第49話『鋼鉄の咆哮の世界へ』


クワックワックワックワックワックワックワッ

アヒルからビームが発射されATフィールド展開し防御する。
断続的に空中に展開紋が形成される。
クワックワックワックワックワックワックワックワッ

(どひゃーやばいやばい)
逃げようとしているが多数のアヒルに阻まれ、スピードでも負けていて逃げ切れてない。

クワックワックワックワックワックワックワックワッ

ATフィールドがなければ間違いなくダメージがいってるだろう。
今ので展開数500は超えている。
クワックワックワックワックワックワックワックワッ
クワックワックワックワックワックワックワックワッ

何故こうなったか?というと…



時間軸は遡り…

世界扉を鋼鉄の咆哮の世界に開く前にカオルは平和日本の自宅から小笠原へと向かう。

小笠原父島が舞台にもなっていたからでもあるが、
オルタ4の世界では軍事要塞のままであり味気ないと思ったからでもある。
硫黄島の戦いが始まる前に終戦し、硫黄島自体帝国領のままであったからであり…

一方SRWの世界ではあるのかも不明であり…

端末ナビだよりに島へと向かう。

小笠原諸島は独自の生態系をもつ動植物が多い。
何しろ東京から1000kmで周りには小笠原諸島以外の島が殆どない。

ちなみに転生前にカオルは小笠原丸にのって25時間半かけてきた。
夏場の2泊3日強行便、小笠原にたった3時間程しかいられなかった。
時間かかりすぎ!!民間航空路線は?と思うだろうが…それがない。
硫黄島には飛行場あるが、自衛隊関係者及びアメリカ軍関係者以外基本的に立入禁止。

ときたまツアーがあるがグアムからのしか出てなく、軍用地ツアーとの事。
しかも戦友会に入会してるなどの条件が必要とかで…
つまり日本領でありながらアメリカからパスポートに判子を押さずに…
というか回収し、グアム帰国時に返却するらしい。
つまり硫黄島に関して日本国内から入島する手段がない。

硫黄島に関してはここまでで、他に飛行場等は?だが、母島にできるできないで、
今のところ計画段階にしかなってない。
これを書いている2010年の時点。
環境問題もあるみたいですが、
島民の方は早くできて欲しい…ようでした。

結局小笠原丸にのってはるばる行くしかない、
東京都にあって東京でない南の楽園。
ハイシーズン以外はいったらいったで一週間かかる土地。

竹芝を日曜日出発の、翌日月曜日に父島着、
その後3日間ホテルシップとして停泊し、金曜日出発で土曜日竹芝着のスケジュール。

ハイシーズンでも25時半行き、2時間停泊、帰りも25時間半…最低2日船内泊。

前、小笠原汽船が高速船を造船し、東京ー小笠原間を17時間で結ぼう…
の計画があったが、
造船したのはしたのだがおりからの燃料費高騰により、支援してた東京都や国交省が撤退。
計画ぽしゃんとなり…

小笠原諸島父島へたどり着つく。

豊かな緑の南の楽園、独自の生態系をもつ小笠原諸島は、
観光、ダイビング等のメッカとして海外からも注目されている地域である。

再び来たいと思っていて、それが図らずも来る事ができた。

やはり往復1週間という時間が再来にはネックであり…
飛行機なら1時間半なのだが、
多分計画進行してレプシロ機使用で八丈島ー母島から船で父島で3時間という感じだろう。

……

少し観光を堪能し再来を…と、世界扉の楔をうつついでに…鋼鉄の咆哮の世界へ…

世界扉をくぐり抜けた父島は要塞化していた。
至るところに砲台やレーダー施設が見える。
平和日本では遺構となっている軍事施設類が現存している状態の要塞島であった。
地下施設も張り巡らせ、本土防衛の要となっていた。

そしてそれらの砲台群はまだ破壊されてない。
(ステージ615の前なのか…)

検索を起動させ、

『ドック艦は何処だ?』

A『衛星を打ち上げて下さい』
(忘れてた)

虚数空間から衛星をだす。
セットしポチッとな。衛星は空高くのびてゆく。

しばらくすると…
A『ただいま詳細検索中』

(まだかな、まだかなぁ〜)

