第36話『来やがった…』


== B55ハンガー ==
「み、美幸」

「ここ凄いねぇ…ロボット系の機体沢山あるのね〜」

再度世界扉を開き、
「いいからかえれ」

「え〜なんでよ〜」

「あのなぁ」

「だいたいお兄ちゃん度々こっちにきてるじゃない、
別れを悲しんだの馬鹿みたいだよ」

「う」
確かに言い返せない。

「それにごまかす身にもなってよ騒がしいったらありゃしない」

「…何もいえねぇ」

「言ってるし」

「うっせ」

「だから今日はここにいさせてね〜別世界のって興味あるし〜」

「…明日には帰れよ」

「わかったよ〜お兄ちゃん大好き」
抱き着いてくる美幸。

カランカラン…
(ん……イッシー)

ズンズンズンムギュ
石「カオルOHANASHIしよ」

美「ちょっとまってよ、おばさんだれ?」

石「な、お、お、おば…さん?…な、なにこの糞餓鬼がぁ〜」

カ「ちょっとまったぁ!二人とも落ち着け!」

タ「ロリコン」
タバタ…

美「お兄ちゃん、小学生に手をだしたの?」
石「カオル、あなたロリコン?」

カ「ちょっとまったぁぁぁぁ」

カオスになる…
……

石「え〜とつまり…カオルの元いた世界の生きていた時の妹さん…でいいの?」

美「お兄ちゃんの同僚でいいの?」

カ「ああ、二人ともわかってくれたか」

美「ところでお兄ちゃんってここでの何なの?」

カ「ん…もう夜遅いから明日で良いかい?」

美「…わかった、明日ね」

石「あ、じゃあカオルお休みね。美幸ちゃんも」

カ「あ、まった!あぶね〜放置してたら生モンだし」
虚数空間から4つの紙袋出す。

カ「イッシー、タバタ悪いがお土産で配っておいてくれ」
袋から学兵や兵士分の4パックはだして後を渡す。

石「中身何?銀座コージコーナー?」

カ「洋菓子やさん。ようはケーキやさんでお土産はジャンボシュークリーム。甘いもんだよ」

石「え?…うんうん。いただきます」
嬉しそうに声が弾んでいる。

カ「全部は駄目だからなぁ〜。60個入ってるから、
副司令、霞ちゃんの分含めてちゃんとわけて配ってな」

石「ありがとうね」

「さて美幸は3つな」
(シェルターあいてたよな)

「あ、美幸、お前はどうするん?シェルターは一応あいてるが」

「じゃあそこで、おねがい」

「こっちだよ」

シェルターに案内し、ガンパレ組にシューをわたす。

再び世界扉開き…

==平和日本==

カオルは一路台湾を目指し西へと飛び立った。

(前回は苦労したよなぁ…勉強してなくて)
日本目指していたころの話だった…
が、今回は学習した。

GPSナビの使用だ。

海上でも使用可なハンディタイプがドンキに売ってたので、
使用しながらとんでいく…

3時間後…日付は既に変わって台湾につく。
言われた展示会の場所へ潜入した。

(こいつか…)
G6ライノ、155mm長距離砲。
脅威の南アフリカ共和国製の自走砲である。
勿論ここはリアル世界。

何故脅威か?それはノーマル弾によるので30km、
ベーズブリード弾で39km、
ロケットアシスト弾で50km、PRO-RAM弾で70km。
つまり地平線以下への射撃が可能である脅威の長射程自走砲であった。
しかも実戦経験済み。

同化し技術情報を取得し世界扉で…

==B55ハンガー==

もどって3時間仮眠をとり…

16日朝方

美幸は夜かえるって話なので案内コバッタつけて自由に…

世界扉を開くとメールが入ってた。第1便が午後には整いますと。

返信を、
[コンテナでおねがいします]

……

(帝国側への連絡ルート聞いてねぇorz)

