俺の人生は、常に誰かの死と隣りあわせだった。

何歳かは、憶えていないが小さなときに俺は、両親を事故で失った。

8歳の頃だろうか?俺は、師と出会い殺しの全てを授かり常に人が常に殺される死線を見せられ続けた。

12歳・・・俺は、始めて人を斬った時。真っ赤な血が飛び散り俺の両腕を染めた。恐かった・・・とても恐くて泣きそうになった。

13歳になってお嬢さまに出逢ってから変われると思った。だが、ご当主様が死んでしまった。

16歳になり俺は、お嬢さまを守るために力をつけた。その為に俺は、忌み嫌った全てを彼女のために働いた。殺しの仕事、エステライダーの仕事までもやっ た。

そして、この死の闇と共に歩いた俺は、あの船に何を運ぶのだろうか?

彼は、ある場所を歩いていた。それは、スラムと言う闇の敷地。その中には、罪と人間の欲望が詰まった災いの詰め箱。

そして、そこの小さな機械工場の中に彼は、足を踏み入れた。そこには、機械の身体のほとんどを機械化した腰が曲がり老人と言う表現の合う男性が椅子に腰掛 け座っていた。

「あん?おお、お前さんが来るとはな。ダークネス・・・なんだ?メンテか?それとも他の用事か?」

「いや、アレの修復は、完了したかと思ってな。」

「アレか?カッカッカッカ!!ワシを誰だと思ってる?火星にその人ありと言われたドクターミナミじゃぞ?」

「それじゃ修理は、すんでいるんだな?」

「ああ、お前がアレを持ってきたときは、度肝を抜いたが・・・アレは、ワシも思いいれがあるからな。かなり安上がりで済んだぞ?」

「ああ、それでも1000万は、いくだろ?」

「いいや、2000万だ。」

「なに?普通に中古の機体を買える値段だぞ?」

しかし、老人は、高笑いしながら笑みを作る。

「分かっておらんな。修理代だけなら500万で十分じゃよ。あとは、パワーアップ代じゃよ。」

「パワーアップだと?そんな事を頼んでいないぞ?」

「まだまだあまいの・・・プロトエステで火星に行ったとしても十分に活躍できんじゃろ?だから、お主の機体にあそこでの技術を取り入れさせてもらったわ い。」

男が数十枚にわたる紙を彼に手渡すと男は、その内容を読んでいると驚いた表情をした。

「これは!」

それに対して老人は、笑う。

「そう   の技術じゃ。」


機動戦艦ナデシコ〜MACHINERY/DARKNESS

第4話『始まりの白亜の艦』


とある昼下がりのサセボのラーメン店。そこには、ボサボサっとした髪に童顔な顔。だが、それでいて芯は、しっかりしている様に瞳は、真っ直ぐと先を見てい た。

「んで、行くのか?」

「はい、お世話になりました。」

「まぁ・・・お前がいたところでこの店は、変わらないんだけどな。」

「ひ、酷いっすよ!」

そう言いながら青年は、最後に礼をして自転車に乗っかった。彼の名は、テンカワカイトと言う・・・小さなころに両親を失い。孤児として彼は、生活してい た。だが、そんな彼が真っ直ぐとした瞳をしているのには理由があった。

確かに両親が死んだのは、確認された。だが、自分の兄である者の遺体も何も確認されなかった。

唯一の肉親である兄は、生きている。そんな、夢のような話を今も信じ続け彼は、前向きに生きているのであった。

「よっと!ふぅ、ナデシコか・・・。」

坂を登りきり彼は、サセボの港を眺めていた。しかし、何故彼がナデシコに乗れるのか?普通の人物を使うような事を普通ならしないだろう。だが、彼は、普通 ではない。

それは、彼の苗字でもある。『テンカワ』の苗字。それは、ネルガルが喉から手が出るほどの情報に関係を持つ彼に対して発見した時は、まさに宝くじの特賞に 当った気分であった。