A『現在ドック艦はイギリ近海にいます。ナビしますか?Y/N』

(イギリス近海っう事は…ステージ190から310と、440から510の間か…
暫く日本に来ないか…)
少し悩んだが、
『Y』
カオルは一路ドック艦取得への、約半日の旅へと…


時は西暦1939年3月25日…東シベリアに位置する国ウィルキア王国において軍事クーデターが発生した。
国防軍が主体となり起こしたクーデター、
近衛軍は必死の抵抗をこころみるも兵力の差は歴然としており、
かろうじて政府首脳、王族達を近衛艦隊に乗船させる程度しかできなかった。

国王は近衛艦隊旗艦に乗船していた為難をのがれた。

しかし兵力の差は歴然としている事実には変わらず近衛艦隊は同盟国、大日本帝国へと身をよせる。

しかしそこでもまた追われる身になってしまった。
大日本帝国軍君塚艦隊司令は反乱軍と通じており、
身をよせてきた近衛艦隊の面々を拘留拘束した。

そして反乱軍を招き入れ、クーデターを起こし、
ウィルキア反乱同調派が軍の主流となり、
反乱軍の同盟国として戦争に参加してく…

軍事クーデターおこした国防軍将軍フリードリヒ・ヴァイセンベルガーは国家元首になり、
ウィルキア帝国と名乗り全世界へと宣戦布告する。
世界統一をも宣言して…

当初いくら軍事力があるからとしても国力差から、総兵力の差から無謀な宣言とみられた…
だが、戦況はウィルキア帝国軍優勢となり各地で押されていく。
理由としては…各地の戦線にあらわれた巨大モンスターというべき艦、飛行機の存在。
圧倒的な火力で反帝国各軍を次々と駆逐していく。
…超兵器とよばれる軍艦があったからだ。
反乱を決意したのも秘密に開発していた兵器があったかのもしれない…

日本を脱出した近衛艦隊は襲われていた同盟国ドイツ潜水艦からブラウン博士を救助し、
一路アメリカからイギリスへと再編の道をいく…

アメリカもハワイが陥落、太平洋艦隊が壊滅し西海岸を攻められ苦戦していた状態であった。
パナマも既に帝国戦力下、帝国は破竹の勢いで世界各地へと進出していく…
本来止めるべき存在ソビエトは領内無害自由通行を帝国に許可し、
更に黒海を提供するという譲歩ぶりだ。
これにより陸路での進行の心配がなくなった帝国は、
アイスランド・デンマーク・ノルウェー等を次々と占領し拡大してく。

そのころ超兵器を2隻撃破した近衛艦隊は無事にヴィルク国王を護りきり、イギリスの地にてウィルキア解放軍となり、
ウィルキア亡命政府の樹立を全世界にむけ宣言した。

そしてアメリカ・イギリス・オランダ・ドイツ共和国が反帝国を表明する陣営となる。
帝国の攻撃の一撃をうけとりあえず主権を保っている国である。
イタリア・フランスは攻撃を受けていない為事態を静観していた。

皮肉にも一国の軍事クーデターから帝国、反帝国に別れて世界を巻き込んだ、第二次世界大戦が勃発する…


== ウィルキア解放軍戦艦『はりまおう』の艦橋 ==

解放軍シェルナー中佐の艦隊はイギリスの補給をうけながら反帝国主軸となる。
唯一超兵器に対し撃破できた艦隊であったからだ。

欧州安定化作戦ゲイルヴィムルを実施し、

これにより国土の7割を失ってたドイツやオランダも息を吹き返し始め、
更に攻撃を受けたフランスが反帝国同盟に参加し、
更に強襲してきた超兵器デュアルクレーターを撃退する事ができた。

これで超兵器は3隻目を撃沈した。そして…

「艦長、少々よろしいでしょうか?」
敬礼し話かけてくる。ドイツ系の眼鏡萌え美人な博士、
名前はエルネスティーネ・ブラウン、ドイツ共和国軍技術将校大尉。
年は28歳。
現在同行しながら反帝国に協力し、
帝国軍の超兵器解析に尽力をつくしている。

