせいだ。陸軍の関心はモビルスーツやデストロイドに移っており、戦車は時代遅れの代物とされ、消えていくかに思われた。が、白色彗星帝国戦時に空間騎兵隊を戦車が襲った際の戦訓が連邦陸軍の戦車を蘇らせ、ティターンズ残党の戦車運用の事実が更に連邦陸軍の危機感に完全に火を点けた。ただし、今から新規に戦車を設計するには技術に空白が生じてしまったため、61式の新規製造を再会することで場をつないで、然るべき時に新型車を造るという事が陸軍の方針で決定された。





――地球連邦陸軍機甲科訓練学校

地球連邦軍ではモビルスーツなどを機動科と称しており、一年戦争中からはそちらが花形となったので、ベテラン戦車兵の多くがモビルスーツへ、戦後はデストロイドもそれに加わり、続々と転科していった。ガンタンクなどが試作されてある程度生産されはしたが、ガンタンクの持つ根本的な問題により普及せずじまいだったので、機甲科は廃れていくかに思われた。が、近年の戦争が戦車復権を決定づけ、教育も退役者を教官に招く、友好国から優秀な人材を招くなどして、最盛期の水準へ近づける努力がなされていた。







――訓練学校の広大な敷地では、一線から退いた61式戦車の後期タイプを使って教習が行われていた。基本的には戦車は電子機器が進歩した以外は基本が確立された第二次世界大戦から変わっておらず、むしろ21世紀以降に確立された有視界外への超長距離砲撃が封じられた分、戦車の戦いは先祖返りしたと言える。

「いいかよく聞け!これは設計は40年物だが、我が軍のMBTの地位を未だに保ってる代物だ。これを使って貴様らを一人前にする。心しておけ!」

「はい!」

――このような戦車の復権は奇しくも最近の戦争でその有用性が再認識された事に起因し、連邦軍の旧ティターンズへの対抗意識もあって、2200年度中に生き残っていた生産ラインによる再生産が指令され、2月には300両が製造されると見込まれている。往年に比べて実に少数なのは、あくまで陸軍の戦線の主力はモビルスーツなりデストロイドであるからという理由によるものだ。しかしそんな陸軍の政治的争いとは裏腹に、戦車隊は意外な活躍を見せていた。



――1944年 12月



「撃ち方始め!撃てぇ――ッ!!」

61式戦車が主力を占める、陸軍第3機甲師団はネウロイへ向けてその自慢の滑腔砲を炸裂させる。口径は1年戦争中の155ミリから更に拡大されて240ミリと、この時代の巡洋戦艦級の口径を誇る。これはガンキャノン系のモビルスーツが退役し、支援用モビルスーツの主流がジムキャノンUに一本化されて大口径実体弾砲の生産数が減ることを危惧した軍部の一部によって推進されたもので、後期型では砲塔リングの直径が大きくなっていたために、武装強化に対応できたのだ。エンジンも新型になっており、不整地で100キロの大台に達したという。更に時空管理局の技術供与によって対ネウロイの瘴気処理が装甲やエンジンなどの各所に施されており、これによりネウロイとの正面戦闘が問題なくなった。

「全隊、嬢ちゃん達を全力火力支援!!」

「了解!!」


ここ最近の地球連邦=連合軍のアフリカ戦線での基本戦術はウィッチーズの進路を戦車・自走砲・モビルスーツなどが切り開き、とどめをウィッチーズが刺すというものであった。これは科学技術の差によってウィッチーズが霞んでしまう事を憂慮した連邦軍と連合軍が配慮した末の妥協の産物でもあったが、意外にも戦場の様相にマッチし、ウィッチーズはこれまでより戦果を上げるに至っていた。

「全隊突撃!!」

「了解!」

最新鋭装甲脚“センチュリオン”を装備した、ブリタニア陸軍陸軍第4戦車旅団C中隊は、友軍の援護を受けながら突撃する。センチュリオンは旧来のマチルダやチャーチルが30キロほどの速度しか出なかったのに対し、センチュリオンはいきなり45キロ以上の快速を得た。これは戦車としてのセンチュリオンより遥かに高速であるが、これは製造開始後に技術供与があり、魔導エンジンに部分的に時空管理局の技術が使われたためである。そのためマチルダより遥かに大口径砲をもったまま高速で行軍可能であり、その評判は良好だった。この時に配備されていた型はマイルズが先行使用した型の改良版で、試作機で見られた、エンジン出力のバラツキを是正・均一化し、整備性を改善した型である。20ポンド戦車砲のティーガー級の火力を通常型の装甲脚で敢行できるというのは大きく、部隊士気の向上に貢献していた。


