「うう…………」

 放課後、一夏は机の上でぐったりしていた

 「大丈夫ですか?」

 シュヴァンツが心配そうに声をかける

 「い、意味が分からん……何でこんなにややこしいんだ……?」

 彼が渡してくれたノートと資料を見ながら、頭上にグルグルマークを浮かべる一夏

 「ちゃんと予習しておければ良かったんですが……」

 「多分、それでも分からん」

 今日一日はシュヴァンツのお蔭で、何とか授業について行くの精一杯だった

 ちなみに放課後だが状況は全く変わってない。それ所か、他の学年やクラスからも女子達が押しかけてきており、きゃいきゃいと小声で話し合っている。

 学食などでは二人が移動するとハーメルンの笛吹きの如く、皆がゾロゾロとついて来たのだ

 シュヴァンツは若干緊張した表情で昼食を食べていたが、その時の表情は美味し過ぎる!という様な感じで、満面の笑みだった

 その反応に対して一夏はオーバーリアクションだと思ったが、少年の綺麗な笑みに多少見とれてしまった

 「ああ、織斑君。ヘイズ君。まだ教室にいたんですね。良かったです」

 副担任の真耶が二人を呼んだので、彼女の方を見る

 「えっとですね、寮の部屋が決まりました」

 そう言って部屋番号が書かれた紙とキーを渡す真耶

 「俺の部屋、決まってなかったんじゃないですか?前に聞いた話だと、一週間は自宅通いって……」

 「そうなんですけど……」

 「それだと一夏さんの身が危険でしょう?」

 真耶の言葉を遮る様にシュヴァンツが一夏に言う

 「うぅ……そう言う訳ですので一時的な処置として部屋割り無理やり変更したらしいです」

 成程……と一夏は納得した様だった

 「そう言う訳ですので、政府特命もあって、とにかく寮に入れるのを最優先したみたいなんです。一か月もすれば個室の方が用意できますから、しばらくは相部屋で我慢してください」

 「それは分かりましたけど、荷物はとかは」

 「私が手配してやった。ありがたく思え」

 一夏の疑問に答える様に千冬が登場した

 「ど、どうもありがとうございます。」

 「まあ、生活用品だけだがな。着替えと携帯電話の充電器があれば良いだろう?」

 その言葉に一夏の表情が引き攣っているのを、シュヴァンツは苦笑しながら見ていた

 「あと、隠してあった本は捨てて置いた」

 その言葉に燃え尽きたかの様に真っ白になる一夏

 その横では真耶が何やらイヤンイヤンと悶えていた

 「それとヘイズ、お前には話がある。ついて来い」

 「あ、はい……」

 放心状態の一夏と悶えている真耶を残して、千冬について行く少年

 