11号、副司令経由で引き取りと連絡先よろしくと伝えておいた。

格納庫の上層居住区画をジオフロントに命名。現状は、

上下層ともA2区画まで完成、
下層は中層の資材置場を移動。
上層はA1を寮、A2を維持環境系にあてる。
まずは寮の建設。

レオパレスを参考に、
1階層片面16部屋両面で32部屋の10F建、
1階層400mm内装310mm、中央に反重力エレベーター、サイドには階段。

1SLKシャワートイレ付き、KはIHに変更
内装はフローリングで、テレビ、デマンド放送局Tuner、ベット、
テーブル、ワークデスク、イス、ケトル。

お湯が屋上タンクでの湯沸かしに、上下水道は建物の床下はわす。

実際に資材と同化しながら建ててみる。
通路はTの字で確保して…B55ハンガーからみると逆Tに、

通路と建物間の空間確保すると3棟を
1ブロックに建てられる計算で960人分の部屋を確保。

建てた後鯖に寮の基本形で入れ込む。

A2ブロックに環境集中設備を…

まず下水再生処理施設。
ナデシコのネルガル製を利用して、

試しに汚水処理した元尿糞水を飲んでみた。いたって普通。
(味しないなぁ)
優秀な水循環システム完備。

空気清浄化システム、核融合発電所も設置。

(上空のあいてる空間部分に共同浴場を作るか)

有効利用に…

(やっぱりでっかいお風呂だろ)
男女ともに、50m×25m、
脱衣所やら何やらで風呂が100m100mスペースがきっちり埋まってしまった。

(A3できたら専用PXと食材倉庫つくるか)


「お兄ちゃん…コロツク?というか、やっぱり人外ね」
建設作業…いや造成作業を…外側からみると粘土の形成のように見えた作業を見て、
人外と言い放つ美幸。

「コロツクだなぁ」

「ところでお兄ちゃん、風呂入りたいんだけど…どういけばいいの?」

「ん?……あっ」

スパ施設への進入路つけ忘れてた…
階段と反重力エレベーター2基設置。

「ありがとう〜入ってくるね〜」
スパ施設要員として101号から105号までをつけました。
106号から110号までを維持環境メンテナンス要員につけました。

(さてっと…臨時のシェルターから引っ越ししてもらいますか)

学兵さん達と、ガンパレ兵士さん達に移動して貰う。

「隊長さん〜」

「あ、カオルさん」

「寮できたから、みんなに移動するよ〜って伝えて〜」

「わかりました」

着のみ着のままだったから早い。

「あ、そういえば衣類…でしたね」

「はい」

「後で調達してきます」

衣類の手配先を、
(平和日本かな…?)
考えながら案内。

「ではこのエレベーターで上層に移動します」
反重力エレベーターで移動。

「つきました。この建物ですが1棟320名住めますので、
1番手前の棟の1階部分を使用して下さい」

「わかりました」

「各部屋ともDNA認証です。部屋のロックパネル部分に手をタッチして下さい」

隊長パネルにタッチ。

『認証しますか?』

「新規として認証」

『居住登録すみました』

「こんな感じですね。あと部屋に入って足りないものありましたら、
衣類以外ですが言って下さい。
この後、衣類も用意しますので身長股下スリーサイズ、
あと女性ですので胸のブラサイズの申告もおねがいします」

「わかりました」

「隊長さんこの後学兵さんもくるので、彼女達も同様に案内おねがいできます?」

「了解です」

世界扉を開き田中嬢の携帯コール。

『カオル様?ご用件は何でしょうか?』

「ちょいっと質問なんすが、衣類等も揃えられます?」

『あ、はい可能ですが…それ以外の生活必需品も格安で揃えられます』

「もう少ししたら詳細でますので、メールでリスト送ります。
何時間程で可能です?」

『そうですね…ブランドや特別サイズなければ1時間程で可能です』

「わかりました、キャッシュで支払いを…じゃあ、後ほど」

「ひろかったぁ〜」

美幸が出てきた。

桜「少佐リストがでました」

隊長がきた。

美「このおね〜様、どなた?」
美幸、人によって態度をかえる。

桜「少佐、この民間人は?」

カ「ガンパレから来た桜井…下を伺ってなかったなぁ…歩兵さん。
こっちは俺の元の世界の妹…開けっ放しにしてたら来たんだ」

桜「桜井真理です。よろしくね」
手を差し出す桜井隊長。

美「堺 美幸です…あ、あの…握力沢山あるんですよね?」

桜「大丈夫ですよ」
恐る恐る手を出す美幸。

カ「ん?握力あるって??」

桜「おや、少佐知りませんでしたか?
私どもは幻獣に対抗するために、遺伝子的に改造された世代です」

カ「あ〜そうだよな」

桜「私ども第六世代は握力平均400kg骨格も強化されてますから…
妹さんは潰されるんじゃないか?と思ったのよね?」
うんうん頷く美幸。

桜「ですが第四や第三世代もいますので…
そんな中で手加減できないとゆう事はありませんから」
リストを渡してくれながら喋ってる。

カ「だよなぁ…リモコンとか押そうとして壊れたら」

桜「ですよ」
手加減できなきゃ生活できないだろう…無事に握手挨拶をすごし、

カ「じゃあ美幸、メール送って1時間後位、向こう側の準備ととのったらいくから、そん時送るからな」

美「ん〜わかった」

カ「隊長さん後ほど〜」

(フムフムスタイルやっぱり良いんだなぁ)
メール作成しながら…ある意味役得?

