ボルテクス界とは?
ボルテクス界は真・女神転生III-NOCTURNEに登場する世界ではなく、この作品オリジナル設定の世界である。
なぜ、ボルテクス界が生まれたかは今現在明かされていないが、ヴィクトルによると力ある悪魔によって創られたとのこと。
悪魔達はボルテクス界は自分達の楽園と考えている。というのも、自分達の実体化に必要な生体マグネタイトによって満たされた世界であるため。
だが、悪魔の多くは更なる力を求めてボルテクス界に住む人間や自分よりも弱い種族の悪魔を襲い、生体マグネタイトを奪い取る。
ただし、無差別にというわけでは無いようで、町の中にいる人間や悪魔に手を出すことはまずない。
また、力を望まずに静かに生きようとする悪魔も存在する。中には人間が住む町に住み、働く悪魔も存在する。

人間達の文明レベルは戦後十数年くらいの日本ほど。だが、一部では現代と変わらぬ物があったりする(武器等)。
使われている文字はボルテクス界特有の物だが、言葉はなぜか基本的に日本語である。
ボルテクス界には元々サマナーは存在しておらず、ヴィクトルがボルテクス界に来る時に持ち込んだCOMPによって現われるようになる。
基本的にCOMPがあれば誰でもサマナーになれるが、その数は少ない。
理由として、ヴィクトルか業魔殿の正体に気付いた者のみにCOMPを与えているため。
ボルテクス界のサマナーのレベルは全体的に低め。
理由として、ボルテクス界に住む人間は『悪魔は自分達以上の存在』という認識が強く、そのためか積極的になれないのが現状。
また、通常の武器が効きにくかったり効かなかったりすることが上げられる。

上記でも書いたようにボルテクス界は生体マグネタイトに満ちあふれた世界である。
それは悪魔が実体化するのに可能なほどの濃度がある。また、高位な悪魔がいる場所ほどその濃度は高くなる。
また、生体マグネタイトの影響を受けたことの無い者がボルテクス界に来た場合、その影響が出ることが確認されている。
例としては翔太の身体能力が上がるなど。他にもありそうではあるが、今現在は確認されてはいない。
また、ボルテクス界にも昼夜は存在する。夜に町の外に出るのは自殺行為と言われている。なぜなら、夜になると悪魔の力が活性化するため。
そのため、特別な理由が無い限り、夜に町の外に出る人間はまずいない。

ボルテクス界はあらゆる世界と繋がっているらしく、ヴィクトルも別の世界からボルテクス界へとやってきた。
ただ、異世界とボルテクス界を繋げる穴が現われることはまずなく、それこそ宝くじの1等に当たるよりも難しい確率らしいのだが――


キャラクター紹介
相川 翔太
私立榊原高校に通う17歳。本人はアニメやマンガ、ゲームが好きなだけの普通の人間。
なお、好きといっても知識の方は広く浅くといったものだが。
ボルテクス界に偶然にも来てしまい、元の世界に帰るために一時的にサマナーとなって悪魔と戦い、無事元の世界へと帰還した。
だが、今度は幼馴染みがボルテクス界に行ってしまい、助けるためにボルテクス界へと舞い戻る。
幼馴染みは助けられたものの、そこでボルテクス界と繋がった世界の崩壊を謎の少女から告げられてしまう。
当初は何が起きているのかを調べる為に冒険を始めたもののいくつかの世界を回って様々な出会いをし、
魔王や神といった存在と戦うようになってから事の重大さに気付き始める。
しかし、それがあまりにも重すぎ、しかも呪いを掛けられてしまったことにより逃れなくなってしまい、思い悩むこととなる。

