第173話『大規模侵攻編4 敦煌拠点消滅』


帝国時間2002年1月11日午後11時00分

『ターミネーター、ウォードレス兵、ボン太君、全員撤退完了しました。
欠員0、充填封鎖100%です』

「わかりました…こちらも撤収します。先にいって下さい」

『お気をつけて』

カオルは中型チューリップを虚数空間にしまい…
途端に襲い掛かってくるBETA群から避けるように、
後方へと下がる。

封印した壁をハンマーパンチでうちぬき、
ドアを壊して通路内部へとはいりボタンを押すと、
後方でシャッターが降りメイン誘導路にベークライトが流し込まれ始めた。

これで幾ばかの時は稼げるだろう。

小型チューリップと多目的挺を虚数空間に回収し、
また自動装填装置および無限装填装置の8m立方体キューブ2個の回収も忘れていない。

拠点自体への無限の弾薬を供給していた謎装置…
回収した時点で弾薬供給ができなくなり、
拠点の防衛設備が無力化するが致し方ない。

謎ごと爆破のリスクは高すぎる。

物理法則を無視し無限にダメージを与える弾薬を何もない空間から生成する装置だ。

それの破壊実験は行ってない。
これをマイクロ波の暴走で破壊したら…
どんなエネルギーが発生するかわからなく…

キッチリと回収し、さらに奥区画へ…

地下にある自爆装置マイクロ地爆の起爆を司る独立区画…

その手前のシェルタードア部分でウォードレスを着脱し、生体筋肉も外しはじめた。

虚数空間へとしまい込むと…

別区画が突破されたのだろう…兵士級が見え光の槍でつらぬく。

そして、後方にあるシェルタードアに同化し、通路内部に実態化した。

シェルタードアをガンガンたたき付ける音がするが、
2mの厚みがあるドアはそうそう破けるものではない…

通路の奥にいき、部屋内部に入いり、プラスチックケースを叩きわり赤いボタンを押す…

『自爆シークエンス開始します。
基地要員は20分以内に待避して下さい。
地下のマイクロ波発生機が最大出力で稼働します』

この自爆システムは、地下のマイクロ地爆始動の為の制御室であり、
一旦始動してしまうと地下深く潜り、
マイクロ波発生機脇の制御室で停止しなくてはならない…

そこまでの通路も充填封鎖ずみであった。

カオルは更に奥に進むと…カプセルがあり、その座席に座る。

青いボタンを押すとカプセルがしまり…
『脱出用リニアカタパルト射出します』
座席がゲル化しG吸収体型になる。
また同時に射出口近辺から煙幕が立ち上ぼり光線級のレーザーからカプセルをまもる空間を作り始める。マクロス

『カウント5、4、3、2、1』

ハイヴ射出体放出穴あとに作られた脱出装置。
直径1.5mの周囲は封鎖用のコンクリートで固められてた。

その穴を急加速し煙幕が立ち込める中を天高く打ち出される。

向かう先は加速誘導用静止衛星カプセルキャッチャー…

脱出カプセルがカプセルキャッチャーの膜に包まれると、
Gが加わり加速する。

次なる衛星が臨時避難ステーションになる。

……

ベークライトを掘削し、地下深く潜ったBETA群は反応炉に到達、
反応炉からだされるエネルギーをもらい腹を満たしていた。

そこでBETAを洗脳する者がいる重大情報をうけとり、
通信が破壊され遮断されていた為に、あ号に届けなければならない個体がでてきた。
彼は地上を目指し逆流しようとしていた。
迂回に迂回させられた道程を…

『警告、マイクロ波発生まで残り1分』

災害の音がする…仲間がその音の発する方向へたかっていく…

『マイクロ波発生まで10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、マイクロ波発生機始動』

なにか身体が熱くなって…次の瞬間そのBETAは意識がなくなってた。

通路という通路でBETAが次々と爆ぜてく…
反応炉もエネルギー供給できずに爆ぜて通路は真っ暗になっていた。
地上でも赤紫色のカーテンは広がり、
敦煌の反応炉を楽しみにしていたBETAが、次々と爆ぜる。