 千冬に案内されたのはISの整備室だった
 
 「束からお前へと預かった物がある」

 そう言って千冬が持って来たのは腕輪であった
 
 「これは……?」

 「『ガレージ』という装備らしい。ISと言うより手持ちの格納庫と言った方が良いな」

 少年はその言葉に何であるか理解した

 自分の右腕に装着すると、空中にディスプレイが投影され画面が映し出される

 『ストレイドとのバイパス接続完了。アセンブリが可能になりました』

 そして画面に映し出されるアセンブリの画面

 「凄い………パーツが殆ど揃ってる……」

 流石にワンオフの機体『ホワイト・グリント』は無かったが、最新型のパーツまでしっかり揃っていた

 「パーツの組み合わせが自由なのか?」

 「あ、はい。そうです」

 千冬の問いに答える少年

 「これは凄いな……」

 千冬も『ネクスト』の機能に感嘆の声を上げた

 ISというのは装備を変える事は出来ても、機体自体を変えることは出来ない

同じ量産型ISの『ラファール』と『打鉄』のパーツを組み合わせて使う事など出来ないのだ

 少年のIS『インフィニット・ストラトス・ネクスト』はそれが可能なのである

 とりあえず自分が良く使う装備を呼び出してみた
 
 すると一瞬で少年の手元に現れたのはアサルトライフル

 「『MARVE』」

 レイレナード社製アサルトライフル、瞬間火力に長けているが装弾数が少なめなのが欠点である

 『04‐MARVE』を消して、次の武装を呼び出してみた

 「『MOTORCOBRA』」

 同じくレイレナード社製のマシンガン。かなり優秀なマシンガンである

 「『DRAGONSLAYER』」

 龍殺しの名を冠する高密度のレーザーブレード

 一通り、武器を呼び出して満足した少年は、千冬に案内され寮へと来ていた

 そして一つの部屋の前で止まった

 「えっと……ここは?」

 「寮長室、私の部屋だ」

 とりあえず部屋に入ると

 「うわぁ……」

 部屋の中がごちゃごちゃしており、ゴミが色々と放置されていた

 「少し汚いが、ゆっくりしてくれ」

 とりあえず腰を下ろす少年

 そこへ千冬がネクタイを解き、シャツのボタンを開けた状態で、ビールを片手に少年の前へと座った

 「さて、まずは確認しようか」

 「確認ですか?」

 ビールを飲みながら少年に言う千冬

 「お前は束が直々に見つけ出した人間だとは聞いているが、細かい事は知らされていない」

 つまり自分の素性について明かせと言う訳だ

 「分かりました………」

 少年は正直に話すことにした

 自分の素性など異世界の事なので、大した問題では無いのだ

 少年は様々な事について話した

 自分の世界、リンクス、アスピナの実験体、霞・スミカとの出会いによって開かれた自分の世界、束からのメール

 「………成程な。お前は異世界で傭兵をやっていたのか」

 「…………疑わないんですか?」

 「確かに信じられん話だろうが、アイツなら何をやっても不思議では無いからな」

 「あ〜」

 妙に説得力のある言葉だった

 「で、お前はアイツの事をどう思った?」

 アイツとは一夏の事だろう

 「そうですね……まだ良く分かりませんが、優しいですね」

 「そうか……これからアイツの事をよろしく頼む」

 「はい、分かりました」

 「ッ……!」

 ニッコリと答えた少年の笑顔に千冬が更に赤くなる

 「どうかしましたか?」

 「い、いや、何でも無い」

  妙に昂る気持ちを押さえながら千冬は答えると、二人の間に妙な沈黙が生まれた

 「「…………………………」」

 “……気まずいなぁ”

 何を言えばいいのか分からずに少年は困惑する

 彼女も何を言えばいいのか迷っている様だった

 ふと、少年は千冬を見て思った

 “やっぱりスミカさんに似てるな……”

そう思った途端、芋づる式に脳裏に再生されるスミカの乱れた姿

その姿が目の前にいる千冬と重なってしまう

“_____________不味い”

