一夏達がライ達を追いかけたら突然、全く別の景色に変わっていた。


そこはどこかの屋敷だった。

但しただの屋敷ではなく、小さな女の子をかばって血塗れになって死んだ女性が倒れていた屋敷だった。


それを絶望しながら見る少年。


それから、直ぐに景色が変わった。

先程絶望した少年は大きな扉の前に立っていた。



そこで、彼等にとって現実離れした言葉が聞こえた。


「神聖ブリタニア帝国第17皇位継承者、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様のご入来」

皇位継承者の言葉に一夏達は驚愕した。


ライが純菜に語った青年と同じ名前だった。
加えて、写真の面影ある。



そう疑問に思っていると、少年は歩き出す。

その時、聞こえる貴族らしきものたちの陰口が一夏達の耳に入ってく。


不愉快になりそうな貴族達の言葉に、ルルーシュは玉座にすわる男の前で止まった。

母が死にその所為で妹は足と視力を失ったと訴えるも、父親は興味がないように答える、
それどころか「弱者に用はないな」と口にして二人を取引の材料ために日本に送られた。

そこから、ルルーシュとナナリーはスザクという少年に出会う。

だが、関係は最悪でスザクはルルーシュ目の敵にしていた。


ルルーシュは周りに何を言われてもナナリーを守り、自分達が暮らすために必要なものを自分の手でそろえていた。





9歳の少年が目と足が不自由になった妹を守りながら生きていく姿は一夏達にとっては衝撃的だった。




それから数日たった、
三人の関係が変わった。



スザクはルルーシュ達の事情を知り、彼等のために泣いた。



それから三人は毎日一緒にいるようになり・
ルルーシュとナナリーにとって辛い日々が楽しい日々なっていった。


だが、それは長く続かなかった。


ルルーシュとスザクは富士山からたくさんの戦闘機らしきものを目撃した。

だが彼等の楽しい日々が終る。


ルルーシュとナナリーの祖国が日本に宣戦布告をした。




KMFと呼ばれる兵器の前では日本は僅か一月で敗北した。

見たことない兵器にも驚いたが、一夏、箒、千冬にとっては日本が負けたことの方が衝撃が大きかった。


違う世界の日本でも彼等の心情は複雑だった。



光景がまた変わる、廃れた場所でスザクとルルーシュはいた。


「僕は・・・」


「!」


「スザク・・・僕はブリタニアをぶっ壊す」


子供の言葉、今はそう思っていた一夏達。
ラウラだけは複雑な思いでそれを見つめいた。



時は流れていく、一夏達はこの世界では日本は消えエリア11と呼ばれることを知る。
そして、彼等は帝国の属領となり自由と権利とそして名前を奪われた。






それから、青年になったルルーシュがチェスの帰りにテロに巻き込まれる。


それと同時に関係ないイレブンが虐殺さていく。



「何だよ…これ! この人たちは何もしてないじゃないか!?」


一夏は叫ぶも光景は変わらない、ブリタニア人は次々イレブンを虐殺していく。


トラックが止まりルルーシュはどうするか考えていると
思わぬきっかけで子供ころ仲良くなったスザクと再会する。



だが、再開を喜ぶ場合も時間もなかった。
テロリストが奪ったカプセルが開きそこから緑髪の少女が眠っていた。

そして、正規のブリタニア軍がやってきた、
親友であるスザクが目の前で撃たれ、自分も殺される。
そう思い何とか逃げるも携帯がなり直ぐにつかまる。


一緒に逃げた少女は額を撃たれ倒れる。
ルルーシュは絶望するようにヒザが地面に着いた。


(何だこれは...スザクも...この子も...そして終わるのか...
俺も...何一つ出来ないまま...あっさりと...。ナナリー...!)


ルルーシュの心の声が一夏達に痛いほど伝わってく。


突然少女ががルルーシュの手を掴む。


(終わりたくないのだな...お前は...。)


(な、何だ?)