まだ到着してない群の列にいたBETAは赤紫色のカーテンをかんじ危険と判断、
停止転回後進と提案する。

列は転回後進するが巻き込まれてく…
そのカーテンが途中で薄れ…

地下から振動がおこり…土砂を巻き上げ、
盛大な大規模爆発がおきる。

かなりのBETAを巻き込み…
この日、異世界軍から敦煌防衛拠点の名称が消えた。

……

帝国時間同日午後11時25分
〜横浜基地異世界軍エリア第一発令所〜

「おお…」

「敦煌が…」

[たまやー]

[レンジでチン最高]

敦煌のあった箇所には盛大なキノコ雲が舞い上がり…跡形もなくなっている。

それはそうだろう…フェイズ5目前のハイヴとして、
地下至るところに張り巡らされた横坑、
それらも爆発の勢いに生じ仕込まれた火薬ごと吹っ飛んでしまったからだ…

その地下がまるごと吹っ飛び、盛大な土砂が空中に舞い上がる。

「BETA群の残存でたか?」

「まだ正確な総数はでませんが、予測数なら…
残存BETAは約550万から1000万未満あたりです」

「もう少し詳しくはできないのかね?」

「マイクロ地爆範囲外に約550万は確定ですが、影響内の生存数がまだでません。
地下に関しては全滅だと推測できますが、地上50km圏外にかなりの数がいましたので…」

敦煌防衛拠点にそなえつけられたCIWSが作動する前には、1700万をまだ越えてた。

それがやっと7桁台に突入した。この敦煌防衛拠点の防衛戦及び自爆で約1000万近くをもっていくことができた計算だ。

「BETA群に混乱がみられます」

食事にいこうとしていた反応炉がいきなり消失したのだ…
命令は敦煌にて食事後重慶へというのだったろう…

敦煌元ハイヴごとの自爆と引き換えに約1000万のBETA…
自爆無しでももう少し頑張れたのでは?の考えもあるだろう。

…いや限界にちかかった。
まずBETAホイホイに使っていた中型チューリップ自体のエネルギーが1/4まで低下していて残り10分足らずで使用出来なくなる。

突破されると撤収までゆとりをもっては行けなかっただろう。

敦煌再ハイヴ化はあの兵力だと時間の問題であり避けれはしない。
ハイヴ化すると、また攻略に時間かかる…
再ハイヴ化だけは絶対に阻止すべき問題だった…

「カオル殿は……」

「まもなくステーション到着です」

「この後の設置マイクロ地爆は…」

「1200km、950km、700km地点の3箇所です」

「なんとか重慶基地防衛ラインまでに100万台にもってけるか?」

「それでも絶対防衛ラインに膨大な戦力が相対すると…
早くエヴァが稼動しなければ…ですな」

「最終防衛が重慶基地外…ここは譲れませんのう…」

重慶基地は基本内部で迎撃を行う構造にはなってなく、
外部にて迎撃を行う作りにはなっていた。

10万程度でもメインゲート取り付かれた場合…
容易に突破され内部に侵入されるのは予測つくことだろう。

その際内部で迎撃を想定してても、元横坑の通路内部に集中して多数の集団で押し寄せてくる場合には、
被害がでると予測される。

特に1万以上の集団が一つの通路に押し寄せてきた場合止める事はできないだろう。

敦煌拠点では時間をかけて迂回させる計画でメイン誘導路一本に絞ったが、
スフィンクス等機動兵器を投入しなかったのが、せき止める事が絶対不可能の理由からでもある。

通路では相対できる数も限られ、
対応できる見込みは6千まで…それ以上集団化すると到底無理であった。

なので重慶基地では万が一防衛線突破されて、
内部侵入される場合には許容数が5千未満…

それ以上は重慶基地が再ハイヴ化してしまう恐れがあった。

重慶基地は地下にマイクロ地爆は仕掛けられてない。
重慶基地が再ハイヴ化すると、その後方の現在再開発中の朝鮮半島南部や、
九州が再び脅かされる事となる。

「弾種換装は?」

「まもなく終了します」

「なら、なんとかですのう…」

……

Side〜あ号〜

(敦煌……消滅…)

