第87話『帝国動乱編その4 鎮圧』


日本帝国領空外の空に飛び立った第66機甲大隊、
管制の誘導に従い横浜基地を目指していく…

かつては高空をまう空中管制機によって戦場に赴いたが今は違う…

まず空中管制機等は27億7千万ドルと高価すぎて、対光線級防御手段が航空機は無いため、
とてもでないが前線に持って行ける代物でない。
アメリカ本土用であった。

その為、基本的に指揮戦闘車が管制を行うが、まず日本帝国本土内に展開はできない。
BETAに占拠された場所おいても基本同様であり、
地上車が揚陸艇等で上陸展開すると撤退するまで、アメリカ軍は見捨てる事ができない。
かといって水上艦艇で管制能力もつ艦は最低10億ドルかかるし人員もだが、
いざという時に逃げれず、
更に今回は事前的には帝国本土に近づけられない。
かといって管制無しでは…

の問題をかたつけたのがCH-47の管制型であった。

水上において着水可能なフロートをつけ待機可能、
戦術機に追従し陸上展開可能なこの管制ヘリは、
上陸作戦において高価な艦船を危険に晒す事なく役目を果たしていた。

『ゴーストナインからハンター1、戦域情報を送ります。
現在関東一円にて大規模な電波妨害が発生中、
現地情報は不明です』
EH-47からコンタクトが入る。

「ゴーストナイン、電波妨害はわかった。偵察衛星からの情報は?」

『現在、偵察衛星からの現地情報がえられません』

「はぁ?何でだ?電波妨害なら届く範囲でや―」

『いえ、では無いです。重金属雲に包まれたかの様に…』
光線を防ぐ為の重金属雲は、偵察衛星の解析機能を阻害する弊害がある。

「つまり誰かが意図的に重金属雲を展開させた…か?」

『はい』

「わかった。戦域情報支援が無いが…致し方ない」
敵対行動機の情報が全くえられないのが厳しい…

『すみません』

「後30分はクルージング、帝国本土へと突入する」

……

房総半島上空に差し掛かかったあたりで…

『少佐、レーダーに感あり、前方から機体がきます』

『あの距離なら…いえ…まっすぐこちらに…』

「ばかな」

そうだろう…彼等ののる機体はFA-22最新型のステルス戦術機、
こっちの機体より向こうが先に感知する事はありえない。

しかも電波障害中に…でもある。
EH-47が感知されたかもだが水平線ギリギリで、かなり距離をとっている。
ありえない話だ。

「総員戦闘準備、但し命令あるまで絶対に発砲するなよ」

『了解』×多数

『あ〜そこの接近中のアメリカ軍第66機動大隊に告ぐ』

「なに?…ばかな…」
こちらのIFFは潜入の為公開はしてない…ばかりか所属を名乗る前に自隊を特定していたとは…

『こちらは異世界軍だ、領空内への立ち入りは、
日本帝国の主権において認めない…直ちに領空外へと退出願いたい』

「こちらは第66機動大隊だ…そちらが異世界軍である証拠がわからない…
よってそれには応じる事ができない」

『ふむ…そうだな…今、そちらの機体にデーターを送る』

機体データーがきた…確かに異世界軍のマーカー。
「確かに異世界軍所属機は確認した…しかし、我が隊は仙台臨時政府により、協力するように命じられている」

『当、横浜国連基地は、国連軍、及び異世界軍において管制下におかれている。
また日本の正当なる政府である榊首相以下閣僚を保護し正当な政府が機能している。
また我が異世界軍の独立統帥権に干渉する問題だ…
よって、こちらからの要請がない限り受け入れは認められない。
また先程警告した通り正式な内閣、榊首相以下の日本政府の要請ではない…
貴隊らは帝国主権を侵している…
これは警告だ、領空より退去せよ』

異世界軍の機体が周りを取り囲んできた。
(撃震?それにあの機体はなんだ?不知火に似てそうなんだが…)