ムクムクと少年の愚息が力を持ち硬くなってゆくを感じて、焦る少年

何とか記憶の再生をシャットアウトしようと試みるが、逆に余計に意識してしまい映像が鮮明になってしまう

「大丈夫か?何やら顔が紅いが……」

千冬が少年の様子に気が付いて声を掛ける

「あ、いや、だ、大丈夫です!」

「そうか?気分が優れない様なら医務室に」

そこで千冬の言葉が止まった

彼女の視線は少年の股間に注がれていた

「な、な、な………」

明らかに動揺した様子で口をパクパクさせる千冬

「あ、ああ……うう……」

羞恥心と罪悪感で混乱する少年

二人共、何を言えばいいのか分からず、時間だけが過ぎて行く

「す、すいません!!」

少年はとにかく謝らなければと思って千冬に謝った

「……その、なんだ。お前もそういう年頃だからな……」

千冬も怒ってはいない様だった

「あ……はい……それじゃあ僕は失礼します」

「待て」

「なんですか……?」

少年が部屋から出て行こうとしたら千冬に止められた

「その、だな……どうする気なんだ……?」

彼女はチラリと少年の下半身に視線をやった

少年のソレは先程とは比べ物にならない程、膨張しており制服のスボンを押し上げていた

「う………」

流石にこのまま廊下に出て、もし女子生徒に出会ったりなどしたら洒落にならない

下手をすれば社会的に死ぬかも知れない

ちらりと千冬の方を見るとシャツのボタンは外されており

そこから見える豊かな胸の谷間、

酒の影響なのか赤くなっている首筋

黒いパンストに包まれた引き締まった脚

そして若干、赤らんだ表情

少年の劣情を刺激させるには絶好の素材だった

ゴクリと唾を飲むと同時に、更に硬さを増し膨らんでゆく

その事に気が付いた千冬が恥ずかしそうにするので、余計に愚息が膨らむ

「「……………」」

お互いに気まずそうな雰囲気、それでいて室内には何処と無く艶やかな空気が流れていた

「そ、それだと処理しなければ大変だろう?」

頬を紅潮させた千冬が少年に聞いてくる。

「あ……そう、ですけど……」

突然の千冬の問いに困惑しながらも答える少年

「お前がそうなったのは、その、わ、私に欲情したのか?」

おずおずと聞いてくる千冬は妙に艶めかしく、少年の性欲を刺激する

「えーと……はい」

何と答えようか迷ったが、正直に答えた少年

「そうなったのは、私の責任でもあるからな……その、手伝っても良いぞ?」

それは酒の勢いもあったのだろう、千冬がそう言って少年に近寄る

千冬の発言に少年は目を見開いて硬直すると同時に、脳裏に凄まじい勢いでスミカとの行為の記憶が流れ込む

ドキドキしながら少年にはスミカと千冬が重なってしまう

“だ、駄目だ。これじゃあスミカさんと織斑先生にも失礼だ”

スミカに酷似している千冬を代わりにするなど二人に対する侮辱である

そう思ってはいても本能が千冬を求めており、自分の中に居る悪魔がなる様になってしまえと囁いていた

引き寄せられるかのように千冬へと抱きついた少年は彼女の耳元で囁いた

「それじゃあ………お願い……します」






「こ、これでいいか……?」

「は、はい」

ベッドに座った千冬はシャツのボタンを外し黒いブラも外しており、豊かな乳房が少年の眼前に差し出され、制服のズボンから飛び出した少年の愚息を挟んでいた

その華奢な体躯に反して巨大な少年の肉棒を包み込む彼女の乳房は柔らかくも張りと弾力を持っていた

露わになった桜色の乳首と白い肌とのコントラストが美しい

織斑千冬と言う存在が芸術品といっても納得してしまう

“ほ、本で見たのより大きいな”

それなりに戦いや試合を経験してISでは世界一に輝いた事もある千冬ではあったが、色恋や性については全くの未経験

更に初めて生で見る男性の生殖器、それも規格外の大きさに多少の怯えを感じていた

「じゃあ……胸で扱いて下さい」

「わ、分かった……」

少年の言葉に怯えを抑え、おずおずと千冬は双乳を揉みしだき肉棒に刺激を与える

彼女の胸がムニュリムニュリと形を歪ませ、グロテスクな肉棒が谷間でビクビクと震える。

「う……あ……織斑先生、気持ちいいです」

「そ、そうか……」

照れたように顔を赤く染めながら千冬は肉棒を乳房で扱く

が、滑りが良くないので上手く扱けずに苦戦していた

「……唾を付ければ良いんですよ」

「唾をか?」

「ええ……」

「分かった……んっ……」

千冬は少年の言葉に従って唾を肉棒に垂らし、再び扱き始めた

彼女の唾と少年の鈴口から出始めた先走りが潤滑油となり、少年の肉棒を谷間で磨くように胸を捏ね回す千冬

「うぁ……くぁ……うう」

「ふふ……随分と可愛い声を出すじゃないか?」

楽しげな声で言う千冬の表情はゾクリとする程に妖艶で、少年が感じている姿や声に興奮を隠せない様だった

千冬は己の学生時代にクラスメイトが話していた事を思い出していた

“確か……舐めるんだったな………”

