第24話『メタルギアの世界へ…』


=メタルギアの世界=

それは限りなく近い平行世界であろう…

だがある事実が違っていた。
1964年FOXに与えられた任務はある博士の亡命であった。
そしてネイキッド・スネークは敵地ソ連に史上初のHALO降下で潜入する。

しかし…ザ・ボスの亡命等により作戦は失敗、その一週間後、スネークイーター作戦によりじつは偽装亡命で…生贄となったザ・ボスを抹殺、
そしてゼロと亀裂ができFOXを離脱した。

1970年、サンヒエロニモ半島事件、
FOXが単独行動をとり、コロンビアの半島を軍事的占拠した。

かつての上官であるゼロが国家反逆罪の罪で拘束され、
スネーク自身が反逆の首謀者として疑われてた。

東西両方から追われる身となったスネークは、
自らの潔白を証明すべくキャンベルとともにFOXHOUNDを設立、FOXに大打撃を与える。
が…FOXHOUNDだけでは足りない…
と思い…

そして時は…1974年11月。

スネークはFOXHOUNDとは別の行動をし、
南米コロンビア、バランキヤ沿岸にて、カズと組み、国境なき傭兵団を組織していた。

その彼の前に現れたのは軍なき国コスタリカからの訪問者だった。

謎の武装集団が不信な動きを見せていると。
その武装集団は警備会社と偽って、平和な国コスタリカに最新兵器を大量に持ち込んでいると。
その裏ではCIAが手引していると…

最初スネークはCIAが噛んでいるなら武力では無理、国境なき傭兵団では無理だと断った。

だがカズにも説得され、秘密基地、洋上プラントの提供、そしてビックボスとしての頼みに…

その民間の教授を名乗っていた教授は、KGBであった。
ニカラグアに反米政権を樹立し、それを妨害すべくCIAを送り込んでいた…

そして民間人がある声をきき拘束された。

ザ・ボスの声を…

スネークは最初は渋っていたが、平和の為とし承諾した。
軍なき国家、コスタリカを守る為にうごきだした。

早速潜入すると…核が持ち込まれているのがわかった。

戦略バランスを崩す核兵器の存在が他国に知られてもまずい…
核兵器を抹消すべく、スネークは動きだす。

まず、現地の情報をとFNSLサンデニスタ解放戦線と接触、
そこで得た情報が新しい人類と呼ぶもの…
FNSLは同士達が次々と殺害されてく…
同士達が捕らえられ情報をはかされたからだ。

そして…空中に浮かぶありえない兵器に襲撃された。

スネークはありえない兵器をおって…

……

カオルは世界扉からでると…
(ありゃ日本?…まいったなぁ…)

世界扉を潜った先は…日本語に溢れる日本であった。
多分メタルギアの世界に開いただろう…
どことなく古めかしい1970年代の気がする。

だが舞台の場所は南米…ここからでは横断に12?15時間、迷わずにだ。
それ以上時間かかる事は明白であった。

道路標識に下田市街地への文字がある。
(世界扉を開いた場所が伊豆半島だからか?)
前回パワードールの世界で、オムニに開こうとして失敗した経験がある。
同一世界では開けないという制約があると感じたが、
帰り際に地球上から輸送船への世界扉が開く事ができ、その制約はないだろう。
時系列移動に関しては別世界からという制約がある筈だ。

もう南米に一度世界扉を開こうとするが開かない。
(楔が固定されてるんか?…なら別世界からなら)

一回スーパーロボット大戦OG…長いのでこれ以降略すがSPROGのアイドネウス島に世界扉を開き、
そちらから再度メタルギアの世界に開こうとする。

上手くいけばメタルギアのマーケサス諸島に世界扉が開く事ができ、時間節約できるが……


伊豆半島の同一箇所に出てしまった。
(異世界の初回の開く場所は慎重に決めた方が良いな…多分)
致し方ないのでこっから羽田空港へと向かう。
太平洋横断は迷う自信があるから単独ではしたくない…