「本当、分らないわね。外装式の重装甲脚が一気に廃れるなんて……」

「そうですね。ティーガーなどの装甲脚が一気に消えて行きましたから」

「ええ。」


――もし、彼らのMBTが表れなければあれらは今でも主力貼れたでしょうね。歴史の帳尻あわせなのかしら……?」



主力戦車という概念が一気に61式戦車によって示された事で重戦車、軽戦車などの概念が一気に陳腐化し、瞬く間にストライカーユニット含めてバランス重視の設計が主流となった事でで、重戦車という概念が淘汰され、駆逐されたという事実に同情を見せるマイルズ。確かにシャーロットやフレデリカ達が実験を繰り返していたような、重装甲脚は言わば“決戦兵器”的扱いを受けていた。だが、それは61式戦車が一気に陳腐化させてしまった。“軽巡と同等の砲撃力を不整地でも90キロで運ぶ”というのはこの時代から考えれば考えられないが、彼らは数百年後の技術でそれを可能にし、その威力を示した。そうしてこの世界にMBTという概念を根付かせた。それは交わうはずがない世界が交わった事による、歴史の流れの帳尻あわせなのだろうか。マイルズは共に進撃する、連邦正規軍の61式戦車を見て、そう思わずにはいられなかった。そうとでも考えなくては、ティーガーやコメットなどの時代の徒花となってしまった兵器達が報われないのだから。











――アフリカ戦線 戦線司令部

「対ネウロイ戦線の方は新兵器の力もあって、好転しつつあるが、対ティターンズ戦線は思わしくない、か。どう思うね、モンティ」

戦線司令の一人のエルヴィン・ロンメル元帥は同僚のバーナード・モントゴメリーに切り出す。彼らの表情は必ずしも明るくはない。対ティターンズ戦線は膠着状態が続き、それを打破できずにいるからだ。

「奴らは同じ人間だ。ネウロイのような異形の怪物ではなく、考える頭がある。それに我らがとる戦術を奴らは“知り尽くしている”。実に厄介な相手だよ」

ティターンズは未来の人間たちの作った軍隊である。そのため彼らにとってロンメルやモントゴメリー、パットンは過去の伝説の中の人物にすぎない。取る戦術を読まれ、必勝パターンが通じないという事実を突きつけられ、三人は新たな戦術を模索せざるを得ない状況であった。モントゴメリーはその点をよく理解していたため、紅茶を飲みながら平然と返す。

「ジョージはどうした?」

「アイツは昨日、敵のコマンド部隊の奇襲を宿舎で受けて負傷して本国へ一時召還されたよ。今朝、兵から報告を受けた。軍の指揮はブラッドレーが代行している。」

モントゴメリーは意外なほどに落ち着いていた。それは彼らティターンズにとって“歴史の一ページを飾った英雄”である自分らは超えるべき目標である事は容易に想像でき、それを取り除くには如何な手段でも使うだろうと読んでいたからだった。ジョージ・パットンのあわや暗殺という事態は想定の範囲だったと言わんばかりにモントゴメリーは平然としていた。

「そうか……コマンド部隊を送り込んでくるとはな。大胆だな。対策を講じる必要がある」

「だな。ジョージの奴には悪いが、いいスタディケースとなってくれたよ」

連合軍首脳はジョージ・パットンが、負傷という、まさかの事態にもうろたえずに次の計画を立て始める。それが彼らなりのパットンへ報いる方法なのだ。そしてそんな彼らに届けられた報告書は……。





――新501基地 

「坂本、食事持ってきたわよ」

「スマンな、穴拭」


坂本美緒は先の戦いでの独断専行を咎められ、禁錮刑に処せられ、謹慎中であった。智子が食事を持ってくると、坂本は意外に元気そうだった。

「本当、アンタは若い頃から変わってないわねぇ」

「お前だって、なんと言おうか……垢抜けたじゃないか」

「まぁね。でもアンタ若いころ気弱だったじゃないの」

「そ、それを言うな……。あの時の事、宮藤には言っていないだろうな?」

「いや……もう手遅れよ」

「何ィ!まさかお前……!」

「あたしじゃないわよ、綾香がこの間、電話で話してたのよ。だから手遅れよ」

「くっそぉ〜〜!黒江め!成敗してくれる!」

坂本は自身の若き日の赤裸々な話が芳佳にバレバレになってしまった事に恥ずかしいらしく、顔を赤らせると同時に怒り、思わず刀を抜く。だが、智子は至って冷静であった。

「あー無理無理。あんたの腕で綾香に勝てると思ってるの?あの子、ますます強くなったし」

「やってみなければわからん!」

「威勢良くても戦には勝てないわよ?」

智子は黒江がここ数年来の訓練で更に腕を磨いている事を坂本に示唆する。もし、“この間”の自分たちの歴史改変がこの時代に影響を与えたなら、自分たちの強さは坂本の思った以上になっているということになり、撃墜スコアも改変前より上になっているのは容易に想像がつく。それでも坂本のこの威勢の良さは変化なしであるらしい、と智子はため息をつく。

