時には過去、時には常識が未来の邪魔をすることがある。



それは、可能であるか不可能であるかの境界。



不可能を不可能として諦めたとき、可能性は潰える。



だが、考え方次第ではもっと違った答えがあるのかもしれない。



常識の外、人の考える事ではないのかもしれないが……。


光あふるる場所
In a far star of the future



第十二話 「襲撃」



夕方の風呂の後、彼女らが風呂から上がる前に手早く食事をする事にした。

オトメ達が風呂、食事をする時間は警備が手薄になるからだ。

とはいえ、戦車などは配置するのに時間を要するし、一般兵の攻撃なら防ぎきるのはさして難しくない。

問題はマイスターオトメの襲撃だろうが、俺にはどうしようもないのでサレナ達に任せる事にしている。

そんなわけで食事をしているのだが、俺の近くにはもう一つ影がある。


「ナオーン」

「ありがとうな」


額に傷跡のある黒いブタネコ名前はミコトというらしい。

この猫のお陰で変な場所を見られずにすんだ、まぁなんだ、そういう目的でもなく見せる場所じゃない。

台所で手に入れたカツオブシをミコトに渡す。

するとプイっと目をそらすミコト……流石王宮育ち、贅沢だな。

仕方ないので夕食の刺身を一切れやった、すると物欲しそうに残りも物色している。

俺はミコトの鼻先に刺身を持ってくると、手を出す寸前で高く上げる。

ミコトの爪は空を切り、一瞬不思議そうな顔をする。

そして、俺を睨みつけるミコト。

ミコトはその表所のままニャっという掛け声と共に俺の腕に飛びつく。

箸のところまで駆け上る寸前おれはわざと刺身をはしから放す。

ミコトは狙い済ましたように刺身に向けて飛びついた。

ただし、勢いがあまったのか背中で着地、ギャフンとかいう奇声を上げさせる事に成功した。

お礼のはずがゲームになっているな(汗)

そんな事をして10分ほど時間を潰した。


「そろそろ、警備を再開するか……」


俺がそう言って腰を上げたとき、周囲が急に騒がしくなった。


「なっ!?」


俺は急いで駆け出す。周囲の状況を確認しながら、恐らく一番狙われやすいだろう露天風呂へと。

しかし、入り口が見えてきたときには扉が爆発音と共に砕け散る。


「何が起った!?」


もうもうと舞う煙の中からマシロ達が水着のまま飛び込んでくる。

飛び込んできたのはマシロ、アオイ、イリーナ、エルスの四人。

イリーナとエルスはしかし赤いメイド服のようなローブを着ている。

何か起こったのか!?

煙舞う向こうでは未だに連続して爆発音がしている。

マシロは大慌てで俺の方に向き直り。


「シュバルツの襲撃じゃ!! はよう撃退せい!」

「今アリカちゃん達が戦っているんですけど、数が多くて……」


マシロとエルスが早口に俺に言う。

しかし、シュバルツというのは確か俺がこの世界に来てすぐに敵対したアレのことだったか。

スレイブとかいうロボットの襲撃という事なのだろうな、しかしタイミングが良すぎる!


煙が晴れて外の様子が見えるようになる。

そこには、アリカ、二ナ、チエらのローブで戦う姿。

そしてサレナが空中を飛び回って飛行するスレイブを撃破していく様が見てとれた。
                              うんか
しかし、スレイブの数は20や30ではないだろう、雲霞の如く攻め寄せてくる。


「あの……」

「ああ、すまん。迎撃はサレナ達に任せておいていいだろう。

 女王には出来るだけ早くガルデローベまで退避してもらうべきだろうな」

「何!? 勝てぬと申すか!?」

「相手は俺達の戦力を知って攻撃をかけている。サレナの能力までは知っているとは思えないが……。

 どちらにしろ俺達は人数が少ない、持久戦に持ち込まれれば疲労の蓄積でアウトだ」

「その前に全滅させれば良いではないか!!!」


そうマシロがヒステリー気味に怒鳴りつけるのとほぼ同時にサレナ達が戦っている場所とは逆側の壁が崩れ落ちる。

そこから現れたのは3mほどの金属の蜘蛛。


「こっちからもスレイブが!?」

「兎に角、こいつらを倒しても大勢は変わらない! 急いでここを脱出する」


俺は腰からデザートイーグルを抜き放ち連射する。

この世界のカスタマイズらしいが、やはり高次物質は傷つけられない。


「くそ!」

「そっ、そうじゃ、お主らもオトメなのじゃろう? あれを何とかせよ!」

「はい!」


完全に怯えきっているマシロを庇いつつ震えながらイリーナとエルスが前に出る。

エルスなどは更に蒼白になっているがマシロの前に出てバトンのような棒を掲げている。


「はぁ!」

「せいっ!」


イリーナとエルスがコンビネーションで連撃を叩き込む。

多少エルスが遅れ気味なのが気になるが、3mの蜘蛛は天井にぶち当たりひっくり返った。

しかし、倒したとは言い難い、足をわしゃわしゃと動かして抵抗を試みている。

その間に俺はデザートイーグルをリロード、足の付け根に連続して叩き込む。


「うーりゃあ!」


イリーナがバトンを俺の銃弾で出来た傷に突き刺すとスレイブは四散した。

スレイブを破壊した後、次のスレイブが入って来る前に移動を再開する。

とはいっても、マシロとアオイは水着のままだ、ナノマシンで着替えるなどということは出来ないから、着替えの時間をとる事になった。


しかし、予想はしていたが多少口径が大きかろうとスレイブ相手では殆ど役に立たない。

<纏>を使えば小型となら数分渡り合えるかもしれないが、その後は動けなくなって死を待つのみ……。

正直、高次物質化能力相手に物理的に戦うならエステバリスでも持ってこないと話にならない……。


もしも、伏兵などでもいたらかなりまずい事になる……。


「もうすぐ玄関じゃ! やっと出られる……」

「少し待て! 安全の確認が……」

「ぐずぐずするな! わらわはこのような危険な所、さっさとオサラバしたいのじゃ!」

「だが……」

「ええい、来ぬのなら置いていくぞ!」

「くっ」


俺達はマシロに急かされて玄関から外に出る。

しかし、そこには大量の土煙……、まさか……。

いや、少し違うようだ……。

玄関を出た直後、俺達が見たのは20両近い戦車とそれを率いる軍団がこの旅館へと向けて進軍してくる姿だった。


「あれは、侯爵の軍勢じゃ……助かった!」

「待て!」

「何じゃ!?

