きっかけはなんであれ…


この島のみなさんと、私たちの交流が始まりました…


ジャキー二さんにはちょっぴり、感謝してもいいのかも…


畑仕事は大変でしょうけどちゃんと、ご飯も食べさせてもらえるんですから。


いいですよね?


それよりも気になるのはベルフラウちゃんの事です。


前より、口数が減っていて必要な事以外、あんまりしゃべってくれません。


なにが、あったのかな?


すこし気になります…










Summon Night 3
the Milky Way




第五章 「一歩目の勇気」第一節



まぶしい…昨日は色々あったから少し遅くなってしまいましたが、

日の出で目覚めるなんて私もつくづく朝型人間だなあと感じながら、ベッドから身を起こします。

朝の日差しで部屋が彩られ何だか気分がいいです、この島の人たちと仲良くなれたのが嬉しいですね♪

起きた後は、着替えを済ませて一通りの準備を終え、食事をみんなと楽しみました。

そして、ふと思い立ち何か忘れてる気もしたんですが、口に出して呟いてみました。


「さて、今日も天気がいいことですし集落のみんなに会いに行こうかな」


伸びをしながら、部屋の外に出ようとノブに手を伸ばした時、

ガチャ…と言う音と共に、ベルフラウちゃんが入ってきました。

よく見れば、後ろにアキトさんも控えています。


「…ん?」

「…」

「ど、どうしたの? ベルフラウちゃん」

「授業…今日の授業まだ終わっていないんですけど?」

「あっ…そ、そうでしたっけ?」

「…

 前々から言おうと思ってましたけどね。

 貴女、ご自分の立場を忘れてるんじゃありません こと!?

 貴女はねっ! 私の学業の為に雇われた使用人なのよッ!

 ちやほやされていい気になるのはご勝手ですけど…

 貴女の仕事は私に勉強を教える事よ! そうじゃなくて!?」



ううぅ、ベルフラウちゃんに怒られちゃいました…

でも確かにベルフラウちゃんの言う通りです、私何をしようとしていたんでしょう…?

彼女を守る為に色々やってきたのに、肝心のベルフラウちゃんの教育を忘れてるなんて…


「ごめんね…先生、ちょっと調子に乗りすぎてた…」

「もう二度と忘れたりしないでちょうだい! …いいわね?」


ベルフラウちゃんは、腕を組んで私を睨みつけます。

確かに私が悪いですもんね、仕方ありません…

これじゃ、どっちが教師なんだか…(汗)

暫く私を睨んでいたベルフラウちゃんですが、ふうと息を吐くと表情を戻して私に言いました。


「さ、授業を始めてくださいな…」


ははは…私、主導権完全にとられちゃってますね…

アキトさんもしっかり憶えてたんですから、私が忘れるのは言語道断ですよね。

そのアキトさんは特に私たちに口を挟む訳でもなく、私の部屋の椅子に腰を下ろしました。

私とベルフラウちゃんに対して何か言いたそうにしているようにも見えるのですが…

どうしたんでしょう?