『繰り返す…』

「わかった…当大隊は帰艦する…総員、転身!!」
政治問題になる…判断し、命令を下したとたんに…

『な、テスレフ少尉!』『ノベコフ!!』『スローネ!』

『発砲するな!!』

「どうした!」

『戦闘行為と見受けられる…全機、発砲機体を無力化せよ!』

「まった何かの……」

次の瞬間ありえない空力機動によって…
発砲した機体は行動不能にさせられ…
墜落か?とおもいきや捕縛状態で飛行を続けられている…

『当、異世界軍は、ただいまの戦闘行為により、
貴官ら、アメリカ軍第66機動大隊対し、拘束を命じます。
離脱ある場合においては命を保障しません…いいですね?』

「クッ…しょうがない…貴官らの指示を受けよう」

『各機体の武装を解除します。自分が周りますので手渡しでお願いします』

「聞いたか?素直に武装解除に応じるぞ…」

……

アメリカ軍第66機動大隊は捕縛拘束され、横浜基地の異世界軍エリアの牢屋にぶち込まれ…

空母に逃走できた機体はただ一機EH-47だけであった。

……

「ふう…あとこの帝都守備連隊…
いやもう28機程だから大隊未満か」

『ですね…』

彼等に情報はリークし、この横浜基地へと向かっている。

電波妨害は解除済みだ…

迎えうつはA-01と、M9のキャステロ機、スペック機だ…

B-01は富士教導隊を捕縛し帰還中であった。
ASチームの南大西洋部隊もそっちにいっている。

『ねぇカオル…』

「ん?」

『ばれちゃった…』

「え?」

『カオルとの初めての事〜』

「……誰に?」

『カオルー!!おめでとう!』『いやーめでたい』『不潔です』
『いいなぁ…あたしより早いし』『狙ってたのに』
『今晩押しかける』『わたしいきおくれに…』『水月中尉はもうやりまくり』

『ちょっと!!』『と、河田先任から』『河田〜!!』『わたしいってないです宗像!!』

『あはははは…』

「うんまぁしょうがないさ…」

『ところで…キャステロさんって強いの?』

「ああ、エースだな」

『速瀬中尉どうかな?』

「ふむ…いいんじゃ?」

『速瀬中尉の想い人…いっちゃってさ…
あと、同じく思ってたのが、涼宮中尉…
なので見てられなくて…』

「だな…セッティングしてみるか…」

『よろしくね』

『さぁさぁじゃれるのはおしまいだ…来たぞ!!』

「キャステロさん、スペックさん」

『なんだ?』『ボス?』

「要注意なのが、この沙霧尚哉、駒木になります。当たりにいきます?」

『沙霧にあたりにいくとしよう。ウルズ8いくか?』

『駒木にあたりにいきます』

「わかりましたお願いします。くれぐれも…」

『捕縛だよな』『捕縛ですね』

「ヴァルキリーズの皆も捕縛をよろしくお願いします」

『了解』多数

阻止線をはっている迎撃部隊の前に沙霧連隊の残機が現れた。

『そこの道を塞いでいる異世界軍、国連軍に告げる。
我々は帝都守備第一戦術機甲連隊である

ゆえあって横浜基地にいる逆賊、榊首相以下十数名をもらい受けにきた…
通して貰いたい』

「こちらは、異世界軍、渚カオル国連大将です。内閣閣僚は当異世界軍の保護下にあります。
よって、正当な政府以外からの、その様な要望は受け付けられません。
また貴方方、クーデター軍においては日本帝国主権政府より、鎮圧の依頼がきています」

『名乗り遅れた…わたしは沙霧尚哉、日本帝国軍大尉だ…
その主権政府自体が売国奴の集団なのだ!
ゆえに我々は立ち上がった…
我々の大義…貫きさせてもらうぞ…総員抜刀!!』

「わかりました…受けて立ちましょう戦闘準備!!」

『押してまいる!!』

「いけぇ!!」

双方がぶつかりあう…

ウオオオオォ!!
魔撃震より咆哮があがり、スタンスティクを握りしめ…右翼に向かう…
(手筈通りだな)

ウォォォォ!
跳躍し雄叫びをあげながら一気に…
(ちぃ)
ガァァァ!
かわされたので左手で相手の機体の足を掴み、
Gをころすとともに引き寄せ、突き刺し、電撃を相手の機体にながす。

(まずは一機)
ウォッフ!
すぐさま抜き、横移動し、別の機体へ突き刺し電撃を流しながら…
(二機目)
抜き、相手の身体を軸にしながら別の機体へ跳躍…
ウオオオォォ
(さすが帝都守備連隊第一機甲連隊…)

かわされながら…36mm突撃砲当たる感触がする。
ウオオオオォォォ!
(ATフィールド!!薙げ!!)

