怪獣・宇宙人
西暦1998年:ベムラー、クール星人
西暦1999年1月:レイキュバス
西暦1999年2月:昆虫怪獣マジャバ
西暦1999年3月:ディノゾール、ディノゾールリバース
西暦1999年4月:進化怪獣ラゴラスエヴォ
西暦1999年5月:サラマンドラ
西暦1999年6月:メトロン星人
西暦1999年7月:ゼットン星人、ゼットン
西暦1999年8月5〜9日:ウルティノイドザギ
西暦1999年9月:バグバズン
西暦1999年10月:ヒュプナス
西暦1999年11月:キュウビ
西暦1999年12月:ヒッポリト星人
西暦2000年1月:キングジョーブラック
西暦2000年2月:ベムスター
西暦2000年3月:ガンQ[コードNo.00、コードNo.01]
西暦2000年4月:ザラブ星人
西暦2000年5月24日:シルバーブルーメ
西暦2000年6月:ガーゴイル
西暦2000年7月:グランテラ
西暦2000年8月:フィーンド
西暦2000年9月:ディガルーグ
西暦2000年10月:カオスワロガ、カオスキリエロイド
西暦2000年11月:ガンQ[コードNo.02]
西暦2000年12月5日:バードン
西暦2001年1月:パワードダダ
西暦2001年2月:EXエレキング、ワイドラ
西暦2001年3月:ワイズバルタン
西暦2001年4月:アンチマター
西暦2001年5月:シブドー、リザリアス、リザリアスグローラー
西暦2001年6月:イズマエル
西暦2001年7月:ドラッヘ(回想)
西暦2001年8月13日:フレムラー、ブリザラー
西暦2001年8月19日:レッサーボガール
西暦2001年9月21日:メカフレムラー、レギュラン星人
西暦2001年10月22日:ヘビル星人、メタルグラヴィス
西暦2001年11月11日:EXタイラント、デスボーンタイラント
西暦2001年11月28日:アリゲラ
西暦2001年12月5日:スフィア、ファイヤーバグ
西暦2001年12月13日:ルナチクス
西暦2001年12月14日:バラバ、ベロクロン
西暦2001年12月15日:ヴァイスロボット、バキシム
西暦2001年12月16日:ブラザーキラー
西暦2001年12月17日:ヤプール
西暦2001年12月25日:ウルティノイドザギ
西暦2002年1月1日:Uキラーザウルス・ブレイン
西暦2002年1月7日:クラウン星人
西暦2020年:テンペラ―星人、ファイヤーゴルザ、バグバズングローラー





重金属知性体ヘビル星人
身長:2.2〜44メートル 体重:150s〜3万トン
地球と同じくBETAによる侵略を受け、母星からの脱出を余儀なくされた宇宙難民たちの代表使者。
西暦2001年の10月22日に宇宙船ごとに地上に降り立ち、彼らの命運を賭けた「珪素生命体化実験」を開始する。
気性は至って温厚で他種族に対しても友好的であり、肉体面や科学力に関しても地球人よりも遥か先の基準を築いている。
ただし、状況に応じた新たなBETA種の出現や圧倒的物量によって必死の抵抗戦も無残に敗北し、挙句の果て同族同士での諍いが原因で母星の爆破という途轍もない悲劇を味わっている。
だが、BETAに関する情報は地球人以上に得ており、BETAが生体ユニットであることや、創造主からの命令を忠実に実行していること、珪素生命体以外を生物と見なしていないことを教えた。
実験に成功して珪素生命体になれた場合はそのデータを地球人に渡し、失敗して地球側に危害を被らせた場合は命で償うと発言したことから、善良な存在であることが確認される。
しかし、実験が最終段階にまで進んだ際、ヤプールによる妨害で実験は失敗してしまい、外部に流出したヘビル星人の生体エナジーが要塞級をメタルグラヴィスに突然変異させるという大惨事を引き起こしてしまう。。
ヴァイスがメタルグラヴィスに立ち向かうもメタルコーティングされてしまった際は、動けないヴァイスに襲い掛かろうとしたメタルグラヴィスの攻撃から自らを盾にして庇い、最後は水銀のウォーターカッターにより命脈を断ち切られてしまう。
命を落としても尚、まるで弁慶のように倒れなかったその精神を高く評価され、ウルトラの父から新たな『命』を授けられて復活した。
そして、地球人に対して深い詫びの言葉を伝えると宇宙船に乗って新しい母星を探す旅へと出て行った(後々になってバーナード星系の惑星を第二の故郷とし、オルタネイティブNEOの計画進行に手を貸してくれた)。
これがきっかけで、地球人は宇宙人に対する印象を改めるようになった。また、ヘビル星人の話によると、地球からは謎の信号が発せられているらしく、宇宙怪獣にしろ宇宙人にしろ、ウルトラマンを倒すために呼び寄せられていることが判明した。
尚、ヘビル星人の宇宙船には代表使者だけでなく、十万人ものヘビル星人がコールドスリープの状態で乗員しているらしい。



宇宙海獣レイキュバス
出現時期・西暦1999年1月。宇宙から南極に飛来し、派遣されていた国連軍の部隊を壊滅させた、ザリガニのような怪獣。
飛び出た二つの目の色によって、口から吐き出す攻撃が異なり、赤の場合は火炎、青の場合は冷気へと切り替わる。
かつて「ネオフロンティアスペース」でダイナのレボリウムウェーブで異空間に飛ばされたレイキュバスが「オルタスペース」に流れ着いたもの。
主たるスヒューム亡き今となっても命令を実行するべく、高熱火炎で南極の氷を溶かしていた。不幸中の幸いか、国連部隊の生き残りがその様子を報告したことで、情報は夕呼や左近を通して武にも伝わる。
南極に向かったヴァイスは、二種類の攻撃を仕掛けてくるレイキュバスに対し、ロートアームドとブラオアームドを使い分けることで火炎と冷気を防ぎつつ、最後はカオスラッガーで両の鋏を斬り落とされ、最後はスピリットセイバーとカオスツインソードの同時斬撃で二刀両断された。




昆虫怪獣マジャバ
出現時期・西暦1999年2月。オルガノPCDという農薬ごと作物を食べ続けたイナゴが突然変異したことで巨大化した怪獣。
イナゴというよりカマキリのような姿をしており、両腕の鎌と口から吐き出す有害ガスを武器としている。空をマッハ6で飛行する。
オスとメスの二体がおり、オスの方は戦術機の中隊によって倒されたが、メスには光線級の攻撃さえも弾く頑強な皮膚がある為、殲滅に当たった中隊の内4機を返り討ちにして一時逃亡した。
メスは好物のオルガノPCDが過去に廃棄された北海道の田舎に向かい、廃棄場所を巣として大量の卵を産み付けた。
マジャバ自体は北海道にまで飛行してきたヴァイスと空中戦を繰り広げ、鎌とガスでヴァイスを苦戦させたが、ロートアームドのフレイムスローワーで焼き尽くされた。
そして巣の卵は帝国軍の手でオルガノPCDの中和剤を吹きかけられて駆除された。



宇宙斬鉄怪獣ディノゾール
出現時期・西暦1999年3月。かつてウルトラマンメビウスが地球で最初に戦った宇宙怪獣。
宇宙空間から地球に侵入して日本の山岳地帯に出現。口から放たれる鞭状の舌・断層スクープテイザーを用いて次々と周囲の山を切り崩していった。
幸いなことに帝国軍が総力を挙げて奮闘した結果、ウルトラマンの助け無しで頭部を粉砕して倒すことができたが、その身体は数時間後に極性が反転してディノゾールリバースとなって復活した。