しかも男での少ないナデシコ食堂にとっては、男でもあるカイトは、格好のスカウト素材だった。

彼は、そんな事を知らないが・・・。

「ふぅ、にしてもなんで俺なんかを戦艦に乗せようとしたんだろ?う〜ん、俺は、別に特別な能力は、ないんだけどな。それに、もしコレだとしてもトラクター くらいしか動かした事ないのに。」

彼は、自分の手の甲を覗き込むと手の甲が光を反射し紋章のような光を生み出した。

それは、ナノマシーンの輝き。それは、人々の繁栄と共に成長していきエステ操縦のためにIFSという技術や空気を清浄化する効果を持つものまでした繁栄の 象徴とも言えるものだった。

「まぁ、考えたってわかんないよな。よっと。」

自転車を再び走らせる。自転車を走らせるとその横から車が通り過ぎていった。それだけなら特別な事はないだろうが・・・その車のトランクからビックリ箱の ようにスーツケースが飛び出してきた。

ガランッ!ガランッ!!

「って、うわっ!!」

そのスーツケースは、まるで闘牛の牛みたいに猛烈なスピードを生み出しながら駆け出してきた。

「ちょ、ちょ・・・タンマ!!」

ガツン!!

強烈な音と共に彼は、そのまま強くぶつけてしまい痛さに悶絶しながら耐えていた。

「ぬわぁ・・・くっ、どうして俺がこんな目に合わなくちゃいけないんだよ・・・ててて。」

キキッ!!

バタンッ!!

スーツケースを落とした車のドアが開いた。

そして、慌てながら1人の女性が飛び出してきた。

「すみません!すみません!!」

必死に謝りながら彼女が現れた。

「あれ?」

「えっ?」

これが、2人の長い間かかった再開であった。


試験艦ナデシコ・・・ネルガル重工の全てを集め作り上げ火星の技術を使いながら作り上げた最高級の戦闘艦なのだった。

「うわぁ〜、これがナデシコですか?なんか普通の戦艦とは、全然違いますよね?」

「いやぁ、恐れ入ります。このナデシコは、我がネルガル重工の中でも最高の戦艦でして。はい。」

彼女・・・ヒヅキアカリは、プロスと一緒にナデシコを見上げていた。

「でも、今までと違いますよね?」

「ええ。そうですね。この艦には、度重なる木星トカゲとの戦いによって劣勢な地球側との戦いに逆転するために。相転移エンジンとディストーションフィール ドを完備しております。」

よく分からない説明をされながら彼女は、プロスの話を聞いていた。

「・・・という訳でして。木星トカゲにとってこの新造戦艦ナデシコは、人類最後の希望なのです!!」

彼の最後の言葉にアカリは、アハハと困ったような笑いをするしかなかった。

「それでは、続きまして格納庫に向かいましょうか?」

「いや、その前にお願いがあるんですけど?」

「はい?なんでしょうか?」

ニコニコと笑顔を絶やさないプロスに少し引け目を感じながら彼女は、口を開いた。

「私の仕事場を教えて欲しいんですけど。」

「はっ?」

プロスのメガネがずれた。プロスは、忘れていた・・・彼女の働く部署である医務室に連れて行く事を・・・。


サセボの入り口。そこには、カイトが1人で突っ立っていた。

「えっと、ここでいいんだよな?」

半信半疑でメモを見ていた。彼は、自分の故郷である火星にいけると聞かさていたために即座にOKしてしまったのだが本当に良かったのかと?言いながら彼 は、入っていった。