うった機体の膝部分を狙う…
切断されバランスを崩しはじめる。

ダッシュしてスタンスティクを突き刺し、電撃を流す。
抜き、周囲を見渡すと…
(次!!……ちととおいいか)

ガフガフガフ、ウォォォォ!!
(うぉりゃぁぁ)
誰かの機体と鍔ぜり合いの最中に横から突き刺し電撃を流す。

『ちょっと!!もってくなぁぁ!!』

ガオゥ!
「わりい!」
すぐさま抜き、

(次!!…あれか!)
ガフガフガフガフ!
かけるかけるかける…
ウオオオオォォォ!!
大跳躍…

遠距離で、撃ち合ってた機体に真上から襲い掛かり…突き刺し電撃をながし…

(つぎ!!……あ…おしまい??)


…戦場でたってるのは既に味方機だけになっていた…
(パワーバランス悪かったか……な?3分位?)


「各機状況報告」

『こちらキャステロ、沙霧大尉捕縛ずみ』

『スペック、同じく捕縛』

『伊隅だ…異常なし』

『水月よ……あとでカオル覚えてらっしゃい』

『西坂よ…水月中尉の相手よろしくたのむぞ』

『河田です…あとで肩もみましょうか?』

『高畑………異常なし』

『風間よ…この機体好きだな』

『宗像…今晩はイッシーと?』

『石橋…宗像さん…無事よ。カオルの機体のおかげね』

『小倉…はぁカオルあたしのボディにぃ』

『オグ!!』

「あははは…よっし、各機捕縛機体から丁寧にクーデター軍衛士達をだしてくれ」

『了解』×多数

行動不能に陥った機体から、
各パイロット達を後方から来た兵員輸送車に移送し…

…クーデター最後の部隊の抵抗は終わってしまった。

……

クーデター側に戦術機3個連隊規模、戦車等車両が414台、ヘリ等航空機含め42機、
歩兵部隊、後方部隊人員あわせ、約1万人が参加した。

鎮圧による被害として、機体の損失、ほとんどが電気系統の焼き切れによるもので、
人員的損失は戦闘によるものは0。

というこの規模のクーデターにしては珍しい結果におさまった。
経済的損失は…道中でオブジェが発生した為に渋滞が発生しかなりあった。

……

日中…

「あちぃ…」

クーデター派が未明の内に行動をおこしたのが、秘密裏に制圧目的もあるが、気温の理由もある。
なにしろ最高気温時には黒塗装車体なら、生焼け目玉焼きが日本でもできる程であり…
戦車にのる際等も火傷しかねない程あがる。

それが現在12時、いまだオブジェのまま動けないクーデター派軍人に対して容赦なく日光が照りつけていた。

まだ声だせるなら元気あろう…

脱水症状防止にオブジェと化した軍人に人道的に給水処置やまたテント等で日光遮断したり、
足元とアスファルトの間をうまく切断し、横に寝かされて冷たい冷気をあてられている女性軍人もいた。
一般市民や警察官、クーデター派でない軍人等が救援に手をかしていて、
帝都内各所でそのような光景がみられる。

「いつになったら…あ、きたぁ!!こっちだぁ〜お〜い」

除去作業部隊とかかれた旗をかかげボン太君、
コバッタ達がオブジェと化したクーデター軍に寄ってくる。

クーデター派軍人達は溶剤で接着材をとかされると武装解除され、
近場コンビニのトイレに駆け込む、簡易的健康診断等行われた後、
収容所へと兵員輸送車で運ばれていった。