宇宙斬鉄怪獣ディゾールリバース
出現時期・西暦1999年3月。頭部を破壊されたディノゾールの身体の極性が反転し、尾の戦端にある神経節が肥大化して新たな脳幹を形成して双頭になった姿。
フォルムが上下逆になったことで飛行能力は喪失しているが、二本の断層スクープテイザーと背中の融合ハイドロプロパルサーによって脅威度がかなり上昇している。
帝国軍は再び撃滅戦を敢行するが、逆にディノゾールリバースの反撃により、ヴァイスが現れた時には既に部隊の半分を失うという被害が出てしまっっていた。
その後、一人では二本の断層スクープテイザーを御し切れないと悟ったヴァイスはブラオアームドのウルトラミラージュで分身し、一気に攻勢に躍り出た。
そして二つの首が仲違いを起こした瞬間に、ダブルクラフテュームシュートの直撃を受けて爆散した。



進化怪獣ラゴラスエヴォ
出現時期・西暦1999年4月。冷凍怪獣ラゴラスが溶岩怪獣グランゴンを捕食して進化した怪獣。空間の歪みによって出現した。
胸部にはグランゴンの火炎エネルギーの源たる「マグマコア」を備え、口からはラゴラス本来の冷凍光線を吐く。
この二つを組み合わせることで相反するエネルギーを一点にぶつけて発射する「超温差光線」を必殺技としている。この技はヴァイスのカオススペシウム光線以上の威力があり、戦術機程度なら瞬時に蒸発させてしまう。
知能が発達している為、人間の裏をかいた行動ができる。一度はその戦闘能力でヴァイスを撤退させるが、その戦闘データを観た科学者たちは特殊な周波数によってマグマコアを自壊させることができることに辿り着く。
ラゴラスエヴォが東京郊外に現れ、帝国軍との戦闘に入ってから漸く”120o温差砲弾”を開発・完成させ、これを二機の不知火が装備した87式支援突撃砲で同時に撃ち出すことでラゴラスエヴォのマグマコアを自壊させることに成功。
ただし、ラゴラスエヴォ自身を仕留めるには至らず、苦しみの余りにヤケを起こして冷凍光線を吐き捲っていたところをヴァイスのカオススペシウム光線でマグマコア跡に撃ち込まれて爆散した。



バグバズン
出現時期・西暦1999年9月。ザギが放った因子が甲虫に憑りつくことで現れたインセクトタイプビースト。
冒頭では背中の羽で飛行しつつ遭遇した人間を次々と捕食していた所を武が目撃し、ヴァイスとの戦闘に入ると鋭い爪と尾で攻撃するも、カースドギアによってヴァイス自身にダメージはなく、勝機は薄いとみて飛び去ろうとしたが、スラッシュドライブを受けて羽の付け根を痛めてしまい墜落した。
だがそれでも地中に潜ることで逃亡を果たし、今度は土中から地上にいる人間を触手状の舌を用いて捕食していた。
無論、捕食した人数が増えていくにつれて人間たちやヴァイスも状況に勘付き、地中から追い出されて地上に姿を現すと、ヴァイス・ロートアームドの猛攻を受けた末に最後はワイドフルショットによって打ち倒された。



殺戮宇宙人ヒュプナス
出現時期・西暦1999年10月。他の星へと送り込まれる際、エイリアンとしての記憶を全て封印して地球人の姿で地球人としての生活を営んでいるが、極度の肉体的苦痛を味わうことで記憶の封印が解け、殺戮本能のままに暴れる。その危険性は地雷に例えられた程である。
今回はクラウン星人の尖兵として一人のヒュプナスが送り込まれ、その個体は帝国軍に所属する「河内」という訓練兵として暮らしていたが、ある日教官から受けた暴行を伴った指導が原因で殺戮本能が覚醒し、加害者の教官と仲間の訓練兵たちを皆殺しにして行方不明となった。
だが、仲間を殺したということに精神的ショックから逃れるために、彼女の心は人間としての人格とヒュプナスとしての人格――二つの人格へと分裂してしまっていた。
さらに河内としての人格には自分が仲間を殺したという記憶はなく、ヒュプナスが仲間を殺したという改竄をしており、自分がそのヒュプナスであることも無自覚のままだった。
しかし、その記憶も殺害現場を映していた監視カメラの記録映像を見せられたことで修正され、河内は自分がヒュプナスであることを思い出し、ヴァイスに介錯を申し出るが、その場に忍び寄っていた一人の軍人が彼女に向けて発砲したことで完全にヒュプナスの人格に身体を奪われ、その軍人で鋭利な爪の一掻きで斬殺した。
そして「人間・河内」の遺言通り、ヴァイスはヒュプナスをスピリットセイバーで切り裂き、介錯を務めた。



金毛玉面神獣キュウビ
出現時期・西暦1999年10月。名前の通り、九尾の狐と同格の妖狐がが時空を超えて現れたモノ。
最初は可愛らしい小狐の姿で純夏の前に現れ、そのまま飼われることとなった。ただし、人間並みの思考能力があり、妖術で武と純夏に悪戯を働いた(武を転ばせて純夏に抱きつかせる、或いはキスをさせる、純夏に狐耳と尻尾を生やさせるなど)。
だが、行われた悪戯の類は全て、純夏の”もっと武と愛し合いたい”という独り言をキュウビが聞き、それを叶えるための演出だった。
しかし、この時に武たちが訪れていた山林には不良軍人たちがよく息抜きと称して悪フザケを行う吐き溜まりスポットがあり、キュウビはそこへ迷い出たことで不良軍人たちの苛烈な仕打ちに遭い、怒りのあまりに本来の巨大な姿へと変貌した。
伝承に違わぬ強大な妖力を駆使してヴァイスを翻弄した戦闘能力は凄まじいものの、口から煙を吹き掛けて大笑いさせるというシュールな展開を醸し出すなどの悪戯好きな面は変わっていない。
帝国軍はキュウビに攻撃を仕掛けるも、ヴァイス=武はキュウビに非は無いと考え、身を挺して庇いながらキュウビを宥め、フィーリングミストを浴びせられたことで心を鎮められ、元の時空へと帰って行った。



地獄星人ヒッポリト星人
出現時期・西暦1999年12月。かつてウルトラ5兄弟をブロンズ像に変え、ウルトラの父と戦った個体の同族。
ヴァイスを倒すべく地球に現れ、自信満々の様子で己のことを尊大に表現しつつ宣戦布告を行い待ち構えるなど、性格は同族と大差ない模様。
だが実力は本物であり、ヴァイスと肉弾戦を繰り広げると隙をついてヒッポリトカプセルに閉じ込め、ヒッポリトタールでヴァイスをブロンズ像に変えてしまう。
しかし、このヴァイスはブラオアームドの超能力で創られた囮役の分身であり、本体は等身大の状態でヒッポリト星人が油断するのを待ち、満を持して巨大化して第二ラウンドを開始する。
当然、先に手札を切ってしまったヒッポリト星人の攻撃は悉く防がれ、最後はクレセントムーンスラッシュによって一刀両断された。



火山怪鳥バードン
出現時期・西暦2000年12月5日。天元山の噴火を引き起こし、山の麓に姿を現した鳥型の怪獣。
その羽ばたく力でヴァイスを翻弄し、鎧の隙間に嘴で突き刺すことで頬にある毒袋の猛毒を流すなど、ヴァイスにかなりの大ダメージを与えた。
これによってヴァイスと高度な融合状態にあった武も毒に侵されて動けなくなってしまい、バードンはその間に太平洋へと飛行していき、アメリカへと上陸せん勢いだったが、それを恐れたアメリカの高官の命令によって秘密裏にバードンが迎撃され、日本へと引き返してくる。
そして日本の千葉県に降りると、帝国軍との激しい衝突となる。当初は優勢だったバードンだが、無理を押して駆け付けたヴァイスと、毒袋の静脈という弱点に勘付いた帝国軍の機転によって戦況は一変し、最後はワイドフルショットによって倒された。
この戦いによってウルトラマンも毒を受けて弱る、即ち有機生命体であることが判ると同時に、ヴァイスが自らの身命を削りながら地球のために戦っていることを人類は気付くようになった。



宇宙大怪獣ベムスター
出現時期・西暦2000年2月。「オルタワールド」における蟹星雲の爆発――つまりM78ワールドと同じ理由で誕生した怪獣。
地球にある窒素やヘリウムを求めて物資豊かなアメリカのニューヨークに降下した。
出動したアメリカ陸軍の攻撃も腹部の吸引器官で吸収し、さらには戦術機を捕食するという暴挙にまで出た。
最期はヴァイスのスピリットセイバーとカオスツインソードの斬撃により倒されたが、このベムスターの出現によって人類は地球全土が危険地帯になりつつあることを自覚し始める。



