第96話『佐渡島ハイヴ攻略編2 地上部制圧へ…』



2001年9月20日午前10時

[ところでマスター、このままハイヴ攻略しない?]

「ん?…ん〜」
コバッタに言われて考え始める…

[今、情報から分析すると、ハイヴ内部には光線級すくなく、残り16万匹…
他のハイヴからの増援予定もなし、絶好のチャンスだよ]

「ふむ…そうだな…」

(落とすか…)

人類はハイヴ攻略成功したのはたった一つ、横浜ハイヴのみであり、
しかも通常兵器ではなくG弾という大量破壊兵器をしての攻略でしか成功してなかった。

そのハイヴを落とすチャンスと囁かれる…

佐渡島ハイヴ内部にはまだまだ個体数は多数いる。
16万匹…それの完全駆除が異世界軍の目標であり、軍備増強を目指していた。

20日現在、
異世界軍の戦力は…今日使用したさいたま級やG6ライノをぬかしてあげると…

まず50.8cm砲をつんでいる魔紀伊級が2隻、それに明日1隻艤装が済み進水する。

ダナン級は対BETA戦には使われないが為に抜かすと、
海上戦力はこの2種の艦に限定される。

地上機動戦力は、魔ゲシュペンストB-01が、
現在実戦練度達しているのが39名39機。
やっと大隊規模となっている。

その他沙霧大隊、ウォーケン大隊、
ジャール大隊。

そして、数からして完全に主力といえよう…スフィンクス…
現状、突入主力戦力といえるスフィンクス、日産が106機…で現存1794機。
だが核融合炉に変換中で実質的機数は増えてはない状態だ。


カオルはハイヴの再利用にを計画していて再三コバッタに話していた。

理由としてはBETAの移動原理の一つに補給がある。
エネルギーの補給であり、尽きると動かなくなり餓死してしまう事がわかっている。

そこで横浜ハイヴみたく頭脳級を生かしたままにしておくとどうだろう?
勿論通常そのままだとBETAが次々と生まれるが、
カオルの力により、頭脳級を支配下におき、
生産を止めた状態で生かしていたら…


間違いなく何も知らないBETA移動集団は補給しにくる。

現状、佐渡島ハイヴには鉄原ハイヴ、重慶ハイヴ、
ウランバートルハイヴ、ブラゴエスチェンスクハイヴ、
以上4つのハイヴの自由移動群…または飽和した集団が佐渡島ハイヴへと来るのが確認できている。

さらにその4つのハイヴは、よりオリジナルハイヴに近いハイヴから押し出された移動群が入ってきてくる。

つまり内陸部から次々と押し出されて、人類に近い箇所のハイヴにエネルギーを求めて合流、
そのハイヴで支えきれなくなり…
大規模侵攻が発生する。

だが佐渡島ハイヴの頭脳級を生かしたまま再利用したら…

つまり4つのハイヴから補給しにきた集団のルートを限定させ、
迎撃体勢が整える事が可能であった。

佐渡島迎撃基地構想である。

勿論直接各ハイヴから日本帝国領に侵攻してくる可能性もある。
特に鉄原は日本帝国本土すべてを活動範囲におさめてはいる。
重慶も3000kmあたりと帝都までならかろうじて直接、
鉄原経由ならやはり本土全体を活動範囲におさめる。

だが佐渡島基地ができるならば大幅に佐渡島基地で迎撃でき、
直接侵攻の可能性が激減するだろう。

だだし再利用基地化するにはハイヴ内を完全駆除する必要があり、
もう少し軍備を整え来月末には…と思ってたが…

「よし、やろう。佐渡島ハイヴをそのまま貰い受けたいし、帝国に打診しておいてくれ」

[了解、マスター]

「さいたま級、魔紀伊級は、青函海峡から日本海側へ回航。
佐渡島ハイヴ攻略戦…23日を目処に発動する」

[イエス・マイ・ロード!!]

