Road to the star seed

 6−1

 問答無用。突然の動員だった。
「緊急事態だ!!島が”襲撃”を受けた。直ちに現場に向かって欲しい!!詳細も現場で頼む!!」
「そういうことだから、またね!」
 直正をおいて駆け出した。
 室内服のまま彼の中に飛び込む。過去何度か試したがスーツは持ち込めないらしい。
 眼前にスクリーンが開き、現場宙域と島についての情報が送信されているのが判る。
 一つ頷く(様な仕草)と、彼は一気に現場に移動していた。
 ミキの体感時間は例によって計測不能なナノセカンドだった。
 しかし、超空間航法ではない。明白なスターボウの煌きを毎回ミキは認識していた。
「ウワサのアレフか?!助かる!!」
「一体何を・・・」
「漂流物の捜索と回収!!人間だ!!君たちの能力なら何人かは救えるはずだ!!」
 結果、島から大気と共に放り出された105人全員の回収救助に成功したのだった。
 まずセンシングを行い次いで回収の優先順位を決定、計画、実行。
 アレフの能力をもってすれば造作もないことだった。
 現場で立ち会った軍人たちは驚嘆し賛嘆した。
 軍の機材が現場宙域に展開する前に、その準備作業の間に、救助作業は終了したのだ。

 全島民がそれを目撃していた。
 もはや、事態を隠蔽していることは不可能だった。
 議長は決断した。
 民衆に、総てを包み隠さず打ち明けることを。

 希望もあった。

「お願いします!インタビューを!!5分、いや2分!!」
 そんな時間はなかった。

 第七島区(アイランズ7)での一件以来、遂に”敵”は内惑星系に向け本格的な侵攻に乗り出した。
 そしてアイランズ7の一件以来、ミキとアレフは馬車馬の如く働いていた。

 連邦評議会議長は、連邦市民に対し総てを打ち明けた。
 戦争終結後も動員解除を行わなかった理由。
 軍の大規模な損耗の実態。
 そして、つい先日、アイランズ7で起こった、”敵”による襲撃

 人類は、今、未知の脅威に晒されている。
 しかし、心配は要らない。

「では、ミキ・カズサさんの登場です。どうぞ!」
 ライト、歓声、割れんばかりの拍手
「こういうの、余り慣れないので、どうしていいか判りません」
「実は私もだよ。慣れてる様に見えるかも知れないが。ま、本番には台本が・・・え?、何?今ホンバン??」
 二人とも、激務の間を縫ってのネット出演で、疲労の余りのナチュラル・ボケだった。
 約200億の観衆が沸き立った。

 不安ではなかった、クレームでもなかった。

 ここまで、人類の為に尽くしてくれる、くれている二人であれば。

 多少の不平は言うまい、我慢しよう。二人が、そう。

 ハルトマンと、スターセイバーを駆る、エンジェル・ミキが、必ず何とかしてくれる。

 島民の多くが荷造りを止め、また多くがその手を早めた。

 ハルトマンは精力的に島民の地球への収容計画を推し進める。
 ミキは、国民投票の結果、アレフ改め『スター・セイバー』と共に哨戒の日々。

 が。

 遂に、二人ともが、相次いで倒れた。

 まずハルトマンが、次いでミキが。

 6−2

 疎開民及び難民の状況についての連絡会議の直前だった。
「議長、あと5分です」
 主席秘書官の声に。
「判っている、今行く」
 ハルトマンは立ちあがり、2歩歩き。
 そのまま棒の様に倒れた。
「議長?」
 秘書官は駆け寄り、議長の様子を見、コミュニケータを取り出し。
「私だ、議長が倒れた、手配を」
 必要最小限の言葉だけを伝えるとそのままコミュニケータを放り出した。
 部屋に備え付けの救急医療キットによりまず心臓の再動に成功した時点で救護班と医務官が到着した。
「まだ呼吸が回復していない」
 冷静に、しかし両目から流れ出るものをそのままに彼は事態を申し送った。
 救護班が酸素吸入措置を行う傍ら、医務官は全市民に着用が義務付けられている、緊急救命ナノマシンをアクティブにすべくコントローラからキーインを行った。
 反応なし。
 その様子に秘書官は慌てて告げた。
「”ない”んだ。障害者なんだ」
 医務官は顔色を変えた。初耳だった。あってはならないことだった。
「保険法違反じゃないですか」
「”好材料”だ。議長は嫌ったんだ」
「準備完了です。搬送開始します」