奇獣ガンQ
出現時期・西暦2000年3月と西暦2000年11月。呪術師・魔頭鬼十郎幻州の魂が「オルタワールド」にて復活を果たしたことで現れた、不気味な怪獣。
最初は[コードNo.00]と呼ばれる山肌に巨大な目玉が張り付いた姿で、やはり呪いの力で具現化した存在の為に熱反応も生体反応もなく、調査にあたった科学者たちも「不条理の塊」だとしてまともな分析結果が出ず終いとなった。
多目的自律誘導弾システムから放たれた多くのミサイルの内半分を打ち返すと、もう半分のミサイルを吸収して姿を消し、今度は吸収したミサイルや岩石を取り込んで手足を構成した[コードNo.01]の形態で仙台に出現して周囲にある物を吸い込んでいった。
現れたヴァイスのことも吸収光線で体内に取り込み、無数の目玉を用いての精神攻撃をかけるが、地獄のような光景を何度も見てきた武とヴァイスには殆ど効果は無く、ウルトラスパイラルキックで身体を突き破られて敗北した。
八か月後に再び姿を現すも、その姿は目玉が潰れて紫の体液が爛れた酷い有り様であり、帝国軍の攻撃を受けてすぐに退散した。
その頃、天然物の超能力者によってヴァイスと融合していることを見破られた武は、正体を世間に公表されるか否かの勝負を申し込まれ、ガンQを格闘技だけで倒すよう言いつけられていた。
幼少の頃から超能力が原因で人外扱いを受けていた青年の心に取り入った魔頭は彼からエネルギーを奪って完全体となる。少年は魔頭の凶悪さと、ガンQに立ち向かうヴァイスの勇姿を目の当りにして自分の過ちに気づき、超能力でヴァイスを援護しガンQからエネルギーを奪い返した。
これによって不完全な姿へと弱体化してしまったガンQはヴァイスにエクスプロードナックルによって粉々に吹き飛び、魔頭の魂も消滅した。



凶悪宇宙人ザラブ星人
出現時期・西暦2000年4月。かつて初代ウルトラマンに化けることで、ウルトラ一族と地球人の信頼を崩そうとした侵略者の同族。
今回は怪獣と宇宙人の対処における主導国の日本帝国の象徴とも言える煌武院悠陽を暗殺して状況に多大な悪影響を及ぼすことを目論んだ。
その為に、悠陽のお側人である月詠真耶に化けることで悠陽に接近したが、拉致監禁した筈の本物の真耶が自力で脱出してきたことで正体が露見してしまう。
斯衛軍の武士たちに帝都城から追われ追われて、遂には人目の付かない場所まで逃げるとヤケクソになって偽ヴァイスに変身した。
偽ヴァイスとなり帝都で破壊活動を行うも、本物と比べてビームランプが丸く、体に紫のラインがあるという差異があり、民間人の目さえ短時間しか誤魔化せなかった。
本物のヴァイスが現れると、スピリットセイバーやカオスラッガーで応戦するが、結局のところ敵うわけもなく、最後はカオススペシウム光線の直撃でザラブ星人としての本性を顕しながら倒された。



宇宙ハンター・クール星人
出現時期・西暦1998年。かつてM78ワールドの地球で人間を拉致した個体の同族。
彼もまた保護色で透明となったの円盤に乗って「オルタワールド」の地球に飛来し、クラウン星人からの依頼により仙台を攻撃する。
また、地球人を「昆虫」呼ばわりする性格は同族と変わらず、傲慢で自信家な言動が多く見られた。ただし、依頼者の情報は決して口外しないなど、それ相応のプロ意識を持っている。
だが、等身大で現れたヴァイスが円盤に侵入したことで人間たちを解放された挙句、自身もカオスラッガーによってバラバラに切り裂かれ、ヴァイスのエメリウムレーザーで破壊されるなど、同族と同じ形で倒された。
しかし、自身が倒された際、隠しておいた予備の宇宙船とクローンが融合覚醒し、ウェブフィルマーとなるよう細工していた。
「オルタワールド」の地球に飛来した上、地球人と交信まで行った最初の宇宙人で、これによって地球人は外宇宙の知的生命体の存在を確信することとなる。



巨大分身生体メカ・ウェブフィルマー
身長66メートル 体重:4万7千トン
クール星人が用意していた予備の宇宙船とクローンが覚醒と融合を行ったことで出現した巨大な蜘蛛型の怪獣。
その巨大な体躯とは裏腹に、口と腹から吐き出す荒縄のように太い糸で広大な巣を作り、縦横無尽な動きでヴァイスを翻弄する。
さらには溶解性の毒液や追尾性の光弾といった攻撃手段を備えている。
だが、ロートアームドとなったヴァイスの剛力と俊敏さに圧倒されて全ての足を折られてしまい、最後はウルトラスイングスローで上空に投げ飛ばされた直後にワイドフルショットでトドメを刺された。



再生怪獣サラマンドラ
出現時期・西暦1999年5月。1300℃の高熱火炎弾を吐き、長刀や突撃砲さえも弾く頑強な表皮、細胞片からでも再生可能な強靭な生命力を誇る宇宙怪獣。
一度はヴァイスによってカオススペシウム光線で倒されたが、喉にある再生器官から特殊な酵素を分泌することで復活を果たした。
ヴァイスは肉片の処分を地球人に委ねたが、一部の科学者たちが研究の為にサラマンドラの肉片の一つを貴重なサンプルとして採取し、ラボに安置したことが原因で再生を許してしまう。
再戦にあたり、ヴァイスは片方のカオスラッガーでサラマンドラの頭を上げさせ、もう片方のカオスラッガーで再生器官を切り裂き、酵素の分泌が不可能な状態にしてからカオスツインシュートで細胞の欠片さえ残さぬよう殲滅した。



幻覚宇宙人メトロン星人
出現時期・西暦1999年6月。地球に初めてハイブが着陸した西暦1973年4月19日、世界中の目がオリジナルハイヴに向けられている隙に宇宙船で地球に侵入してきた宇宙人。
26年もの間、人間の姿を装い日本で「山川」という男に化けて潜伏していた。その潜伏期間中には侵略行為と言える事は一切しておらず、黙々と地球の状況を観察してメトロン星の物にできるベストな方法を模索していた。
最初の頃は同族のように赤い結晶体を使って人間同士の信頼関係を崩そうとしたが、観察を続けていく内にBETAの侵攻速度に比例して激減する世界人口、腐った政治面や国家間でのいがみ合いを知り、何もせずとも地球は自滅していくことを悟る。
メトロン星人によると「自滅した地球人が消え去った後に一旦母星へと戻り、大軍団を率いてBETAを駆逐すれば、最小の手間暇と労力で地球が手に入る」とのこと。
また、武に対しても「侵略者を前にして一致団結せず、未だに同族間で反目し合っている人類を救って何の得になる?」と問いかけるなどしている。
さらに、この目論見を成立させるために小規模なワープ装置で武から一ベーターカプセルを盗み出すなど、思いのほか抜け目のないところがある。
ただし、この時はうっかり武と純夏の服ごとベーターカプセルを持ってきてしまい、二人は鍵も締まって薄暗闇となった倉庫の中に裸で取り残されるなど、シュールな展開を招いている(用があって倉庫を開けたまりもは、そんな二人の様子を見て勘違いし、危うく扉を閉めかけた)。
最期には正体を見せて巨大化したが、攻撃の類は一切することなく宇宙船に乗って母星へと帰って行った。なお、帰り際に”強大な敵が来る”という警告をヴァイスにしている。
ヴァイスはこの警告はゼットンのことを指すモノと考えたが、その一か月後に警告が意味する強大な敵がザギであることを身を以て知ることになる。
ちなみに、最初に住み着いていた土地が大阪だということから、似非関西弁で喋るようになったらしい。



