第188話『引き続き対宇宙政策』


2002年2月9日

午前中

横浜基地の資料室でこの世界の歴史をみているレーティア、
まさに金髪美少女…可愛い過ぎて愛でるというべきか…

彼女がみている資料、
異世界軍が関わった歴史をついでに軽くたどろう…

2001年7月6日佐渡島ハイヴ間引き戦、第47話。

2001年7月22日難民キャンプ住民をコロニーに移住開始、第63話。

2001年8月19日カムチャッカ半島へ援軍、第76話。

2001年9月24日佐渡島ハイヴ占拠、95〜97話。

2001年10月27日鉄原ハイヴ占拠、118〜120話。

2001年11月14日インドシナ戦線へ援軍、第137話。

翌日各防衛戦線へ派遣決定。

2001年11月26日重慶ハイヴ占拠、142〜144話。

2001年12月6日月攻略作戦、第152話。

同月14日月BETA活動停止確認、月占拠月面開発へ…第156話。
同月25日敦煌ハイヴ占拠、161〜163話。

2001年1月2日木星衛星攻略作戦。
以後太陽系無人惑星ハイヴや無人衛星ハイヴへの攻撃開始。
ただし大気圏有り惑星等は除く。第169話。

同月9日約2000万の大規模侵攻発生。
敦煌を自爆の形で失うも防ぎきる。170〜175話。

2月4日オリジナルハイヴ占拠、182〜184話。

現在地球上残りハイヴ数19。

見ていたところ…
「総帥」
眼鏡をかけた少女というべきか…ゲーニッツ元提督が声をかけてくる。

「元総帥だ。今はただの一般人の身だ」

「総帥は総帥です。元とでは呼べません」

「…なら昔みたくレーティアと呼べ」

「…わかりましたレーティア」

「うん。でなんだ?」

「レーティアはこれからいかがなさるので?」

「身の振り方か…」

「もっちろんアイドルよね!!
あなたの歌と可愛いさで世界を制覇しちゃうんだから!」
できるお姉さん、黒髪ロングストレートホルスタインの、
ゲッベルスが声かけてきた。

「私は何処までもついてきます」

「まてまてゲッベルス。確かにアイドルも良いが…」

「なに?何かやりたい事でも?」

「それを確かめに少し見学しに行こうかと」

「わかったわ。いってらっしゃい」

……


「さて昨日の続きを…」

[えっと…機動兵器の再検討やってないよね?]

現状機動兵器類は多数取得している。
その中で宙間戦闘及び亜光速戦を行えるのは、まだ量産化してないのも含めると、
OG世界の機体、ナデシコ世界のエステバリス、マクロス世界のバルキリー系統、ゼントラーディ系統、
ヤマト世界のコスモタイガー、コスモゼロ、大帝国世界の零戦、銀鉄世界のスペースイーグル、コスモセイバーあたりだ。

だが、なるだけ早く亜光速で接近してくる敵小型兵隊級の迎撃目的の為には、
宙間を高速移動できる機体に限られてくる。
そうなってくると…マクロス系統、ヤマト系統、大帝国系統、銀鉄系統等限られた機体になってくる。

「ん〜まずバルキリーは確定だとして」

現状量産化できているマクロス系統から…
バルキリーは構造的に複雑であり、生産効率は落ちるが、
それを補って汎用性のある機動兵器だ。

高速のファイター、滞空可能なVTOL状態のガウォーク、
格闘戦も可能なバトロイドと宙地両用戦闘可能で、
宇宙から直接ハイヴ内部へとも突入可能だ。

選択しないは考えられない。

「VF-1論外だが、VF-171あたり以降だな」

[地球上だと大気圏がじゃましてるだけだしね〜]

地球上では大気が衝撃となり機体を襲う。
その衝撃の限界に挑み、ぶち抜くがいかに大変か…以前話したが、
ぶち抜いたあと…最高速がだいたいの機体にあるのは大気による摩擦熱、熱の壁の存在だ。