<警告します>
初めてのことだった。降り立とうしたミキをアレフが引き止めたのは。
<貴方の現在の身体状態は控えめに表現して”最悪”です。せめて短期間、私が許可するまでこのまま留まることを推奨します>
「短期間って」
<地球標準ですと約38時間になります>
「どこが短時間よ!ひゃっつ」
 これも、初めての体験だった。
 何かが身体の中に入ってくる、ような。感知はできないのだが、感覚。
 アレフが何らかの働き掛けをしてきているのは間違いなかった。
<緊急保護作動中です>
 それは、不快では無かった。いやむしろ。
 全身を同時に均等に、この上なく優しく愛撫されている様な、しかも身体の表面からではなく、そう文字通り”全身”を。そんなめくるめく、申し訳ないけれど直正とのトキよりもはるかに、な、恍惚。
 一瞬、総てを忘れて、総てを委ねてしまいたくなるほどの。
「あ、アレフ、でもわたし」
<自覚症状はない、そうですね。貴方は人間達とは違います。耐性も耐久も遥かに高い。しかし当然限界はあります。今が、そうです。内部からの危険信号が全て遮蔽されているほどにです>
 こうしていたい。あまりにも魅惑的な欲望が突き上げてきた。しかし。
「ありがとう。ごめんね。アレフ。でも私は、それでも、そういうふうに創られているのね、たぶん」
 アレフは、止めた。
<私は貴方に従うことしかできません>
 すがるような響きだった。
「私を、降ろして」
<了承しました>
 アレフから降り立ったミキはくたりとその場にくず折れた。
 38時間ではきかなかった。

 島を貫く鈍い衝撃からそれは始まった。
 警戒配置の当直が寝ぼけていたワケでも機器の不調でもなかった。未だ人類のセンシング技術は無力だった。
 島の外壁に外部から加えられる正体不明の連続した打撃により、当該部は深刻な損害を受け既に幾つかの警告が起動していた。
 職員の一人が操作した光学センサが脅威の正体を捉えた。
 モニタに表示されたのは、政府広報の映像と詳細は異なるが、人型の何かだった。数は2体。
 早朝の島内に、戦争中ですら無縁だった、急迫事態の宣言と全島民への避難指示を意味する緊急警報が響き渡った。避難先は各個人宅及び公共施設の地階に準備されているシェルターとなる。ほぼ同時に軍と宙保への救難要請が発せられる。
 遂に島の外壁に破孔が穿たれるが、外壁と内壁の間に充填されている赤血球の様な自動修復機構がまずは被害を食い止める。が、このままではそれこそ失血死するが如く限界に達するのは免れないことは判る。
 判るが、どうしようもなかった。
 人型、はその活動を急速に活性化させつつあった。当初の打撃は島の強度を探りながらの行動であったのか。連打ではなく信じられない程の威力で外壁内壁を一撃で貫通する様な打撃を繰り出す様になり、修復処置は全く追いつかずしかもあっけなく稼動限界に達した。数メートルから時に数十メートルの破孔が次々と穿たれ、或いは島民が避難したシェルターごと破壊され、同時に当然、爆発的な気密漏れが発生し、それ以外の雑多な物と共に未だ避難途上にあった人々や建造物ごとをも宇宙空間に投げ出した。
 例によって来襲から数分で襲撃者は忽然と姿を消す。
 要請を受け救難に駆けつけた軍と宙保の部隊は眼の前の惨状に愕然とした。
 島から流出した被害者はもちろんだが、遠く肉眼からでも、まるで濃密な砲撃を受けたかの如く確認出来る島の損害は、気密がどうこうという状態ではなかった。既に壊滅しているのだろう島の管制は呼び出しに応じず、しかも厄介なことに制御不能なのだろう、島は自転を続けている。見ている前で応力により自壊しかねない危険な状態なのだが。加えて、アレフの支援もないという。
 島の自転を止めた上での全島民の救出が決定された。直ちに人員搬送を目的とした増援要請が行われる。修復については事後の対応とする。漂流者については可能な限りの手は尽くすが、正直、まずは島での生存者が先で、遺体の回収の優先度は下がらざるおえない。
 増援要請の直後だった。先遣部隊から異状を報せる通信が入った。
 ワレコウセンチュウ。
 司令部は直ちに詳細についてを求めたが返信は無かった。
 そして。
 到着した増援部隊が眼にしたのは無数のデブリだった。
 島も、部隊も、人間も。その宙域には意味のあるものは何も存在していなかった。