変身怪人ゼットン星人
出現時期・西暦1999年7月。クラウン星人の尖兵として円盤に乗って地球に襲来。同族の時と同じくゼットンを用いてウルトラマンヴァイスを倒そうと考える。
かつての同族とは違い、このゼットン星人は自らも巨大化して日本刀型のエネルギーブレードを振り回し、ゼットンと連携を組んでヴァイスに悪戦苦闘を強いた。
しかし、そこへマルチバースを越えてやって来たゾフィーの登場によって形勢は瞬く間に逆転していき、ゾフィーにエネルギーブレードを奪われてM87光剣として使われ、身体を刺し貫かれて倒された。



宇宙恐竜ゼットン
出現時期・西暦1999年7月。ゼットン星人の操る怪獣として東京に襲来し、主人と共に破壊活動を行う。
一兆度の火球でヴァイスに傷を負わせ、瞬間移動でヴァイスを翻弄し、ゼットンシャッターで光線技を遮断するなど、初代に匹敵する強豪ぶりを見せた。
だが、ゾフィーの登場による主人の死によって混乱を起こしてしまい、そこへ放たれたヴァイスのカオススペシウム光線とゾフィーのM87光線の直撃を受けて爆発四散した。



雷撃怪獣EXエレキング
出現時期・西暦2001年2月。突如として津軽海峡の上空に出現したワームホールから降下した宇宙怪獣で、エレキングの進化体。
まるで海蛇のようなフォルムと長い胴体、表皮が透けている為に体内に形成された発電器官が見え隠れしている。
見た目に違わず水中戦闘を最も得意としており、回遊魚のように鮮やかな動きとスピードで泳ぐことができる。
また、身体を電気エネルギーに変換することができるため、自らを超高圧電流の塊として突撃できるうえ、敵に絡み付いて感電死させることも可能。
帝国軍の「海神」部隊と戦闘を開始し、たった一時間足らずで壊滅させるという脅威度を見せつけた。そのまま本州に上陸して暴れまわるが、同時期に「オルタスペース」で出現・覚醒したワイドラと激突する。
当初は得意の電撃でワイドラの神経を麻痺させて優勢に立ったが、ワイドラの決死の行動に信頼感を得た武がヴァイスに変身して現れたことで形勢が逆転。最期はワイドラのブレイズブレスとヴァイスのワイドフルショットによって爆発四散した。



超暴君怪獣EXタイラント
出現時期・西暦2001年11月11日。暴君怪獣タイラントの進化体で、頭にはジェロニモンの羽飾り、後ろ足としてゴモラのソレが加わったことでケンタウロスのような姿となっている。
また、身長はヴァイスをも上回る100メートル以上となっており、その巨体から放たれる一撃は非常に重いものとなっている。
ヴァイスによって殲滅された筈の佐渡島ハイヴから現れ、海を渡って市街地を目指して進行しようとするも、多くの人々を救うために駆け付けたヴァイスと正面衝突する。
火炎や冷気を吐き出してヴァイスを苦戦させ、挙句の果て鎖付の鉄球を宇宙空間に放つことで巨大な隕石を落とそうとした。
ヴァイスのカオスラッガーとカオスツインソードの連撃によって身体を何度も切り裂かれて倒されたが、夜間になると遺体を回収しようとした国連軍の前でデスボーンタイラントとなり甦った。



死霊怪獣デスボーンタイラント
出現時期・EXタイラント同様。倒されたEXタイラントが怨念を更に取り込んだことで変異し、骨だけの姿となって暴走した形態。抜け殻同然の身体を無数の怨念が操ることで活動している。
身長やシルエットは素体のタイラントに戻っているが、何度も倒そうが怨念を只管に吸収して蘇生してしまう、まさにゾンビのような存在。
その蘇生能力によってヴァイスをあと一歩のところまで追い込んだが、苛立った軍人たちが「幽霊」という単語を発したことでインスピレーションを得たヴァイスはプラズマアームドとなり、セイクリッドサンシャインで周囲一帯を光で照らし出した。
これによってデスボーンタイラントの周囲を漂っていた魂が消滅し、蘇生能力が無くなったと同時にギガスペシウム光線に呑まれて跡形もなく消滅した。



宇宙ロボット・キングジョーブラック
出現時期・西暦2000年1月。クラウン星人がペダン星から強奪した物を改造して「オルタワールド」へと送り込んだ物。
四機の宇宙戦闘機の状態で地球へ接近して日本に降下すると、変形と合体によって人型となり「コマンド・デリート」「ウルトラマンヴァイス・デリート」という日本語を繰り返しながら攻撃を開始する。
初めのうちは頑強な装甲とペダニウムランチャーの二つを頼りに破壊の限りを尽くし、ヴァイスの攻撃さえも弾いたが、ブラオアームドの力でその場に集まっていた戦術機たちから多数のS-11を失敬し、その集中爆撃の威力によって装甲に大きなヒビが入った。
ヴァイスにそのヒビを狙われ、スピリットセイバーを刺し込まれたことで機能中枢と動力部を破壊された。そして残された機体はヴァイスの超能力によって跡形もなく消滅した。



妖魔獣ガーゴイル
身長:57メートル 体重:3万トン
出現時期・西暦2000年6月。外宇宙から飛来した謎のエネルギー体に憑依された少年が変異した怪獣。
その姿はまさしく悪魔のそれであり、嘴のように尖った口、後頭部へと伸びる二本の角、両手と両足には鋭利極まる鉤爪が特徴。
意識そのものは少年そのものだが、元の姿に戻る交換条件として「打倒ウルトラマン」を出され、弟と妹の為に受諾してしまう。
初めは契約通りに横浜基地の近辺に出現し、ヴァイスとの戦闘に入ったが、素体が戦い慣れしていない所為であっさりと勝負が決まってしまう。
戦いの最中、人間としての言動を発したためヴァイスに質問され、それに正直に返答した直後に、家族との再会を強く渇望したことがヴァイス=武の判断を鈍らせ、ガーゴイルを取り逃がすことになる。
戦線を離脱して樹海に隠れ潜んだガーゴイル=少年は徹底して戦いを拒絶したが、ガーゴイルによって意識を封印されてしまい、凶悪な怪獣として今一度横浜基地に姿を現した。
ヴァイスと武はガーゴイルに憑りつかれた少年を何としてでも助け出すために、ノーガードのままで攻撃を全て受け止め、そしてウルトラバニッシュメントでガーゴイルと少年の分離に成功した。
エネルギー体はエメリウムレーザーによって消滅し、少年もバイオトランスビームで元の姿となり無事に家族と再会することが出来た。



グランテラ
出現時期・西暦2000年7月。ザギの放ったスペースビーストの因子が甲殻類と結びつくことで発生したクラスティシアンタイプビースト。
地底からその姿を地上へと現すと、現場に居合わせた人間たちを襲い捕食していた(捕食の形跡はあったが、どのような方法で捕食したかは不明)。
尻尾や腹部の気門から追尾性のビームを発射して弾幕を張ったが、ヴァイスはカースドギアとスピリットシールドの防御力を頼りに特攻していき、ウルトラスパイラルキックで甲殻に傷をつけられた。
そして、その傷へとカオススペシウム光線を浴びせられて爆散した。



悪霊鬼獣フィーンド
身長:60メートル 体重:不明(霊的存在の為)
出現時期・西暦2000年8月。第二次世界時代に死亡した兵士の霊魂が、マイナスエネルギーの影響によって悪霊として実体化した怪獣。
まるで白骨化した肉食恐竜が二足歩行になったかのような姿をしており、頭からは禍々しい二本角と全身には刺々しい刃が生え、般若のように恐ろしい形相をしている。
かつてアメリカ軍に拷問により殺された日本人・遠山の霊魂が基となっている為、アメリカ軍に対して強い怨念を抱いており、その為にワシントンに出現して鬼火攻撃で破壊活動を行った。
口からは怨念のエネルギーを超高熱の火炎エネルギーに変換して吐き出す鬼火、他人に恐ろしいヴィジョンを見せる幻覚攻撃、元が幽霊である為に姿を透明にすることもできる。
怒りに我を忘れて軍人のみならず、民間人にも攻撃を加えだしたフィーンドを止める為、彼の生前時代の親友だった老人・高木がフィーンドの前に立ち、説得したことで一時は心を鎮めた。
だが、その高木を避難中だった米国人が邪魔という理由で蹴り飛ばしたことで怒りが再燃し、再びヴァイスに猛攻を加えだす。
ヴァイスはこの一連の流れで大よその事情を把握し、ブラオアームドのスピリチュアルレクイエムを浴びせられることで魂は浄化され、元の人間の心を取り戻し、親友との高木恩人のヴァイスに感謝を告げて成仏した。