1974年の日本はまだ成田空港が建設中で、反公共的運動が盛んな時期であった。

確かに強行で成田に空港開設すると決めた経緯は地元民にとってもなんだこらぁ!
というべき問題かもしれない。
だがその空港闘争が長引いて2009年のフェデリックス墜落事故の原因の一つとして、
事故と死者を引き起こすまでやるべきかはどうかな?とは思う。

他にも連合赤軍とかあとは安保闘争もこの時期であり、
治安的にも少し悪い時期でもあった。
公安が忙しく鍛えられた時期でもあったかもしれない。

そんな時期の羽田空港についた…
1974年はまだ東京の国際玄関として活躍していた。
(あっB747この時期にもあったんか…)

DC-8やDC-10、ロッキード事件の元となったトライスターも見られた。

国際線ターミナル内に侵入し、北米方面の便を確認すると、
サンフランシスコ行きの便が間もなく最終確認と表示を確かめ、
搭乗ゲートへと急ぐ。勿論外部からだが…今はなきパン・アメリカン航空の機体に取り付きにいき…

……

(サンフランシスコからはまぁ…迷わずにコスタリカに行けるか…
またはパナマ行きあればな…)

機上の人になった。

取り付いたのがPA002便、世界一周便。
(経由便なのによく遅れずにとんだな…)

何回かカオルも海外へいった事あるが、
成田での経由便のは案外遅れやすくJALやANAの始発便の方が良いだろう。

太平洋横断してアジア各地に向かうユナイテッド航空及びデルタ航空の遅延率をみるとわかるとは思う。
反対に同社のアジアからの経由便の太平洋横断路線は遅れたら、
払い戻しやホテル手配等で死活問題らしく、あまり遅延しない。
数十分遅れただけで乗り換えがギリギリになるらしく、機内は騒然とする。
1時間や2時間遅れると他の太平洋便に遅れが生じる。
アジア行きに関しては、待たずにさっさと行ってしまうという扱いの差があるようでもあり…

PA002便はニューヨークを20:00時に出て翌8時頃ロンドン着、フランクフルト、テヘランに20時、
カラチまたはデリー経由でバンコクに翌9時、香港に15時着で一泊メンテナンスして翌9時発、東京15時発、サンフランシスコに翌8時に着く。

アメリカ東海岸と西海岸は結んでないが、
1機の飛行機で飛ぶ形である。
なので成田からサンフランシスコにいく機体は香港でオーバーナイトメンテナンスを行うが、へたり気味であったが…

無事にアメリカ西海岸が見えてきて着陸態勢にはいってく…


若干早めにサンフランシスコに到着したが
南米方面便は時間かかる様であり…
(うんじゃま直でいきますか…)
幻影をかけてコスタリカへと向かう。

かなりの高空を通れば、雨雲がなければ眼下の地理には迷うことないだろう。

サンフランシスコから海岸沿いに南下していくと、ロサンゼルスが見えてくる。左手にはロッキー山脈の山々…更に南下してく。
サンディエゴ過ぎると国境の街ティファナへと…メキシコへと入る。
シスコから約1時間足らずだ。

陸路国境越えは初経験の為少し低空を飛行すると…
(うひゃ…渋滞がすごいな…)
入国審査まちの車の列だろう、北上車線にものすごい列がならんでいる。

裕福な国アメリカへの出稼ぎ等であろう。

再び高空に上がり南下する…
砂漠が広がるカレフォルニア半島南端より、東へ…
再び海岸沿いに南下していくと…いやもう東進になってきて…
そして内戦の国グアテマラへと進む。
米国支援うけた軍事政権とソ連支援うけた反政府軍との内戦の真っ只中であり…
スルーしてホンジュラス…ニカラグアへと渡る。

ニカラグアはソモサ一家の強権政権中であり、FSLNサンディニスタ民族解放戦線の打倒すべき相手として、
軍事抗争真っ只中だ。

(やっとコスタリカか…目指すはイラス火山だよな…)

日本をたって15時間後に…
(ん?あれはクサリウス?)
発見しついていく事にする…

=火口内基地=

「間に合ったかな?…っぽいな…」
火口内部の基地にクサリウスが着地する。
ピースウォーカーの搬送作業に兵士達が従事していて、
クサリウスへ取り付け作業に入っている。