「あのぉ・・・。」

「ん?なんだ君は、怪しい人物だな?」

「いや、違いますよ!!俺は・・・。」

「とにかく連絡を取るから着たまえ。」

「ちょ、ちょっと待ってよ!!」

警備員と思われる。男に非力なカイトは、自転車ごとに持ち上げてそのまま連れて行かれてしまった。

「おや?どうかしましたか?」

「あっプロスさん。入り口で怪しい男を捕まえました。」

「プ、プロスさん!!助けてくださいよ〜。」

「おや、テンカワさん?いったいどうしたんですか?」

「いやぁ、連れてかれちゃって・・・。」

少し苦笑しながらカイトは、笑うしかなかった。それに対してプロスは、『はぁ〜』とため息をつくしかなかった。

「あの?プロスさん?この少年は?」

「ああ、そうでしたね。彼は、うちでスカウトしたコックなので放してあげてください。」

「はい、分かりました。それじゃ悪かったな坊主。」
ゆっくりと彼を下ろすと斉藤と呼ばれた警備員の男がゆっくりと自分のいた場所に戻っていった。

「あの・・・。」

「申し訳ございませんでしたテンカワさん。どうも、情報がこっちまで伝わっていなかったようなんで申し訳御座いません。」

「別にいいですよ気にしてませんから。」

「ありがとうございます。それでは、貴方がこれから家になる機動戦艦ナデシコを紹介しましょう。」

「ナデシコ・・・やっぱり変な名前ですよね?」

「ははは、ネーミングセンスには、自信があったんですけどね?」


「ちょっと!まだ艦は、発進しないの!?」

「まだ、艦長がまだブリッジに来ていません。」

少女・・・ホシノルリがキノコじゃなくてムネタケに向かって冷静に呟く。

「一体、何処にいるのよ!艦長は!?」

キーキーと猿のように喚くムネタケに彼女達は、疲れた表情をしながら聞いていた。

「はぁ、ねぇ、ルリルリ?艦長って女の子なのよね?」

「はい。データがありますけど見ますか?」

「ん〜・・・実物見るからいいわ。」

「そうですか・・・あの?」

「なに、ルリちゃん?」

「ルリルリってなんですか?」

その言葉にミナトは、柔らかな笑顔で答えた。

「ルリちゃんだからルリルリ可愛いよね?メグミちゃん?」

「本当に可愛いですね。」

2人の女性達は、キャッキャッと楽しそうに話している彼女らにルリは、ため息をついた。

「まっ、別にいいんですけどね?」

戦艦のはずなのに平凡な時間が流れるのではなく。だが、そんな時間がずっと続くのではなく危険な戦艦ナデシコの初陣が始ろうとしていた。

ヴーヴーヴー!!

赤いランプが点灯した。それに対してナデシコの中は、慌て始めた。

「えっ、なに?なに?」

「敵です。」

彼女のその言葉に全員が驚いた表情をした。

「アイツ・・・宝物ってゲキガンガーの人形なんか?アイツいったい何歳だよ。」

格納庫であった。熱い男から宝物と言ってコクピットの中に入ったら有ったのは、単なる玩具のゲキガンガー人形を見て脱力してしまった。

「はぁ、まったく・・・ってうわ!!」

突然の爆発に機内は、揺れた。

「ってて、何なんだよ?」

『現在敵機動兵器と地球軍が交戦中・・・繰り返す。』

カイトの顔は、青ざめながら掌をグッと握り締めた。

「アイツらが・・・来た。」


その頃アキトは・・・。

「ミナミ?ここの動作に問題がある。」

「ん?おぅ、ちょっと待ってろ?俺は、他の最終調整があるんでな細かい部分は、ちょっとそっちで設定してくれやワシは、お前みたいにハッキング紛いなこと 出来ないからな。」

「ふっ、言うな・・・。」

「おぅ。そうだ時間大丈夫か?」

「ん?なに心配い・・らん?」

男の顔は、呆然とした様子で時計を見つめると出向の時間は、過ぎている。もはや、遅刻ではすまないだろう・・・いうなら乗り遅れだ。

「し、しまった!遅刻だ!!」

「かぁ、お前って奴は、肝心な時に決まらん奴だな・・・ほれ、はやく行け。もしかすると間に合うかもしれん。」

「すまん。」

コクピットに乗り込みカーソルに手を合わせると光が機体中を巡り血液の循環し咆哮を上げるように機体の瞳が光り輝いた。

「おっ、忘れ取った餞別じゃ受け取れ!」

老人がケースを取り出しコクピットに向け勢い良く投げた。それをコクピットにいたアキトは、眼も向けずに右手で痛そうな音をたてながらケースを受け取っ た。

「これは・・・。」

「お前の場合は、酷い使い方するんでなメンテを怠るなってこった。」

豪快な笑みをつくるミナミに思わずクスッと笑みを向ける。だが、それも一瞬だけだった。次には、闇の仕事をするダークネスの顔。

「ナナシアキト・・・『アシビ』出る!!」

それの言葉にアシビと呼ばれた機体は、翼を広げ空へ駆け上がった。


アキトが発進して数分後・・・・ナデシコでは?