先ずは先日までのおさらいからと言う事で一通りベルフラウちゃんに実演してもらいます。

今までに教えた事で、ベルフラウちゃんは召喚そのものは難なくこなせるようになったみたいです。

もっとも、安定してと言われるとまだ疑問が残りますが…

ベルフラウちゃんが呪文を唱え始めたので私は視線をベルフラウちゃんに戻します。

ベルフラウちゃんは真剣な表情で呪文を読み上げています。

やはり、ベルフラウちゃんは召喚術の方が弓より光る物がありますね。

弓も決してして悪くは無いのですが、やはり子供ですし、外で遊ぶ機会が少なかったのでしょう、体力的に不足があります。


「制約の名の下にベルフラウが命じる…召喚獣ムジナよ、ここに現臨せよ! …さあ、来なさい!」


ベルフラウちゃんが唱え終わると同時に、部屋の中に傘をさしたタヌキのような召喚獣がボワンという感じの音と共に現れました。

召喚獣ムジナ、鬼界シルターンの召喚獣としては割とポピュラーな召喚獣です。

特性は、相手を麻痺させるススを上空から落とす事。

シルターンでも弱い生き物であるムジナが強い獣等から逃げる為に特化した能力です。

ベルフラウちゃんは一息つくと召喚を解きムジナを元の世界に返します。

これが出来て初めて召喚終了です。

ベルフラウちゃんは召喚術の飲み込みが早いです。

私が安定して召喚獣を呼べるようになったのは、練習を始めて二週間後の事でした、ベルフラウちゃんはそれを四日で行ってしまったんですから。

横でアキトさんも感心して見ています。


「すごい、すごい♪ だいぶ安定して召喚獣を呼べるようになってきたね」

「まっ、ざっとこんなものですわ」

「とはいえ、くれぐれも召喚するときは気を抜かないようにね。魔力の制御に失敗したら、術の暴発や召喚獣の暴走を招いてしまうらね」


確かにベルフラウちゃんはセンスがいいんだけど、割と天狗になる傾向があるので注意しておきます。

でも、言われたベルフラウちゃんは怪訝そうな顔で聞き返します。


「それなんですけど、具体的にどうなるんですの? 説明してくれないと注意のしようも無いんですけど」


いわれてみればその通りかも知れないですね、どのような被害が出るのか少し教えておく事にしましょう。


「術の暴発っていうのは呼び出すつもりの無い召喚獣を喚んでしてしまうことなの。

 そして暴走は制約の力に逆らって召喚獣が勝手に暴れる事…

 どっちが起きても大変なんだから、術者の安全はもとより下手をしたら周りの人たちまで危険になりかねないの」

「……」

「そうした事故が原因で術者の手から離れて野生化してしまったものたちがはぐれ召喚獣として人々を脅かす存在になっちゃうんです」

「お、おどかさないでよ」

「大丈夫、自分の力量以上の無茶さえしなければ暴発も暴走もまず起こったりしないから。要は心構えね」

「過ぎたるは及ばざるが如し…ですわね?」


ベルフラウちゃんが理解してくれたようで嬉しいです。

実際に自分の力量以上の召喚獣を召喚しようとして失敗する事件は後を立たないんです。

ベルフラウちゃんにはそういった事故を起こしてほしくありません。

そう思って私がうなずいた時、アキトさんが話しに割り込んできました、私何かおかしなことを言ったでしょうか?