……

同日夜…

各地で今だクーデターの後処理、特に最優先でオブジェ軍人の処理がおこなわれていた。

勿論漏らしたり脱糞した人もいるとは十分予想できた…15時間以上オブジェのままの人物もいるはず…
幸い付近住民の協力で脱水症状での死者はまだ出てなく…

……

帝都城謁見の間では、首謀者の沙霧大尉、榊総理、殿下、カオルが対面していた。

「そなたが沙霧か?」

「は。敗軍の将ながら、拝謁の栄誉を賜り、真に恐悦至極にございます。沙霧尚哉であります」

「面をあげるがよい」

「は」
沙霧大尉の顔が上がる。

「此度、このような形でそなたと顔を合わせねばならぬ事、誠に遺憾です」

「殿下に多大なるご心労をおかけいたしました事、塗炭の苦しみでございます」

「私は、そなた達をかような立場に追い込んでしまった、自らの不甲斐なさが口惜しいのです」

「殿下…この決起は、殿下のご尊名において遂行された軍の作戦の多くが、
政府や軍にとっての効率や安全のみが優先され、本来まもるべき国民を蔑ろにしています。
しかも国政をほしいままにする奸臣どもは、その事実を殿下にお伝えはしてないのです。
このままでは、殿下の御心と国民は分断され、遠からず日本が滅びてしまう…の判断により今回の決起に至った経緯です。
畏れながら、今この場にいるそこの榊も逆賊に連なる者。殿下がお心を痛める由は微塵もございません!」

「沙霧…榊は私の忠実なる臣下。
榊を逆賊というならわたしも逆賊というのと同じですよ?」

「殿下…」

「榊達は彼の者なりに、国と民とそして世界を想い、それを救うために力を尽くしてきたのです。
その想いが純粋であるが故に齟齬や対立が生まれるのは往々にしておこりうる事。
そして、それを御し切れぬ我が不徳こそが責められるべきなのです」

「畏れながら殿下、将軍の御尊名において行われるべき政が、殿下の御意思を違えているという現状こそが許されざる事なのです。
無論、人のなす事に絶対はございません。ですが、それを正そうとする心を持たぬ輩は、殿下のそのような言葉ですら都合のよい隠れ簑に利用しているのです。
齟齬が生じたならば、それを正すのは殿下でなく、政府や軍でありましょう。
しかし残念ながら、今の彼らにそのような自浄作用はもはや望むべくもありません。
先の戦いのおり、急遽仙台臨時政府が米軍の受け入れを殿下に伺わず発表したのがその証拠…」

「沙霧…そなたの申す事はわかります。されど今の帝国の有様…これは将軍である私の責任である由にはなんらかわりはない。
故にそなた達が私の為に血を流す必要はないのです」

「殿下……畏れながら、殿下の潔く祟高な御心に触れ万感こもごも到り、心洗われる思いにございます。
しかしながら、かの米軍や、異世界軍の介入は重大な内政干渉でり国家主権を脅かす蛮行である事実は、けして変わる事ではありません。
事ここに到り、潔く賜りましたこの機会……このような事態を招いた不面目を棚に上げても殿下にお伝えせねばならない事があります」

「申すがよい」

「こたびの件は米国の思惑を成就せんが為の謀にございます。
極東での復権を望む米国政府は、米軍派遣の口実を作るため、帝都での騒乱を望んだのです。帝都の戦闘から、米軍が殿下を救出し保護し、
日本の騒乱を平定する…これが米国の当初描いた筋書です。
そしてまた米軍をたやすく受け入れようとした、仙台臨時政府のもの達こそが、帝都を戦火にさらそうとした張本人なのです」

「米軍は、わたしの友である異世界軍の手で逮捕できたのですよね?」

「はい。横浜基地に進駐しようとした際に武力行使があり、逮捕した者より、CIAによる占拠等の計画を白状させました…
あと、確認しますが、沙霧大尉…榊首相以下内閣閣僚を殺害する計画でしたか?」