「こら!逃げずに戦え!!」

怒号に似た声でバッタ呼ばれる無人兵器から逃げる様に必死に走るエステバリスの姿があった。

「いえ、彼はよくやっていますよ。」

「ああ、立派な囮だ。」

彼の賛否が分かれる。その姿をキラキラとした表情で見ている青髪の女性とそして、少し影のある青年。そして、何を考えているのか分からない老人の隣なぜか いるアカリ。

「いけるかも・・・。」

「いえ、無理です。」

誰かが希望を持った言葉をお茶を啜るアカリが答えた。

「え〜っでも、いい感じだよ?ねぇジュン君?」

「あっ、そうだね。」

突然の言葉にジュンは、賛成する言葉しか上げられなかったがアカリは、ふぅと一息ついた。

「いいえ、彼は、あくまでも初心者です。そこの所を忘れてませんか?」

「えっ、でも。」

「ほら、見てください。」

ピンク色のエステが反転しバッタにワイヤーフィストを食らわせ一機破壊した。だが、次の瞬間には、バッタに囲まれネズミ一匹逃げる隙間すらなく機械的な赤 い瞳を向けられていた。

「ほらね?」

「カイト!!」

そんな2人の様子をルリは・・・。

 ありゃりゃ、これは、どうするんでしょ?あのままテンカワさん・・・って言いましたっけ?死んじゃうのかな?アレ?なんか新しいマークが・・・。

「レーダーに新たに機影1。」

その言葉にモニターに機体の姿が投影され全員が息を呑んだ。

「新手かっ!!」

「いやぁ〜!カイトーーー!!」

また、新たな危機かとブリッジの中は、騒然とした。

「ん?どうしました提督?」

「アレは、間違いない・・・アレは・・・。」

その呟きに機体は、スピードをあげた。


「くそぉ!俺、俺・・・こんな所で死んじまうのかよ。」

迫り来る無人機の足音に目を瞑って死を覚悟するカイト。だが・・・。

ドン!ドォン!!

爆散していく無人機の群れ群れ!!そこには、蒼より深く黒より薄く鬼の様で武人のように誇り高き深紫の色をした機体が立っていた。

「・・・お粗末な戦い方だ。囮なら戦わなければいいのものを・・・確かヤマダ・ジロウだったな。ナデシコのパイロットは・・・。」

そんなことを考えながらピンク色のエステに連絡を取ろうとする前にピンク色のエステから音声通信の回線が入ったのだった。

「危ない!バッタが!!」

四方八方から襲い掛かる4体のバッタにアキトは、見向きもせずに機体とシンクロする。

命令を伝えられた機体は、導かれるように円を描くように右足を軸足に回転すると全てのバッタは、上空に叩き出され地面落下した。

「え・・・・。」

それしか言えないだろう。彼が危ないと言って反応したとしてもバッタと機体の距離は、避けきれる距離ではなかった。だというのに一瞬で4体のバッタを再起 不能にしてしまったのだ。

「おい、お前!」

「は、はい!!」

回線が繋ぎっぱなしだったので男がカイトに対して話しかけてきた。それに対してカイトは、ビクッと身体を震わせ反応するしかなかった。

「ナデシコのパイロットだな?」

「いや、あの・・・。」

「囮交だ。先に戻ってろ適当に減らしてから行く。」

「適当に減らすって。」

「まぁ、良く見とけヒヨっ子ルーキー。」

それだけ言うと次々と姿を現せる。バッタの群れに飛び込んでいった。バッタが両腕に隠されたラピッドライフルがバッタの頭脳を貫いき近づいてくるものを鋭 い爪のような手が装甲を引ん剥いた。