「少し、聞いていいか?」

「はいなんでしょう?」

「召喚のシステムは分った、しかし、召喚して強制的に働かせるシステムはかなり負担も大きいのだろう?」

「はい、実際には召喚される召喚獣の性質や意志の強さによってかなりの部分が左右されてしまいます。護衛獣以外は基本的に弱い召喚獣でも一時間も召喚して いられません」

「では、瞬間的に召喚し、特性を使わせて送り返すのが召喚術の基本と言う事か?」

「さすがアキトさん! 戦闘においての召喚獣の使い方はまさにその通りです! 他の場合も大体そんな感じですね」


アキトさんは相変わらず鋭いです。

確かに召喚術は召喚獣を従わせていられる時間がネックですから、それの効果時間の把握は重要になってきます。

ドラゴンとかを召喚したがる人は多いですが、召喚しても従わせられないとか、従っても数秒では使用しない方が賢明でしょう。

そういった意味でも、魔力の制御は重要です。


「さて、それじゃ今日からは術の使い方だけじゃなくてその作り方である<誓約の儀式>について勉強しましょう」

「そうこなくっちゃ!」

「最初は…そうね、まずは護衛獣との誓約をやってみよっか?」

「護衛獣?」

「召喚師の身の回りの世話や、護衛をする召喚獣のことよ」

「先生、じゃあ護衛獣は特別と言う事になるの?」

「はい、護衛獣の契約は基本的に術者が死ぬまで有効です。ですから、ずっと召喚された状態でこの世界にとどまってもらう事も可能です」

「そうなんですの…じゃあテンカワさんは、先生の護衛獣なんですの?」

「それが…よくわからないんです」

「俺も、何らかの意思を強制されている感じはないな」

「あ、ごめんなさい。言ってませんでしたね…護衛獣は意思を強制されるのではなく、お互いを理解し、ずっと守ってもらう契約をすると言うことです。

 契約のさいは強制する事は出来ませんから、護衛獣は基本的に望んで護衛獣となります」

「そんな事がありうるのか? 別世界から強制的に連れてこられると言うのに」

「時と場合によります。例えば鬼界シルターンは戦争の絶えない世界ですから、召喚されることによって命を救われた召喚獣も多いです

 そういう救い出すべき存在を上手く召喚する事が出来るものだけが護衛獣を召喚できると考えてもらっても差し支えないです」

「なるほどな、その考えから行くと俺は護衛獣となるべく召喚されたわけではないのかもしれないな」

「…そうでしょうか?」

「ちょっと! 二人で話し込まないでくださる!? 今は授業中ですのよ!」

「あはは…ごめんなさい」

「…すまん」

「分かればいいんです、先生さっさと授業を進めてくださいな」

「分りました(汗)」


あはは、またベルフラウちゃんに怒られちゃいました。

でも、アキトさん相変わらず自分の事は後回しな人なんですから…

おっと、いけない授業に集中しないと。


「護衛獣は特別といっても、要はもっとも波長の合う召喚獣を呼べばおのずと召喚できます。但し誓約できるのは一体だけ」

「だったら、この子で充分ですわよ?」

「ビービビー!」

「うーん、だけどオニビは貴女と正式に契約した訳じゃないよね?」

「それはそうですけどでも…」

「ビビィ…」

「…」


うーんそうですね…ふつうはぐれ召喚獣は前の誓約が生きていますから新たに主人になる事は難しいんですが…

この島の召喚獣は元から主がいないようですから、もしかしたら可能かもしれません。

試してみて駄目ならまたやればいいんですし、兎に角、ベルフラウちゃんは遠距離戦闘は得意でも近距離になると駄目ですから、それを補えるような護衛獣が必 要です。

軍学校に入学する事を考えればどうしても、そういったセンスを問われますから。


「よーし、それじゃあその子と誓約の儀式をしちゃいましょう」

「いいんですの?」

「この島の召喚獣たちは普通のはぐれと違って誓約に縛られていないようだし…貴女の努力次第でなんとかなるかも?」

「よーし…」


あんまり、不確定な情報を言うのは良くないんでしょうけど、ベルフラウちゃんのやる気に水をさすのもなんですし…

それに、誓約が働いていないのは事実です。

後は、ベルフラウちゃんの頑張り次第でしょうか…


「古き英知の術と我が声によって、今汝へと、新たなる名を与えん…」

「……」

「新たなる誓約のもとにベルフラウがここに望む…」


ベルフラウちゃんが私が教科書から示した誓約の儀式の呪文を読み上げていきます。

最近はアキトさんもどうにか読めるようになってきたらしいので教科書とにらめっこしながら聞いています。

ベルフラウちゃんは、赤いサモナイト石を中心に誓約用の光の魔方陣が展開した所で、オニビをその魔方陣に呼び込み、オニビに告げます。