宇宙量子怪獣ディガルーグ
出現時期・西暦2000年9月。外宇宙から地球に飛来し、日本へと降り立った。
当初は帝国軍が攻撃を試みるが現れた三体のディガルーグに対し、センサーに移っている者が本物で残りは虚像、という先入観の所為で全ての攻撃が空回りする。
ヴァイスもディガルーグの特異性に手を焼かされて一度は取り逃がしてしまうも、この様子を観察した香月によって三体のディガルーグが1/3ずつ実体のある確率論的な存在であることを見破られる。
純夏を通してそのことを知った武=ヴァイスは今度こそディガルーグを倒すべく変身し、三つの八つ裂き光輪を放って三体のディガルーグを同時に攻撃することで、三体分のディガルーグは一体分へと波動関数が集約した。
当然これによって存在の濃度と攻撃力が三倍となり、強烈な光弾でヴァイスを苦しめたが、A-01部隊の支援砲撃によってディガルーグの注意が反れた隙にカオスツインシュートで見事に撃破された。



混沌宇宙生命体カオスワロガ
出現時期・西暦2000年10月。カオスキリエロイドと手を組み、地球を手にしようとする侵略宇宙人が、カオスヘッダーと融合した姿。
従来のワロガに比べて体中に血管のような物が浮かび、両腕も槍のように尖っており接近戦での攻撃力が増している。
主に夜間に活動しており、冒頭でカオスキリエロイドと共に帝国軍の基地を僅か一晩で壊滅させている。
両腕から光線や光弾を発射することによる遠距離戦が得意で、自らを発光する球体に姿を変えたりテレポートによる変幻自在な動きで敵を翻弄する。
ウルトラマンであるヴァイスを排除して、その座に自分たちが座ることで地球の守護者(と言う名の支配者)になるべく行動している。
尤も、キリエルに比べて方法は直接的かつ暴力的で力技でヴァイスと地球人を捻じ伏せようとした。
しかし、戦術機で対抗した衛士が「貴様らなど、ウルトラマンには敵わない」という言葉を口にしたため、帝都の一角でビルを破壊して武を誘き寄せ、カオスキリエロイドと共に二対一の夜戦に入った。
カオスキリエロイドが接近戦、自分は遠距離戦に徹することで圧倒的な優位を築き、アームドチェンジの隙さえ与えなかったが、半ばヴァイスへの攻撃に夢中になって人間たちの存在を度外視したことが災いしてA-01部隊による攻撃を受けてしまう。
A-01部隊の面々に激励され、市街地の人々の声援を受けたヴァイスはロートアームドとブラオアームドに分裂変身し、ブラオアームドの超能力で攻撃の全てを無効化され、クラフテュームシュートにより槍状の両腕を破壊され、最後はカオスツインシュートで倒された。



混沌炎魔戦士カオスキリエロイド
出現時期・西暦2000年10月。精神生命体キリエル人が巨大な戦闘形態となった存在が、カオスヘッダーと融合した姿。
従来のキリエロイドに比べて身体が青くなり、両足には鋭利なブレードが付加されたことで足技が強化されている。
主に夜間に活動しており、冒頭でカオスワロガと共に帝国軍の基地を僅か一晩で壊滅させている。
青い高熱の炎を自在に操り、ありとあらゆる物を燃やし尽くすことができる。さらには格闘センスにも優れており、蹴り技を主体にした肉弾戦を得意とする。
ウルトラマンであるヴァイスを駆逐し、その代わりに自分たちが地球の守護者(という名の支配者)になるべく行動を開始する。
尚、力技のワロガに比べて遣り方は実に狡猾で地球の権力者たちを次々に日本の脅迫していく手段をとった。
だが、悉く脅迫に対して抵抗の意思を見せる者達に”見せしめ”として帝都の一角で大火事を起こし、武を誘き出してカオスキリエロイドの本性を見せ、カオスワロガと共にヴァイスとの夜戦に入った。
カオスワロガが遠距離戦、自分は接近戦に徹することで圧倒的な優位を築き、アームドチェンジの隙さえ与えなかったが、半ばヴァイスに攻撃することに夢中になって人間たちの存在を度外視したことが災いしてA-01部隊の攻撃を受けてしまう。
A-01部隊の面々に激励され、市街地の人々の声援を受けたヴァイスはロートアームドとブラオアームドに分裂変身し、ロートアームドの速力と剛力によって一方的に攻撃されていき、ワイドフルショットで両足のブレードを破壊され、最後はクレセントムーンスラッシュで切り裂かれた。



宇宙怪獣ベムラー
ウルトラマンヴァイスが横浜ハイヴを殲滅してから翌日に現れた「最初の怪獣」。
M78ワールドの同種族と同じように青い球体の状態で地球へと降下し、横浜へと漂着した。
出撃した帝国軍はベムラーを新種のBETAを認識して攻撃を仕掛けるが、ベムラーの反撃によって逆に窮地に追いやられてしまう。
そんな時に戦う決意を再び固めた武がヴァイスに変身し、ベムラーと戦いカオススペシウム光線で葬った。
この戦いでヴァイスが帝国軍の陽炎を助けたことにより、”黒い巨人は地球人の味方では?”という説が流れるようになった。
だが同時に、これを境に数々の怪獣たちが「オルタワールド」へと出現するようにもなり、まさにウルトラマンヴァイスの戦いの開幕を告げた怪獣である。



反物質怪獣アンチマター
出現時期・西暦2001年4月。木星軌道上に出現したワームホールより送り込まれた反物質生命体。
ガイアの世界と同じく、自身の周囲を特殊なフィールドで覆うことで物質との接触を避けている。
反物質の持つ危険かつ苛烈な性質によって刻々と近づきつつあるアンチマターに対して地球軍は碌な対抗策も練れず、遂に仙台へと降下する。
降下後、フィールドを着実に広げて反物質空間を作っていくアンチマターに、ヴァイスは己の意思を宿したブラオアームドと武の意思を宿したロートアームドへと分裂変身することを思いつき、実行する。
ブラオアームドの超能力でロートアームドのバリ音数を反転させて反物質にし、反物質空間へと送り込むことでアンチマターと戦った。
結果として、カオスラッガーで身体の一部を切り取られたアンチマターは戦意を喪失し、二人のヴァイスの手で反物質の次元へと送り返された。



リザリアス
出現時期・西暦2001年5月。ザギの放ったスペースビーストの因子が爬虫類と結びつくことで発生したレプタイルタイプビースト。
二足歩行する獣脚類のような姿をしており、性格は実に凶暴。破壊光線を吐き出す為の発生器官が喉にあり、そこが弱点とも言える。
渓谷にて暴れまわっていたところを軍がキャッチし、それを知った武がヴァイスへと変身したことで戦闘になる。
一対一の勝負の末、喉をカオスラッガーで切り裂かれ、スピリットソードとカオスツインソードで切り捨てられる形でトドメを刺された。
その後、残された亡骸の一部は鳴海によって回収され、リザリアスグローラーとして復活することになる。