 例えわらわに多少含む所があっても、奴もシュバルツの攻撃対象である事に変わりあるまい!?

 じゃから、今は敵の敵は味方じゃ!」

「そんな簡単にいくかな……」

「よく考えるんだ、タイミングが良すぎる……」

「まさか……」


今まで救われた表情だったマシロへと向けて戦車の砲塔が向けられる。

確かにマシロ女王誘拐くらいはたくらんでいる可能性を考えていたが、ここまで表立って動くとは……。

何か切り札を用意しているのか?


『陛下を僭称する偽者及びそれを擁護するシュバルツに告げる!

 即刻、偽者を引き渡せ! さもなくばこの旅館ごと動くもの全てを破壊する!』

「わらわが、わらわが偽者じゃとー!!? 訂正せよ! わらわは本物じゃ!!」


マシロは必死の形相で怒鳴り返す。

トラウマの事もあるのだろう、しかし、相手は聞く気などないようだ。

そして、戦車隊の後ろの方にマシロとよく似た服装をした人間が立っている。

これは……かなりマズいな……。


『はっはっは! 既に陛下はここにおわす。偽者が何を僭称しようとも現実は変わらぬ わ!』

『そっちのほうが偽者に決まっておろうが! 大体わらわがここに付いた事は周知の事実であろうが!』

『ばかばかしい! お忍びでやってこられるのに大々的に宣伝などするか!