 水に落ちた犬は打つべし。

「だいたいですね、自己管理もできない、当人ができないならスタッフは何をしていたのかというですね」
「自覚が足りてないんじゃないんですか」
「政府も認識が不足している。なぜスターセイバーを量産しないのか」
 各局が一斉に報じる中、ミキ・カズサを管轄している軍の部局、「対外急迫事態対策特別班」の責任者であったエルロフ・ヒューマッハの辞任が伝えられた。人々は、課長の首一つで容易に収まりはしなかったが、それでもミキ本人を直接責める論調は薄れ、軍の監督責任に非難は集中した。
 しかし、ミキの”勤務状況”がリークされると、それも沈静化に向かった。
 被害は被害、責任は責任として、人類が内部でいがみあっている状況ではないことが、改めてはっきりと告げられていたのだった。

 次に目覚めたとき、ミキは報告を聞いて青ざめた。

 民間の被害は万のオーダーに。
 軍の被害も数百に及んでいた。

 襲撃は級数的に苛烈なものとなっていた。
 襲撃時の時間も、その間隔もだ。

 だが、未だ直接交戦は発生していなかった。
 現場に駆けつけた時点で、常に”敵”は姿を消していた。

 それが、今回、遂に直接交戦が起こった。

 時間差で、ほぼ同じ宙域が襲撃に晒されたのだった。

 結果・・・島一つと救援部隊一つが丸々壊滅した。

 貴方の責任ではない…カミングスは苦渋を飲んだ顔で告げた。
 いや、と彼は告げた。
 君の善意に甘え、倒れるまで放っておいた。
 その前に我々は、いや私が止めるべきだった。
 申し訳ない、と。
 ミキはただ力なくうなだれた。
 そう、エンジェルなればこそ今まで”稼動”出来たといってよい。
 ミキがオーバーワークで倒れるのは時間の問題だったのだ。

 そして、この損害も。

 しかし・・・。

「アレフ!」
 ミキは中空に向かって叫んだ。
「ほんとうに・・・ほんとうに、どうにもできないの・・・?」
 アレフは中空であぐらを、否ザゼンを組み、手を組み、まるで瞑想しているかの如くの体躯だった。
 と、思わずぽんと手を叩くと。
<こういうのはどうです>