実際のところ高度1万メートルのところをバルキリーでもマッハ5.0あたりで限界であり、
それ以上の速度は熱の壁による耐熱限界がくる為材質を変えない限り出せない。

また地上に対しての衝撃波もえらい事になる為、
地球上ではマッハ以上は意外と出しにくいものである。

空気がある為地球上では、大気がある限り壁となるため光速に到達するのは無理であり、
宇宙空間にて光速近くいく船であっても、地球上では速度が落ちてしまう。
もっともルーロスはその原理が違う為に限界を超えていたが…

「後は生身のパイロット限界まで挑むVF-19か…」

更にパイロットにかかる機動Gの問題も加わってくる。

西暦2000年代製のリアル世界のF-15イーグルは音速超えでは戦闘機動ができなく、
音速未満での戦闘機動になる。

音速以上では先にも挙げたが空気の壁、音速以上での衝撃波の発生により無理に曲がろうとすると制動不安定になり、
基本まっすぐにしかリアルでは飛べなく、音速以上での急旋回はできない。

音速以上を普通にだすが戦闘機動は音速以下に減速し相手の背後をとるのが現代戦である。

その為一時期爆撃機を迎撃するためによりマッハ3超え設計重視になってたが、
戦闘機動重視設計になり、最高速がマッハ1台に落ち着いたながれであった。

因みにマッハ3超え設計のMig-25は戦闘機動では他国のよい的である。

さて戦闘機動に話をもどすが加重10Gで機体の弱い部分にクラックが入り、
12Gで永久変形がおき始め、
13Gで外板のビスが飛びはじめ、
15Gで羽がもげる加重である。

パイロット、人間がそこまで耐えられないので、
機体にそこまでの強度を付けて重量増加につながる強度をもたせていない設計だ。

パイロットはというと耐Gスーツ着用で、たった2G減の作用しかない。
つまり生身だと9Gしか耐えきれないというか、そんなものである。

9Gの戦闘機動を行うと、腰がいたくなり、酸素マスクの痕がのこり、
足裏、ふくらはぎ、二の腕等柔らかい部分は内出血をしている。

更にその上だと10Gは緩めるとミサイルがくるから必死に逃げる…
11Gつまり体感9Gで30秒程で本当の限界、血液が脚に集中し脳酸欠になり意識がなくなり…
あとは墜落していくだけになる。

更にその上は瞬間的にはかかる事もあるが即、入院で精密検査行きで、
機体も分解要整備になる。

だから機体はF-15イーグルだと12Gが設計上の限界機動であり、
機体上でもそれを越えるGは耐えられない。

因みにどの位人間がGに耐えられるかの人体実験が、
過去にアメリカでありました。

この実験は継続Gではなく、瞬間最大Gの実験で…
アメリカ軍のジョン・スタップ空軍大佐は生存保障がない実験を自らの身体を使い行う。

その内容は自らロケットに乗り、5秒で音速近くまで急加速、
そして水のバリアにで急停止…
停止にかかった時間は2秒たらずという代物。

瞬間最大46Gかかり、時速200kmでコンクリートに正面衝突した衝撃そのものといってよかった。

急停止の瞬間身体に襲い掛かるG…
幸いにして生還しましたが、眼球の毛細血管が切断され、
一時的に失明していた。

瞬間的にはとりあえず40Gは…だが、
継続Gというと…限界ギリギリを見極めるのが難しく、
また脳酸欠から殺す事にもなるために記録は中々ないが、
体感10Gが30秒程が限界だろう。

さて…バルキリー付属の耐Gスーツは、VF-171入手時2050年代製は人体に負荷がかかるが、
戦闘機動で16Gを標準的に耐えられるように設計されて、
2倍減してくれる優秀な専用スーツであるが…
さらにその限界を追求したのがVF-19であり…
搭乗者の陣少佐は生身換算すると…
肉体にうけるGが、9Gの30秒を超えていた…