 それに、やってくるなら先ず領主様の館に泊まられるはずだ!』


なるほど、そういうわけか……ばれているにしては誰も歓迎に来ないとは思っていたのだ。

つまり、元々消すために泳がされていたという事だな。

しかし、まずい事になった。

ヴィント市まで逃げ込むか、ここで3日も粘れば援軍も期待できるが……。

こうまで大々的に動かれては半日と持たないだろう。

シズルが警備を断ったのが響いているな……。

俺達はマシロを庇いながら旅館に入り込む。

戦車砲を正面から食らう気にはなれないしな……。


「奴ら……奴らわらわの事を偽者とのたまいおった!! くそっ!!」


戦車隊は旅館を半包囲するように集結しつつある。

後10分もすれば包囲を完了するだろう。

シュバルツの襲撃もまだ続いている。

数を半分ほどまで減らしたようだが、サレナ達も息があがってきていた。


「陛下、このままでは我々は旅館と運命を共にする事になってしまいます」

「そんな事は分かっておる! レルゲンシュタットめ、まさかここまでやっておったとは!!」

「……仕方ないな。手段を選んでいられる状況でもない。マシロ女王を逃がすためにはオトリが必要だ」

「オトリっってまさか!?」


イリーナはびっくりしているようだが、事実としてこの戦力では勝ち目が無い。

どうやってかスレイブを大量に投入してきているため、マイスターオトメでも切り抜けるのは難しいだろう。

護衛とオトリ、更に二手に分けるのはあまりよろしくは無いが、そうでもしないと切り抜ける事は難しいだろう。

だが、問題は港が封鎖されている可能性だ、とはいえ一日で完全封鎖とは行かないはずだから、後は運任せにするしかあるまい。

俺達は一度風呂場に戻りサレナ達と合流すると、小規模戦闘をしつつも案を持ちかける。


「ふーん、この状況だもんね、仕方ないんじゃない?」

「でも……」


賛同するチエに少し不満そうなエルス、だがこれ以外手段は思いつかない。

見て見ると、サレナは右足、チエは左腕にそれぞれ傷を負っているようだ。

サレナのそれは機械部品が覗いていて人間ではないのだと感じさせる。

こんな状況下で、傷を負った以上最速で逃げ出すわけにも行かない、

土地勘があるわけでもないのだ、どのみち相手を突破しなくてはならない。

もっとも、オトリと言えどもすぐにやられるわけには行かない、戦力を二分する事になるのは痛いが……。


「とりあえず班わけだが、オトリ班は3人で行く。残りはマシロ女王の護衛と言う事にする」

「それで?」

「オトリ班は長く粘らなければならない、だから最強の駒が必要だ。

 だからサレナを入れる。だが、この状況下では俺の護衛という彼女の理由も必要だろう。よって俺までは決定だ。

 後一人は……」

「ちょっと待ってくれたまえ。それはボクを馬鹿にしているのかい?」

「いや」

「ならば残るのはボクの仕事だよ」

「いや。チエ、君にはオトメ達の指揮をとってもらわなければならない、それに、ガルデローベに連絡をつけてもらわないとな」

「だが……」


チエが言っているのは機密の事だろう、

ナノマシンにボソンジャンプ、地球の座標、その他彼らが聞きたい事は山ほどあるはずだからな。

俺が死ねばその死体からでもナノマシンが採取できる可能性がある。

つまり、迂闊に死ぬ事も許されないわけだ俺は。


「敵が君の事まで知っているのかは疑問だけどボクの任務は君の機密を守る事も含まれる」

「いいのか?」

「くどいな、ボクはガルデローベが結構好きなんだ、あそこを戦火に巻き込みたくはないからね」

「アタシも残る! みんなも逃がさないといけないし、マシロちゃんの身代わりも必要だよね?」

「ふーん、でも確かにね。ではアキト、オトリは……」

「ちょっと、待ってください。オトリなら生存確率の高いほうを選ぶべきです。マシロ様の身代わりは私が」

「そうは言っても二ナ君だと黒髪だからね……ウィッグがあるわけじゃなし、アリカ君以外ブロンド系のロングヘアいないから」

「ぐっ……ですが」

「まぁ、マシロ女王の髪色は真似しにくいからね、アリカ君でもどこまで誤魔化せるか分からないけど」

「分かった、生き残れよ」

「最初から死ぬつもりはないさ」

「うん、がんばる!」


俺達は結局チエとアリカのグループとその他全員のグループに分かれる事になった。

アリカはマシロの服を着て、髪をおろす。

マシロのストレートヘアに対して、波打つようなウェーブヘアだったが、文句も言っていられない。

戦力比としてはサレナに次いでチエ、二ナ、アリカの順だろうと思われるのでそれほど間違いではないだろうが、

問題は危険度だ、向こうは正面戦力をひきつける為に一度は相手側正面に出なければならない。

頭の上に何かしらかぶせてある程度ごまかすにしても、ばれれば戦力が全てこちらに向かう事になる。

アリカの任務は重要で危険で、もどかしい物になるだろう。


アリカ達が動き出したのを確認してから俺達は、先ほど戦闘していた露天風呂に向かう、

こちら側にはシュバルツのスレイブが数体まだ残っているが、その代わり侯爵の軍はまだ到着していない。

完全に連携しているにしても、大義名分としては俺達とスレイブは仲間という事になっている。

兵士達にスレイブを無視して進めとも言えないだろう。

問題はスレイブ突破後だが、そこはアリカ達が上手くやってくれることを祈るしかない。


「私が道を空けます。少しの間近寄らないでください」


サレナがそういって俺達を下がらせる。

サレナはメイド服の両肘から刃を作り出す。相変わらず便利な能力だな(汗)

その状態のままスレイブの間を駆け抜ける。

その速度は人間の視認できるそれを数倍しているのは間違いなく俺には完全に把握できない。

しかし、それでも破損した右足には負荷がかかるらしく時折スパークのような光が確認される。

接触の瞬間僅かに光が伸びる、以前スレイブを破壊した光の剣のような武器らしい、ほんの数分で周辺にいたスレイブはまとめてスクラップに変わった。

だが、エネルギー消費も激しいらしい、肩で息をするように佇むサレナはいつ崩れ落ちても可笑しくないほどにぎこちない。


「サレナ平気か?」

「はい、右足の負荷は戦力低下を起こすレベルに達していますがスレイブ相手ならまだ何とかなります」

「出来るだけ無理はするな……」


後ろにいるマシロ達も何もいえなくなっている。

鬼気迫るサレナの活躍はその後もしばらく続いたが、どうにか露天風呂の裏を抜けて森の中に入り込んだ頃にはもう動くのも辛いほどになっていた。


「あの……少し休んだ方が……」

「申し訳ないですが、それはお勧めできません。時間がたつごとに港の封鎖が進む可能性が高いですから……」


今にも倒れそうなサレナが、それでも気丈に振舞う。

ロボットだからなのか、それとも心がそうさせるのかは分からない、だが……諦めていはいない、そう感じさせた。

マシロやアオイ、二ナやイリーナ、エルスも、みなその言葉には気を引き締めなおしたらしく、その後は黙々と歩いていった。


そして、ようやく森を抜けるというその時。

森の出口には一人の女性がたたずんでいた。


「あっ……かっ……彼女は……」

「障害確認、排除します」

「待って、その人は!!」


二ナとエルスが止めようとするが、サレナは構わず相手に向かって突進する。

しかし、あの姿には見覚えがあった、いや、その人物は知らない。しかし、纏っているのは……緑を基調にしたローブ!

姿は金髪碧眼、セミロングの髪を頭の後ろで縛っている。普通の女性にしか見えないが、ローブを着た女性の戦闘力は未知数だ。

サレナの動きの鈍った一撃は彼女に届いたかに見えたが、彼女は瞬間的に掻き消えると、サレナの真横に出現、サレナを蹴り飛ばした。

蹴り飛ばされたサレナは俺達の近くにあった木にぶつかり、へし折りながらようやく止まる。

どうにか破壊はまぬがれたようだが、

サレナの体はそこらじゅうから光と煙を放ち、彼女の動きはぜんまいの切れた人形のようにぎこちない物となっていた。


「どうしてここに……」

「あら、何か仕掛けたのかしら? どうにもならないのに。

 因みに私は最初からここで待ち伏せていたの。

 ふふっ……でも、壊れかけた人形を私に向けるなんて、偽女王様は本気なのかしら?」

「貴様!! わらわを愚弄するか!!」

「別に、私は任務を果たしに来ただけ。あなたにはここで消えてもらうわ」

「わらわを消してただで済むと思うな!! 直に軍がおぬしらなどひねり潰してくれる!!」

「マシロ女王は死なないわよ、偽者の貴女は死ぬけどね」

「わらわかどうかぐらい一目で分かる!」

「どうかしらね?」


何とか相手の作戦の破綻を見つけて食い下がろうというマシロに対し相手側のオトメ……

恐らくはマイスターオトメ……は、余裕のように微笑む。

彼女は、俺達を生かして返すつもりがないらしい、一通り挨拶程度の会話をしている間もスレイブが襲い掛かってくる。


「シュバルツと手を組んだのか?」

「さぁ? 彼らもあなた方が嫌いなだけじゃなくて?」


俺達はどうにか応戦しながらも徐々に追い詰められていく、スレイブは残り三体程度だが、戦えるのは二ナとイリーナとエルスの三人。

俺はどうにかサポートするものの、動きを止める程度しか出来ない。

くそ! 俺はこの程度のピンチ何度も抜けてきたはずだ……しかし、所詮それもサレナやユーチャリスがあってこそ……。

俺は無力なのか? この程度しか出来ないのか……。

くそっ、力が欲しい……!