(おまえには生きるための理由があるらしい...。)


(さっきの女か?まさか・・・)


(力があれば生きられるか?これは契約。
力をあげる代わりに、私の願いを一つだけ叶えてもらう。
契約すれば、お前は人の世に生きながら、人とは違う(ことわり)で生きる事になる。
異なる摂理、異なる時間、異なる命。
王の力はおまえを 孤独にする。その覚悟があるのなら・・・)

少女とルルーシュの会話が聞こえる。

(ラグナレクを接続。神話の、再びの始まりか!)


その時、ルルーシュの父の姿と言葉が一夏達には見えた。



(...っ!いいだろう。結ぶぞ、その契約!)


ルルーシュは契約をする。


そして、ギアスという名の力を手に入れた。


その力は先程、ライが使った力と同じだったことで一夏達は驚愕した。





光景が変わってく。

その光景はルルーシュがテロリストに指示して、ブリタニア軍のナイトメアを次々と撃破していく。



それをみてルルーシュの指揮能力の高さに一夏達は言葉も出なかった。


光景が変わっていく、そこには先程撃たれ倒れたスザクが映っていた。


彼は目を覚ましナイトメアに乗らないかと聞かれる。

スザクは自分が全ての敵ナイトメアを止めれば戦闘は終わるといわれ、
それを承諾する。



そこに映っていたのは、ライのISに酷似していた白と黄色のカラーリングをしたナイトメアだった。


「デュランダル……?」


『初期起動フェイズ20から始めます。
エナジーフィラー装着、
フルスタートエナジーフィラー出力定格、電圧臨界、
到達まで30秒
コアルミナス相転移ユグドラシル
デバイサーセットアップ
デバイサーのZ01、エントリーを確認
個体識別情報、登録完了。
ガンマ子インターフェイスマンマシンインターフェイスの確立を確認。
ユグドラシル共鳴確認。
拒絶反応は微弱
デバイサーストレス反応微弱、すべて許容範囲内です』