「それはそうだが……っておい、なにため息ついてるんだ?お、おい!そ、そんな目で見るなぁ〜〜!」

若干、涙目になる坂本。智子がまるでイタイ子を見るような態度を取ったのには堪えたようだ。

「じょーだんよ、冗談。本当、あんたったら大真面目なんだから」

かつてはビューリングなどから堅物と称された智子だが、未来世界で暮らすうちにユーモアセンスが身についたのか、坂本の頭をなでてからかう。未来世界で栄養満点の食事を取っている、肉体年齢が若返って成長期にあるために、今の智子は165cmの坂本よりも背が高い。身体計測によれば160cm台後半ほどに身長が伸びているそうな。そのために坂本の頭をなでられるのだ。

「くう〜……今は私の方が階級上なんだぞー!!」
「はいはい♪」

まるで学生時代に先輩後輩であった者が社会人になった後に偶然再会した時のような会話である。軍でも同じく、たとえ階級が逆転しても先輩後輩という間柄は変わらない。智子は坂本よりも遥かに先輩であるため、形式的には後輩である坂本の配下でも、私生活では先輩として坂本やミーナらにアドバイスを送る立場であった。

「そんじゃ芳佳や直枝達の面倒見てくるわ。あの子達をまとめるのも一苦労だからね」

「スマンな。苦労かける」

「507の時で慣れてるわ。まぁ禁固刑はあと12日だから頑張りなさいな」

――お前はあの時のままだな、穴拭……私もお前たちのように……

坂本に食事をおいて去っていく智子の背中は坂本には新人時代に見た時と同様に、とても大きく感じられた。心に刻まれた、智子達の活躍、彼女らに憧れた少女時代の記憶がそう感じさせているからかもしれなかった。
















――格納庫では。


「これが大尉の乗ってきたYF-29か……」

「生身で超高機動取れるISCの性能良いの持ってるってよ」

「マジかよ!うひょ〜〜〜!!」

大はしゃぎしているのはシャーリーである。最新鋭機なだけあって、生身で操縦しても超高機動が取れるという点に魅力を感じているようだ。エイラの一言で俄然、鼻息を荒くする。頬ずりまでしている。




「信じられない。たった一年でもう音速超える事が当たり前になってるなんて……」

「そーだな。数年前までは600台出れば十分高速機って言い切れたのに、今じゃ700どころかマッハの世界だもんな」

そう。サーニャの言う通り、この世界では通常戦闘機の進歩はストライカーユニットに比べて立ち遅れていて、平均速度は500キロ台。ストライカーユニットで600、高速機で700キロ台という状況が1944年の春ごろは当たり前だった。が、どっと未来情報が入ってきたため、僅か一年で各国でジェットストライカーの就役が始まり、通常戦闘機でも670キロ台の高速機が配備され、ジェット機の実験中にまで科学技術が進歩した。


「向こうの世界での格言か何かだと思うけど、戦争は平時の10年分以上の進歩を数年で成し遂げるってある。皮肉なもんだぜ」

エイラはどこか寂しげな表情を見せた。それは戦争が人間の科学を長足の進歩をさせるという事の皮肉を感じずにはいられなかったのだろう。

「まーな。人間はニュータイプになろうが、なんだろうが神様には近づけても、神そのものにはなれねぇからな。今、あたし達ができる事をするしかないぜ」

シャーリーも戦争が起きるのはしょうがないと割り切っている。だからこそ、力を持つ自分たちが誰かに変わってやらなくてはならない事、自分にできる事をするしかないのだ。それがウィッチとして力を持った者の使命なのだから……。











――さて、坂本の恥ずかしい過去を芳佳に伝えてしまった黒江はミッドチルダ動乱から一端離れて、未来世界で何をしていたかというと……。


――西暦2201年の6月 光子力研究所 近く ゴッドの砦

建設を終えたゴッドの砦では、ゴッド・マジンガーのテストが繰り返されていた。反陽子エネルギーの制御に甲児のある発見によって目処がつき、稼働実験が可能となった後、外装のバランス調整が行われていた。


「おい、剣。ゴッド・マジンガーってどこがカイザーと違うんだよ、殆ど同じじゃないか」

「よく見てくれよ。カイザーと細かなデザインやディティールとかが違うんだぞ。Zのエンブレムの位置とかも……」

「わかんねーよ〜〜!」

黒江はミッドチルダ動乱の戦局がひとまず落ち着いた段階で未来世界へ帰還し、光子力研究所周辺の護衛の任についていた。休みが取れないので鉄也にぼやいていたりする。そのため肩がパンパンであるらしい。黒江がぼやいたのは、ゴッド・マジンガーの風体が殆どマジンカイザーと同一なため、素人目にはどこがどう違うのか分らない。系統的にはゴッドはグレートの更なる強化型であるという、出自の違い以外は殆どカイザーの双子の兄弟のようである。違うのは腕の色がグレート同様に青い、翼が内蔵式になっているためにカイザーより若干スマートな、グレートマジンガーの流れをくむボディとなっているなどの細かな違いがあると鉄也はいうが……。