カオルは必要な指示を飛ばすと、
コバッタ達の増産にかかる。

その間にト族の方々を出しファームコロニーへとご案内…
ト族…兎族ともかく少数民族であった。

中帝国のコロニー猫玉に強制移住させられた、
白いふさふさ、黒いながみみの大きな耳…
つまり兎から発展した二足歩行の人、亜人とも呼ぶが、兎人である。

外見はまさに兎がそのままたった感じであり…
一応は服は着ていたが…

猿から発展した猿人族つまり人間が主流の大帝国世界の銀河においては、少数派である。

ただしあくまでも少数派であり、様々な種族がいる。
イタリンでは豚から二足歩行化し人間に近づいた種族、
ポルコ族を始めとした豚人種が国を牛耳っている。

マダラスカルではアライグマから二足歩行化して人間種と共同生活をおくっている。

他にも大帝国の世界には不思議な力をもった種族…
宇宙空間、つまり真空で生息できるのもいる。
生身の銛で宇宙戦闘艦とやりあう暗黒人。

またハニワ族等多数多彩な種族が大帝国の世界には生活をおくっている。

兎人達が人間と結婚し子供を産んだらどうなるか…
新たな人種の芽吹きにもなろう…


救助者の話に戻るが…
南京モンから救出した中帝国の司令部スタッフ達。
亜人ではなく人間族。
死亡状態からの救助でまだカプセルインの状態の為医務局預かりにおくられた。