次々とディスプレイに映る情報を読み上げる。

『ここまでデータ通り』

『ステータス、オールグリーン、バックアップ成立パックステータスを承認
セカンドリコーファーム、セカンダリコンファーム完了しました』



「ランスロット、MEブースト」

ランスロットと呼ばれた機体は発信体勢にはいる。

『ランスロット発進』

発信するランスロットを見てロイドは笑う。

「ははは、いきなりフルスロットルか」

「マニュアル以上だ、これなら」


そこから一夏達の視界に映ったのは圧倒的な戦闘力で次々とテロリストのナイトメアを倒していくランスロットの姿だった。









そして、ルルーシュとスザクはお互いの正体も知らず戦場で戦った。

最もスザクが圧倒していた、ルルーシュは赤い機体のおかげで何とか逃げ切る。


その後、ギアスを使い自分の腹違いの兄の前に姿を現した。


銃をクロヴィスに向け停戦させ。ブリタニア人、イレブンにかかわらず負傷者を助けろと脅した。


そして、自分の目的の一つである母の死の謎をクロヴィスに質問した。

そこから得られた情報がたいしたものでないと知ると、直ぐに兄であるクロヴィスを殺した。



一夏達はこれを見て複雑な思いに駆られていた。

ルルーシュがこうしなければ、たくさんの日本人が殺されていたが、
腹違いとはいえ実の兄を殺したルルーシュの非情に何もいえなかった。




その後、学園生活に戻ったルルーシュは赤いナイトメアに乗っていたパイロットを学園で見かけた。


ギアスを使い彼女の目的を知る。



その後、クロヴィス暗殺の事件がきっかけでスザクは濡れ衣を着せられ処刑されることになった。


ルルーシュはゼロと名乗り、ギアスを使いスザクを助けた。


スザクに自分と一緒にブリタニアと戦おうと誘うがスザクはそれを拒否した。


間違った方法で手に入れた結果は価値はないと口にしてゼロの前を去る。


その言葉に一夏が共感したが、その間に殺された日本人を思うとどれが正しい選択なのか分からなくなっていく。












夕日を景色にルルーシュとスザクはお互いの運命を変えた女性と会話をしていた。



「強ければいいのか?」


ルルーシュはC.C.に質問する。


「弱いことはいけないことなんだろうか?
あのころ、10歳の僕等にとって世界はとても悲しいものに見えた」

スザクは同じ時間、同じタイミングでユーフェミアに自分の思っている気持ちを口にしていた。

ルルーシュとスザクはそれぞれ世界のあり方を口にしていく。

「飢餓」

「病気」

「汚職」

「腐敗」

「差別」

「戦争とテロリズム」


「繰り返される憎しみの連鎖」

「愚かなイタチごっこだ」


「誰かがこの連鎖を断ち切らなければならない」



「理想だな」


「もちろん、それを全て無くせるとはおもわない」

「俺はそこまで傲慢じゃない……だから」


「だから、大切な人を失わなくてすむ、戦争の無い世界に」

ルルーシュとスザクはそれぞれ世界のあり方を口にしていく。


「そんな都合のいい世界」



「どうすれば?」


二人の女性は質問をした。


「簡単だ、誰かが勝てば戦いを終わる」


「僕にはわからない…でも目指すことを止めたら父さんは無駄死になってしまう」


二人が返した答えは別々だった。











一夏は二人の思いを聞いて複雑な気分になっていく。
ルルーシュの学年から二人は自分より一つ上だと知ったが、
たった一つ年が上でここまで先を考えている彼等の思慮に嫉妬していた。















その後、スザクはユーフェミアの計らいでルルーシュが通っている学園に入学する。



そして数日後、ライが彼等の前に現れた。

本人は記憶を失っていて自身の名前以外は分からないという状態。

ルルーシュは直ぐに警察に引き渡せとミレイにいうと、
ミレイは保護すると言い出し、リヴァルもそれに同意した。

ライ本人はルルーシュに同意見ということで、学園を離れるつもりでいたがミレイに止められた。



そこから、ライの記憶探しの生活が始まった。

だけど、鈴達にとっては目の前にいるライの姿は痛ましかった。

なぜなら、目の前に映っているライはまるで人形のように表情を全く変えなかった。

本人は周りとどう接すればいいか悩み、
自身の気持ちすらつかめていない感じだった。


だけど、生徒会の皆がライと根気よく接していく、
そのことでライは喜怒哀楽といった感情を知っていく。



そして、ライはC.C.と出会う。

最初こそ違和感のようなものだが、彼女の姿を見たとき
何か分かるかも知れないと思い彼女に接触した。



C.C.と接触しても自身が持つ力しかわからなかったが、
その力を軍に知られたら危険だということを理解する。



それから、ライはナナリーに兄であるルルーシュに似ているといわれた切欠で
ナナリーと親密になっていく、
そのお陰でライの表情は少し変化も見せるようになった。


それから翌日、ライは折り紙の件で無自覚にナナリーと急接近することになる。



当然、それを見ていた千冬達にとっては面白くない出来事である。

何せ、無自覚に桜の花を完成させ、何の花かナナリーに聞かれたときナナリーと答え、
ナナリーのことを考えていたら自然にできたと答えた。


第三者から見たら最早イチャついてるようにしか見えなかったのである。


「お…折り紙……」


「あの胸…あたしにもチャンスがあるって思っていいのかしら…」

「ぼ、僕も習おうかな」


「くっ、あんな楽しそうにヨメと」



ナナリーが笑顔になっていく理由がライだとしったルルーシュは
ライに対して警戒心が薄れていきライ自身彼等との距離が縮まっていく。
そのことを感じた千冬達に更に嫉妬のしていく。

くわえて、ライとルルーシュが仲良くなっていくに関しては一夏も同じだった。













それから数日。ライはミレイ達と旅行に来ていたが、
テロリストの人質にされた。だがルルーシュは本来もう少ししてから発表するはずだった自分の組織をライ達を助ける為
かなり前倒した。



ゼロは人質を救った後、カメラに向けて宣言した。


『人々よ! 我らを恐れ、求めるがいい!
我らの名は、黒の騎士団!!
我々黒の騎士団は、武器を持たない全ての者の味方である!
イレヴンだろうと、ブリタニア人であろうと…。

日本解放戦線は卑劣にもブリタニアの民間人を人質に取り無残に殺害した。
無意味な行為だ。故に、我々が制裁を下した。

クロヴィス前総督も同じだ。武器を持たぬ、イレヴンの虐殺を命じた。
このような残虐行為を見過ごす訳にはいかない。 故に制裁を加えたのだ。

私は戦いを否定はしない…しかし…
強いものが弱いものを一方的に殺す事は、断じて許さない!