世界扉を開き、
「ブラックメール…送信…スギューン」
[マスター壊れた?]

「や、やりたかっただけだよ」

時間あるので取得した技術検証を…

今回入手した技術をPCにいれる。
まずは栄光号…説明は省く。

烈火…
ガンパレ世界での最強といって良いウォードレス。

肩からのびるサブアームによるハンマーパンチで並の小型幻獣は耐えられなく、建物も崩す威力。
装甲も機動力を犠牲にした程であり、歩く盾、
20mm機関砲の直撃にも耐える戦車並の装甲で、
象がのっても大丈夫ブイ。

その他のウォードレスも説明したのを入手した。
未入手は熊本戦時代のだろう。

技術入手した武器は…

零式ミサイル…山口戦頃から使われ始めた対空対地ミサイル、
この武器専門にしている歩兵をミサイルネズミと呼ぶ位多様された。
対中型や対大型にウォードレス兵が気軽に対抗できる手段。

99式熱線砲…
脅威のレーザーライフルで個人携行火器。
射程6km、バッテリー容量30射分、再チャージ12秒、
1秒の照射で8cmの装甲板を貫く。

アメリカ軍戦車M60A3のどの部分に関しても1秒で貫通できる威力でありる。
ただし激しい反動がありウォードレス必須ともいえる。
対戦車ライフルのジャンル。

それ以外の携行火器についてはさほど取得に勤しんでなかった。
重いという事前情報があり、扱えないだろうと…

迫撃砲、榴弾野砲、は…取り付いたが、リアルのと同様だろう。

リアルのと一緒と勘違いしてるのが対空砲。
すでにリアルは退役、この世界においては地上攻撃にもあんまり使い道がなく…
一応設置メンテがされてるのみ、
積極的に開発はされてはない。
あんまり使い道がなくとは設置式の為に逃げれないから…
対空戦車は自走できる為に積極的に地上小型種掃討に多様されてる。
要撃級相手にも多様され、突撃級相手は自殺だが…

だが対空砲は移動できない、生身を曝しているで、戦場で死ねと一緒であり…
という事であった。

リアル世界においては迎撃した後の墜落被害処理どうするの?
で、自衛隊からは対空設置砲は全部退役した。

その他61式戦車改や74式もとりあえずはだがリアルとほぼ一緒、近代化改良したといっていい位で略。

90式は対レーザー用グラスファイバーパット用いられる等より幻獣戦争用にだが、
あまりにも高価な為生産打ち切り、61式改、74式増産になった。
数は少なく、青森戦では矢吹大隊、石丸中隊、那智中隊、そして佐藤小隊に1両配備され位しかみてない。

そして稼働式ウォードレス着用車両…
コンテナタイプの牽引車であり…

基本各ハンガーの着用室を屋外に持ち出したものと思ってもらい大丈夫だ。

とりあえずは以上である。
可動式ウォードレス着用車両と烈火を同化で作りはじめた。
そして着用へと…

(付け方は、まず素っ裸になりトイレパックをつけてゴムを吹き付け?)
噴霧された誘導ゴムが皮膚につき乾く。

(次に人工筋肉パックをつけて)
全身にくまなくつける為背後がとどいてないので、11号に手伝ってもらってる。

(で、装甲着用か)
強化プラスチック装甲を着用、留め金をはめる。

(さてっと初稼動)

パンチを放つ。

「うぉ…予想外だなぁ…自分の体でこれだと…ガンパレ人以外現状ムリ??」

パンチをだした時に予想外の力が腕にかかった。
使徒強化してなかったら粉砕してた筈。

「烈火?誰が?」

「あ、隊長さん。自分です」

「少佐?だ、大丈夫なんですか?」

「まぁ人外ですから」

桜井隊長に脱ぐの手伝って貰いました。

(最後の誘導ゴムは切るのか…なる)