「…確かに生身まぁバルキリー耐Gパイロットスーツでだが…
陣少佐は異常だよな」

[うん…あの人は異常]

陣少佐の戦闘記録映像等をみてみると…

地球上で瞬間的にだが25G機動を超え、光線級の光の速さで到達する正確無比なレーザー照射等も、
かわしているのであった…ピンポイントバリアを一切使わずに…

あの光線級が首というか眼球を右往左往して…

流石に単機でゼントラーディ基艦艦隊中枢までいき、
中枢をたたき生還する事が仕様として求められた機体であった。

それを難無くのりこなして、常人の限界を超えている…


25Gを越える機動となると無人戦闘機ゴーストでも厳しく、
まさにパイロットを選ぶ機体といえよう。
入手した時は太陽系防衛隊用のリミッターがついていたが、
少佐は、早々外した仕様として乗り回していた。

VF-1S時でも体感11Gを超える無茶な機動をしていたのだろう…

[でもよく陣少佐を救助できたよね?
どういった状況で墜落していったの?]

「さぁ…2箇月程前だから覚えてないなぁ…」

更に分裂体が救助した筈であり、詳細を覚えてたらある意味凄いだろう。
分裂体分の記憶がごちゃまぜになる筈であり、
ファイルセーフというか、脳の安全機能が働いている筈である。

「まぁこの2機種で他がまだ試作機もつくってないからな…
あとで決めるか。後が…」

ゴーストAIF-7Sも外せないだろう。
人の身体が基本耐えられない程のGを難無くこなし、
向こうの世界では先行偵察及び迎撃にあたる。

パイロットを育て、バルキリーを与えるコストの3分の1で生産でき、
また死亡保障もいらない優秀な機体だ。

ただしゴーストに依存しすぎて腕が落ちる弊害がフロンティア時代にはある。

「でっと…地上専用機を…」
地上専用機体は被害の少なく、損失がない為に喀什攻略した今は余り気味になる筈だ。

「スフィンクスやPT類の生産は落として、
VF-171とVF-19、AIF-7Sを増産な」

[了解〜]

「で…と…大体決まったところで…
宇宙艦建造施設の現状は?」

[現状戦艦建造可能なプラットフォームの1km級が5基、2km級が1基]

プラットフォーム、宇宙に浮かぶ平台の島、
重力制御がでる宇宙にて艦船の建造、整備を行う施設である。

[あとは警備艦クラスや地上艦建造施設は多数なんだけどね…]
佐渡島には艦船ドックが多数あり、
また横浜にも500m級建造施設は多数ある。

「警備艦建造ドックを戦艦に格上げは?」

[それならプラットフォーム新設の方が、生産効率はあがるよ]

地下にあるドック拡張だけですむ問題ではない。

500m級戦艦クラスになると、
無重力にて大型部品を運びこんだ方が効率がよいという話らしい。

建造作業を行ってるのはコバッタ達だけだ。
彼らは流石に自力で何tとかある重量を運ぶには、
地上では作業用機体の取り付きパワーがいる。
今現段階ではエステ等をコバッタは勝手に造って利用している。

慣性等は?だが、独自のスパイダーネット等を実案し、
相殺してるから問題ないという事だ。

「ふむ…」

コバッタ等は独自ネットワークをもちに独自に考え効率をあげてく。

要求を伝えれば答える能力をありあとは手助け…
異世界の技術を伝えればよいだろう。

「ん〜、一基あたり月産1隻と仮定して、月産6隻じゃあ対戦闘BETA戦なんか話ならんだろうし…とりあえず増やさないとな…
まぁ…うまくいけば、マクロス世界の廃棄自動工場衛星が、
持ってこれてはずなんだよ…」

[自動工場の衛星版?]