「そのまま、スレイブとの同士討ちで倒れてくれればそれでもいいのですけど、私あまり気の長いほうではありませんの」

「そなたの都合など……ウグッ!?」

「くっ、女王様は……傷つけさせない、グハ!?」


マシロに拳が突き入れられる、どうにかイリーナが受け止めるものの体ごとマシロを吹っ飛ばした。

例の衝撃波か……!?

俺はデザートイーグルの残弾を撃ち尽くすが、全て手のひらで受け止められた。


「何? オトメでもないくせに護衛のつもり?」


しかし、そうして動きを止めた緑のマイスターオトメに二ナとエルスが飛び込んでいく。

二人のバトンが必殺のタイミングで決まったかに見えた……。

だが、良く見れば二人の武器は相手それぞれの手のひらで受け止められている。

殆ど力を入れたように見えなかったが、彼女は二ナ達を手首のスナップだけで10m以上投げつけた。

背筋に寒気を覚える、これが本気のマイスターオトメの実力だというのか……。


「エレメントとはいってもコーラルのは刃もついてませんもの、攻撃には向きませんわ」


そういうと、少しだけ顔を伏せたが、両手が光を放つ。

そして一瞬後には小ぶりの斧を二本手に持っていた。

見た目はフランキスカとかいう投げるための斧に似ている。


「さぁ、祈りの言葉は決めましたか?」


彼女は俺達に死を宣告する。

その姿には特に感慨もなく、悲しむのでもなければ、嘲るのでもない。

本当に心底からどうでもいいと感じているかのように映る。


そして、緑色のローブのオトメは両手に持ったその武器を投げつけた。

それらは、木々をなぎ倒し、ソニックブームを巻き起こしながら俺達に向かって近づいてくる。

速度はそれほどてもない、とはいえ回転速度が尋常ではないらしく、視認が難しい。

俺は少しでも軌道が変えられないかとデザートイーグルを連射するが、ソニックブームの前に軌道がそらされてしまう。


「くそっ! 何か手はないのか!?」

「はぁー!!!」


今度は二ナがバトンを持って投げられたハチェットに向けて突進する。

接触する少し前に飛び上がり、真上からバトンをたたきつけた。


「!?」


しかし、バトンをたたき付けたにも拘らずハチェットは落ちるどころか、二ナをも弾き飛ばして俺達に迫る。

何とか逃げることが出来ないか探してみたが、周りにはスレイブ達が大人しく控えている。

つまり、完全に囲まれているというわけだ。


「嫌じゃ! わらわは死にとうない!!」


ハチェットは何度か回避する事が出来たが、ブーメランのように何度も戻ってきては俺達を掠めていく。

マシロを守りながら、俺達はどんどん傷だらけになっていった。

更に、マシロは恐慌を起こし座り込んでいる。

このままでは、確実に終わる……。


「くそ、玉砕なんて趣味じゃないんだが……」

「貴方まさか、何かする気?」


二ナが驚いた顔で俺を見ている。

一番の戦力であるサレナが倒れ、チエもいない今、戦力的にはスレイブにすらかなわない。

しかし、俺なりに切り札はある……とは言っても手加減してくれたシズルにすら殆ど効かなかったという程度だが。


「他に手が無い以上、やるしかないだろう……」

「貴方なんかが何をやってもマイスターにはかなわないわ、それより私が……」

「二ナちゃん、せめて一緒にならなんとか……」

「ふふ、水臭いわねぇ、私だってただでやられるつもりは無いんだから!」

「……マ……マスタ………」


震えるマシロとアオイを庇いつつ、俺達はどうにか気力を奮い起こす。

サレナもぎこちない動きでどうにか立ち上がってきた。

とはいえ、サレナの破損状況はかなりのものだ、戦闘などもっての外だろう。

他の面々も傷の無い者はいない、それにローブも破損してきているのか、かなり破れている。


「いいか、俺が隙を作る。皆は全力であのオトメを倒してくれ。斧はそうすれば消えるだろう?」

「そうね、分かったわ。安心して、死体になったら回収してあげる」

「ありがたくて涙が出るね」


二ナは俺に一瞬腹立たしげな視線を向けたが、俺は既に駆け出していた。

そんな俺にハチェットが迫る……。

しかし、俺は間一髪のところで<纏>を発動、加速する。

俺は難なくハチェットを回避し更に加速、筋力の限界まで加速する。

100m以上の距離を3秒かからず走りぬけそのまま真横に飛ぶ。

衝撃波が駆け抜ける、やはり助走が長くなりすぎたか、しかし、後は無い。

俺はその状況から捻りこむようにジャンプし、首元をとらえる。


「これで何とかならないなら、流石に打つ手なしだ」


首元に、シズルに対した時の感覚をぶつける。

ナノマシンを自力で操るなどということは初めてだが、元々俺にはナノマシン補助脳がある。

理屈的には不可能じゃない。


「何!?」


じわりじわりとローブが分解し始める。

相手のナノマシンを操り、高次物質を分解しマテリアライズを解除させる。

それが俺が考え付いた最後の手段だ。

幸いナノマシンを操るナノマシンを山崎が投与した事は知っていた。

だが、それが使える事を知ったのはシズルに対して仕掛けた時だ。


「くそ! 離せ!!」

「そうは行くか! 地獄まで付き合ってもらう!! さあ、二ナ、エルス、イリーナやれ!!」

「そんな!?」

「ちょ……?」

「分かったわ……」


エルスとイリーナは戸惑ったようだが二ナはいち早く俺の意図を察した。

ナノマシンを分解するとはいえ、この程度の速度で分解しても俺がやられる方が早い。

だが、今なら……二ナは両手をそろえて振動を溜めながら突進してきた。

あれなら何とかなるだろう。

もろくなったローブなら貫けるかもしれない。


「ハァッー!!!」

「ふざけるんじゃないわ!!!」


全方位に衝撃波が走る!!