幼い頃に自分の不注意(と、本人は思っている)で友達を事故に遭わせてしまい、重傷を負わせてしまう。
それ以来、親しい者を失うことに拒絶感を示すようになる。
この親しい者を失いたくないという想いと死にたくないという想いが、翔太に戦わせることを決意させたようである。
なお、死にたくないのなら戦うのはおかしいのではと思われそうだが、本人曰く「世界が崩壊したら自分も死ぬことになりそう」と言っている。
自分がとんでもなく重大なことに巻き込まれていることを知り始め、そのことに悩んでいたりするが――
他にもレディースサマナー(女性型悪魔ばかりを引き連れているという意味で)と呼ばれていることに悩んでいたりする。
反面、人付き合いなどはいいので、町の人達からはそれなりに頼りにされている。
なお、悪魔との交渉は苦手で、その成功率も高く無いことにも悩んでいたりする。

戦闘スタイルは右手に剣、左手の銃という変則スタイル。
翔太は戦いは完全に素人な為、剣と銃を一緒に使った方が強そうという単純な考えで行っている。
その為か、銃は基本的にハンドガンタイプ。
相手よりも早く攻撃し、相手の攻撃は避けるというやり方をしていたせいか、
生体マグネタイトの影響により身体能力が異常なまでに高まっている。
しかし、特別な力を使っているわけでは無いため体への負担がとても大きく、戦い続けると体が壊れるという爆弾を抱える事となる。
家族構成は父と母、妹の4人家族

翔太の現在の装備
武器:ポムマシェット・グレイブ(刀剣類)
ポムマシェットを元に新たに合成された剣。
精製されたフォルマを使用しているためか、切れ味や強度は通常のフォルマよりも向上している。
また雷属性を持つため、低確率で電撃による麻痺を与えることが出来る。

銃:デザートイーグル・スマッシャー(ハンドガン)
デザートイーグルを元に合成された銃。
こちらも精製されたフォルマを使用しているため、悪魔に対する威力が通常のフォルマよりも向上している。
特殊属性・能力は無し。

防具:ライトアーマー・レザード
ライトアーマーを元に新たに合成された防具。
これも精製されたフォルマを使用し、物理に対して耐性を持っている。

アクセサリー:スピードリング
フォルマ合成で作られたアミュレット。身体能力を高める効果を持つ。


現在、翔太と仲魔となっている悪魔
ミュウ(妖精:ピクシー)
翔太がボルテクス界に初めて仲魔となった悪魔。本人としては気まぐれで付いていき、そのまま仲魔となった。
最初は情けない翔太に呆れていたが、翔太の世界に通じる穴の前にいた悪魔との戦いで助けられたことにより、なにやら想うところが出来た様子。
謎の石版を触ってから、使えないはずの魔法が使えたりと自分の身に起きる不可解な出来事に悩むこととなる。
基本的に魔法メインの戦い方をする。

凶鳥:モー・ショボー
ノッカーとタンガタ・マヌが合体し、更に進化した仲魔。
それにより少女から女性へと成長しただけでなく、高い身体能力を得た。
また、高位の魔法も使えるようになり、前後衛とオールマイティな戦いが出来るようになる。
精神的にはまだまだ少女といった所だが、翔太が気になる様子――

ルカ(鬼女:リャナンシー)
姉のリョカと共に酒場で働く悪魔だったが、あるサマナーに見初められて拉致されてしまう。
そこで命の危機に陥るが、翔太の手によって助け出された。それに感激して仲魔となる。
元々夢見がちな性格だったせいか、助けに来た翔太が憧れの人に見えたようである。
進化したことで種族的に妖艶だった美貌が更に増し、衣装もかなりきわどい物となっている。
それだけでなく、サポートメインだった魔法が攻撃魔法も多彩に使えるようになった。
最近は翔太をマスターとしてではなく1人の女性として見始めているようである。

妖精:クイーンフロスト
仲魔だったジャックフロストが進化した姿。ちなみに女性体である。
姿の方はフロストが望んだもののようだが、なぜこのような姿になったかは今現在は不明である。
氷結系だけでなく雷系の魔法も扱え、更には上級魔法まで扱えるようになっている。
本人はこの姿になれたことに非常に喜んでおり、良く翔太にひっつくようになる。