リザリアスグローラー
出現時期・西暦2001年5月。
倒されたリザリアスの肉片を基に闇の力で復活したリザリアスの強化体。
目玉は六つとなり、頭部にはトサカ、両肩には大きな角が生えている。胸には熱戦を放つ第二の口が存在している。
ダークフィールドG内部にてヴァイスとシブドーを血祭にあげようとするも、この時すでに明智によって開発されたシステムにより、A-01部隊の機体がダークフィールドGへの突入が可能になっていた。
駆け付けた予想外の援軍により、形勢は逆転していくかと思われたが、リザリアスグローラーは伊隅と水月の機体を捕えて人質に使うという狡猾な手段に訴えかけて戦況を盛り返した。
しかし、その策略も自らのダメージを顧みずに突撃したヴァイスとヴァルキリーズの一躍により、人質にまんまと逃げられてしまう結果となってしまう。
それによって身を守る術を失い、最後はサムライブレードで身体を切り裂かれた挙句、ライトニングブレイクとカオスツインシュートで細胞の欠片さえ残すことなく消滅した。



イズマエル
出現時期・西暦2001年6月。ファンディッシュタイプビースト。
スペースビーストの始祖であるザ・ワンに最も近い進化を遂げた最強のビースト。
ザギの力の源となる負の感情を収集すべく、突如として東京の新宿に出現して街を破壊することで都民を恐怖のどん底に陥れた。
ヴァイスが現れるまでの間、出撃したA-01部隊の一個中隊を破壊光線で難なく撃墜し、これまでの怪獣とは比べ物にならない戦闘能力を見せつけた。
ヴァイスとの戦闘に入ると、真っ当に闘うことなど殆どせず、合間を縫うようにして市街に可燃性の花粉を撒き散らし火炎放射で引火することで大火事を起こし市民を次々と焼殺し恐怖を煽る、電撃で市民を狙いヴァイスに庇わせるという陰険で下劣で残酷な行動に出ている。
しかし、その卑怯極まりないやり口によってヴァイスと武の赫怒を買い、プラズマアームドになったヴァイスのありとあらゆる武器と超能力による情け容赦のない猛攻の嵐を受け、最期は重傷を負い碌に動けなくなったところをゴールデンプラズマショットで細胞の欠片も残さずに完全消滅した。
だが、この戦いによってザギはかなりのマイナスエネルギーを吸収することに成功し、与えられた役割だけは全うした。




断罪宇宙人ドラッヘ
身長:60メートル 体重:5万トン
回想時期・西暦2001年7月。かつてヴァイスが滞在していた惑星テーゼに処罰を下そうとした宇宙の裁判官。
判決には常に絶対で無慈悲だが非道ではなく、テーゼにヴァイスがいることを知り、速やかな退去を勧告したうえで攻撃を開始している。
しかし、その際の攻撃でラインが重傷を負ってしまい、彼女を救うために決起したヴァイスと戦うことになる。
当初はテーゼ人に合わせて人間の姿であったが、ヴァイスとの戦いでは正体であるドラゴンめいた姿を見せ、高熱火炎を吐き、体組織から剣を造るなどの能力で戦う。
戦いに敗れて死ぬ直前「貴様の判決が、今、下った」と言い残して爆散した。この事件により、ヴァイスは宇宙の掟に反したこととなり、馬の首暗黒星雲にて長い眠りにつくことになった。



悪質宇宙人レギュラン星人
出現時期・西暦2001年9月21日。「ネオフロンティアスペース」のネメシス星雲第四惑星レギュラン星からやってきた宇宙人。
何者か(クラウン星人)の尖兵としてスペースバルケッタで地球に飛来し、移植されたレイブラッド星人のDNAと与えられたバトルナイザーを用いてフレムラーとブリザラーを操る。
手持ち怪獣を全て倒されたことに業を煮やし、ユーコン基地が大規模テロに晒されている場面で現れ、テロリストたちを血祭にあげることでヴァイスを誘き寄せた。
狙い通り等身大でユーコン基地に駆け付けたヴァイスとの戦闘となり、状況が不利になると卑怯な手段で反撃し、その隙に巨大化した。しかし最期にはカオスツインシュートによって大気圏外へと吹っ飛ばされ、衛星軌道上に停めてあったスペースバルケッタ共々宇宙の藻屑となって消えた。
ヴァイスはレギュラン星人を倒したのち、国連軍の者たちに「エースの願い」と共に、こう言い残している。
「そして、どうか心に刻んでくれ。君たち地球人はみな、同じ星で生まれ育った同胞であることを……!――それが私の、まことの願いだ」



火炎怪獣フレムラー
出現時期・西暦2001年8月13日。かつて、とある宇宙の地球にて造られた怪獣型コンピュータウイルスがクラウン星人によって復元され、レギュラン星人の手持ち怪獣として現実世界のミリオヴァ地区に実体化した。
不知火・弐型が試製99型電磁投射砲で3000体ものBETAを葬り去った直後に送り込まれ、口から3000℃の火炎を吐いて周囲を焼き尽くしていった。
初めのうちは兄であるブリザラーとの連携でヴァイスを苦戦させたが、日本から駆け付けたワイドラの助けによって火炎放射がブリザラーに当たり、兄弟喧嘩さながらの仲間割れを起こしてしまう。
そしてユウヤの搭乗した不知火・弐型が装備した99型砲の攻撃によって倒された(この間際にレギュラン星人がフレムラーのDNAを回収し、メカフレムラーに改造した)。



冷凍怪獣ブリザラー
出現時期・西暦2001年8月13日。かつて、とある宇宙の地球にて造られた怪獣型コンピュータウイルスがクラウン星人によって復元され、レギュラン星人の手持ち怪獣として現実世界のミリオヴァ地区に実体化した。
フレムラーと同じタイミングで送り込まれると絶対零度の冷気を放射して周囲を瞬く間に氷結させていった。
初めのうちは弟であるフレムラーとの連携でヴァイスを梃子摺らせたが、日本から駆け付けたワイドラの助けによって冷凍ガスがブリザラーに当たってしまい、兄弟喧嘩さながらの仲間割れを起こしてしまう。
そしてヴァイスのカオススペシウム光線の直撃によって跡形もなく倒された。



火炎怪獣メカフレムラー
出現時期・西暦2001年9月。ヴァイスに倒されたフレムラーのDNAを回収したレギュラン星人が、そのデータを基に造り出した新たな手持ち怪獣。
今回は現実世界に実体化せず、ブルー・フラッグのアルゴス対バオフェン戦が実施されていたユーコン基地のコンピューターワールドに送り込まれ、システムやプログラムを次々と破壊して基地の機能を麻痺させていった。
あくまでプログラムでしかないためコンピューターワールドでしか活動できないが、通常のワクチンプログラムを一切受け付けない為、ユーコン基地の人間はなす術もなく基地の機能を陥落寸前に追い込まれた。
だがそこへヴァイスがデジタルコンバートによって自らをデータ化させ、ネットワークを通じてユーコン基地のコンピューターワールドに進入。メカフレムラーとの戦闘を開始する。
一千万度の超高熱火炎を吐いてヴァイスを大いに苦しめ、序盤では優勢を築いた。しかし、弐型の援護によって僅かな時間を得たロートアームドの張ったアブソーブバリアーによって全ての火炎エネルギーを吸収されてガス欠を起こし、その隙にワイドフルショットを撃ち込まれて消去された。
なお、破壊されたシステムやプログラムは、ブラオアームドのリペアウェーブの効力で元通りに修復された。



高次元捕食獣レッサーボガール
出現時期・西暦2001年8月19日。怪獣の天敵たるボガール族の下級存在。レギュラン星人の手持ち怪獣としてソレン軍U-04前線補給基地に姿を現した。
出現した当初は人間に一切興味を示さず、代わりに何十体もの小型種BETAを襲って捕食することで質量を急速に増大させて巨大化した。
挙句の果てには不知火・弐型さえも舌で捕えて喰らおうとしたが、危機一髪のところでヴァイスが舌を断ち切ったことでユウヤと唯依は事なきを得た。
戦況が不利になると異次元へと身を隠そうとするも、それよりも早くヴァイスのカオススペシウム光線の直撃を受けて爆発四散した。