俺も二ナもまるで木の葉のように気吹き飛ばされる。

まさか、そんな技まであるとは……。

俺はどうにか木の上にひっかかり意識はあるが、もう力は殆ど残っていない。

<纏>の反動もあるのだろう、体中が痛む。


「今のは少し焦ったわ……

 まさかそんな切り札を持っているなんてね。マイスターがいないと思って油断してたわ。

 でも……この代償は高くつくわよ……」


ブロンドの髪をなびかせ、その女は俺に対して睨みつけるように言った。


「楽には死なせないわ」

「ガッ!?」


その言葉が終わる前に、俺は空中に投げ出されていた。

何も見えなかったが蹴り上げられたらしい、あごの痛みだけがそれを伝えている。

更に空中で何度も何度も殴打される。

痛みで何も考えられなくなってきた。


「グボッ! ドッ!? ガハッ!?」

「そらそら、次は地面とキッスしてらっしゃい♪」


頭から地面に叩きつけられる。

しかし、死なないように手加減しているらしく、俺はどうにか生きていた。


「さーて、次はどうしようかしら?」


朦朧とする意識の中で思う、俺はこのまま終わるのか?

本当に何も出来ないのか?




打撃音が遠くに聞こえる……。





俺は……俺は……。





……また……全てを……失うのか?




…………。
















こんな終わり方で……いい……のか?
















ダメダ……





駄目だ
……




駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメ だめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄 目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄 目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目 駄目ダメだめだめダメだめ駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダ メだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄 目だ駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめダメ目駄目駄 目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄目駄目駄目駄目ダメ だめだめダメだめ駄目ダメ目駄目駄目駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄目駄目駄目駄目駄目ダメだめだ めダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメだめだめダ メだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目駄目ダメだめだめダメだめ 駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ目 駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄 目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめダメ目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄 目だ駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ目駄目駄目駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ駄目駄目駄目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ目駄目駄 目駄目ダメだめだめダメだめ駄目ダメ駄目ダメダメ駄目ダメ駄目だ!!!

このまま終わるなんて出来はしない!!

何のためにこの世界に来たのか!

何のために生きているのか!

殺されるためか!?

違う!

奪われるためか!?

違う!

朽ち果てるためか!?

違う!

俺は! 俺は! 俺は!!!




「俺はぁ!!!」



気付くと、俺の周りは光で満ちていた……。



ボソンジャンプの光とは違う、だがナノマシンの光……。



そして、傍らではサレナが微笑んでいる。



俺が気付いたと知るとサレナは舞い踊るように俺の周りを飛び回る。



俺はいつの間にか浮いているらしい……。



サレナは俺の周りを数周してからまた俺の元に戻ると、



俺を抱き寄せほほに口付けする……。



唇の感触がほほに感じられたと思った瞬間、サレナは光の粒子となって飛び散った。



しかし……。



飛び散った粒子は俺を包み、何かを形作る。



最初に黒いインナー、そして肩、手、足、胸を準に覆っていく黒銀の鎧。



その上からマントがふわりと広がり、最後にバイザーが作り出される。



指の赤いジェムが色々な文字を乱舞させているが、それと同時に不自然なプラズマが発生している。



【マスター……マスター? 大丈夫ですか?】

「一体どうなっている?」

【詳細は不明ですが、マスターのナノマシンで私の内部構造にある機構を操り、私を高次物質化させたようです】

「つまり?」

【私はマスターの剣であり鎧となったのです】

「なっ!?」


そう、俺の姿は黒い鎧を纏った状態に変わっていた。

今までの痛みもかなり引いている、そして、何より力に満ち溢れていた。

これは、オトメ達のマテリアライズと似ている、だが少し違う……。


「これなら……」


まだ戦える、そう嬉しく思うと同時に、


ただ……あれだけ圧倒的な力を見せ付けられた後だけに、


俺は目の前のオトメを見てもプレッシャーを感じない自分に戸惑っていた……。

















あとがき


どうにかこうにか……。

次回で温泉編終了かな?

今回、ぐだぐだっぽいけど、できるだけアキトを追い詰めるために頑張って見ました。

アキトをパワーUPさせるためには常識を壊すくらいまで無意識の状態に追い込んでしまわないといけないと思ったので。

とはいえ、濃いというか、なんというか……ははは(汗)

次回はもう一方の方から話を追ってみようかなとか考えています。



さて、前回皆様の反応凄かったです。

マシロ君って人気があるんだなーと思いましたよ(汗)

<カップリングが決まっているキャラとアキトのカップリングはやめて欲しいです>

とのご意見ですねー、まぁ基本的にあまりやるつもりは無いですがね。

ただ、勘違いしている方が多いようでしたので言っておきたい事があります。

マシロ君が出て来たから全て漫画化すると思っていらっしゃる方申し訳ありません。

基本的にキャラは殆どアニメベースです。

ですので、二ナの相手はマシロ君ではありません。

アリカもエルスも、やるとしても最初からイベント作っていきます。

つまりは、まだマシロ君の立場ははっきりしてません。

とはいえ、マシロ君は一大勢力を担ってもらうと思いますし、彼は悪い子にする気はありませんのでご安心を。

もっとも、どういう形でそれをなしていくのかと言う部分はまだ未知数です。

とはいえ、今回のイベントでアリカとは出会えそうな感じですが(ネタバレ)

この先どうなるかは分かりませんのでよろしくです。


WEB拍手にはいつも力を頂いております!