妖精:クイーンランタン
仲魔だったランタンが進化した姿。こちらも女性体。
姿の方はフロストと同じく望んだものではあるが、この姿になったしまったかも同じく不明である。
火炎系だけでなく疾風系の魔法も扱え、更には上級魔法まで扱えるようになっている。
本人もこの姿になれたことに非常に喜んでおり、フロストと同じく翔太に良くひっつくようになる。

魔人:アリス
元々は人間だった少女。しかし、彼女が持つ力に悪魔が目を付け、それを奪うために強制的に憑依されてしまう。
それによって乗っ取られそうになった少女は自らの命を絶ってまで阻止しようとするが、不幸が重なって乗っ取られてしまう。
今回の事件によって実体化して人々を襲うが、翔太によって正気を取り戻し、シンジによってその魂はGUMPに宿った。
その後、オニを殺された翔太の怒りに呼応して再び実体化し――
魔人としては不完全な存在。その為、力は悪魔とあまり変わりない。
しかし、魔人融合という能力で翔太と融合することで、彼に魔人の力を与えることが出来る。
元々、まだ幼い子供だったためか、争い事は好まない優しい性格。それでも戦うのは翔太の為のようだが――

精霊:シルフ
合体事故によって人間大の大きさとなっていたのが進化した姿。
武器と防具を装備したことにより物理攻撃を更にこなせるようになった。
また、魔法の方も高位な物を使えるようになる。
なお、翔太のことは守るべき人だと思っているようだが――

幻魔:クー・フーリン
元々は翔太をかばって命を落としたオニだった悪魔。
しかし、シンジによってその魂を回収され、それを元に新たな力と体を与えられた。
ちなみに女性の姿なのはシンジの趣味によるもの。その為、姿の方も本来のクー・フーリンとは異なる。
クー・フーリンの名を冠するだけあってその実力は高く、攻撃系スキルを多く持つ。
反面、元々オニだったせいか魔法に関しては苦手であり、使える魔法はそう多く無い。
オニの頃から翔太を認めており、再会を喜んでいるが、一方で女性になったことで色々と悩みもあるようで――

女神:スカアハ
シンジによって体を与えられ、翔太の元へとやってきた悪魔。
その目的は素人である翔太に戦いのイロハを教える為である。
故にその実力は高く、同時に自身が持つ知識と経験は翔太達の指針となっていくことになる。
こちらもシンジに体を与えられたせいか、本来のスカアハとは異なる姿になったが、実は彼女は――

地母神:メディア
元々はFateの世界のサーヴァントであるキャスターであったが、
翔太と出会ったことで自由を求めてドリー・カドモンと合体し、悪魔となった。
悪魔となったことで魔術だけでなく悪魔が使う魔法もこなせるようになる。
反面、サーヴァントの時に持っていた宝具の類は使えなくなってしまった。
しかしながら、元キャスターということもあってか、魔法・魔術に関しては多彩さを見せる。
なお、地母神という種族ではあるが、カテゴリー的には造魔とあまり変わらないため、生体マグネタイト無しでも活動は可能。
翔太のことは恩人として見ているようだが――

魔獣:ケルベロス
ノーディスの町の近くの洞窟に住み着いていた悪魔。本人曰く、最近騒がしいのでそれから逃れるためにとのこと。
しかし、縄張り意識が強かったために縄張りに入り込んだ人間を倒したりしたために翔太達が派遣されることに。
その戦いで翔太の考え方が気に入り仲魔となる。
人間化……というか女性化の能力があるが、本人曰く永く生きた上で身に付けた術だという。
なお、何年生きているかはなぜか明かさない。


谷川 理華
翔太と同じ学校に通う17歳。翔太とはクラスメートにして幼馴染み。
モデルとしてもやって行けそうな美貌とスタイルを持っており、なおかつ勉強と運動も優秀である。
そんな彼女とは釣り合わないと翔太は思っているが、理華はそのことを気にしてない様子。
彼女もまた事故でボルテクス界に来てしまい、ある悪魔の戦いで瀕死の重体となってしまう。
その時に謎の少女に助けられた影響により悪魔化してしまった。現在はシンジに与えられた腕輪によって進行を抑えているのだが――