敦煌からの信号が途絶えた。

信号の最後は異常なしの定時通信の最中に途絶、よって敦煌消滅と判断した。

(敦煌…跡地に…コア…精製)

あ号はハイヴの元となるコアの精製にかかった。

これを運ばせて孵化すればハイヴの反応炉が生まれる。
あとは自身の子達がうまくやってくれるだろう…
そう確信していた。

side〜あ号end〜

……

帝国時間1月12日午前3時41分

「敵BETA群、再移動開始しました…進行方向重慶変わらず!!」

引き返すのを期待してたが、敦煌が消滅してから約80分後、
敦煌跡地に漂ってる感じだったBETA群は、
残存が纏まり再び移動し始めた。

BETA群の移動速度は、全体的として、後衛の通常時速30km程で進む…
戦闘機動をおこなっても40kmに及ぶかどうかだ…

重慶基地へは何もしなければ14日には到達してしまうだろう。

[マスターお帰り〜]

[お疲れ様〜]

衛星軌道上のステーションからカオルがチューリップ経由で発令所に戻ってきた。
ある程度の進行は脱出カプセル内部で聞いている。

「にしても敦煌一つと引き換えに約1000万近くか…案外けずれなかったな…」

[けずれたほうでしょ]

[そもそも2400万近くをどうにかするのが、想定外なんだから…きいてませんの話だよぉ]

[今までの史上最高なんだしぃ]

「…聞いてません。知りませんでしたじゃすまいよ…
BETA群の侵攻は人の命にかかわる話だしさ…
幸いまだ重慶周辺も無人地帯だから良いものの…
まぁともかく早くエヴァ仕上げないと、重慶基地まで失うはめになるかもな…」

[エヴァってそんなにすごいの?]

「走れば音速越すし、護ればATフィールドだしな」

[あ、拘束具着用したよ〜]

「おお完成したか…じゃ、ちといってくるわ」

……

完成したエヴァンゲリオン零号機…
今は使われてない旧第三戦艦ドックを拡張工事し、
高さが高くなった専用ケージ内部にて鎮座していた。

元の零号機はリリスコピーの機体で、いわば試作機だが、
中身はS2機関とりいれた初号機相当としあがっていた。

「本当にこんな短期間で…完成するなんてねぇ…」

「ところでパイロットはどうするの?カオル君が?
それとも…魂を吸わせる親近者決まってるの?」

「ミサト!」

「リツコ、こっちは判ってるんだから…
エヴァは制御に魂を必要として、それがシンジ君の学友の3-Aだって事を」

「いえ…前にも話ましたがエヴァモドキでありますので、
エヴァを抑える為の魂は必要としません」

「あら…そうなの?」

「このエヴァ自身、魂のない抜け殻ですから…」

「だだのデクの棒になるじゃない…いえカカシともいうべきかしらね。
制御系が存在しないんでしょ?」

「そこで次善解決策として、自分自身がエヴァの身体の魂となるダイレクトエントリー…
直接制御の形をとしました」

「ダイレクトエントリー?」

「自分の身体を動かすのに思って動かす事をしませんよね?」

「そうね―」

「まって!神経を電気信号が通って筋肉に命令を送ってるのよね?」
説明遮られたリツコがジト目でミサトを見ている。

「そうですね…無意識で脳からでる電気信号になりますが、
それを機体にうまく反映させる手段として直接制御をとる形です」

間接的な制御方法ならいろいろある。
まず元々のエヴァは間接的思考制御と操縦系での間接操縦とのミックス。
機体の動きをイメージとして伝えコアにある親近者の魂が翻訳して機体に伝え、
武器照準等細かい操作を操縦系でおこなっていた。

ナデシコ世界のIFSも間接思考制御で、補助脳によるイメージを機体につたえる。

他には身体の動きを間接的に伝えるものとしてフルメタ世界のASやOGのシャドーミラー側の機体等がある。
身体を動かす直接制御だろうという方もいるが、頭の信号面からみてなので了承してもらいたい。