千冬はビクビクと自らの胸の谷間で震え、鈴口から先走り液を溢れさせている肉棒を見る

 グロテスクな外見のソレを舐めるのは勇気がいるだろうが、そうすると男が喜ぶと言う事は聞いていた

 なので、思い切って千冬は少年の肉棒にちゅっと口を付けてみた

「ああうッ!!?」

突然、別の柔らかくも熱い何かが肉棒に触れた事でビクンと跳ねあがる

“味は……そこまで酷くは無いな”

今度はゆっくりと肉棒を舌で舐め上げた

「ああぁッ!」

“可愛い………”

少年の感じる姿に楽しさと興奮を覚えた千冬は、そのまま少年の肉棒を舐め始める

舌先に感じる少年の味に、少々眉を顰めながらもカリ首や裏筋の隅々まで彼女の舌が這い回る

「あっ!くぅあ!んんん!!」

チロチロと彼女の舌先が肉棒のカリ首をなぞる様に動き、鈴口に舌先を捻じ込む様に蠢く
「はぁう……あ、ああっ!」

襲い来る快楽に、少年は堪らず腰を震わせる

女性から見ても可愛らしい少年の表情にきゅんと千冬の秘所が疼いた

彼女は溶けかかったソフトクリームを舐めるかの如く、肉棒に奉仕する

普段の凛とした彼女と、己の逸物を舐めて回している今の彼女の姿とのギャップに少年の限界が早まった

「あっ!あっ!もう出ます!出る!出ます!」

柔らかな双乳に包まれ、亀頭の周辺を厚い舌で嬲られている肉棒がビクビクと一際大きく脈動を始める

直後、千冬と視線が絡み合い______


「うあっ!あっ!ああああああああッ!!!」


彼女の顔面へと粘液を放った。爆発した様な勢いで吐き出された白濁は彼女の顔だけで無く、黒曜石の様に黒い輝きを持つ髪にもマーキングをするかの如く吐き出されていった

「ああっ……うう…まだ出る」

ある程度の白濁を吐き出してからも肉棒は、ビュッ、ビュッと小さな白い塊を吐き出していた




「全く、こんなに汚して……」

「はぁ、はぁ……す、すみません……」

少年の白濁でマーキングされた千冬は、顔や髪からソレを垂らしながら、荒い息を吐く少年を見た

「とにかく、もう大丈夫か?」

「あ……まぁ、一応は……」

 一回射精して力を多少失った肉棒であるが、まだまだ元気そうである


 先程、自分が奉仕に夢中であった事が恥ずかしいのか、視線を彷徨わせる千冬

 その様子に少年は

「可愛いですよ、千冬さん」
 
 彼女の名前で呼んで、微笑んだ

 「な、な………」

少年の言葉に千冬は、これ以上ないくらいに顔を真っ赤になって、口を金魚の様にパクパクさせた

何かを言い返そうとするが、恥ずかしくて言葉が出てこない千冬に少年は顔を寄せると

「んむっ!?んんぅ!!」

彼女の唇を奪った

「ふぅ……んむ……ふぁぁ……」

少年の舌が口腔内に侵入し、自分の舌と絡められると千冬は拒絶する事無く、トロンと蕩けた様に夢心地な様子で受け入れている

「んんぅ……んふ……ん……」

少年の舌が彼女の唇の裏側、歯茎、前歯、犬歯、奥歯、舌の裏側と口腔内の隅々まで舐めまわす

少年は千冬の唾液を啜ると、彼女に自分の唾液を流し込む

千冬は少年の唾液をゆっくりと啜り、喉に流し込んでゆく

お互いに両腕を相手の背に回し、夢中で唇を貪り合っている

お互いに荒い息を吐きながら唇を離すと、互いの口から唾液によって出来た糸が線を引く
そこで少年はハッとする

千冬が可愛らしくてついつい彼女の唇を貪ってしまった少年だが、このままではいけないと何とか元に戻った

どうやら千冬の方も戻ったらしいが、恋人の様に夢中で唇を貪り合っていた事が恥ずかしい様だった