重傷を負いながらも自分を助けた翔太を見て、彼が過去を引きずっていると感じ、一緒に戦うことを決意した。
しかし、それが思うように出来ていない苛立ちがきっかけとなって悪魔化してしまうことに――
戦闘スタイルはサポートメインから前衛へと変わる。本人曰く翔太のそばに痛いからと言うが……
悪魔化の影響か翔太に依存傾向にある。それがどのような影響をもたらすかは不明である。
家族構成は父・母・姉・弟の5人家族。

理華の現在の装備
武器:剣鉈・轟(刀剣類)
剣鉈を元に合成した剣。精製されたフォルマを使用しているが、特殊属性・能力は無し。

銃:M16・SP(アサルトライフル)
M16を元に合成されたアサルトライフル。
精製されたフォルマを使用しており、悪魔に対する威力が向上している。
また、小程度の破魔属性を持ち、時折一撃死を起こすこともある。

銃:コルトパイソン・G(ハンドガン)
コルトパイソンを元に合成されたハンドガン。なお、通常のフォルマを使用。
これはラリーが開発した特殊弾頭のテスト用に造られた為、これといった特殊能力や属性は無い。

防具:ライトスーツ・α
ライトスーツを元にフォルマを合成した防具。精製されたフォルマ使用。
前回と同じく、魔法・銃に対する耐性を高めている。

アクセサリー:マジックリング
フォルマ合成で作られたアミュレット。装備した者の魔力を高める効果を持つ。


榊原 美希
翔太と同じ学校に通う17歳。理華と同じく翔太の幼馴染みにしてクラスメート。
類い希なる美貌とスタイルを持ち、学問や運動だけでなく武術もこなすという完璧超人。
その実態は榊原グループの令嬢。翔太達が通う学校も榊原グループが運営している。
なぜ、美希と翔太が幼馴染みかといえば、翔太の家から美希の家までは子供の足で行ける近さにあるため。
それで偶然にも翔太と出会い、一緒に遊ぶようになった。美希の気さくな面はそういう背景が関係してる模様。
洋館の事件がきっかけに翔太達の手助けをしようとボルテクス界に来てしまい、そのままサマナーとなってしまう。
翔太には色々と思うところがあるが、ここ最近は翔太と理華に起きたことで心配するようにもなった。
なお、装備は翔太を参考にしているため、かなり似通っている。
家族は父・母・双子の妹の5人家族。

美希の現在の装備
武器:烈光(刀剣類)
村正が鍛えた日本刀。合成武器であるが、見た目よりは軽い。
故に日本刀の鋭さと速さを生かした戦法が出来るようになる。

銃:ベレッタ・ブレイカー(ハンドガン)
翔太より渡されたベレッタを元に合成された銃。特殊能力は無し。撃ち砕くという特性を持っている。

防具:ライトアーマー・レグス
翔太の防具と同じく運動能力を高める合成がされている。
元々、武術を習得していたため、この方が美希としては戦いやすかった。


リニアス
ボルテクス界出身の少女。人間ではあるが、生まれつき人間を超えた力を持っていた。
それが元で他の人達に恐れられ、ののしられてしまう。
両親は守ろうとしていたが、その状況はリニアスの心を蝕んでいき、やがて世界に絶望してしまった。
そして、この世界を消してしまおうと考え、ブラックマリア達を従えながらその方法を探し、やがて見つけてしまう。
それを可能とする物を探す際に翔太と出会い、その強さに歓喜し興味を持ってしまい――
なお、仲魔はいるが、リニアス自身はサマナーというわけではない。

リニアスの仲魔
地母神:ブラックマリア
リニアスの仲魔であり、リニアスを心から敬愛している。初めての出会いで何かあったらしいが――
地母神としても高位な存在だけあって、高い実力を持っている。

夜魔:リリス
リニアスの仲魔の1人。こちらは従っているというよりも対等な仲間といった印象を受ける。
夜魔の中で高位な存在というのもあるのだが、数々の魔法を使いこなす。