「どうしました、博士?」
彼はライナルト・シュルツ。ウィルキア解放軍少佐、この艦の艦長。
年は28歳、海軍学校を主席で卒業した若きエリートである。

「ドイツ共和国軍からの情報なのですが、
最近ヴィルヘルムスハーフェン方面に大規模な物資の動きがあるそうです」

「物資輸送?」

「諜報を進めたところ、相当量の弾薬類が一箇所に集められてるようなのです」

「しかし、先日の北海会戦で敵艦隊も相当な損害を受けたはずです。
帝国としても、そう迂闊な動きはできないと思いますが」

「それはそうなのですが……
警戒しておくに越したことはないと思います」

「ふむ」

「艦長、司令部より入電です!」
通信席から大きな声が上がる…緊急内容だろう。

「北海上空に巨大航空機を発見!
レーダー反応から超兵器と推定されます!
針路からみて、目標はロンドンと思われます!」
彼女はナギ少尉。この艦の通信長。
ヒロイン候補の一人で歳は23歳。

艦「言った矢先…ですね」

博「申し訳ありません。
もっと早くに情報を入手できていれば」

艦「博士のせいではないでしょう。
とにかく出撃準備を進めさせつつ、状況を確認しましょう!」
艦橋が慌ただしくなる。
現在哨戒任務中なので一端作戦会議、対策等を開く為に、
艦「針路ドック艦にとれ!全速前進!」

双胴戦艦はりまおうが急速転回し、急速前進する。
ものの10秒もしないうちに80ktに加速し緩やかにスピードがおちる。

しばらく進むと浮きドック艦スキズブラズニルが見えてきた。
ウィルキア解放軍の現在唯一の本拠地と呼べる浮きドック艦…
その巨大な海上基地には様々な施設があり、
足は遅いものの無くてはならない存在である。

戦艦はりまおうは岸壁に接岸し、
艦スタッフはドック艦のブリーフィングルームへと急ぐ。

==ブリーフィングルーム内==

艦「ナギ少尉、接近中の敵は確認できたか?」

ナ「偵察情報の分析から、接近中の航空機は、太平洋戦で使用された航空超兵器と同定!
ロンドンを狙い西進中です!」

艦「あの、巨大爆撃機か」

ナ「超兵器は北海上空を低空で飛行中!
最終防空ライン到達まであとわずかです!
太平洋戦でのデータでは、通常爆弾の他、艦砲やミサイル等を装備している模様です。
なお、同海域にて哨戒任務中であった部隊が消息を絶っています」

艦「この超兵器は、まるで巨大な空中要塞だな、弱点はあるのか?」

博「多くの兵装を搭載しているのです。
超兵器といえども、他の航空機より、高度、速度は大幅に低下するはずです。
艦砲の予測射撃でも、充分対応できると考えられます」

艦「こいつを逃せば、ロンドンは火の海にのみこまれるだろう…
それだけはなんとしても防がねばならん」

筑「これまで超兵器を何隻も撃沈してきた艦長になら、きっとやれるでしょう。
さぁ、出撃のご命令を!」
周りとは違う服装の人物…
名は筑波貴繁、日本海軍特務大尉、57歳のよき日本親父さんだ。

艦「我が隊は超兵器爆撃機の迎撃に向かう!
けしてロンドンには近づけるな!」
おう!と至るところで声があがる…

艦「乗艦は空母あなただけよん。出航準備急げ!」

……

『あなただけよん』が5分もしないうちに出港し…一路ロンドンへ迎撃に向かう。

『あなただけよん』がロンドン北東にかかると、超兵器爆撃やその護衛艦がレーダーに捉えられた。

艦「航空機発艦せよ!」
命令とともに舷側エレベーターが航空機?を載せて上がってくる。
アヒル達が飛行甲板に上がってきた。

クワックワックワックワックワックワックワックワッ
クワックワックワックワックワックワックワックワッ
順次にカタパルトに乗ると射出される。

ナ「超兵器爆撃機、本艦を攻撃軸線上に補足!
敵は速射砲を多数装備している模様!」

博「爆弾やミサイルの直撃は致命的です!
敵の正面をさけ、側面や背面から攻撃を」

ナ「超兵器爆撃機射撃開始しました!」

艦「各砲座、応戦準備!引き付けて撃て!」

アヒル達が敵艦に襲い掛かる…
クワックワックワックワックワックワックワックワッ

アヒルの口から荷電粒子砲がうちだされ当たると爆散する。

超兵器爆撃機は、『あなただけよん』を爆撃しようと針路をとる…

艦「対空砲火!!」
艦の至るところに設置してある対空パルスレーザー、CIWSが火線を放ち、
対空ミサイルが射出される。
連続して、尋常なほど射出され、一発1000万円だとしたら…既に5億円…6億円…