「殺害!?!?いえ、幽閉の上、殿下に権利を返上させる計画でしたが」

「これも裏がとれてますが、内部におけるCIA工作員が命令を変更させてますね」

「そんな…榊殿…申し訳ない…命までは…」

「沙霧大尉、すんだ事ですし、わたくしも無事でしたから…」

「殿下、さりとて、私が決起してしまった罪、ぬぐえるものではない事は重々承知しております」

「血は血をよび、争いは争いを生みます。そのような仕儀をもたらしたそなた達の此度のおこない……それは、私や民の心を汲んだものだと本当に言えるのでしょうか?
将軍の意志を民に正しく伝えることが、そなた達の本意であったとしても、
それが伝わらぬ者、それを阻む者を排除することが許される道理であろうか。
そのような行為をするものが、民の意志を語る資格が在ろう筈がない。
国とは…日本という国は…民の心にあるもの。
そして将軍とはそれを民の心にある日本を映す鏡のようなもの…私はそう考えています。
もし、映すものがない鏡があったなら、それは何と儚い存在であろうか…
日本を守るというのは即ち、民を守るという事……
民のない国など、在りはしないのです。そなたがそれを一番わかっていながら道を誤ったのです…
されどそなた達に残された道があります。日本の行く末を憂うそなたの想い…
志は私がしかと受け取りました。
これより後は、常に此度の件を戒めとし、民のため、日本のために尽瘁する所存です。
煌武院悠陽の名にかけて…そなたに誓います」

「殿下ありがたきお言葉の数々我が身には過ぎる栄誉にございます…
我が同士の処遇…くれぐれも宜しくお願いいたします」

「殿下」

「カオル殿なにか?」

「沙霧大尉についてですが、このままだと死罪に?」

「もとよりは覚悟の上」

「そうなるかと…」

「今回の騒動、幸いな事に死者は出ませんでした。
その上でのお願いですが、除隊に減刑お願いできませんでしょうか?
かの者達とて、殿下を思ってこその行動…その命役に立てずに散らすには惜しい…」

「しかし…」

「そこで我が軍にスカウトの上、殿下の矛として…いえ、
世界の矛として活躍させたいと思いますが…」

「そなたの軍にか?しかし…」

「殿下、その根源となった政治的権限ですが、
新内閣設立時に権利を返上いたしたいと存じ上げます」

「…わかった…沙霧達の事よろしく頼むぞ」

「はっ!」

……

殿下の放送がはじまった…

『我が親愛なる日本国民の皆様。長きにわたり多大な苦難を強いている事、誠に申し訳なく思います。
此度の事件は、若き命が国の過ち、延いては私のいたらなさを正そうとしたが故の決起でありました。
日本国民の皆様、民と国のため…数多の英霊の遺志を背負い、私は歩み続けます。
どうか、皆様のお力を今暫くおかし下さい。同じ過ちを繰り返さぬよう、各々が為すべきを為せるよう、
共に未来を見据え、歩んで参りましょう』


即日、異世界軍元ミスリルコマンド部隊による仙台臨時政府要員の逮捕劇があり、
帝国に引き渡され国家反逆罪として処罰する事になった。

「何も知らない!!」
と白々しくいってるが、
叩けば叩くほどホコリがでるようで…

また、クーデター兵内部のCIA工作員も逮捕監禁でき、
帝国軍内部の工作員も一掃できたのはいうこともなかった。

後日、榊首相以下保護した面々+帝国派による、新内閣が組閣され、
煌武院悠陽殿下に政治的特権を含む権利の返上。

以後内閣は殿下の補佐的役割になり、殿下を助ける役目となる。

(ま、人死はでなかったし…万々歳かな??
…さて、アメリカどうしよう??CIA癌すぎるよな)




寸劇風後書き

作者「クーデター編終了〜〜〜」

ナギ少尉「しかし、本編入る前に起こっちゃたね…」

作者「だなぁ…原因は異世界軍のプラントにあるけどな」

ナギ少尉「その技術というかそのものがほしかったの?」

作者「現状、プラントに生産できてないものは殆どない……まぁプラント自体は秘密だが、
CIA工作員が多数逮捕され、現状横浜には絶対なんかある…
…がユーコン基地におくった魔ゲシュでわかっちゃったからね〜」

ナギ少尉「ところでウォーケン少佐とかどうするの?
またすっぽんぽんの裸にして送り帰すの?」

作者「それは次回…のお楽しみに…サブタイトルは帝都動乱終了…そして日常へ…」

ナギ少尉「なんか日常って何回でたの〜?」

H25年4月再改稿



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