妖鬼:ベルセルク
リニアスの仲間の1人。リニアスとは一度剣を交えたことがあり、それが元で主と認めている。
妖鬼という種族の中では珍しく、礼儀正しい性格をしている。


その他キャラクター
ヴィクトル
フルネームはヴィクトール・フォン・フランケンシュタイン。豪華客船型ホテル『業魔殿』のオーナー。
その実態は錬金術に精通し、悪魔のことを研究している悪魔研究家。その過程で悪魔合体を開発した。
こう聞くとゲームに登場するヴィクトルと同一人物と思われそうだが、
ゲームとはまったく関係の無い世界から悪魔研究の為だけに豪華客船ごとボルテクス界にやってきた。
このボルテクス界に来てからは自分や業魔殿の正体に気付いた者にCOMPを与えるなどしているが、
理由としては研究に必要な悪魔を提供してもらうためである。
なお、COMPのハードはヴィクトルの手による物だが、ソフトである悪魔召喚プログラムは誰かの手による物。
ただし、それが誰なのかはヴィクトル自身も知らない。ヴィクトル曰く、プログラムは偶然に発見したらしい。
最近では悪魔の他に別のテーマの研究を始めたらしいのだが――
翔太に何かを感じ取り、家を与えるなどの協力をしている。

メアリ
業魔殿で働くメイド。その実態はヴィクトルによって創られた造魔。
メイドとしては優秀で、業魔殿のほとんどを切り盛りしている。反面、創られたばかりのせいか感情が乏しい。

謎の少女
黒いゴスロリを着た少女。ボルテクス界と繋がった世界の崩壊を翔太達に告げる。
理華を助けた際に現われた悪魔を翔太が倒したことで興味を持ち、彼の運命に呪いを掛けた。
今回の事件の全貌を知るようだが、本人曰く関わっていないという。
翔太を関わらせたのは彼がこの事件にどう関わっていくのかを見て楽しむ為のようである。
高位の悪魔らしく、その存在感はいるだけで翔太達を恐怖させるほど。
また、瀕死の重症であった理華を蘇らせるなど、強い力を持つことが伺える。

ラウル
妖精シルキーという種族の悪魔。本来は業魔殿で従業員として働いていたが、ヴィクトルの命で翔太達の家の家政婦となる。
戦闘に参加することは無いものの、家事方面で翔太達の助けとなっている。

アオイ シンジ(DRTのオリジナルチートキャラ(おい))
翔太を陰ながらサポートする人物。
今までは翔太達に悪影響を与えないために自分の存在を明かさなかったが、
翔太達に起きた事態を重く見てついにその姿を現した。
しかし、言動ややり方などで翔太達から不信感を感じさせてしまう。
また、翔太をサポートする理由は人道的ではなく、個人的な理由らしいのだが――

本当なら今回の事件はシンジが解決しなければならなかったらしい。
オニをクー・フーリンとして蘇らせただけでなく、理華の悪魔化の進行を抑える腕輪を造るなど、強い力を持つことを伺わせる。

カルマ・ウォード・村正
ホテル業魔殿のシェフ。だが、裏では剣合体と武具合成を行う刀鍛冶。
元々、刀鍛冶の家系であった村正はより洗練された剣を打つために修行の旅をしていた。
その先でヴィクトルに出会い悪魔の存在を知り、それによって悪魔と剣を合体させる剣合体という技法を生み出す。
その後、ヴィクトルと共にボルテクス界に来るが、そこでは剣合体が出来ないことを知り、新たな技法を探した。
そこでフォルマという存在を知り、武具合成という技法を編み出す。
なお、シェフをやっているのは気分転換でやっていた料理の腕を認められたためである。
合成の場面は翔太曰く「刀鍛冶の技術必要なの?」と疑問に思う物らしいが、村正曰く「微妙な調整が必要になる」と否定している。
なお、元ネタはご存じデビルサマナーソウルハッカーズだが、本人のしゃべりの資料が無いので本作品オリジナル設定となる。