「覚悟は良いかしら…オニビ?」

「ビービビッ!!」

「今ここに護衛獣の誓約を交わさん!」


瞬間的に目も眩むような光がこの場を包みます。

それは一瞬だけですが、目も眩むような光とrなります。

契約が完了した証として、サモナイト石に契約が書き込まれる時に起こる発光現象です。

私は目を凝らしてみた見ます。足元には赤いサモナイト石が落ちていました。

ベルフラウちゃんはまださっきの光で目が眩んでいるみたいです。

私はベルフラウちゃんを促してみる事にしました。


「目を開けてごらん?」

「あ…」

「ビ〜ビッビビ〜ビ〜♪」

「オニビ!? それじゃ…」

「誓約の儀式は成功ですよ。ほら、これがその証拠」

「サモナイト石に刻印が…」


そう、赤いサモナイト石には刻印がなされています。

これが護衛獣の契約の証、このサモナイト石は普通のサモナイト石と違い特定の召喚獣しか呼び出せません。

普通は連続して召喚すると同じ種族でも別の召喚獣が呼び出される事も多いのですが、この石は契約を交わした相手だけを呼び出す石なんです。


「この召喚石で呼べば、いつでもこの子は貴女の所にやってきてくれる。大事にしてあげてね?」

「ええ!」


ベルフラウちゃんは歳相応の可愛らしい笑みで私に返しました。

やっぱり、お友達と契約できた事が嬉しいんですね♪

ちょっと、戦闘が近距離に不利な気もしますが、戦術の練り方で補ってもらうとしましょう。


「じゃあ、次はアキトさんですね?」

「何? 俺は護衛獣になるつもりは無いぞ」

「え? ああ、そういうことじゃありません。貴方の護衛獣を召喚して欲しいんです」

「……は?」


言われてアキトさんが固まりました、結構珍しいですね(笑)

アキトさんは、暫くポカンとしていた物の、思考が復帰してくると、私に詰め寄ります。


「何を考えている?」

「ええ、まあ…アキトさんには、身の回りの世話をする人が必要なんじゃないかと」

「…」

「だって、ほらその…」

「この格好か?」

「…はい(汗)」

「それはそうですわね、余り変態チックな服装は感心しませんわ、私達はなれているからいるからいいですけど…」

「変態チック…確かにそうかも知れんが…」

「何か理由があるんですね」

「ああ、以前話した事、俺の五感なんだが…これはそのサポート用の服装だ。これが無ければ不便になる可能性があってな」

「でも、今は治ってるんでしょう、言い訳ですわよ」

「そうでもない、この前に一度再発した」

「だったら、尚更です。アキトさんは護衛獣を持つべきです」

「…どうしてもか?」

「どうしてもです」


私は強引にでも護衛獣を持ってもらう事にしました。

アキトさんは強いですけど、五感の不調が再発した時近くに誰もいなければ、かなり不味い事になります。

私はアキトさんとも、ずっと一緒にいたいですから…


「…わかった」

「ありがとうございます♪」

「先生がお礼を言ってどうするんですの…」

「あはは…」


ベルフラウちゃんにつっこまれてしまいました…(汗)

確かに変ですけど、私から言い出したことですし、了承してもらえると嬉しいです。













強制的に俺に護衛獣を召喚させることが決まってしまった。

ベルフラウは困惑する俺を面白そうに見ている、


「じゃあ、準備に取り掛かりますね、先ず、アキトさんはどの世界の召喚獣を召喚しますか?」

「…俺は一体どの世界に特性が会うのか、わからん」

「そうですね、特に得手不得手は無いようですが、霊界や機界と質が合っています。それと鬼界とは不思議な親和性を感じますね」

「そんな事が分るのか?」


確かに俺は日系人だから文化的に近いシルターンはそれなりに合うと思うが…

機界とは文明レベルが近いのだろう、それに霊界と亡霊が会わないわけはないな…

しかし、そういったことをどうやって知ったか不思議でならない。


「簡単です、前にサモナイト石に触ってもらった時に判別しましたから」

「そうなのか…」


確かに光り方は違った気がするが…

俺はどうするべきなのか、少し考える…


「じゃあ、今あるサモナイト石でやってみる事にしましょう。丁度鬼界のサモナイト石があまってましたから」

「ああ、それでいい俺にはどれが良いのか分からないしな」

「はあ、でもこれで駄目な時はまた別のサモナイト石を探してきますから、心配しなくてもいいですよ」


アティが嬉しそうに俺に言う…

俺は別にいらないんだが…

仕方ない、俺もこういったことを一度体験してみるのも悪くないだろう。

アティが、部屋の中央に赤いサモナイト石を置く。因みにベルフラウが失敗した時にもう一度行う為に置いていたものだ…

まさに、オマケだな(汗)