超兵器の爆弾槽が開き爆弾が幾つもおちてくる。数にして100発程どれも10tサイズ爆弾に見える…

艦「急速転回!」

Gを無視した転回により一気に90度転回され爆撃軸線から艦の進路をとうざける。
筑「被弾!小破!」
爆撃機下部からの速射砲は流石にかわせられない。
だが百発や二百発程度なら沈むわけもなく、

筑「超兵器、尾翼部損傷!!此方の攻撃きいておる!」

艦から放たれたミサイルが次々と爆撃機に襲いかかかりダメージを与えていく。

ナ「左舷11時方向弩級戦艦1!」

艦「超兵器は航空機に任せ、対艦戦!沈めるぞ!ニャンコレーザーてぇ!」
艦からレーザーポインターが放たれ超兵器爆撃機をロックオン後、
対艦戦に入ってく。

アヒル達は、
クワックワックワックワックワックワックワックワッ

空母から出たレーザーポインタに誘導され一気に超兵器爆撃機に襲い掛かる。

対空パルスレーザーがメインだが速度が違う。アヒル達はマッハ5を越えていた…

ダメージがだんだんと蓄積され超兵器は火を噴き初め、とうとう耐え切れず至るところで爆発をあげる。

ナ「超兵器爆撃機、墜落していきます!」

博「艦長お見事です 」

筑「焼き鳥一丁あがり〜!ですな。酒が無いのが寂しいですが」

博「敵の特性見抜いた秀逸な戦闘指揮でした」

アヒル達におそわれたら超兵器は形無しだろう。
空中に飛ぶ以上空力に頼る、つまり装甲は薄いはず。そこをアヒル達に襲われたのだ。

艦「敵墜落地点を確認後、残存敵艦掃討しつつ基地に帰投する」

ナ「まって下さい!」

艦「なんだどうした?」

ナ「未確認飛行物体がいます!今、航空機隊が追撃しています!」

博「あれは!?!?敵の超兵器!?、いやあんな小型の超兵器等」
艦橋の双眼鏡から覗いてた博士が答えた。

艦「超兵器だと?まさか2機目か」

博「ええ、可能性があります。何しろあのシールドの様なもの、未知の領域ですから」

艦「なんとしてでも、撃ち落とせ!ロンドンを守るんだ!」


== 少し前… ==

ナビ通りに進んできたカオル。

すると、
(おんや?あの巨大飛行機は)
巨大なエイを思わせる機体は超兵器爆撃機『アルケオプテリクス』
大きさ約400mは超える重爆撃機で、ナビの同じ方向へと向かっている。

(となると、ステージ310か)

ロンドンやイギリス各地を爆撃し戦力反帝国の欧州側で比較的現存する生産力をはぎ、
帝国の欧州侵攻作戦をかなえる為でもある。
オランダやドイツに供給している補給が途絶えるとたちまち戦局は帝国有利になるはずだ。

(そんな化け物でも主人公艦隊に迎撃されたら…)

爆撃機について行くと…
戦闘が開始され、アヒル達が超兵器に襲い掛かっている光景がみえた…

(う〜一方的だなぁ。にしても動力源なんだろ?)
アヒル達はジェットを出すわけでもないのに…音速を軽く超えている。
そもそも人が乗っているのだろうか?
旋回能力も10G超えていよう。
まさに瞬殺圧倒的。

(アヒルとなると主人公艦は…空母の筈だけど…いた)

戦艦と主砲戦?を行っている空母がいる。
空母からは波打つ蛇行ビームが発射され相手戦艦を攻撃している。
発射機はよく見ると猫…そうニャンコビームが発射されていた。

そして相手側、ウィルキア帝国軍戦艦も時代背景にそってない兵器を使用してる。
まず光学兵器が艦から放たれ空母に直撃する…が防壁が展開される。
光学兵器類のダメージを軽減する電磁防壁が双方ともに展開され、
戦艦から実砲弾…多分46cm砲だろう放たれ空母に直撃するが、
これもまた超重力場が展開し、あまり空母にきいてない…

そして手数は空母の砲が上でありガチ撃ち合いで戦艦を爆沈させた。

一方巨大爆撃機…はアヒルにたかられて火をあげ墜落していく…

(8週目ならいいなぁ)

と見ていたら…
クワックワックワックワックワックワックワックワッ
襲い掛かってきやがった!!