2001年9月21日


引き続きコバッタ達やヤドカリ達を増産中だったのだが…
帝都城に呼ばれた。

「異世界軍、渚カオル参上しました。殿下、何事ですか?」

「カオル殿、佐渡島ハイヴを攻略するとか…」

「はい、23日より上陸作戦を行います」

「私達、帝国臣民の悲願であります。何とぞ…ハイヴ攻略、よろしくお願いいたします」

「はっ!」

「ところでカオル殿、攻略後佐渡島ハイヴ跡地を異世界軍の基地にしたいとか…真か?」

「ええ、日本を護る拠点にしたいと思います。
またその先別のハイヴを落とした時にも同様にするつもりですが…」

「帝国としては異論はありません。
が、軍の方から攻略作戦混ぜて欲しい…
悲願の攻略に…との事です」

「更新した機体の属する部隊でならと、
ご返答お願いします」

「そのように伝えますわ…月詠」

「はっ!!」

「土地権利上の手続き等、あとの事頼みます」

ハイヴ攻略後の佐渡島全土の権利を手に入れるようになる。
佐渡島は…避難できた人が一人もいなかった為、
解放できたとしても無人の島になるからであった。

(あ、そういやぁ)
カオルは帰り際に足りない機体に気がつき、ハンガーに戻ると追加注文に入る。

レイバーの機体を基礎として、
下部を安定したタンク部分に変更、キャタピラ、モーター強化、荷台を追加、
また各種レイバー用のアタッチメント装着、使用可…

有人機でないため、コクピットは改造せずに、
作業用レイバータンクとして20機ほど注文。

引き続き増産作業していると、
医務室からナデシコ世界の死者蘇生が終わったとの情報がはいり、
その内一人が話したいとの事で呼ばれた。

「私の娘は、アイはどうしたのですか?!」

「落ち着いて下さい…まず結論から話ますと、アイちゃんはこの後みかん渡してくれた青年アキトに、
再会する事ができます」

「それって…」

「ええ、残念ながらあなたが死んだ時点で運命がわかれました…」

「あああ……」
泣き崩れるアイちゃんのママさん。
最愛の娘ともうあえなくなったのだ…

「あなたが生きかえったからアイちゃんの運命がわかる事になります、
それだけでも…」

「…あの子の運命を話して下さい…」

過去にとばされ未来に行きすぎまた過去に…
砂漠からイネス・フレサンジュとして生活する事に…

「イネス?イネス・フレサンジュですって?ネルガルの研究者の?」

「ご存知なんですか?」

「ええ、わたしも研究技術者ですので、対立企業とはいえ話に存じていますし、見たこともありますので」

「対立企業?」

「ええ、明日香・インダストリーの本社兵器開発第2室室長のリーファ・サカモトともうします」

話を戻し、あのあと生き延びナデシコに合流し等を話す。

「ありがとうございます。わたしの娘の成長を聞かせていただけて…」

リーファさんは研究開発班に合流する事になり、
その他の方々も様々な部署やコロニーにとなりました。

2001年9月22日


ひたすら生産しつつもまずは…

会議室の中には、伊隅、沙霧、ウォーケン、マギ、
ラトロワ、桜井、ビダンが集まっていた。

「おはようございます。では早速、佐渡島ハイヴに対しての攻略会議を始めます…」

……


2001年9月23日午前9時


佐渡島作戦当日…

発進告知の警報が鳴り響き横浜白陵基地異世界軍エリアの戦艦出入口より、
フライングボートに搭載されたスフィンクスが次々と飛び立っていく。

ギリギリまで増産されたスフィンクスは2000機を越えた総数となり、
今現在組み立て中の機体以外は全機出撃してく。

続いて同じくフライングボートに搭載された150両のホバージープ、
中隊単位に索敵専用としてつけられている…

続いてG6ライノ自走砲240両…

続いて今回の…いやこれからも中核となるだろうチューリップが5体…
弾薬供給源の元になるので最重要守備対象だが、
同じくフライングボートに搭載され飛び立ってく。

続けて兵員輸送コンテナ…T−850が搭乗している。
更に続いて作業用レイバータンク20機…突入時に活躍するであろう。

最後に有人機である、
B-01の魔ゲシュペンスト、
A-01魔不知火、
ウォーケン大隊の魔ゲシュペンスト、
沙霧大隊、ジャール大隊の魔不知火と続く…

総数約1500機以上のフライングボートが新潟方面へと飛び立っていった。

……


20日のミサイル攻撃の結果は、
約12万本の内、およそ6割にあたる7万1千本がBETAへと突入し命中、爆砕した。

残りはというと…
初期に約1割にあたる約12000発は煙幕弾展開前で光線級の迎撃で爆散。
一分間420発程度では迎撃が上回っていた。

残りの3割は目標グリッド内にBETAが見つからずに地面へと…
突入した。

つまり約16ktにも及ぶの火薬が地面へと…
Mtクラスとはいえないがかなり地形が変わっただろう。
後で差分を検証する必要がある…

数の暴力による攻撃で地形の変わった佐渡島対岸の新潟の海岸に異世界軍が着く。

午前10時半

「この戦いにより、人類はまた一歩前進するであろう…
オペレーション佐渡島、開始せよ!」

佐渡島から100km程離れた秋田県の鼠ケ関沖に停泊している24隻のさいたま級から、
480本ものミサイルが放たれる。

飛翔するタクティカルトマホーク。
すぐに飛行姿勢を水面ギリギリまで自ら1数m程に高度をさげ、
光線級の迎撃があったとしても、10km辺りまで近寄らない限りは、島の陸影に隠れ迎撃はされないだろう。

ミサイルが佐渡島の陸影を確認、3km程手前でホップアップし、
最終突入体勢を整え…
ハイヴ構造物に突入した。

3日前の間引きの際地上の大多数の光線級は死滅した。
地上には警戒している光線級がいなく、迎撃されることなく一斉に命中、爆発し構造物は崩れてゆく…

そこに更に次弾が撃ち込まれ次々と崩落していく。

崩落しきると…主縦坑が露出してきた。
更に主縦坑に向けトマホークミサイルを引き続き撃ち込まれる。
縦穴周囲拡大する為に…

100m程削れると…佐渡島各地から光線が次々とあがる。
佐渡島からのぼる光線がホップアップしたタクティカルトマホークに直撃、
薄い外壁を突き破り火薬または燃料に引火、
火薬の塊であるミサイルが爆散する。

佐渡島に残存する光線種は、
20日の攻撃で特にミサイル迎撃にあたっていたが、
煙幕弾による光線無効の迎撃不可状況で次々とミサイルの餌食になってたが、
門から次々と現れてく…

1分間あたり480本のミサイルを1撃で撃破する事ができるなら、余裕で迎撃する事はでき…

佐渡島上空には多数の爆発による花火が生まれる。

その数480…つまり全弾迎撃されていた。

『到達率0%!』

魔撃震と一体となってるカオル。
魔撃震に横浜基地からの報告がリアルタイムではいる。

転送されてくる偵察衛星画像には、
佐渡島地上に光線級、重光線級他、
彼等を護衛か、もしくは攻撃に触発されたかわからないが、
他種のBETAが門から湧き出ていたのを確認できていた。