そして、もう1つの片腕がまるで蛇のように唸りバッタの身体を貫きバッタの顔面を捉え掴んだ。

「うぉぉぉ!!」

そのままクローをハンマー投げの要領で腕を回転させながら近づいてくるバッタを近づかせぬようにラピッドライフルが吼え。

そこに、ミサイルを放とうとするバッタが上空から迫ってきた。それに対してクローから放たれたバッタの身体は、投擲槍のように鋭さを持ちバッタのミサイル を全て受けながらも巨大な鋼鉄の塊がバッタを巻き込み破壊した。

まさに、一騎当千。1人で千、戦場を駆け抜ける勇姿の姿は、まさに英雄と思えるほどの活躍だった。


「うっそ〜〜。」

バッタの反応が消えていく1分間立つと一体、また一体、まるでバッタが爆裂するように消えていく。

それは、花火のように華麗に地面が炎の花を生み出すように綺麗に咲かせていった。

「凄い一体誰が・・・。」

「くそぉ!!俺の見せ場をーーー!!」

ワイワイと歓喜に満ちた様子で話をしていた。

「プロス・・・さんと言ったかね?」

「はい?なんでしょうか提督。」

「本当に君は、あのナナシを雇ったのか?」

「ええ、そして、あそこに居られるナナシさんの主人であるアカリさんです。」

「どうも。」

隣に座っていたアカリが頭を下げるとフクベは、愉快そうに「フォフォフォ。」と笑い出した。

「そうか・・・あのナナシの言っていたお嬢さまと言ったのは、彼女の事か?アカリ?ん〜聞いた事が・・・。」

「ナデシコ海上に出ます。」

彼らの声を遮るようにナデシコが海からその白亜の色を見せた。

「さて、こちらもやるか・・・。」

飛翔したと同時にバッタがナデシコの主砲の有効範囲に入った。

「うむ。お見事。」

「目標ぜ〜んぶ。」

グラビティ・ブラストがバッタを全て巻き込んだ。バッタは、塵とかし全機が一瞬にして消え去った。

「ふん、戦果としては、まぁまぁだな。だが、パイロットが・・・。」

そんな事を思いながらアキトの乗るアシビは、ナデシコに向かった。


「おお、英雄のご帰還だ!!」

アシビが格納庫の上に設置されるとワーワーと歓声が上がる。

「おおっ!この深い色!そして、両腕には、ワイヤークローか!?そして、両腕に隠されたラピッドライフル!!くぅ〜〜いいねぇ!いい仕事してるじゃねぇ か!!」

「ウリバタケか?」

「おぅ、ナナシ!!コイツ何処で手に入れた?なんで、もっと前に俺に見せないんだよ!?」

「コイツは、俺の相棒だ。昔から持っていたそれに今まで修理中だったんだ。」

「だったら!俺のところにもってこい!!完璧に修理してやったのに!!くそぉ!!」

悔しそうにアシビの足に頬擦りする。傍から見るとかなり・・・。とそこにアキトは、気配を感じ取り後の方を振り向いた。

「あの・・・あの機体に乗ってた人ですよね?」

「・・・・。」

後から話しかけられアキトは、無言で彼の顔を見る。

「さっきは、助かりました!ありがとうございました!!」

大きくお辞儀されるとアキトは、フルフルと手を震わせながらギュッと手に力を入れた。

「あの・・・俺に?」

「お前がさっきのパイロットか?」

「あっ、はい!俺は、テンカワカイトって言います!」

その声にアキトは、バイザーの中で目を見開きカイトの腹に重い一撃を入れ殴り飛ばした。


あとがき
どうも新型の機体『アシビ』が出ました。どうも、戦闘が長引きそうになってバランスを掴むのが難しいですね。
とりあえずカイト君が出ましたけどアニメ版のアキトと同じ感じと考えていただければ。




感想

申し訳ない、今回はエネルギー不足で、誰も召喚できません。(汗)

というか、まあちょっとヤバゲです…休まねば…

感想としてはナナシは劇ナデアキト、カイトはTVアキトと言う事ですね。

戦闘シーンはナナシ大活躍ですね、今後の展開はどうなるのか。アシビに一体どのような能力が隠されているのか楽しみにしております!

申し訳ありませんが今宵はこれにて(汗)

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