感想は嬉しいもんです!!
今後とも頑張っていきますのでよろしくお願いします♪


1月14日


19:03 10話でアキトの年齢が出てましたが、他のキャラって何歳なんでしょう?ガルデローベに現在住んでる人間は 
19:03 、ミスマリアを除いて皆アキトより若いんでしょうかね?ヨウコが同じ年くらいなのかな? 
難しい問題ですね……一応基準点として、<炎綬の紅玉>のお話がほんの数年前との事でしたし、入学が14〜16ですから。
最短なら数年の解釈を3年として14なら18ですがね(爆) 多分6〜9年として入学は14にそろえるなら21〜24ですね。
16歳入学の人がいたら最大26と言う事もありますが……多分年下ばっかりかな?(汗)
ヨウコは同い年くらいというのは私も思いますね……セルゲイは30代前半だろうなーとは思うけどいくつか分からん。
殆ど不明ですね(汗)

20:50 すばやい更新お見事です 公園に居た少年・・・マ○ロ君ですね、 はたしてアキトの助言は彼の 
20:52 生き方を変えることが出来るのか、 アキトは料理するたびに悪夢を・・・その悪夢を払う事が出来るか! 
20:53 そして アキトは風呂場でおもちゃに・・・すばらしい落ちですw 次回の更新を楽しみにしてます 
マシロ君ばればれですな(汗) 名前も、ロン毛も出してないけど雰囲気ネタで丸分かりか(爆)
アキトの料理は風前の灯!(爆死) この調子じゃ旅行中は無理かも(汗)
風呂場のネタはまぁ漫画版のマガジンZだかに載っていたネタを思い出してちっといじって見ただけなんですがね(爆死)

21:48 今回も面白かったです、なにやら北辰たちにも微妙な動きが!! 
21:48 そして何より、温泉!!混浴は王道ですが、水着は邪道ですよぉ〜〜(w 
ははは……まぁお許しを、18禁を私作るの下手ですのでっつーか、相手は14とかですよ(汗)
北辰もちっと強化フラグ立てようと思いまして(爆)

21:53 一言いいたい「サレナ萌えぇぇぇwww」
今後も萌えなサレナを目指していきます♪
 
21:53 マ○ロ「男」とアキトの出会い、 彼が出て来るって事はセルゲイの性格は漫画版って事ですか? 
はは、申し訳ないです。アニメ版のままです。

22:43 おお!今回は更新が早いですねw有り難や有り難や。 
22:44 少年が出てきましたけど今後はどういう場面で出て来る事になるのか楽しみですな。 
22:46 そして、やっぱり混浴ですか!wサレナの反応が面白かったりw次回は戦闘シーンだそうですが、 
22:47 誰がどの位活躍するのか、楽しみにしてますよ! 
どもですー♪ 少年は少しづつ出番が増えてきます。本名不明なんですけど、みんなはマシロ君で定着させていますので、そういうことで(爆)
ははは(汗) 今回の戦闘は布石でして、あまりアキト以外の出番はないかも?(汗)
サレナの反応気に入ってくれてうれしいです♪ 次も頑張りますのでよろしくです!

23:01 大変面白かったです。 
23:02 黒アキトとして料理よりも戦闘での活躍期待してますw。 
ははは、喜んでいただけてうれしいです♪ 一応今回は戦闘しています。
活躍は次回に持ち越しかな?(汗)

23:09 GJ!毎回、楽しく読ませてもらってます。これからもガンバ!  
ありですー♪ 今回も楽しんでいただけたらうれしいんですが、今回はちと戦闘に偏ってますからね(汗)

23:10 作者ってのは大変ですね。返信とかイロイロ・・・頑張れ d(- -) 
まぁあれです、私のSSは所詮イロモノと認識されていますし、気に入らない人も多いでしょう。
ナデシコは基本的にいろんな設定を許容できる幅の広いアニメなんですがね、見る人までそれを要求する事も出来ませんし。

23:15 「ラメーン」についての一言は誤字報告なのでは? 返信不要。 
ありがとうですー。やっておきました。

23:52 今回も楽しかったです!羨ましいぞ!天河アキトー!ってマシロ君 
23:53 !? 
ははは、私もうらやましいです(汗) 女の子が寄ってくる体質ってのが本当にあったら凄いなとか思いますよ(汗)
マシロ君は今後活躍予定です。


1月15日

0:16 スク水…?白スク水ですか!?…違いますかそうですか…。ナニワトモアレ、GJです!d(∇≦) 
白スクですか!? やりますね……こうなれば白ブルでも登場させるか!?(爆死)

0:21 原作知らないんで詳しい感想は出来ないんですが…キャラが多すぎて誰が誰だか…(汗 面白く読めますけどね。 
0:24 ん〜…漫画版を買ってみますね。このSSをもっと楽しく読むために…!(力説) 
0:26 それでは、次回も期待してますね〜……(ニヤリ 
どうもです! 原作を知らないというのに読んでくださるとは力強い限りです♪
この話はアニメベースですので漫画版を買われるのでしたらかなり話の流れが違うかもしれませんが、その辺はお許しを.........orz
ただ、マシロ君は出ます♪ 次回も頑張りますのでよろしくです!