「す、すみません……その……千冬さん……織斑先生が可愛かったので……」

しどろもどろになりながら少年は何かを言おうとするが、上手く言葉がまとまらない

「……い、いや……謝らなくて良い……私も……その、嫌では無かった……」

その言葉に二人してカァッと赤くなった

「えっと……もう行きますね?」

「あ、ああ……お前の部屋は一夏と同室の1026室だ」

これ以上一緒に居たら、戻れなくなると思った少年に千冬が答えた

「待て」

「な、何ですか?」

そうして部屋から出て行こうとした少年を千冬が呼び止めた

「今日の事は誰にも言うなよ?」

「あ、はい……」

それと……と言葉を付け加える千冬

「その……だな……お前がどうしても我慢できない様なら……私が……」

お互いに赤くなりながらも千冬の提案に少年は

「じゃあ……よろしくお願いします」

了承するのだった





1026室に戻ると一夏が待っていた

「遅かったな、千冬姉と何かあった様だけど大丈夫だったか?」

「あ、はい………まぁ、大丈夫です」

やや顔を赤くしながらシュヴァンツは答えた

「そっか……これからルームメイト同士、よろしくな!」

「はい、よろしくお願いします」

差し出された手を握り、握手をする

すると、一夏が眉を潜めた

「…………ん?」

「どうしました?」

鼻をスンスンさせながら一夏が言う

「なぁ、変な匂いしないか?」

「ッ!?」

ビクゥ!!と体を震わせる少年

「この匂い……お前……」

一夏が何か分かった様な目で少年を見て来たので、少年の心拍数がバクバクと上がる

すると一夏が優しげな表情になる

「まぁ、男でこんな環境なら仕方ないよな」

「え………?」

不思議そうにする少年に一夏がイイ笑顔で言う

「別にお前がオナニーしてても、俺は気にしないぜ!」

「あ、どうも……………」

どうやら一夏は少年が自慰したのだと勘違いしている様だった

「まだ少し匂ってるからシャワー浴びてこいよ、俺はもう入ったからさ」

「あ、ありがとうございます」

一夏の気遣いと勘違いに感謝しながら少年はシャワー室へと向かうのだった




その頃、千冬は寮長室の風呂で湯船に浸かっていた

「はぁ………」

彼女の口からはため息が漏れる

「どうしたのだろうな?私は……」

最後までいかなかったものの、出会ってから数時間の男しかも十歳程も歳の離れた少年に体を許してしまうなど

少年と出会った瞬間、自分が引き込まれるかのような感覚と動機が早くなるのを感じた

あの紅く輝く瞳に魅入られそうになった

何故、体を許してしまったのか分からない

それに、関係が続くような提案をしたのかも分からない

酒が入っていた程度で自分の判断力や貞操観念は無くならない筈なのに……

何故か少年に迫られると全部許してしまいそうになる

“まさか………!?”

千冬の脳裏の“一目惚れ”という言葉が浮かび上がる

馬鹿なと否定しようにも、否定できるだけの自信が無い

一目惚れで無いのなら何なのだ?

自分は意外と呆気無く体を許す売女なのか?

そんな筈無い

ぐるぐると脳内で色んな思いが混じり合う

“私も一人の女という訳か……”

そう思った千冬の脳裏に今度は少年との行為が思い出される

「………………」

ぶくぶくと湯船に深く浸かる千冬の顔は真っ赤であった



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