撃っていいのは…
撃たれる覚悟のあるやつだけだ!!

我々は、力あるものが、力なきものを襲う時、再び現れるだろう。
例えその敵が、どれだけ大きな力を持っているとしても…

力あるものよ、我を恐れよ!
力なきものよ、我を求めよ!
世界は!我々黒の騎士団が、裁く!! 』



ゼロはそういって、世界に黒の騎士団を披露した。

ライはそれを脱出艇の上で見てゼロのある言葉に共感を覚えた。











それから、翌日ライ達は学生やテレビの取材で一部有名になったが、
ライを知る人物が現れなかった。


それから数日後、黒の騎士団が有名になっていく。


そんな中、スザクは犯罪者を取り締まりたいなら警察に入ればいいのにルルーシュに愚痴ると。

ルルーシュ警察だとしがらみあると伝える、


ちょうどライも部屋に入ってきたことでルルーシュは自分達がしている会話を説明してライに黒の騎士団の感想を聞いた。


「ルルーシュの言った通り、変える過程で色んなしがらみがつく」


「それはギリギリまで変える努力をしてから初めて言えることだよ。
それをしない限り、彼らの言い分は独善にすぎない」



「それに彼らが言う悪って何だ?何を基準にしているのかもわからないじゃないか。一方通行の自己満足だよ」



「確かにそうかもしれない、でもスザク、君が言った通りの道を選び
変えている内に苦しむ人々がいる、君は彼等にいつか変えるから今は苦しんでくれと言うつもりなのか?」


「それは・・・・」


「俺もライに同意権だ」


「でもスザクの意見も否定はしないよ」


「え?」

「ほう」


「スザクの言うような人物が組織を変えてく人物も必要だよ。
苦しんでもその思いと行動を貫き通した人が上に立つべきだと僕は思う。
だから僕はスザクの意見を否定しない」


「まあ。それも一理あるな。
自分が正しいと思う人間以上残酷な者はいなのも事実だけどな」


「それじゃあ、ライはどっちも否定はしいのかい?」


「そうだね、強いて言うなら共感できたのは」


「「共感できたのは?」」


「ゼロが言った
『撃っていいのは… 撃たれる覚悟のあるやつだけだ』って言葉かな、
あれは僕は共感できたよ」



「それは気持ちはわかるけど・・・」


それを聞いたルルーシュはスザクに見えないように笑みを浮かべた。
その途中でシャーリーが入ってきてこの話題は終了した。










この同時期に、黒の騎士団は活発に活動していく。
そのひとつは日本人をターゲットとした麻薬のとりしまりである。



一夏達はカレンの母親が麻薬に手を出したことに驚愕した。


そして、カレンは何で母親が惨めな思いをしてまで父親の傍にいたのかを知る。



それを知ろうとしなかった自分を責めた。

そして病院で母親の状態を聞いたカレン。


「判決出たよ・・・20年だって。・・・待ってて!お母さんが出てくるまでには
変えてみせるから。私とお母さんが普通に暮らせる世界に。だから、だから・・・」


カレンは母親に手を握られて驚く。


「頑張れ・・・頑張れ、カレン。私の娘・・・」
「うん!頑張る!・・・私頑張るから!」


涙を流しながら決意するカレンをみて一夏達は何もいえなかった。



スザクのように他に方法があるんじゃないかと思っていたが、
カレンの母親のように苦しんでいる人達がいることを目の前で知ったら、
早く変えて欲しいとも思ってしまった。