実際に着用し、烈火の60km/h、700kgの意味わかりました。
他の世界の人に使えない訳も…

「ところで少佐、この烈火は?」

「あ〜とりあえずテスト用に作ってみた、欲しい?」

「あ、はい!是非とも!」

「了解、後でつくっとくよ」

「ありがとうございます!」

一回世界扉開き、準備がととのった旨を受信。

「じゃあ、出かけるから美幸!」

時間になったので送りに呼びつける。

== 平和日本 ==


「うんじゃあ、もう勝手に潜るんじゃないぞ」

「お兄ちゃん、メアド教えないとまた潜るよ」

教しえ、用事があったので同化幻影飛行をすると、メール着信。

『お兄ちゃん、人外だね♪』

返信はしないでおこう…

田中さんの携帯を呼び出し、

『カオル様?リストの分も用意できました』

「で何処に行けば良い?」

『当社の倉庫に用意してます。場所は住所が×◎になります。
そちらの携帯のezナビにポイント登録はしてますので』

「あ、じゃあ探してみます」

『はい、お待ちしてます』

ezナビ起動し、
(MY地点かな?あ、フォルダに入ってるな住所の倉庫はこれか…うん徒歩20分か)

==菱形商事第8倉庫==

「カオル様、お待ちしてました」

田中さんが待ってましたとばかり深々とお辞儀をしてくる。

「田中さん。で、いくらになりました?」
示された130,000円虚数空間からお金をだし支払い。

「ありがとうございます」

「物は?」

「こちらのトラックにあります」

段ボール4箱分。

「で、帝国様あてがあちらのコンテナです」

海上型コンテナ22個がトレーラー積載でトラックに繋がれている。

(ん〜トラックは持ってくと支障あるな)

「海上コンテナのみ持ってきますね」

「は?」

コンテナを引き込もうとすると接続しているトラックごとになった。一回だし、

「コンテナだけ運びたいんすが」

「わかりました。輸送方法ってそれだったんですね。
てっきり世界扉を大きくするのかと思ってましたが」

「四次元ポケット〜もどきっすね」
ロック外れたのから順に虚数空間に引き込む。段ボールも忘れずに。

「じゃあ、あとはないです?」

「はい、以上です」

「あ、そうだ…産業廃棄物処理出来そうなんだけど」

プラントの資源化を説明した。

「是非とも、プラント売ってほしいですね〜」

「あ、ミイラになるから危ないよ」

「…わかりました…そうですね…かなりお得、下手したらこちらから納金するかもですが」

「まぁ後で一回精度みてよ」

「わかりました」
世界扉を潜り、

== 副司令執務室 ==

「ただいまっす」

「あら、早いわね〜帝国への連絡は無線か電話よ」

「あ、じゃあ…帝国宛先の持ってきたんですが…何処に持って行けば良いんすか?」

「ちょっと待ってね…03-101-****へ繋げて頂戴」

交換台経由らしい…

「あ、鳩畑さん?彼が話たいらしいわ」

「変わりました、渚カオルですが」

… こっちに取りにくるらしい。
連絡先窓口確定しました。

先にガンパレ組に荷物わたし1Fへ。

トラックがきたらしい…

コンテナをだすと入れ替え作業…
各地の避難所に直行便とか…
しばらく移し替えにかかるので、MP1分隊にコンテナの管理を頼む。


==ジオフロント==

A3ブロックが完成したので、
PXと大型冷蔵庫と大型冷凍庫と医療区間を作成、

カプセルを20程セットし、111号から120号まで着任。

……
カオル報告

今日は細々とした作業等いっぱいだった…




寸劇風後書き

作者「皆様が期待してた事故フラグこれで一つ折れました」

美幸「初期プロットにあったの〜?」

作者「ないけど…多分動かすかな?と」

美幸「まったく、誰かいれなきゃ」

作者「ん……というか入りそうなキャラがいないんだよな……ガンパレ組以外…
機械化歩兵は貸出禁止令がだしたし」

美幸「つまんないの〜」

作者「お前が入ったらよかったんじゃ?」

美幸「設定知ってるから入んないよーだ」

作者「かわいくないなぁ…まぁしばらく本編でないからいいか」

美幸「え??あたし衛士でしょ?」

作者「この国じゃ16才からなんだよ、お前は14」
中学生相当斯衛軍訓練校なら別です。

美幸「ガーン」

作者「だからお前に魔法かけて本編に」

美幸「へ??あ、まさか…前回の後書きの?」

作者「でも年齢がだぞ〜」

美幸「なんだろ??」

作者「ヒント…阿部高和化かも」

美幸「……いやぁぁぁぁぁ」

さて、無事に登場できるか?

注… ガンパレ編で難航し、初期プロットキャラ面に関しては崩壊しかかってます…

H24年4月11日改稿

G6ライノ入手しました。
後はホバーか…

H25年2月改稿



押して頂けると作者の励みになりますm(__)m


<<前話 目次 次話>>

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.