0:30 akitoからハードボイルドがなりとれてるけど、これはこれでいいと思う、次回もがんばってください 
ははは……いやどうあがいても周りの環境がああですからアキトもギャグに巻き込まないといけないわけでして(汗)
ハードボイルドではいられないんです(汗) 次回も頑張りますね♪

0:31 ちっ…逃げたかアキト 
wwwww お許しを、18禁には出来ませんので!(爆)

1:04 早い更新に驚きましたが続きがすぐ読めて嬉しいです。毎回面白いです、次回も期待しております。 
もちろん、皆さんの応援のお陰です! というか、ここが楽しくて書いている所もありますので♪

2:57 更新お疲れ様です。 
2:58 オトメのオトコに対する興味は中々なようで・・・ 
3:00 流石のアキトも多勢に無勢。と思いきや予想外の援軍により辛くも脱出、 
3:02 茂みに居た存在の正体が気になりますね〜 温泉といえば猿なんでしょうが、原作に登場した生物は 
3:05 漫画版のマシロくんが登場、ならば3人娘はアキトではなく原作と同じく彼とくっついてほしいですね。 
3:08 「ブタネコ、サソリ、トリ、モンスター」のみですからね〜 ただの覗きってのが妥当なんでしょうか?
正解はブタネコでした〜♪(爆) っていうか痴漢なんかが出た日には警備がなっていないって事に(爆)
マシロ君に関しては三人娘とはくっつけにくいですね、アニメ版基本ですので。
それでも、徐々にイベント組んでいくので何人落ちるか見ていてください♪(三人娘に限らず)
 
9:23 アリカ、ニナ、エルスにとってアキトはよいお兄さんで(マシロ君が出るなら彼女達三人の相手は彼でないと)
アキトはそれでいいのではないでしょうか、14歳とくっつくのも考え物ですしね(汗)
でもま、少しは色々あるかもですが。
ただ、マシロ君が3人ともというのは期待しないでください、特に二ナは無理です。
 
10:32 彼が出ましたか。アキトとの出会いで人生に変化は出るのでしょうかね。漫画版じゃない以上表に出てくる可能 
10:33 性が下がっているでしょうけど。アキトと出会ったからといってアリカやマシロと必ず出会うって決まったわけ 
10:34 でもないでしょうし。今のままならどこか他の国で慎ましく生活するのも幸せでしょうしね
それなりに話に食い込んでいきます。漫画版と同じ活躍は無理ですが、違った形で。
慎ましやかっていうのもいいですが、彼ちょっと関わらせたい人もいますので(爆)
きっと笑える展開に(爆死)
 
11:29 アキトの出会った少年。マシロ女王の存在意義を打ち砕きかねない彼でしょうか? 
その通り、彼女のコンプレックスはこれからしばらく増大します。これは展開に影響するかも?

21:23 50年前は竜王戦争だったと思います。 
ははは、申し訳ない。直しておきました。

22:03 彼が出てきたということは、マシロに死亡フラグが!?次回も楽しみにしています。
そう取られても仕方ないですね(汗) でも、漫画版じゃないので大丈夫です!(爆) 次回も頑張りますよ〜♪


1月16日

1:15 アキトは救出された後に初めて木連式柔を習い始めてます 
1:24 劇場版のパンフレットに書いてました。 
1:42 A私はアキトは人外級のエースではないと言いたかった 
1:47 だけなんですが。コロニー落とせたのはBJとBSの機体 
1:49 性能のおかげだと思ってます。まあ作者様の好きな用に 
1:50 Bは此方の勘違いですね。済みませんでした。 
1:53 C了解しました。Dは知りませんね。 
1:58 Eも私じゃないです。 
2:02 私は強く成る過程が有れば何も言いませんが、唐突に 
2:07 気とか言われるとナデシコをバカにしてると思っちゃうん 
2:11 ですよね。まあ検索から直接跳ぶもんじゃ事ですかね。 
2:12 もんじゃ無いって事ですかね。今回は済みませんでした 
ふむー、パンフに書いてありましたか、それは確認してないな。
でもま、アキトがどの程木連式を極めたかは書いていないはずです。
5と6は別人ですか、申し訳ないです。
木連式がどういう武術かはわからないですが、確実に普通の武術じゃないですね。
月臣は向かってきた烈風を片腕で受け止め、頭骸骨を握りつぶし、上半身どころか腕の振りだけで10mは投げ飛ばしました。
それをどう解釈するかは当然作者の自由ですよね?
気は確かにあやふやですが、表現するには適当なので使っています。
強くなる過程ですか、木連式に関しては正直言いようが無いですね、劇場版の前からやる事も出来ませんし。
貴方が確固たる世界観をお持ちな事はよく分かりますが、ここまでくると押し付ける意味があるのかと言う部分の属すると思います。
とはいえ、あまり言ってもせん無い事ですし、私も大人気ない反論をして申し訳ありませんでした。

2:07 毎回楽しく読ませてもらってます。これからも頑張ってください。
ありがとうございます♪ 癒されます〜♪ これからも頑張りますのでよろしくです!

12:30 マシロ君の活躍に期待の他、アキトが安易に女性を落とすのは控えるべきと思いました(続く) 
12:39 なぜなら安易なハーレムものになってしまうし漫画の主人公が登場したのならその相手である(続く) 
12:40 アリカ、ニナ、エルスらは対象外にすべきだと感じたからです。 
ははは、これに関しては上の方でもかなり言いましたが、アキトが落とすかどうかは別にしても
マシロ君はアニメ版のキャラを落とせるかという事になってきますから話が変わりますね〜(汗)
完全にご期待に沿うことは出来なさそうなので申し訳ないです。

23:17 [ラメーン屋]は、2文字目と3文字目入れ違いの誤字だと思うんですが…。
ありがとーです。直しておきました♪
 
23:24 何時も楽しい作品をアリガトウ
どもです、感想くれるのはとってもうれしいです♪
 
23:25 とても失礼なことですが今日の1.15〜1.47の感想の人 あんた失礼ですよ 作者に失礼ですよ
弁護ありがとうです。彼は自分の理論を持っているようですしそれ自体は間違いじゃないんですが。
範囲が私と比べて狭いようで、私はその範囲からもれてしまうようですね(汗)