特にシャルロットは自分の母親が苦労していたこともありカレンの気持ちが一夏達より感情が移入してしまう。








それから、ライは普通に学園生活をい送っていた。
そんな中、ルルーシュとナナリーの正体をしる。
その時、迷わずルルーシュに記憶が戻ってもし二人に害があるなら殺してくれと頼むが
ルルーシュはナナリーが悲しむからそれは拒絶した。



このやり取りで彼等はお互い信用しているわかったとき、
一夏は自身の嫉妬を自覚した。



(何で、あんなことが言えるんだよ?
自分を殺してくれなんて。どれだけ、あいつを信用してるんだライは!)



自分とは全くちがう態度でルルーシュと話すライに苛立ちを感じる一夏だった。




ナナリーとよく過ごすうちに
記憶の断片がよみがえりC.C.に無意識にギアスを使ってしまったライ。
自身の力が不安定になりつつあるとC.C.にいわれ、
黒の騎士団に入ることとなった。



黒の騎士団のアジトに入り、ゼロに挨拶をした直ぐにゼロの直属の部下となる。

ライがアジトにいることに驚愕と警戒をした団員のまえで、
ゼロは自身の直属の部下にするという言葉は団員達には納得できなかったが
ゼロはライの実力はお前達が良く知っているだろうと口にして、納得させた。



そして、ライの初任務はナリタでの戦闘だった。


周りを包囲するように動くブリタニア軍に絶望を感じる黒の騎士団の団員達。

そのなかで、冷静だったのはゼロとライだった。


そのあと、ゼロは団員を納得させ戦争の開始の準備に入る。
そんな中、ライはゼロのやり方を賞賛した。

ゼロもそれが気になりライから理由を聞くとライの思考レベルに驚き納得した。

そして、ナイトメアが一機余る。
C.C.はライに乗れるかと質問してライはためしにコックピットに乗ると乗れると確信して乗ることになった。



戦闘開始後、ライは無頼一騎でグラスゴー五騎相手することになる。

記憶を失っているうえ、初めてのKMFの実戦、ライの緊張が一夏達に伝わる。



そして、一瞬ライの中でルルーュ、ナナリー、ミレイ、シャーリー、リヴァル、ニーナの
顔が思い浮かぶ。

すると、緊張がきえていき冷静になっていく。

(ここで死ぬわけには行かない。
僕自身を取り戻すためにも!)


落ち着いてモニターを見る、同型機が五騎のうえ、こちらは初陣、
そして敵は何度か戦場を経験している軍人。


圧倒的不利な状況でライは操縦桿を握り先手を取る、
一騎を倒しそれから障害物を利用したり、相手の行動を先読みして無傷で勝利する。



その戦いぶりを見た一夏達はライがなぜあそこまでISを旨く操縦できるか納得していく。

そして、光景が変わり紅蓮二式とランスロットの勝負が始まった。

その動きに一夏達は言葉をなくした。


ISと違い操縦桿で動かす兵器を驚異的な動きで戦う二人の技量に言葉を失う。

そして、彼等は本当に自分達と同じ学生なのかと疑問すら浮かんだ。




勝敗は痛み分けで終わり。
そのたたかいでシャーリーの父親が死ぬことになった。
そのことで多少ショックを受けるもライはそれを受け入れ前に進むと決意する。










それから数日ライに専用機が与えられたがその機体を見て一夏達はデュランダルとかけ離れている事に驚いた。


日本解放戦線が乗ってい船が爆発して作戦が開始された。


ゼロからは自決と伝えられたが、ライは疑問に思い、彼等を囮にしたと考えがついたが、
ライ自身、何の情も浮かばなかった、なんせ一度その組織のメンバーに大切な生徒会の人たちと共に人質になった。