光線種は合わせて800匹程と算出、
つまりミサイル1分間あたり3000本までは撃墜と、ざっと計算される。

「飽和攻撃にて畳み込む。50.8cm砲、連続斉射!」
今回、佐渡島攻略作戦に参加する魔紀伊級は3隻。

50.8cm75口径砲を4連装、前後5砲塔備えて、3艦合計60門から砲弾を佐渡島へと撃ちだし始める。

自動装填装置γ…91%短縮の恩恵で、
4秒間隔で次弾が放たれ…
つまり1門から1分間あたり15発、
3艦合計1分間で900発の砲弾が撃ち出される。

大和が初期の全自動装置装置を使用しながらでも、
1門あたり40秒とかかるのに比べてその10倍の射撃速度であった。

そんなに砲撃し衝撃は大丈夫なの?と思えるが、
砲撃反動威力は海へと防御重力場の恩恵で流れていた。


砲弾が佐渡島へと向かう…
佐渡島上空には煙幕がない。
衛星から視認できなくなる煙幕弾は先程から未使用。

魔紀伊から放たれた弾は弾着まで約110秒程。

砲弾を確認し、砲撃から55秒程たったあたりで、
ミサイル迎撃からあぶれた光線級から、迎撃レーザーがあがる。

だがミサイルと違い、一照射、二照射…まだ撃破ができない。

理由は外壁が薄いミサイルとは違い、
撃ちだしている砲弾は鉄質量の塊といえる対艦徹甲弾。
50.8cm砲弾…約2tの砲弾重量、わずか40kgの炸薬。
単純に分厚い戦艦装甲厚さ40cm級を撃ち破る為だけに生まれてきた砲弾である。

その為通常弾頭と違い、迎撃破壊には光線級は十数発、重光線級でも2発程必要とみられ…
理由はいわずもがな戦艦装甲よりも外装から炸薬までの距離が被覆を除いても約2mと長く、
被覆から空気を乱入させ軌道をそらすか貫通させるかの迎撃手段がない。

軌道をそらしてもそっちにBETAがいたら…命中したも同じであり…
貫通させ炸薬を引火させるしかないだろう。

襲来する対艦徹甲羅弾砲弾が一分間に20発程度なら迎撃できよう。
60発程度ならまだ迎撃できよう…

必中である迎撃性能があり、
高速で飛来する主砲弾であろうと重金属雲やGPM煙幕が発生してしてなければ、
脅威度に応じ光線を集中し迎撃する。

だが実質的にこの三隻で単純に1分間あたりの砲弾数比較で、
現行の日本帝国海軍紀伊75隻分、
アイオワ級でも100隻分の砲弾を…つまり10個戦艦隊クラス以上の砲弾を放ち、
しかも無限の弾薬を供給するという艦であり…

ミサイルが一分間に480発襲来し、それは全て迎撃できてたが、更に砲弾が一分間に900発…

砲弾に十数発照射集めてやっと1発爆散する。
迎撃できる時間は55秒…
約3500匹以上の光線種が残存してないと迎撃できる量ではない。

とてもでないが全弾迎撃しきれず…
次々と佐渡島に着弾。

刺激され次々と地上に出てくるBETAが砲火の中へと消えていく…
更にミサイルが全て迎撃できてたのに、砲弾迎撃にもむけられた為、
迎撃できなくなり必中の刃が突き刺さってく…

……

一時間にわたる艦砲射撃及びミサイル攻撃で佐渡島の大地は更にえぐられ、
クレーターだらけに…

(もう流石に出尽くしたかな?)