1月17日

0:54 アキト、ハーレムルート突入か?
0:55 ニナはアキトを嫌っているのでしょうか?今回の旅行でどう変化するのか楽しみです。
アキトはハーレムになるかはまだ決まっていませんが適度にこれからもネタをかましていきます♪
二ナはアキトが嫌いと言うわけではないんですが、既に好きな人がいるんですよ。
その人一筋なのでアキトは眼中に無いんです。

1:07 毎回楽しく読んでますが、感想を読んで少し不快な気持
1:08 ちになりました。黒い鳩さんに対してでは断じてありま
1:09 せん。確かに人それぞれ読んでて思う所はあるでしょう
1:11 が、非難中傷類いのものをするのは失礼だと思います。
1:13 そういったことは自分の心の内に留めておくか、遠回し
1:34 に、柔らかい表現で相手を敬って尋ねるべきだとおもいます。(途中携帯からPCに移ったので、時間にズレが
1:36 あるとおもいます。)私が言っていることも言われる側からすれば、失礼だと自覚はあります。ですが、どうし
1:39 ても言わずにいられませんでした。長々とすみませんでした。この感想はのせなくても構いません。黒い鳩さん
1:40 に自分の気持ちが伝われば満足です。
1:42 先の感想とは別に、いつも楽しく読ませてもらっています。新しい話をいつもまだかまだかと楽しみにしていま
1:45 す。話を考えるのは大変だし、嫌なこともあるでしょうが、応援している人も私を含め大勢います。黒い鳩さん
1:47 は一人でありません(偉そうですいません)。だからめげずに頑張ってください。でわ、また。
先日の23:25の人とは違うのかな? 弁護していただきありがとうです♪
誹謗中傷ってわけではないと思いますが、彼にとっては私の作品が範囲外だったんでしょうね。
でもま、ちょっと勢いつけすぎな気はしますが(汗) 出来れば今後はもう少しやわらかく願いたい所です(汗)
続き、期待してくれてうれしいです♪ 今後もがんばって行きますので見捨てないでやってくださるとうれしいです。
(マシロ君ネタのせいで減りそうな予感が……orz)

2:03 >エルスは幸せにしてあげたい ・そうですねぇTVの方は間違いなく不幸でしたし漫画の方も望が残されて 
2:04 いる様な状態での終わり方でしたけど、やはり対抗馬がアリカとニナである事を考えると 
2:06 あまり勝ち目が無さそうですしね。それはそうと、アキトと関係を持っても能力を失う事の無いサレナって実は 
2:08 結構なアドバンテージを持ってるんじゃないでしょうか。まあ他の面々も当人がオトメである事に未練を 
2:11 持たないなら然程意味を成さないのでしょうけど。しかし、それぞれ立場やら何やらがある事を考えれば簡単に 
2:15 捨てられるモノでもないでしょうしアキトの方も相手の能力の喪失や周囲からの牽制もあるので 
2:19 やはり結論としてはサレナはアドバンテージを持っているという事になるのでしょう。 
エルスは幸せにするのが難しいキャラですねー。どうしても幸せを譲ってしまうタイプの性格ですから。
押し付けるぐらいでないと幸せになれない気がします。
漫画版は多少強引さを持ってはいますがどうしても合体ロボット物の三号機(黄色つまり色物)なイメージが離れません。
だって、アリカが一号(赤、熱血)で二ナが二号(青や黒、クール)な色ですからどうしてもね。(いや、むしろ漫画版のお色気はあれで好きですけど)
アニメの薄幸さも悲しいですがね、だから出来ればお色気だけにならないように救ってあげたい所です。
サレナはアドバンテージもありますがハンデもあります。恋愛を理解するのは時間がかかる気がする(汗)


1月18日


16:12 マシロkunn 
16:15 先程送信ミスをしてしまったので改めて。マシロくんが登場、アキトとどういう関係になるのかが楽しみです。 
16:16 個人的には仲の良い兄弟みたいになりそうだと思いました。それとアキトのハーレム相手ですが既に相手がいる 
16:16 アリカ、二 
16:19 (またミスして失礼しました)アリカ、ニナ、エルス(マシロくん)、アカネ(カズくん)、アキラ(タクミ) 
16:20 は対象外にしてアニメ、漫画とも特に相手のいないキャラに止めるべきでしょう。 
いやーマシロ君大人気です! しかしまぁ、マシロ君主人公には出来ませんので(汗)
基本的にアニメでカップルだったキャラはカップルにする予定です。
マシロ君はこれからフラグたてを頑張ってもらうとしても、二ナは無理ですね。
セルゲイは誰も見てくれない(汗)

18:40 5030000ヒット突破おめでとうございます これからもすばらしい作品を作ってください 
ありがとうございます♪ シルフェニアも大きくなりましたねー。SS読んでいただける限りがんばります!

22:54 「彼」の登場ですか、コミックの「彼」は大好きなのでこれからどんなふうに関わってくるか楽しみです。 
22:56 「彼」の黒幕がレルゲンシュタットなら今回の後「彼」をヴィントに「お持ち帰り」出来るかもしれませんね。 
ははは〜それも視野に入れています〜ネタ次第ですが(爆)
勢力図の動き次第では色々考えられますので、面白いですよ♪


1月20日

9:56 温泉での攻防、アキト危機一髪って感じでしたね(笑)
ははは、確かに。アキトも下のものを見せたら18禁だということはわきまえていますので(爆)





押して頂けると作者の励みになりますm(__)m

感 想はこちらの方に。

掲示板で 下さるのも大歓迎です♪



戻 る

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.