ラリー・ビンセント
ホテル業魔殿の女性ガードマン。元々は賞金稼ぎであったが、ある事件でヴィクトルと知り合い、そのまま業魔殿に雇われることとなった。
なお、雇われる経緯はラリー曰く「借金返済」ということだが、なぜか詳細を話そうとはしない。
ボルテクス界には無理矢理連れて来られた為に当初は不機嫌だったが、自由奔放(ラリーから見て)な世界を気に入り、今は感謝している様子。
村正の武具合成を見て、銃合成を編み出した。なお、銃には愛情とも言える執着を持ち、名前を付けるほど。
なお、元ネタは某マンガのあの人である。

リョカ
鬼女:リャナンシーという種族の悪魔。ルカの姉で酒場を経営している。
料理にも定評があり、翔太達も時折食べに来るほど。
ルカを助け出してからは、翔太に依頼の仲介を行うようになった。

大塚 克也
翔太のクラスメート。やせでのっぽ。ゲームオタク。
性格なのか、洋館の出来事に巻き込まれても大して動じてはいなかった。
見た目とは裏腹に友達思いで、翔太のことを心配している。

岬 直貴
翔太のクラスメート。少し小太り。アニメオタク。
洋館の出来事がきっかけでボルテクス界に興味を持ってしまう。
しかし、小心者なので自分1人では怖くて行けない。

Dr.スリル
異世界よりボルテクス界にやってきた科学者。実はヴィクトルと同じ世界の出身。
ある軍組織に所属していたらしく、その時から造魔の研究を行っていた。
その軍組織が無くなった以後も研究を続け、ついには造魔を完成させるが、
性能テストの為に造魔をサマナーに差し向けるものの、そのことごとくを倒されてしまう。
それが元でサマナーを憎むようになったが、ある意味自業自得とも言える。
しかし、翔太に諭されることで過ちに気付き、考えを改めた。
その結果、造魔のカスタマイズという技術を開発することとなった。

リゼル
Dr.スリルが自分の助手として創り上げた女性型造魔。
なぜか、その姿はらきすたの良 みゆきに耳がとがっている以外は性格も併せて非常に似ている。
なお、露出が高いメイド衣装はDr.スリルの趣味らしい……

リゼッタ
リゼルと同じくDr.スリルの助手として創り上げられた女性型造魔。
その姿はらきすたの柊 かがみにやはりとがった耳以外、性格も併せて非常に似ている。
なお、同じく露出が高いメイド衣装を着せられてるが、本人は内心恥ずかしがっているらしい。

クノー・エルサイド
ボルテクス界出身のサマナー。
元々はノーディスの警官であったが、あるきっかけでサマナーのことを知り、サマナーとなる。
知識や経験を元に戦闘や悪魔交渉を行う、いわゆる理論派。故に悪魔との交渉成功率は翔太より高かったりする。
実力も高く、翔太が来るまではサマナーの中ではトップクラスと噂されるほどであった。
知り合いのサマナーにサマナーギルドの設立を手伝って欲しいと言われていて断っていた。
しかし、今回の事で必要性を考え、設立を手伝うことを決意することとなる。

バスク
クノーが創った造魔。しかしながら、その外見は特撮ヒーローっぽい。
しかし、外見とは裏腹に知識面を重点的にカスタマイズされており、その為か博識的。
更にはなぜか人情家的な面もあったりする。
なお、クノーは対等な立場をと考えていたため、クノーのことは普通に名前で呼ぶ。
ちなみに外見参考はファンタシースターポータブル2の同名キャラ参考。

ウルスラ・ローラン
ボルテクス界出身のサマナー。
クノーと同じく元警官にして同僚。クノーにサマナーになることを相談されたことがきっかけでサマナーとなる。
彼女も基本理論派だが、時には自分の直感で動いたりといった形の臨機応変型である。
翔太が来るまでは、サマナーに関しては無法状態に近かった。
それをなんとかしたいと考えた彼女はサマナーギルド設立を決意するものの、様々な困難があって思うように進んではいなかった。
そんな中、翔太の登場により町の人達のサマナーに対する見方が変わってきたことにより設立の目処が立つようになる。
それのおかげで翔太に感謝してるようで――