クリサリスは…
取り付く暇がないからわからないが謎の浮遊方式で、
空中にて高機動をほこる無人AI兵器であった。

明らかにこの時代でのオーバーチートであり、
特にミサイル緊急回避等は反重力実装してんじゃねぇ?と思える程である。

ピースウォーカーも、取り付く間もなく運ばれていきそうで…
四足歩行の走る核搭載キャリア無人AI兵器である。
まだピースウォーカー用のAIが未調整で現段階では完成してないが、
完成すると脅威の踏破移動力で相手にとっては狙いの定まらない脅威の兵器となるだろう。
遠距離からのミサイル攻撃ではミサイルを最終誘導まで誘導せざるえなく、無理な話であり、
また空爆でもその前に核ミサイルが発射されよう。

現段階ではまだスネークはピースウォーカー計画について全容はしらない。
だが何かがあるとして追っている最中である。

(時間がないか…) 
ピースウォーカーとクサリウスはまたの機会にし、
この基地にいるピューパを探しに…

ホバー高速移動可能なAI自動制御兵器…
破壊される前に技術情報を取得しなければならない…
(いた!)
早速喜んで同化してく…

分厚い複合装甲につつまれ、動力源がバッテリーであった。
(はぁ〜結構性能高いバッテリーか…)
超高電力でもって各部を駆動させていた…
よって、重量級になったコクーンなのであろう。
謎がひとつ解決がつく…

その頃…スネークはチコを救出し得た情報から搬入ルートをたどり核兵器を追って、
途中迂回せざるえなくなったが…火口基地へと侵入しはじめていた。

そして火口基地内では…

「コールドマン、何があったんだい?」

「核ミサイル発射の最終実験を決行する」

「はっ?」

「計画は最終実験を迎えた、五日後、予定基地にて核ミサイル発射実験をするのだ」

「まってくれ話が違う!」

「もういい、変更は決定事項だ」

「撃たせない為の抑止力を創る…そういう約束だったろ?」

「そうだその考え方には異論はない。
私達の目標は完全なる抑止力の実現にある」

「だから僕は開発に協力したんだ」

「だが、完全なる抑止力を誕生させるには、私達の力を世界にむけ証明する必要があるのだ。
核抑止力を実証する為には核抑止の三原則が必要だ。
まず核をもっていること、
次に核を自分から絶対にうたない事、
そしてもっとも重要なのが核を撃たれたら絶対に核を打ち返す事だ。

この3つを完全に実行出来る事を証明しなければ、
私達の新しい抑止力が世界に受け入れられた事にはならない。

だからどうしても、実際に核を撃てる事を見せてやる必要があるのだ」

「けして…核が使われないのが抑止力じゃないのか!」

「そうだ、そのために私達が人類最後の核をうつのだ!」

「僕の創造物にそんな事はさせない」

車イスが押され、階段側まで…
あと一押しで転げ落ちるだろう…

「創造物?そもそもあれはお前のアイデアではない。
盗作だろうが」

「盗作?違う元はと言えば二足歩行のアイデアは、
あんたが東側から盗んできたんじゃないか」

「博士、いいか!私の言う通りに大人しくしてるんだ。
盗作の件も黙っていればいい事だ。
これが成功すればお前はこの学会を大手振って歩く事ができる。
科学と安全保障の世界で人類の歴史に名を残す事になる!」

「そんなのは御免だ!」

「博士!実際にうてる事を証明できなければ、このピースウォーカーは抑止力にならない」

「僕を利用したんだな」

「お互い様だ。私は本国で再び長官の座を…
お前は学会を闊歩できる脚を手に入れる」

「許さない!」

「残念だ…では貴様の脚は貰っていく!」

最後のひと押しされた。
階段から転げ落ちる博士の車イス、
床に背後からたたき付けられた。

「博士…平和は歩いてこない。お互い歩みよるしかないのだ…
勝利のVサイン」

「まて、まってくれ」
かそぼい声が聞こえた…
がそれを無視し、センターフロアへと向かう。

「出発するぞ!ローターをまわせぇ」

戦闘ヘリが見えてきたところで大声を上げながら、乗り込んでく。

ローターが機動し始め、
「クサリウスは?」

「はっ!移動、輸送、追尾と入ってます」

「侵入者はいかがしますか!?」

「ピューパをあてろ!」

ローターが浮力をだし、機体が上がってきた。
クサリウスも浮上し始め…

「きたか…スネーク」

『潰せ!』

ピューパが火口ハッチから、施設内部に飛び出してき、スネークと相対した。

『そいつはAI兵器ピューパだ、スピードに気をつけろ』
拡声器から声が聞こえる。

スネークは潜入用装備のままとみえた。
(どうするの?)