一方、脳からの神経電気信号を直接伝える直接制御としてはあまりない。

2013年現在実用化開発段階だが神経伝わる電気信号を読み取り、
義手を動かすという段階まではきている。
ただしあくまでも義手向けの技術とはいえるだろう。

他世界で確立されている直接的な制御ではガンパレードマーチの士魂号、栄光号等はある。
彼らは多目的思考結晶という別脳を使い、
士魂号等の筋肉を直接動かすという方法をとっている。

自分の中に二つの脳があり多重思考が可能といって良いだろう。

「直接制御と軽くいうけど?どうするの?
イメージを…いえ身体の電気信号を伝えるのは容易ではないわよ?」

「今現在、異世界軍では擬体技術が盛んに発展しています。
その技術を応用して脳の信号を機体に伝える、
思考移行制御という命名ですが方式をとります」

「思考移行制御?それはどういった方法なの?」

「エヴァのコアに精神を移して、エヴァ自身が自分の身体と認識させる方法ですね」

「精神を移す?元の身体の動きはどうなるの?」

「何にも動けなくなるので、
エントリープラグ内のシートに固定します」

「元の身体には戻れるのよね?」

「ええ、大丈夫ですよ」


「カオル君、話聞いたんだけど、
このエヴァってパイロット誰でもいいの?」

「ミサトさん?…ええ、汎用決戦兵器を目指してますから…名の通りにね…」

ミサトさんと赤木博士がきた。

「ならわたしに乗らさせてちょうだい」

「ミサト?」

「わたしが操縦するわ」

「わかりました。良いですよ」

「カオル君?」
まさか即答するとは思わなかったろう…
赤木博士が本気なの?なかんじで問い掛けてきた。

「ありがとう…」

「ミサト、正気?……ああ、本気なのね…」

「ええ、リツコ…これは譲れないわ」

「カオル君、絶対に事故はないのね?魂をすわれないのね?」

「理論上は…ですね。一応同化して監視はしてますが…」

「ミサト、やめるなら今のいちよ」

「いいえ、やらさせて頂戴」

「…ふぅ……カオル君、ミサトの事よろしくね」

「はい」

「ところでエヴァを作れる力や世界扉とか過去に戻れる力あるなら、
元のの世界を救ってくれ―」

「できないわね」

「りっちゃん?」

「加持君、言っている事はサードインパクトを防いでほしいって事よね?
過去の出来事を弄ると、ここにいる私達の存在が否定されるわ。
そしてこの世界にも影響及ぼすわね」

「影響及ぼすって?」

「そうね…世界が破壊されるエネルギーが私達から発っせられるかも」

「えっ?…溶けるとかでなく?」

「次空の壁の力を甘くみちゃあ駄目よ」

「…自分も気をつけます」


……

敦煌−重慶間1250km地点から撤退したこ頃…
重慶防衛に間に合わすべく、
エヴァの最終稼動テストが行われる。

side〜葛城ミサト〜

(過去にできなかった事が、こんな形で実現するとはね…)

まだエヴァンゲリオンのパイロットが公式に選定されてない時期に、
(私自身の手で父の敵をとる)と意気込んでゲヒルン入所時期に、パイロット適性検査を受けた事があった…

しかしものの見事に不適合、自身の手で敵をとれなくなったミサトは、
自身の指揮で使徒を倒す道を目指した…

けど…今は彼女の見事な裸体の上にプラグスーツが着用された。
ミサトの左手のスイッチを押す。

キスマークがついていたのは置いとこう。

プラグスーツがミサトの身体にフィットした。

準備が整いロッカーを閉め、最終除菌室へ歩みを進め、
エントリープラグのエントリー室へと歩みを進める。


エヴァに乗るには1番の問題が感染症の問題がある。

普段肺の奥深く、血管内に侵入しない空気中にある雑菌がLCLに溶け込み、
パイロットに感染するからだ…
いくら医療カプセルで治せるといってもわざわざ入る原因を作る事もなかろう。

のため、エヴァのエントリー手続き通りの形を、専用ハンガーと共に整えてた。

まずはエアシャワーを潜って、脱衣室で衣服を脱ぐ。
併設されたシャワーブースで雑菌を落とし、向かい側の出口からエアシャワーを潜り、
10cmほどの消毒液の廊下を消毒液のシャワーを浴びながら進み、
その廊下の最後で純水シャワーを浴びる。
二重扉をぬけエアシャワーを浴びながら着衣室にはいると、
気圧を高めに設定してあり、外気の侵入を防いでた。

パスボックスの扉からビニールパックされたプラグスーツを受け取り、初めてここできれる。

その後、5メートルの通路で紫外線とLCLを浴びさせて、エントリー室にはいる。

壁に設置されたパネルを操作すると、
床の格納庫にエントリープラグがあった。

という流れであった。


さてミサトは、エントリープラグ内に潜りこみ、シートに座りこむ。

(あら?)