ルミア
ウルスラが創った造魔。外見はエルフ風女性秘書といった感じ。
戦闘だけでなくギルドに関するサポートを考えられているため、現在は知識面のカスタマイズが主。
ウルスラは成長と共に逐一細かなカスタマイズを加えていくことを考えている。

ジョージ・アルフォンス
元々はサマナーであったが、歳を取りすぎたために引退を考えていた時にウルスラに誘われてサマナーギルドのマスターとなる。
当初は難色を示していたそうだが、ウルスラの説得で引き受けた経緯がある。
なお、ウルスラがジョージを選んだ理由は人をまとめることに長けているから。
実際、ジョージはサマナー時代に他の数組のサマナーと組んで狩りをし、まとめ上げた事によって多大な成果を上げたことが何度かある。
現在はギルドの運営方法を色々と検討している最中である。

トニオ・フィニクス
ボルテクス界出身のサマナー。
一般家庭の子供だったが、噂を聞きつけて業魔殿に忍び込み、サマナーになったという経歴がある。
サマナーではあるが、実はまともな交渉をしたことがない。命乞い、もしくは負けを認めさせて仲魔にしている。
理由としてはトニオはどうやら悪魔に対してある種の劣等感を抱いているようなのだが――
だが、強さの方は確かであり、クノーほどでは無いが、それなりに名が売れている。
翔太の実力の高さに嫉妬しており、ほとんど敵視同然に見ている。

リィナ・フィニクス
トニオの妹であり、銃によるサポートをしている。
彼女もまた一般家庭の子供だが、サマナーになったトニオにある種の不安を感じて一緒に行動している。

君嶋 和夫
自衛隊にいたが誘いがあって除隊し、傭兵グループに参加。
その後、いくつかの紛争地帯を回った後に榊原グループのSPにスカウトされた。
元々、素質があったのもあるが、実戦経験の持ち主ということもあって、ボルテクス界探査の隊長に任命されている。

宮川 香奈子
自衛隊学校卒業後、榊原グループのSPとして入社する。
実戦経験こそ無いものの、電子機器の扱いに長けていることから調査機器操作要員としてボルテクス界調査隊に選ばれる。
ボルテクス界に訪れた際に翔太と出会ったことでサマナーに興味を持ち、そのままサマナーとなった。
ぬいぐるみなどの可愛い物を集めるのが趣味。その為か、仲魔はそういった系統のものが多い。

西田 京介
大学院生の青年。物理学から量子力学まで多岐に渡って論文を発表している。
理由は好きだからだというが、優秀であることには間違いなく、それを認めた榊原グループに依頼される形でボルテクス界調査隊に選ばれた。

神代 権三郎
美希の武術(柔術)の師匠。しかし、時代の流れを感じて道場をたたみ、現在は頼まれれば出向いて整体を行うといったことをしている。
今回、スカアハの頼みにより翔太の担当医としてボルテクス界を訪れることとなる。
新しもの好きであり、家にはそれなりの最新電化製品が置いてある。しかも、ちゃんと使いこなしている。
また、それゆえか電化量販店に良く行っていたりする。