俺は、先ほどベルフラウが行っていた呪文の最初の部分を唱えてから、召喚の呪文に移る、基本的に俺が召喚したいものは特に無いので少し適当に唱えておい た。

アティの眉がひくついている適当にやっているのがばれたらしい、仕方なく俺は真剣にやる事にした。

シルターンは鬼と妖怪がいるらしい、鬼はあの集落で見ているから妖怪でも呼んでみるか…

妖怪といえば唐傘やら一端木綿等を思い出すがどうせなら強いのがいいか…いや、別に戦闘力は要らないな…

つかいっぱしりが出来ればいいか。

そう考えながら呪文を終える。

すると、魔方陣の中央から光が現れる。

先ずは召喚が行われてから契約をするため、魔法陣の中に召喚獣が出現する。

魔法陣の中に現れたのは…


「…!?」

「え!?」

「それが護衛獣ですの?」


ちょーんとでも表現するしかない情け無い音と共に、魔方陣の中に和服を着たオカッパ頭の少女が現れていた…

護衛獣…確かにつかいっぱしりが出来ればいいかとは思ったが…人間なのか?

いや、よく見れば少し人間とは違っている、頭のてっぺんからウサギの耳が生えていた…

それに、眉の上にビャクゴウというわけでもあるまいが、何か点のようなものが書き込まれている。

公家の人間がよくしている描き眉毛だろうが、普通の眉毛もあるから少し変だ…

そして、手元には水晶球のようなものを抱えている。


「アキトさん、名前を聞いてあげてください」

「あ、ああ…名前は何と言うんだ?」


そういわれて初めて俺を見る和服少女…

その顔は一瞬驚愕に見開かれる物の、水晶球の掲げた後に急に落ち着き俺を正面から見る。


「…ハサハ」

「ハサハか、初めましてハサハ、俺の名はアキトだ」

「アキト…」

「所でアティ、そのまま返すにはどうすれば良い?」

「え? 返すんですか? どうしてです?」

「どう考えても、こんな少女を連れまわすのでは犯罪だろう?」


そういう意味ではラピスの事もある、既に前科ものだが…更に増やす事もあるまい。

俺はアティに話を聞き送還呪文を唱え始める。

その時、思っても見なかった事が起った…


「送還呪文のキャンセル!? あの子抵抗している…?」

「何!? どういう事だ? ハサハ…だったか、どうしたんだ?」

「おにいちゃんと…いっしょにいる…」

「おにちゃん? シルターンにいる人の事か?」

「(ふるふる)」


ハサハは首を振り、俺の方をただ見つめている。


「俺の事か?」

「(こくこく)」

「何故だ? 俺はさっき会ったばかりの人間だ、それも突然お前を召喚している」

「…ハサハ…にんげんになりたいの…」

「…?」

「おにいちゃんといっしょにいたら、なれるとおもう…」


良く分からないが、何かを俺に見ているらしい…

それは、一瞬の事、その目が寂しげに揺らいでいる事に気付いた…それだけの事…

俺はどの道護衛獣など必要としていない、なら少女の願いを少しの間だけ手伝っても良いかと思った。


「分った、ハサハ…誓約をしよう」

「うん」

「誓約のもとにテンカワ・アキトがここに望む…」

「…」

「今ここに護衛獣の誓約を交わさん」


一瞬の光の氾濫、バイザーをしている俺にとってはたいした事でも無いが…

それは、徐々に一点へと集約する。

そして、光の集約と共に俺には刻印された赤い石が握られていた。


「護衛獣の契約完了ですね」

「ああ…」


もうこの先に何もないと思っていた俺が、

新しい責任を背負うなどと言う事が許されていいのか、疑問は尽きない…

嬉しそうにしているハサハやアティ達を見て自己嫌悪に駆られる、俺は何をしているのか、

今俺は自分の心が弱いと痛感していた…











あとがき


自作は随分久しぶりな気がする黒い鳩です(汗)

今回は私血迷ってしまいました…(滝汗)

ハサハを出すなんて…サモンナイト2じゃねえか!