緊張してて気がついてなかったがレバーがない。

「レバーがないけど?」

『直接制御になりますので、レバーはありませんよ』

エントリープラグに同化しているカオルが答えてくれた。

まわりから反響している感じだった…

「ああ、そうよね…」

『はい。そのかわり自分の身体ががら空きになるので、
エントリープラグ内で固定する形にはなりますけどね』

「体験しないとわからないものね…いいわコンタクトして頂戴」

『シート固定…エントリープラグ挿入』

シート裏から身体固定用のバーが出てきて、身体を固定する。

一回転してエントリープラグはコネクターに挿入された。

『LCL注入開始』

エントリープラグ内部にLCLが注水されてく。

しってても…
(良い感じはしないわね)
血の味は慣れなきゃしょうがない…

『それではコンタクト入ります。準備はよろしいですね?』

うなづくミサト…

『コンタ……』

途端に視界がくらくなり…明るくなる…

『ミサトさん…如何ですか?』

「これが直接制御?」
エヴァの口からはっせられる。

『ああ、思考するだけで大丈夫ですよ』

(こう?)

『ええ……良好のようですね、足は固定されてますが、
頭と手は軽く動かせると思います』

右手、左手を下から掬い上げるようにゆっくりと…
(エヴァの手ね…)
そしてゆっくり回りを見渡し…

(大きさが変わると視点がかなり違うのね…)

『では、稼動テストいきましょう。足のロックを外します』

コバッタ達が足の固定具を作動させ、外してくれた。

『ではこの指示通りに…』

HMDのように視界上にマーカーが浮かび上がる…
(これは?)

『網膜投射システムを流用してます』

(網膜投射か…なんでもありなのね)

戦艦ハッチからエレベーターが上昇し、地上に80mに及ぶ巨人、
エヴァンゲリオンが出現す…

Side〜葛城ミサトend〜

……

大規模侵攻群は1200km地点のマイクロ地爆の爆発をくらい、一部がまた死滅する。


……

カオル報告

エヴァ最終稼動テスト、兼訓練中

……




寸劇風後書き

ナギ少尉「ミサトさんが…エヴァンゲリオンのパイロットに??」

作者「だね〜」

ナギ少尉「スーパーロボットの曰くつきを堂々と破壊してるわね…」

作者「ああ、チルドレンでない限り操縦不可…って事だろ?」

ナギ少尉「そこのところに一言」

作者「何故チルドレンか?になるんだが、
まずはエヴァと同じ歳…つうのがあるな」

ナギ少尉「えっと2015年で14才でしたよね?」

作者「そうそう…で、チルドレンは全員両親がいないか片親だけ…」

ナギ少尉「セカンドインパクト以後の混乱した時期でしょ?」

作者「3-A組全員がチルドレン候補者だぞ」

ナギ少尉「あっ……」

作者「全員、母親なり、父親なりを喰われた為、チルドレン候補者になったんだよ」

ナギ少尉「……意図的に……」

作者「そうそう、で親の保護欲、ん〜まぁ親に訴えてエヴァを操る、間接神経接続という操縦方法になったと…
唯一の例外が使徒でもあるレイだね」

ナギ少尉「なるほど…」

作者「ま、そういった事です。まぁ今回のエヴァは作り物、紛い物なので、
エヴァ自身に魂がないから、喰われない、また勝手に動かない…
から直接操縦って事です。擬体のように」

ナギ少尉「次回、大規模侵攻編、重慶まで残り1200km、お楽しみにぃ」

H24年11月改稿
H25年11月再改稿



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