彼等に恨みはあっても助ける義理はライには無かった。



現状を理解して月下先行試作機を駆りブリタニアの騎士を苦戦しながらも勝利収めるライ。









学園は普通に通っていくライにマオという人物がルルーシュに危害をむける。
その過程でナナリーが人質になる。


スザクは天井から振り子のようゆれている爆弾のケーブルをナイフ一本で切っていく。
しかも、振り子にあわせて切った事にライも一夏達も驚愕した。
もっとも、その少し前にマシンガンを避け、壁を走って回し蹴りを決めたスザクをライは知らず、
それを見た一夏達はどんな気持ちだったのか言うまでもない。

スザクのお陰でナナリーは助かった。

ナナリーを解放したら、ナナリーはルルーシュを助けてくれと頼み、
ライは急いで礼拝堂に向かった。



一夏達の見ている光景がかわる。その光景はスザクがマオの腕を掴んだところだった。


「話せよ、この父親殺し!!」


「!?」


その言葉を聴いた一夏達は驚愕した。

「お前は七年前に実の父親を殺している、
徹底抗戦を唱えた父親を止めれば戦争は終わる?
子供の発想だね。実際はただの人殺し!!」



「違う!! 僕は!! 俺は!!」



「良かったね、バレなくて、
周りの大人たちが皆嘘をついたお陰さ」


「枢木首相が自決することで、軍部を収めたというのは?」


「ああ、大嘘だよ何もかも」


「…うそ?」

「仕方なかった、そうしなければ日本は「今更後付の理屈かい?
この死にたがりが!!」


「はっ!!」


その言葉でスザクの表情は変わる。

「人を救いたいってぇ?救われたいのは自分の心だろぉ?
それに殉じて死にたいんだよねぇ?だから、いつも自分を死に追い込む!」





「う……うわぁああああああああああっ!」



「お前の善意はただの自己満足なんだよ!罰が欲しいだけの甘えん坊め!」


「マオ!お前は黙っていろ!」

「しまったっ!…ぁ…かっ…」


この後マオはC.C.に殺されたが、一夏達にとってはスザクが実の父親を殺したことの方が印象に残っていた。





ルルーシュはなぜもっとスザクに向き合わなかったのかと後悔していたのも印象的だった。







それから、黒の騎士団は元日本解放戦線の藤堂中佐の奪還をキョウトに依頼され、
藤堂の部下であった四聖剣に月下の操縦を教える。

紹介されたときはライ自身草壁の人質になったこともあり
警戒したが、四聖剣はそれをしるとライに詫びてライも彼等を信用する。



藤堂奪還の作戦で、ライの月下はライの反応に耐え切れず、
駆動系などがまとめてぶっ飛び動かなりライはデータだけ取り出して自爆させた。




ラクシャータによるとライの反応速度は紅蓮二式のパイロットであるカレンより上で、
ランスロットのパイロットより少し下だそうだ。

だけど、ライ自身は状況判断能力、行動予測能力は二人を圧倒しているため
一対一では勝利する可能性は4わりか5割だが、集団戦なら二人を圧倒できる能力だ。


カレンとスザクの驚異的な戦闘を見たから二人に並ぶライの強さに疑問が完全に消えた。
だが、それと同時にもしこの二人がISに乗ってライと組んだらと思うと背筋が凍った。































はじめましてライナナです。
今回から少しライ達の過去編です。
4か5話ほどかかりますが7割がた終わっています。
誤字を確認してから、数日後にもう一話を投稿する予定です。


本心は今年中にルルーシュ達と再開させたいけど、
いろいろアイデアが浮かびすぎて逆に時間がかかりそうです。
ちなみに過去編は今年中に終わらせる予定です。


それと、感想にかんしても、返信する余裕が出てきそうなので、
感想をお持ちしています。


修正/追記(12.12.14)
パクリ疑惑が出ましたので確認したところ、確かに似ていると思われる描写がりました。かなり前に読んで記憶に残っていたのか似たのかもしれません。不愉快な思いをされる方々がいるかもしれませんので、その場面はカットさせてもらいました。この度は迷惑をかけてすみませんでした。もう二度こんなことが起きないよう気をつけますので、どうかこの作品をよろしくお願いします。



押して頂けると作者の励みになりますm(__)m


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