フォルマ合成について
フォルマとはボルテクス界に存在する悪魔が持つ物質を指す。
どのようにして現われるかなどはわかっていないが、一説によると悪魔の体から生み出されると言われている。
フォルマは普通では存在しない物質で構成されているが、それのみでは意味を成さない。
そこで行われるのが合成である。フォルマは他の物質に交わることでその物質を強化したり、特性を持たせたりする効果がある。
例えば、武器の場合。悪魔は強靱な肉体を持つだけでなく、一種の膜のような物を纏っている。
これが悪魔の守りとなっており、高位な悪魔になると普通の武器では膜でさえも破ることが出来なくなる。
また、例えその膜が破れたとしても、強固な肉体に阻まれてしまう。
だが、武器にフォルマを合成するとその膜を無力化し、強靱な肉体にも負けないほどの強固さと鋭さを持つようになる。
ただし、高位な悪魔になると通常の武器ほどではないものの、同じようなことが起きてしまう。
それを避けるためには、武器もまた高位なフォルマを合成していく必要がある。
なお、銃の場合は弾丸にフォルマを合成させるというのは非効率な為、弾丸に関わる部品にフォルマを合成させる。
そうすることで弾丸にフォルマの力を付与させて、武器と同じような効果をもたらせることが出来る。
防具の場合は合成によって強固な素材になるだけでなく、時には各耐性を持たせることが出来る。
また、防具によっては軽量化されるなどのメリットがあるが、逆に重たくなるなどのデメリットが生まれることもある。


造魔作成・カスタマイズ
造魔の作成には素体となるドリー・カドモンと悪魔の魂を合成させることで可能となる。
しかし、それだけだとその姿はグレイと呼ばれる宇宙人の姿に近いものとなり、単調な命令しかこなせないという欠点がある。
それを解消するため、造魔の開発研究を行っていたDr.スリルは造魔のカスタマイズという技術を開発した。
造魔のカスタマイズは姿形だけでなく、知能などの能力面を作成の際にカスタマイズ出来るものである。
また、作成後も造魔がある程度成長していたら、追加でカスタマイズも出来る。
それにより新たな魔法やスキルを覚えさせることも可能となった。


ベルベットルーム
イゴールという人物を主とした特殊空間。
本来はペルソナという存在の合成場所であったが、本作品内ではフォルマを用いた場所となる。
主な目的はフォルマを精製して純度を高めたり、フォルマ同士を組み合わせて新たなフォルマにしたり。
また、精製したフォルマを用いて特殊なアイテムやアミュレットの製作を行うことが出来る。


作品オリジナルスキル
同属性融合魔法
同種の魔法、例えばブフなら2つ以上掛け合わせることで威力を高めることが出来る。
ただし、これはただやろうとしても出来ず、いくつかの条件があるようだが、その条件は今の所解明されてない。
条件の1つとして、仲魔同士であることが上げられるようだが――


魔人融合
魔人:アリスは魔人としては不完全な存在な為、その力は悪魔とあまり変わりない。
その代わり、彼女固有の能力がある。それが魔人融合である。
これは特定の人間……例えば翔太と融合することで、翔太に魔人の力を一時的に宿らせることが出来るというもの。
これにより、翔太の身体ポテンシャルは魔人と同等となり、刃物や銃の攻撃が強化される。また、同時に物理貫通というスキルが使える。
物理貫通とは物理に関する耐性、すなわち物理耐性、物理無効、物理反射を無効化出来るというスキルである。
こう聞くとかなり反則気味に思えるがデメリットもあり、アリスが使える魔法が融合することで使えなくなる。
また、普通の人間の体で魔人並の身体ポテンシャルを行うのはかなりの負担となり、そのため長時間使えない。


悪魔化
謎の少女の力の影響により理華の体に起きた異変。
体が悪魔の物へと徐々に変わり、それを対価に悪魔の身体・魔力ポテンシャルを得る。
しかし、完全に悪魔の体になってしまうと永遠に人間に戻れなくなってしまう。
現在はシンジから得た腕輪の力によって力と悪魔化の進行が抑えられている。
腕輪は外すことは可能。そうすれば強い力を得られるが、悪魔化も加速してしまう。


特殊銃攻撃

ラリーがフォルマを用いて造り上げた弾頭を用いて行う銃攻撃。
魔法が使えない人間用に開発された物で、これによって銃で魔法攻撃と同じようなことが行えるようになる。
ただし、一度のフォルマとの合成で造り出せる弾頭は1〜3発程度で高価になってしまうのと、
効果ごとに弾頭をそろえなければならないのでかさばりやすいということ。
まだ開発段階なので制御に難ありということである(制御は使う者の意志によって行われる)



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