「主縦坑に5発程トマホークぶち込め…ピンポイントでだ…」

射出されるトマホーク……

『着弾まで、1分』

「これが全弾着弾したらフェイズ3へ移行する」

『了解しました』

………

『着弾!!到達率100%光線級認められません』

「フェイズ3移行だ」

『はっ!』

上陸に支障がないと判断しフェイズ3へ移行する。
新潟県沿岸でフライングボートにのって待機してた異世界軍が、
一斉に佐渡島を目指し最大戦速に加速し始める。

『いっけぇぇぇ!!』

『わくわくしますわ』

『カオル!!いよいよね』

「あんまり無理すんなよ」

カオルは、戦乙女達に語りかける…

『大将、この機体の力みせてやりますよ!』

『カオルさん、この僕を侮らないでほしいな』

『カオルさん…今までの鬱憤はらしますから、ご心配に及びません』

『佐渡島ハイヴ、未だ反応なし』
HQから報告が入る。

「そのまま上陸、陣地展開、作戦行動範囲を広げろ!!」

『イヤッハー!!』

指令がとび、
BETAからの攻撃を受けずに、クレーターだらけになって、
BETAの死骸だらけの島に上陸した異世界軍は、直ぐさま展開し始める。

するとBETA側が反応し島の各所にある門から沸き上がってくる。

「きやがった!各機陣地形成を支援、蹂躙せよ!」

フライングボートから降りたスフィンクスが、
障害物となる死骸を焼きながら陣地の場所を確保する。

手のあいてる機体は、戦線をはりはじめる。

兵員輸送コンテナから飛び出したコバッタ達が、
チューリップを中心とする組み立て式コンクリート陣地の形成にとりかかる。

補給拠点であるドームを主縦坑から南南東9kmの地点に陣地をもうけようとしていた。

さいたま級から撃ち込まれるトマホーク、スフィンクスによる砲撃の中、
チューリップから次々と輸送挺で運びだされる資材。

補給拠点のドームがまたたくまに形成される。

島に上陸したスフィンクス約2000機、
有人機、支援砲撃、ミサイルでBETAの圧力にあたっている。

砲門数が少なくなりBETAの物量に負けるか、
砲門数は勝っても弾薬がつきBETAの海に飲みこまれるか…
今までの人類の戦いでは殆どこの2つの理由で負け続けていた。

佐渡島はBETAの勢力圏、まさに弾薬の補給の問題があるだろう。

だが異世界軍は…

次々と死骸にかわるBETA、弾切れしたスフィンクスが、
陣地に戻り抜けた穴を別の待機していたスフィンクスが埋める。

新潟県沿岸部に待機していた帝国軍を載せた揚陸艦が、
抵抗も受けずに【富岡】からの上陸を成功させていた。

『斬りたいけど…我慢我慢』

火力戦では、前にでると射撃ができなくなるから…
十分言い聞かせてあったのだが…

『まだ斬る機会じゃありませんわ…
今は戦線形成ですわよ』

『わかってるわよ!!
ヴァルキリー02弾切れ、後退する!』

『ヴァルキリー08入ります!!』

(戦線構築うまくいってるな…)

【富岡】から上陸してきた、帝国軍3個師団規模も戦線に合流し始める。

異世界は佐渡島に横浜白陵基地と直結したチューリップを展開、
そこからひっきりなしに弾薬を搭載した輸送挺が吐き出されてくる。

横浜白陵基地地下の異世界軍のプラントは大量に消耗される実体弾を増産しつつ、
支えていた…

………

同日16時24分

『地上部焼却除去完了、障害物等認められません。BETAの迎撃もなし』

佐渡島ハイヴ地上部分はBETAの死骸が焼却される環境下になっていた。

だが…これからだ。
BETAの生産工場であるハイヴ内にはまだ6桁に及ぶBETAが潜んでいる…
しばらくすると生産工場で生まれた大量のBETAが地上へ再び溢れてくるだろう。

その前に6桁を駆除しハイヴを占拠しなければならない…

「フェイズ4へ移行」

………

カオル報告


ただいま戦闘中……

忙しいっす、後ほど…




寸劇風後書き


作者「いよいよハイヴ攻略地上編か…」

ナギ少尉「あたしも加わりたかったなぁ」

作者「お前はこっちに拉致されてないじゃん」

ナギ少尉「まぁそうだけどね〜…
空母からミサイルとアヒルちゃんの生活や自動遠距離攻撃だと、
飽きるのよ」

作者「ミサイルっていえば、お前のところの無限弾薬装填装置大活躍だなぁ」

ナギ少尉「あ〜さいたま級のね?…24隻で480本ってチートでしょ…
私のところでさえ、同時ロックオンで8発が限度なのに…」

作者「が、1秒間隔でうてるだろ?」

ナギ少尉「う…そうね」

作者「その点、頭脳はこっちのヤドカリ等が凄いんだって、事さ」

ナギ少尉「そういった意味ではチートね…」

作者「見事にBETAを引き寄せる擬似餌になってるなぁ…」

ナギ少尉「みたいね…さて、次回予告!佐渡島ハイヴ攻略戦…突入編…お楽しみにぃ」

H24年5月18日改稿

使用されてる機体等を変更、
あとアイちゃんママさんを挿入しました。
H25年6月再改稿



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