すると空からヘリがダンボールを投下してきた。
ダンボールが衝撃を受け展開しRPGやLAWが転がる。
スネークはそれをとり直ぐさま動きを止めたピューパに放つ。

『ギャン……放電開始』
弱点であるAIポッドは露出している。
命中され悲鳴をあげると、高圧放電銃をスネークに向け解き放つ。
稲妻が集束され放たれるが、スネークはかわしきった。

『ほふくで前進をさけるんだ!』
兆候を管制室でモニターしていたのだろう…
『ブースター点火』

高速で突進、ほふくでホバー移動のピューパの下部に潜り込む形でかわしてた。
『ラ〜ア〜』

起き上がると…中心あたりにいき…
『らららーらららー』
地雷を…20個ほどおきまくって…
『跳躍準備、らららーらららーぎゃぎゃきゃきゃ』
地雷源の中に突っ込んできた…
(反応したんか?)

爆風がはれると…まだ外見からはなんの衝撃を受けた形跡なく…
『電撃開始』
稲妻をかわすと、スネークは何かを投擲。
投擲した何かが空中ではれつ、銀粉を撒き散らす。

チャフグレネードだ。
(あ〜外部入力たよってるからなぁ…)
ぴよってる間にRPGを何発もポッドに…

『ブーズダーデンガ』

(効いてる効いてる)

『ラ゛ーア゛ー』

さっきまでの声が全て濁点つきで聞こえて…
その間にダンボール支援を受けたスネーク、
再び跳躍してきた時にチャフグレネードが再び舞い、
とどめのRPG連発、

『おらわしんじまっただぁ、オラはしんじまっただぁ、おらわ…』
AIが機体制御不能になりへたりこんだ。
ハッチを壊すと、
スネークがAIポット内部に入ってった…

しばらくすると…制御取り戻そうとしていたらしいが、
機能制御不完全になり、機体本体から爆発が起きはじめた。

振動がAIポットに伝わり、

スネークが脱出、

あんだけ攻撃をうけてたAIが単独でブースター点火し脱出していく。


「あれは無人兵器の試作品だ。僕が作ったんだ」

戦いが終わり、安全な状況下になった時、
管制室から車イスにのった博士と呼ばれた男がでてきた。
車イスが階段を器用にタイヤアーム使っておりてくる。

「あんたは?」

(うんじゃ…つぎっと…)

「ここで雇われている…いや雇われてたかな。
ヒューイとよんでくれ」

スネークとヒューイが接触していた。
カオルは離脱し次の時間軸へと…

「あの蝶も、あんたが造ったのか?博士」

「正解でもあり…不正解でもある」

「あれはなんだ?ここで何をやってる?」

「核弾頭はあれに搭載された。ついに計画が実行に移る」

「計画?」

「そう、持ち込まれた熱核弾頭、コスタリカに乱立する各拠点基地、
傭兵部隊、無人兵器、ここで行われている研究…
全てこの計画の為」

「その計画とは?」

「ついてきてくれないかな?
オフィスのパソコンから説明しよう」

「……わかった」
カオルは既にデーター等の取得は終え基地から離脱してたが、
この世界について重要な話が語られる…
場面はそのままついてくとしよう。

「この施設では無人兵器の開発が行われているんだ」

「無人兵器?」

「ロボットだよ」

「さっきのがホバー移動型のピューパ、
飛行タイプのクリサリス、キャタピラ走行のコクーン…
電子頭脳によって駆動制御、目標の探知、追尾、
攻撃、捕獲や移送を全て管理している。
だから人が乗って操縦する必要がない。
単純な命令しか聞かないが…」