ってつっこまれそうですね。

アキトにも召喚をさせてみたかっただけですが…

この先が辛そう(汗)





WEB拍手ありがとう御座います♪

Summon  Night 3 the Milky Way は4月12日正午から4月29日正午までにおいて、161回の拍手を頂きました。大変感謝しております。

コメントを頂きました分のお返事です。
申し訳ないのですが、12日午後分のコメントを記録しておりませんでした。
今後は気をつけさせていただきます。申し訳ありませんでした。(泣)

4月13日0時 今回も楽しかったです。アキトのバトルシーンも見てみたいです。
ありがとうございます♪ バトルシーンはもう少し先ですね。

4月13日12時 面白いです。 続きを待ってます。
ははは…遅くなって申し訳ない。

4月13日17時 オリジナリティはこの時点では難しいと思うのですが、アキトという異物があるので自ずと変わっていくと思いますがんばってください
そう言ってくださると嬉しいです♪ 前回は動きがとりにくかったので、ジャキーニの動きがそのままになってしまったのが悔しいです。
 
4月13日19時 ども、毎回他のしみにさせていただいてます。 所でふと思ったんですがアキトの私物でサレナやラピスって召還できたりするんでしょうか? 何かベルVSラ ピの夢見たんで・・・
あはは…楽しそうですが、それやっちゃうとナデシコキャラをどんどん出す必要が出てきますので、ハサハで勘弁して置いてください(爆)

4月13日23時 いつも楽しく読ませてもらってます。これからもがんばってください。
ありがとうございます、今後も頑張らせていただきます♪

4月13日23時 アキトの過去が何時知られるのかが楽しみです
そうですね、もう少し先にことだと思いますよ、まだまだホンワカ行きたいですし(爆)

4月14日17時 すごく面白いです。次回更新が楽しみです♪
がんばります、更新が遅れ気味になって申し訳なかったです(汗)

4月14日23時 アキトが適度にさめていて、力がありながら控え目に行動している所が良いです。続きを楽しみにしています〜
ありがとうございます♪ 劇ナデアキトは私あまり熱血な気がしないので、これからも暫くはこんな感じだと思います。

4月15日22時 面白かったです、これからもがんばってください
面白いといって頂けて嬉しいです♪ 頑張りますのでよろしくです!

4月16日23時 いつも、話に引き込まれます。 がんばってください
引き込まれるといってくださるとは、恐悦至極であります! 頑張りますのでこれからもよろしくです!

4月17日13時 第五章、楽しみにしております。
ようやっと始まりました(汗) 楽しみにして頂けて嬉しいです♪

4月17日16時 はやく続きが読みたいです><
ごめんなさい、色々他のも出してたものですから…(汗) 求めていただけるのは作家冥利に尽きます♪

4月18日1時 これからも期待しています
ありがとうございます♪ 嬉しいです!

4月19日19時 黒アキトがいいですねえ。これからも頑張ってください。
はい、これからも黒い感じでしきます(爆) 頑張りますのでよろしくです♪

4月22日11時 アキトは誰かと結ばれるのでしょうか?いっそ皆も召喚されて大修羅場を(マテ)
ははは…あんまり先の事は考えてません(マテ) ゆっくり進めますので、ゆったりと楽しんでいただければ幸いです♪

4月23日19時 続きが早く見たいです!?
遅くなってゴメンなさい(汗) 今後もよろしくお願いします♪

4月24日9時 おもしろいです!!アキト達の行動も丁寧に書かれているので読みやすいです。
出来るだけ、心理描写が分りやすいように気を使っているつもりですので、そう言っていただけると嬉しいです♪

4月27日20時 連載が途中で終わってしまう作品が多い中で地道に更新されているので今後も頑張ってほしいと思う。
がんばらさせて頂きます。完結まできっちりできるよう心がけます。

4月28日22時 この作品大好きです(^^)
ありがとうございます♪ ワンパターンな気がしますが、やはり嬉しいです♪

4月28日22時 速く続きが読みたいです
ごめんなさい、遅くなりました。ようやくUPです。


それでは、他のそれは、作品が出たときにお返事させて頂きますね。





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