三面怪人パワードダダ
過去にとある宇宙でウルトラマンパワードに倒されたパワードダダの本体が「オルタワールド」に出現したコンピューター生命体。
目的は依然として変わらず肉体を得ることであり、人間を電子に変えて電脳空間に引きずり込み、炭素ユニットを奪い取っていた。
西暦2001年1月に横浜基地でダダ・フィールドを展開して基地を占拠すると、配下として人間二人をダダに変異させてしまう。
これによって多くの人間が囚われの身となってしまうが、純夏と香月と霞の機転によって基地内全ての電源を切られたことで一時的にダダ・フィールドの解除を許してしまい、、ヴァイスの登場と攻撃で炭素ユニットを破壊される。
だが、炭素ユニットが破壊されたと同時に本来のデジタルデータとなって基地のコンピューターシステムの中枢に逃げ込むと、デジタルコンバートで追ってきたヴァイスと電脳空間で対決する。
手からエネルギー弾の発射、サイコキネシスでの攻撃、身体的密度の変化などでヴァイスを翻弄するも、指令室から直接送り込まれた大量極まる不要なデータによって身動きを封じられ、その隙にクラフテュームシュートで倒された。
これによりパワードダダは炭素ユニットは勿論、本体のデータさえも完全に消滅したこととなった。



円盤生物シルバーブルーメ
出現時期・西暦2000年5月26日。オルタネイティブVの要である巨大宇宙船の一機を破壊し、そのまま地球へと侵入した。
鳥取県へと飛来したシルバーブルーメは斯衛軍と衝突し、周囲にも甚大な被害を出した。
この際シルバーブルーメとの戦闘には篁唯依や崇宰恭子も参加しており、一時は触手に捕えられて食われる寸前だったが、ヴァイスによってそれは阻止される。
豪雨を降り頻る中でヴァイスのウルトラシャドーブレードで粗方の触手を切り落とされ、クラフテュームシュートによってトドメを刺された。



宇宙有翼怪獣アリゲラ
出現時期・西暦2001年11月28日。球瀬壬姫の父にして国連事務次官・球瀬玄丞斎が横浜基地を訪問した際、太陽系の外周から飛来した。
UL世界におけるHSSTの如く、大気圏から横浜基地目がけて突入しようとしたところを、たまが発射した超水平砲の命中で横浜湾の沖に落下し、海底に沈んでいった。
国連軍は純夏が割り出した位置に海神を以てして爆雷と魚雷をピンポイントで放ち、海面で銀河がウルトラマンのフローノイズを流すことで海底のアリゲラを空中に燻りだした。
そして、ヴァルキリーズによる殲滅が開始されたが、翼や超音波で応戦し追尾光弾によって一同を全滅させようとしたが、寸でのところでヴァイスが現れる。
最後はエメリウムレーザーでパルス孔を潰され、カオスツインソードで一刀両断にされた。



超合成兵獣ファイヤーバグ
身長:59メートル 体重:4万6千トン
出現時期・西暦2001年12月5日。沙霧尚哉大尉が搭乗する不知火に、スフィア群が融合したことにより機体が巨大化して誕生した合成獣。
名前の通り、火炎を連想させる色合いと蟲を彷彿とさせるフォルムへと悍ましく変異しており、攻撃手段の多くにも超高熱が付随している。
当初は不知火の機体を沙霧の意識ごと支配していたが、本物の悠陽による心からの激励によって沙霧の意識が覚醒し、ファイヤーバグの動きを一時的に止めることに成功した。
沙霧自身は己が犯した外道な行いと、侵略者の手先と成り果てて多くの同胞を危機に晒したことに途方も無く強い自責の念を感じていた。
そして衛士として死ぬため、人間として死ぬため、沙霧直哉として死ぬため、ヴァイスに介錯を頼み込んだ。
不知火がスフィアに憑りつかれる前に、沙霧と一度だけ共闘していたヴァイスは沙霧の高潔な魂を救うべく、カオスダイナマイトによる大爆発でファイヤーバグ諸共送り出した。
沙霧は爆破の直前にヴァイスの手を掴み「貴殿との出会いに、感謝する」と言い遺し、ヴァイスも「君は私の、大切な戦友であった」と述べて彼の冥福を祈った。



重金属要塞メタルグラヴィス
身長:66メートル 体重:不明
出現時期・西暦2001年10月22日。ヘビル星人の実験が失敗したことにより、エネルギーが流出して要塞級の一体の身体が重金属化して誕生した怪獣。
尾の針らしき部分を水銀のウォーターカッターとして発射し、その水圧によって岩山を容易に切り崩してしまう程の強豪怪獣。
更には身体の頑強さはモース硬度15以上となり、触腕部位に至っては20にまで上昇しているため、最早通常の戦術機の装備では太刀打ちのしようがない。
ただし、このような突然変異によって体内に光線属種の搭載が不可能となっており、戦闘後にまで気を張り続ける必要性はなくなっている。
本来は本能だけで動く要塞級だが、この形態になることである程度の知恵を身に着けているらしく、水銀をヴァイスに向けて発射することでメタルコーティングして身動きを封殺する戦法をとった。
これによって圧倒的優位に立ったが、プラズマエネルギーを届けに降臨したウルトラの父によって形勢は逆転し、プラズマアームドの力を得たヴァイスのギガスペシウム光線と、ウルトラの父のファザーショットの合体光線によって見事打ち倒された。



究極知的超獣Uキラーザウルス・ブレイン
全長:1500メートル 体重:不明
出現時期・西暦2001年1月1日。月・火星・木星・タイタン・土星・天王星・海王星・冥王星の重頭脳級BETAをヤプールが融合・超獣化させたことで、巨大な癒着固定型の姿から八岐大蛇の如き姿となった形態。
知能面はおろか、能力面も向上したらしく、戦術機に乗った全ての人間たちに対して直にテレパシーで語りかけた。ただし、機械的なまでに無感情な部分は変わっていない。
その巨大すぎる体躯に加え、八つの長大な頭という手数とリーチを備え、口と目からは強大極まる光弾と光線を放つ。さらには体中から何百本もの触手を出して物理的攻撃も可能である。
この超獣との戦いで「凄乃皇・超型」が導入され、ヴァイスが搭乗することで発動したマニューバモードとの凄絶な激闘を展開し、凄乃皇・超型のラザフォード場を突破して機体に損傷を与えるという健闘ぶりを見せた。
しかしながら、接近戦に持ち込んだことで「凄乃皇・超型」が優勢となり、最後は「次元爆烈ディヴァイニングストライク」を受けて時空間の彼方へと吹き飛ばされた。



異次元人ヤプール
出現時期・西暦2001年12月17日。ウルトラ兄弟と何度となく激戦を繰り広げた暗黒の悪魔。ヴァイスを孤立無援の戦場に立たせるため、ルナチクスを敢て市街地で暴れさせることで誘き寄せ、ヴァイスを武と分離させて並行世界に飛ばした。
ヴァイスが並行世界に飛ばされると、ウルトラマンのいなくなった地球を超獣を用いて我が物顔で蹂躙していく。しかし、奮起した地球人たちの必死の抵抗やシブドー・ワイズバルタン・ワイドラの活躍によって水際で阻止された。
それに業を煮やして自らが巨大な実体となって現れると、並行世界から戻ってきたヴァイスとの戦いとなり、EXTRA世界と同じく人々の声援を受けたヴァイスの奮闘と彼が放ったゴールデンプラズマショットにより「影と闇がある限り、我らの怨念は未来永劫なり!」という恨み言を残して消滅していった。
だが、ヤプール自身が倒れてもなお、彼が残していった超獣によって、ヴァイスや人類は相当な苦境に立たされることとなる(ヘビル星人の実験を邪魔してメタルグラヴィスを誕生させたのもヤプールの画策)。
後になって、ヤプールの復活にクラウン星人が関わったことが示唆される。