「何故そんなものをコスタリカで?」

「CIAさ。一年前にここに呼ばれたんだ。中米の支局長、自称熱きコールドマン、
冷戦最盛期の英雄…
あの男がここで進めている計画が、平和歩行計画だ」

「ピースウォーカー」

「中南米カリブ海沿岸に新型核兵器を配備する、
移動式無人核兵器のね。

最適な位置へ移動し核ミサイルを発射する自動報復システム…
単独で移動可能でレーダーにも衛星にも補足されにくいステルスだから、
先制攻撃で消される可能性も極めて低い。

だが問題はその移動方法だった。
カリブ海沿岸は乾期にも構わず一年中雨が降る。
広大な湿地、熱帯雨林、まともに道も通せない。
そこで僕は原点に還った」

「なんだ?」

「脚だ。歩く力だ…
ソ連のRDS-220を越える、大型熱核弾頭を積載できる自律歩行型核兵器、
それがピースウォーカーだ。
組み立てと開発をここでやっていた。
基礎アイデアは東側のパクリだけどね」

「歩兵と戦車を結ぶミッシング・リンク…メタルギア」

「メタルギア…か…
だが実際は数十機もの配備が必要になる。
そこでゴールドマンは予算確保の為、演習をかねて本部にデモストレーションを行うつもりなんだ」

「完全なる抑止力を証明する為に核を撃つ?」

「核を撃たれたら絶対に撃ち返す。その事実こそ必要だっていうんだ。
核抑止とは核によって核を制するという考え方だ。
こちらが核をうてば報復として相手も撃ち返すだろう。そうすれば自国も滅んでしまう…
それゆえにお互いに核をうてない。

そのおかげで大国同士が全力で衝動するような事態は回避された。
核による抑止力が平和をもたらしたんだ。
少なくとも世界規模の戦争は抑制された。
だけど…核抑止論はあくまで机上の空論だ。
実際には報復が完全に行われる保障はない。
先制攻撃で全てのミサイル基地を潰される可能性も、
場所によっては撃ち返せない可能性もある。
そして何より脆弱なのは報復の決定を行うのが人間だということだ…
現実的に考えてくれ、
最初の一発を仮想敵国が撃ってきたとしても…
まともな人間なら世界が死滅する事を解っていながら、
核を撃ち返すことは出来ないはずだ」

「つまり抑止論の弱点は、報復の不確実さにあると?」

「そう、それこそがその仮想敵国に最初の1発を撃たせてしまう隙間を作っていることになる。

だからこその無人システムだ。
ピースウォーカーなら絶対に報復する。

人間の決定を待たず報復すべき場所を判断して確実に核攻撃を実行する。
ピースウォーカーに向けて核攻撃を行うことは、
自分に向けて発射ボタンを押すのと同じだ。

核抑止論の隙間は塞がる。どこかの誰かは確実に核をうてなくなる。
その為にコールドマンは機械による報復が、
実行されるという事を実演する必要があると言うんだ。

あいつは撃つ…それで初めてコールドマンの抑止論が成立するんだ」

その最終発射実験は五日後。

「確実な方法がある。
実はピースウォーカーはまだ完成していない。
もうひとつ絶対的な構成要素がかけている。
人工知能の部分、つまりは大脳だ…

僕が担当していた電子頭脳レプタイルポットは、
命令を受けて目的地まで移動したり相手を攻撃したりするだけだ。
人間の小脳のようなものかな…
けれど核抑止を実現するには送られてくる膨大なデータを分析し、
各機が報復に適切な目標を選択して決行する必要があるんだ。

人間の指導者にかわってね…
だから大脳のような高度な判断力が必要なんだ」

そしてスネークは、研究所を目指す事になる…

……

カオル報告

AI兵器ピューパ ゲット




後書き
やっとメタルギア編が書き上がりました。

まぁ…世界観と重要な部分でかなり占めてますが…ご了承を。

メタルギアの世界でもやはり日本にでる羽目になり迷子になりかけました。

さて、ビダン博士はいつ出番が?

ビダン「ちょっと、存在なくさないでよ?」

あ、まだ出番前のフライングはやめて下さい。
あと、手錠されてなきゃ駄目じゃないですか…
H25年1月改稿



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