「で、性能的にはどうなんだ?」

「部分的にはカイザーを超えているところもあるが、総合性能は“今のところ”互角だ。何せカイザーの真のポテンシャルは謎に包まれてるからな……。」

そう。マジンカイザーの真のパワーは未だ発揮されていない。ゴッドは残されていた設計図を基にZのフレームを改修して造り出された。その性能目標値がカイザーのそれであるため、ゴッド開発陣は多大な苦労をしたとか。しかしカイザーはそれをも軽く凌駕しうる可能性を秘めているのである。それは神モードの存在があるかも知れない。

「カイザーは化けもんだな。プロトタイプが
最新鋭機と同じような姿と性能になっちまったんだから」

「ゲッター線の力ってやつだよ。ゲッタードラゴンも研究所の地下で着々と進化しているが、ゲッター線は君たちの体にさえ作用して、魔力を一生扱えるようにした……亡き早乙女博士も草葉の陰で不思議がってるだろうよ」

ゲッター線。それは人類の先祖の進化を決定的にし、機械でさえもZ以前のプロトタイプをカイザーへ、ゲッタードラゴンをおそらくは真ゲッタードラゴンへと進化させられる力を有する宇宙線。それはウィッチであっても例外でなく、智子や圭子、黒江の三人のように魔力を一生行使できる体質となった者も出始めている。ゲッター線はなぜ、ヒトに力を与えるのか?それは亡き早乙女博士であっても生前は辿り着いたのは亡くなる直前であったのだから……。


「鉄也くん。ゴッドの武装テストを行う。ゴットファルコンに乗り給え」

「お、それじゃ実験してくる。管制室にでも行っといで」

弓教授に放送で呼ばれた鉄也は格納庫に向かう。黒江は暇なので、弓教授らのもとに足を運んだ。










――ゴッドの砦 管制室

「失礼します」

「少佐、よく来たね」

「ええ。暇なもので。ゴッド・マジンガーの武器はどーなってます?」

「恥ずかしい話だが、ネーミングに悩んでいてね」

「ネーミングぅ!?」

兜剣造博士は黒江にゴッド・マジンガーの武器のネーミングに悩んでいるという声に思わず素っ頓狂な声を上げてしまう。いい年した大人、それもインテリの学者達が大真面目に子供みたいな事を考えているというのは、よく考えるとおかしい話である。

「そうだ。スーパーロボットの必殺技は音声入力で叫ぶのがお約束なのは君ももう知っていると思うが、あまり変な名前だと恥ずかしくて叫べたものではない。これは重要な作業なのだよ」

「は、はぁ……。」

彼女は半ば呆れつつ、机に置かれている武器の名称考案リストを手にとってみる。すると意外に苦労しているのが伺えた。グレンダイザーやマジンカイザーの武器の名前もいくつかあることから、当初は有力候補だったようだ。

「スクリュークラッシャーパンチ……当初の最有力候補だったが、グレンダイザーの武装なので没……ターボスマッシャーパンチ……マジンカイザーの武器なので没……」

他には“スーパーロケットパンチ”、“ハイパーブーストナックル”などがあるが、色々な事情で没ったようだ。最終的に決定したのがトルネードクラッシャーパンチだそうだ。

「他にはゴッドサンダー、ゴッドスパーク……剣については未定……なるほど。グレート寄りだな」

ゴッド・マジンガーはZを改造したとは言え、武装はグレートマジンガー寄りとなっている。体はZ、武器はグレートというふうに、歴代のマジンガーの要素が詰まっている。カイザーと武装が一部被るのは、進化の方向性が同じだそうだからだ。

「パイロットは最終的には誰を?」

「甲児を予定している。Zを改造した機体だからな……あの子が乗ったほうが性能を引き出せるだろう」

「それが兜の奴がマジンガーに選ばれたから、ですか?」

「そうだ。甲児はマジンガーに……いや私の父に選ばれたと言ったほうが正しいだろう……父は甲児がマジンガーに相応しい素養を持っているとあの子が幼少の頃には既に見抜いていた……。だからZを作り、ゴッドの設計図を私に託したのだろう」

それが甲児がZを使いこなし、カイザーに選ばれた理由なのだ。つまり甲児は言わば“マジンガーの申し子”とも言うべき素養を持っているのだ。それがZを、カイザーを使いこなす彼の才能なのだ。黒江はそう思った。



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