超人ロボット・ヴァイスロボット
出現時期・西暦2001年12月15日。かつてヤプールがエースキラーの性能テスト用に建造したエースロボットを基に、対ヴァイス兵器として造り上げたロボット兵器。
身体の節々にメカニカルな部分があるのはエースロボットと同様だが、ギクシャクした動きをしていた動きは実に滑らかな物となり、本物と同等の威力を持ったロボットスペシウム光線を発射する。
飛行能力やテレポートといった特殊機能もあり、柊町で破壊行為に及ぶことで本物を誘き寄せ、姿を消すことでヴァイスが侵略者であるかのように見せかけるなど、高度な人工知能も搭載されている。
しかし、次に柊町を破壊すべく姿を現した直後に、御影が本物のヴァイスに変身したことでテレポートする間もなく追い込まれ、最後はウルトラメテオキックとウルトラフィストブレイクの連撃によって粉砕した。



異次元超人ブラザーキラー
出現時期・西暦2001年12月16日。AF世界でヴァイスを足止めさせる為に送り込まれたサイボーグ超人。異次元のゲートから市街地に出現して破壊活動を行い、平和な世界で生きてきた人々を恐怖のどん底に陥れた。
名前の通り、ウルトラ6兄弟の戦闘能力がコピーされているため、多種多様な攻撃を繰り出してくる。その為、身体の各所に歴代のウルトラマン達の特徴を連想させる装飾が振り分けられている。
ヴァイスとの戦闘に入ると数々のコピー攻撃によってヴァイスをピンチに追いやったが、ヴァイスが懸命に闘う姿を見た人々がウルトラマンに声援を送ったことでヴァイスは最後の力を振り絞り、最期はコスモミラクル光線と最大出力のギガスペシウム光線の激突の末、ヴァイスの力に押されたことによって倒された。
このヴァイスキラーを倒したことで並行世界のゲートが開き、ウルトラマンヴァイスはAF世界から脱出し、ALTERNATIVE世界へと帰還することができた。
また、自律意志が存在している為、片言ながらもヴァイスと対話を行ったりもした。ただし、悪知恵が働く面は造り主と同じで、ヴァイスが必ず守勢に出ると踏んで白陵柊学園の校舎に向けて無数の手裏剣光弾を放ったりもした。



超因果宇宙僣王クラウン星人
身長:55メートル〜1392000q 体重:4万トン〜測定不能
出現時期・西暦2002年1月7日。BETAを宇宙中に振り撒いた「創造主」の同族にして、三年間もの間、地球に怪獣や宇宙人を引き寄せていた元凶。
今までの三年間に加え、2001年12月での続けざまといえる怪獣たちの敗退、挙句の果てにUキラーザウルス・ブレインの撃破によって、遂に自らがヴァイスとの決戦に挑むべく横浜に飛来した。
その姿はまさに珪素生命体と認識するに相応しく、鉱石じみた純白のフルプレートアーマーで身を固め尽くしており、常に威圧感を伴った雰囲気を醸し出している。
その正体は現代から2万年後の未来からのタイムトラベラーであり、自らを歴史の修正者と呼称している。口調は敬語で一人称は「私」。
ラスボスとも言える存在だけに戦闘能力は異常なまでに高く、挑みかかったヴァイス達とさえ会話を交わすなどの余裕ぶりを見せている程。
だが、戦いの最中で攻撃を受けたことにより、兜と籠手が砕けてしまい、カオスギアを纏う前のヴァイスと同じ素顔と、右腕のスピリットブレスが顕となる。この二つを観られたことにより隠しても無駄と判じたのか、未来での悲劇的な結末を告白する。
2万年後の「史実のオルタワールド」での地球はBETAを太陽系から完全に駆逐して外宇宙に乗り出し豊か極まる繁栄を得ていたものの、その過程で幾多もの星の資源を狩り尽くし、さらにはクラウン星人の故郷をBETAを生み出した元凶として荒らしたことが切っ掛けで大規模な星間戦争が勃発し、地球が属する銀河が消滅したという。
これを受けて他の星々が連鎖反応をするかのように荒廃していき、そんな世界を救うために思いついたことこそが「史実のオルタワールド」で英雄と呼ばれる活躍をしたとされるウルトラマンヴァイスの容姿と能力と精神を基に自らを改造するというものだった(このことから察するに「史実のオルタワールド」のヴァイスはカオスギアを纏っていなかった模様)。
そしてヴァイスになることで手に入れた力で荒廃した星々を救っていったが、まさに星の数ほどあるそれら全てに救いの手を伸ばしきることはできず、如何な手段を練っても何度となく悲劇と死を見せつけられたことで希望を失い、過去を変える=地球人類を滅ぼすことでしか世界を救うことは出来ないと結論づけてしまう。
後に時空を超える能力を獲得したことで、M78ワールドの歴史を改変しヴァイスがオルタワールドに来ないように怪獣墓場の怨念を活性化してヴァイスを倒そうとしたが、それが切っ掛けでヴァイスはカオスギアを手に入れ、結果的に史実よりも強くなってオルタワールド現れることになる。
フィジカル面はヴァイスと同様である上にメンタル面でもヴァイスのそれを知り尽くしている為、プラズマアームドとなったヴァイスさえも手玉に取られるほどのバトルセンスを見せつけ、特殊な光線を浴びせることでヴァイスをクリスタル化させてしまう。そして、戦いの光景を地球中に中継することで人間たちの希望を打ち砕こうとした。
しかし、そこへ次元を超えて現れたノアとティガによってトドメを阻まれてしまい、さらに純夏がヴァイスと融合したことでカラータイマーが元に戻り、さらには世界中の人間たちの希望の光が集束したことでヴァイスが進化したウルトラマンジェネシスが現れると形勢は逆転し、クロスオーバードライブによって宇宙空間へと吹き飛ばされてしまう。
だが、希望を頑なに否定する絶望の心によって負のエネルギーが無限に増大していったことで超巨大化を果たし、太陽と同等のサイズにまでスケールアップした「無限体」となり、地球を木端微塵に粉砕しようとするも、更なる奇蹟によって誕生したウルトラマンゴッドとの最終決戦に突入する。
ゴッドと互角の近接戦を繰り広げ、必殺光線のぶつけ合いにより無限体とゴッドを相打ちに追い込み、それは単にゴッドの融合を解除してジェネシス、ノア、ティガと対峙すると、今度は全エネルギーを解放し凄まじいオーラを纏って応戦するが、最後はノアとティガから光を授かったヴァイスのスペシウム光線を受けて敗北。この時、身に纏っていた鎧も全て砕け散った。
戦いの後、ヴァイスに自らの孤独と絶望を語り今までの行いは無謀だったのかと問うと、ヴァイスに「お前の警告はこの宇宙の地球人の心に深く刻まれた。それを彼らが忘れない限り、未来は必ず救われる。だからクラウン、お前もこの宇宙の救世主の一人だ―――我が兄弟よ」と論され、地球人たちの創る未来を信頼した。
そして、意思を持たない邪悪な思念の集合体として復活し暴走を始めた無限体を消滅させるべく、自身に宿るヴァイスと同じ光と闇の力を暗黒中枢にぶつけ、その生涯に幕を下ろした。
武美の時代では柊町の丘にクラウン星人の英霊を祀る祠が建てられ御参りをする人たちの存在が描写されていることから、一部の地球人(武や純夏を筆頭に)からは決して悪性の侵略者でなく、ただ只管に未来を救おうとしていた純粋な人物だという理解がなされている模様。
因みに「クラウン星人」という名前は、かつての自分を塗り替えた証として名乗っている自称であり、故郷の星に関係する訳ではない。



極悪宇宙人テンペラー星人
出現時期・西暦2020年10月22日。18年ぶりに地球に現れた侵略宇宙人。突如として横浜に襲来し、破壊活動を行った。
出撃した国連軍の戦術機部隊によって一時は足止めされたが、配下として連れてきたファイヤーゴルザとバグバズングローラーによって形勢は逆転する。
そんな中、武美が光の力に覚醒したことで姿を現したウィズを見て狼狽するなど、障害物が存在しない星だけを狙う卑怯な性格であることを窺わせる。
結果としてウィズの想像を越えた才覚と能力により、ファイヤーゴルザはデラシウム・シュトローム、バグバズングローラーはアローレイ光弾によって倒されてしまい、自身もシュトロームソードとクロシオン光線の連撃を受けて敗北した。



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