これで冒頭のシーンに戻ります。

逃げようにしても機動力ありすぎのアヒル達…

(だぁぁぁ!)

空母から対空ミサイルが襲い掛かってくる。
当たる度にATフィールドが展開される。
対空パルスレーザー、実弾も当たり始める…

(うぜぇぇぇ)
まさに使徒の気持ちがわかるようだった…

カオルはたまらず急降下する。

クワックワックワックワックワックワックワックワッ
それを追いかけるアヒル達…

クワックワックワックワックワックワックワックワッ
クワックワックワックワックワックワックワックワッ

(しつけぇぇぇ!)

横からはパルスレーザーが15門当たっている…

そのまま、海中に!

盛大な水しぶきをあげカオルは潜って逃走を図る。

……

空母『あなただけよん』艦内では…

ナ「艦長!敵超兵器、水中に潜りました!」

艦「クッ!水空両用というのか!対潜攻撃に切り替える!ASROCてぇ!対潜ヘリ出撃せよ!」

シーリンクスMK88がエレベーターから上がってくると、飛び立つ。
飛び立つ間にもASROCがミサイルセルから次々と撃ちだされる。

……

一方カオルは、
水中にてしつこいASROCの追撃をかわしていた…
水中では抵抗の関係でスピードが上がらない。

(クッ、海神でも持ってくるべきだったか)

カオルはかわしながら一路ドック艦の方へ…

……

空母艦内

ナ「敵超兵器、今だ健在!あ、まって下さい…針路ドック艦の方向に進んでいます」

艦「なに!?!?至急通信をとれ!ドック艦に控えている全艦を出撃させよと!」

ナ「駆逐艦ぽんぷきん、フリーゲート艦長ラブ、戦艦はりまおう、潜水艦うぉっしゅれっと、至急迎撃発進して下さい!」

……

カオルは…

(やっと巻いたか?)

と思ってた矢先に…

ボフゥボフゥ

爆雷の洗礼を浴びていた。
爆雷は深度に到達するといてもいなくとも爆発する…

(クゥオゥ)

爆発の衝撃波に翻弄されていた。

そこに対潜ロケット弾が撃ち込まれカオルに直撃、ATフィールドが展開される。

更に水上艦から水中用のレーザーが撃ち込まれまたもやATフィールドが展開される…

(やめてくれぃぃ!)

何とかカオルでも殲滅できるだろう。
だが、この世界のキーである主人公艦隊、落とせないから…どうしようもない。

攻撃に翻弄されてると…

(うぉう!)

かなりというか物理無視の速度で漁雷が撃ち込まれてくる。

見ると…すごいスピードで潜水艦が迫ってくる…

カオルたまらず浮上。

そこには…160cm単装砲で狙いをつけた『はりまおう』
406mmガトリング砲3門で狙いつけた『艦長ラブ』
超怪力線つんだ『ぽんぷきん』がいて、

ファイヤーの掛け声が聞こえたかのように…
一斉に火を放つ!!

ものの20秒ぐらい直撃乱射状態になってた。

そして…カオルは…

……




寸劇風後書き

作者「ここで主人公がかわってっと………」

あ号「わたしが……主人公に……なるのだな?」

作者「うぉ……あ号呼び出す前に出てくるなよ…
まだ執筆中なんだからさ…」

あ号「……まぁ……ほかの……もの…だせない…だろ?」

作者「う〜ん……確かになぁ…他の人がでるとシバかれそうだ…
だせてゲストのナギ少尉??」

ナギ少尉「は〜い!!呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん」

作者「………いった先からくるのか…」

ナギ少尉「まぁ、鋼鉄の咆哮編だけでしょ?あたしの出番は…いいじゃないの」

作者「……まぁいいか…あ号、さようならぁぁ」

あ号「……ひ…ひどい……」

時空間に吸い込まれるあ号…

作者「して、ナギ少尉」

ナギ少尉「な〜に?」

作者「なんと戦ってるかわかってる?」

ナギ少尉「…本編では超兵器と戦ってます!!絶対しとめます!!」

カオル……リタイアか??

H25年2月再改稿



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