 6−3

 数日後、技官と学者、研究者。
 人類の頭脳の粋を集めたと言ってよい面子が一堂に会した。
 それに、ミキとアレフ、そして連絡武官のカミングス
 アレフは衆人監視の中、まるで手品師の様なそぶりで中空からある物体を取り出した。
 それは、直径10センチほどの、一見すると毛糸玉の様に見える、黒いボールだった。
 アレフとミキの間で会話があり、ミキはそれを。
「えー彼の言葉をそのまま伝えます。”これ”と同じモノ、同じモノは無理であろうので、なるべく似たモノを造って、持って来てみなさい。以上です」
 質問。
「これは一体何なのかね」これ、を手元で弄びながら。
 回答
「まずは造りなさい。そうでなければ意味がない」
 質問。
「事態は急迫している。意味が判らないものにリソースを割いている余裕はない」
 事実だった。こうしている間にも被害は発生していた。
 それは既に官民併せて億のオーダーに及び、近日中に二桁の大台に乗ることは確実だった。
 エンジェルであるミキは少しの休息で回復したが、以降アレフは、ミキのコンディションが著しく悪化している際は出動を拒否する様になっていた。搭乗中のライダーのコンディションについては、ベストにアセンブル出来るが、それでムリを重ねて結局過労で倒れるのでは意味がないと言うよりタチが悪い、降りた直後に結局過労が原因で主人に倒れられるのは我慢できない、との実に御尤もな主張だった。ミキも最近は少しずつ開き直りつつあり、不眠不休で哨戒を行っても先日の様にやがて限界は訪れる。適度に睡眠と休息を取りながら精勤する他、無いのだった。
 ミキ付きの連絡武官、カミングスも最近は同様に達観の境地に入った様だった。
 起床後のミキに黙って就寝中の被害統計を示し、それでも出るため息と共に互いに頷き合う間柄になっていた。

 回答

 ミキは眼を見開き、アレフの言葉に凍りついた。何というか、絶望的な表情を刻み、しかし仕方なく通訳する。
「ではそうなさい。人類がこのまま滅亡しても私は困りません」
 だそうです。ああ。
 どよめき。
「少し、時間を戴きたい」
「存分にどうぞ。但し時間は貴重なはずですが。貴方方には特に」
 ボールを撫で回していた一人、若き天才、ワイルダー3世は突然険しい顔付きになった。
「皆さん、これはもしかしたら大変なものかもしれません。或いは・・・」
 正に天才らしく、周囲の雑音を気にせず解析の世界に一人没入してしまった様だった。
 天才の一言で場の空気が変った。
 取り合えず持ち帰り、送球ではなく早急にこのボールの解析に移り、必要であればアレフの言葉通り複製を行うことで満場一致となり第一回会議は早々に解散となった。
 ミキとアレフは当然、会議が散開になり次第、哨戒に出動することに。
 
 6−4

 ミキとアレフの初交戦、初陣は実にさり気ないものに終わった。
<脅威検出、2体、応答ナシ、戦闘態勢移行、照準よし、射撃用意、射撃実行、脅威消滅、戦闘態勢解除>
 ミキが見慣れない表示とアレフの申告にまごついている間にそれは無事終了していた。
「ねぇ、もしかして・・・」
 ミキは前からの疑問をストレートにぶつけてみた。
「貴方の仲間、じゃないよね?」
<心外です>
 ほんとに機嫌を損ねた調子で彼は続けた。
<あんな”自動機械”と同列に見られるなど・・・はなはだ、心外ですよ、姫>
 ミキも本気で謝罪した。
「御免なさい!ただ・・・」
<無用な気遣いは不要です>
 いつかの様に、アレフは言い放った。
<例え仲間だとしても、もし姫に危害を及ぼそうとするものがいたら、それは私の敵、ですから>
 決して口にはしない。しかし絶対の忠誠だった。
 勢いとはいえ、一瞬でもアレフを疑ったことを、ミキは深く恥じ入った・・・。

 一方、アレフから宿題を預かった形の技術研究班にも異変が起こっていた。
 当然だが、ボールは唯のボールではなかった。
 それこそナノ・スケールの微細な構造を持つ集積体であったことが判明したのだ。
 ナノ・レベルの凹凸や捻れを持ち、しかもそれは”一筆書き”構造でもあった。

 これの複製だと?!。

 この為にそれぞれの基幹業務を離れ、特に結集した選抜チームは色めきたった。
 正に、人類の技術水準への挑戦といえた。
 くやしいかな今の人類に、サンプルと同等の機材を作るのは、確かに不可能だった。
 これは単純に基礎工業力の問題で、無い袖は触れないのだった。
 
 それほどまでに事態は切迫していた。

 ミキの一時的な戦線離脱もそうであったが、ハルトマンの不在に人々は大きく動揺した。

 実は、ハルトマンもまた、見捨てられた不幸児、ナノマシン障害者だったのだ。
 今も意識不明の重篤状態で横たわるハルトマンに対し、多くの見舞いが寄せられたが、精神的支柱を失った人々は、大きな不安に駆られ、愚行へと及んだ。まだ避難勧告が発令されていなかった内地からも続々と難民が発生し始めたのだ。

 既に官軍はかつての全太陽系的な組織的行動力を失っていた。
 相次ぐ損失は元より、地球軌道上にたむろする難民を整理するだけで既に限界に近かった。地球では急ピッチでスカイ・フックが増設され、往還機も凄い勢いで飛び回っていたが、それでも続々と詰め寄せる難民を捌ききることは出来ず、軌道上のあちこちに閉鎖系を備えたキャンプが出現し、地上への降下作業に加えそれらキャンプの間も飛び回って必要な物資等を配給する作業もまた加わるのだった。

 それでも、地球軌道へ無事難を逃れた人々は幸せだった。

 一部政府関係者の間では、悪趣味ながら実用的な「人類カウンター」が流行していた。
 それは、ひたすら、現在の人類の総人口をカウント・ダウンするシロモノだった。
 食事の間にも、もちろん就寝中でも、精確に冷酷にカウント・ダウンされる数字を睨みながら、人々は更なる効率を、更なる精勤を。各職場で最大限の精勤を求めて働くのだった。

 6−5

 第2回目の会議は低調に終わった。
 アレフは人類側が提出したサンプルを手に取ろうとすらせず冷厳に宣告した。
 ミキはうへ、という顔をしてアレフを見上げたが、仕方なし、申し訳なさそうにそのまま通訳した。
「それが貴方方の本気ですか。私はこの失望をどう表現していいのか判らない。今の私に貴方方にして差し上げられることは何もありません」
 だそうです。

 動揺。

 完全に見透かされていた。
 実際、人類はさ程の手間を割いてはいなかった。
 「本気」で立ち向かうならば、ラインを一つ立ち上げた上で出来の良いモノをピックアップするしかなかった。
 今後も大量生産するとの前提で。

 質問
「これが何なのかを教えて欲しい」
 回答
「知ってどうするのです。私の”善意”が信じられませんか。私は出来ることなら、私の主人を不当な危険に晒すことだけでも不同意なのです。まずは私を満足させなさい。総てはそれからです」

 第3回会議
 アレフはサンプルを手に取ってしげしげと眺めたあとで判決を下した。
「頑張りましょう」
 それだけだった。

 第4回会議
「もう少し頑張りましょう」

 第5回会議
 アレフは感心して見せて
「よく出来ました。でももう少し頑張りましょう」

 そして。
 第6回会議
 アレフは嬉しそうだった。
「大変よく出来ました。正直、貴方方がここまでやるとは思わなかった」
 そういいながらサンプルをそっと手に持ち、口付けする様な仕草を見せた。
 すると・・・サンプルがまばゆく、発光し始めた。
「慣性制御系モーターのコア・ユニットです。ここまで出来た貴方方であれば取り扱いはそう難しくないでしょう。よく私を信じてここまで来ましたね、有難うございます。人類に祝福を」

 割れんばかりの歓声がこだました。
 ”戦争”に勝ったかの様な歓喜が人々を取り囲んだ。

 一方、人類カウンターは既に100億を割り込んでいた。







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