「ん…?ああ、データー入れてなかったからわからんか…」

自動工場衛星…古代プロトカルチャーが、
勢力拡大の為にゼントラーディ兵をつくりあげ、
彼らに武器や兵士を供用する為の自動工場だ。

古代プロトカルチャーが滅びて40万年以上たってもゼントラーディに武器や子供を提供し続け、
つくった古代プロトカルチャーの技術の高さが伺える。

[兵士を提供?生産するの?]

「ゼントラーディ自身ではS<バキュン>Xする文化はないらしいよ」

[ほ〜]

「それでもって一大勢力…10万や100万規模艦隊を1000個艦隊以上分の兵士や艦スタッフ、
そして艦船や武器や兵器をいまだに作りつづけるんだからな…」

[是非とも人間生産工場?のデーターが欲しいね〜]

「まぁ今送り出してるしうまくいきゃあな」

[それで、壊れた自動工場衛星をもってきて修繕して利用?]

「ああ」

[でもさ…なんで自動工場衛星コピーしなかったの?
話によると地球にもあるっていうじゃない]

「そんときはビダン菌がなかったし…
色々わたってまさか必要になってくるとは思わなかったからなぁ…」

[そうだね…]

「それにコピーして作るとしたら時間かかるだろ?1km級艦船建造クラス60kmだ。
10kmや100kmクラスの人工天体つくるとしたら?」

[1年?5年?]

「むしろそれくらいですむ見込みが凄いさ…」

[えへへ]

「で、話もどすぞ。プラットフォームを増産し、
宇宙戦艦…500m級艦船を日産20隻造船できるようにするには?」

[フル稼働した前提で造船プラットフォームが600基必要だよ。
あとプラントも30基程追加してくれないと無理、
またそんな数のプラットフォームの管理や制御、場所も大変だよ]

「…うん…大変な事になるなぁ…」

進宙したそばから、ルートの確保等で、
交通渋滞が発生する光景が目に見えてきた…

「となると…まとめて建造できる大型ドックか…」

[それしかないね〜
大型施設なら制御も楽だし]

「けどまぁ…時間かかる…よな?」

[それなりにね〜]

「短縮手段は…」

[多分1番手っ取り早いのが小惑星をくり抜いて、
外殻や内殻として利用する方法]

「あ〜そういやぁ…マクロスの自動工場衛星も大概それだなぁ…」

地球から見上げた自動工場衛星をおもい浮かべていた…

[規模や大きさによりけりだけど、器を一からつくらない分だけ、
早めに建造ドックとして稼動はできるよ]

「くり抜いた分はそのまま資源として流用か…」

[もちろん]

「それもありか…な」

[今なら結構手頃な大きさの小惑星ごろごろしてるからね〜]

「となると…、プラットフォームを増やしつつ、
小惑星をくり抜きつつ、プラットフォームを直接ぶち込む…か?」

[それがいいかもね]

「でも拠点がばらけるよな…」

現在小惑星は地球近郊にはなく、1番近いといえるのは4kmサイズならマーズ5にあるが、
到底使用できるサイズでなく、必然的に小惑星帯以降の遠距離になり建造基地がばらける事になるだろう。
そうすると拠点がばらけたら管理はしずらくなる…

「もってきてアース5に設置はできる?」

[マスターが収納してくれない?]

「却下、忙しくなるんだろ?」

[じゃあ、自力移動の方針で進めるよ〜
とりあえず外付け型のフォールド装置と、
推進装置つくりあげて動かしてくる]

「さてと…あとは…あっ、ヤマト1番艦はどうなってる?」

去年の12月10日から建造とりかかるといってた波動エンジン搭載の現物のままの宇宙戦艦ヤマト…
コピー艦無改造状態で建造を行っていた。

[遅れたけどまもなく完成するよ〜ちっち建造に手間取ってたけどね…
波動エンジンの充填とかさ…
あと、マクロスは単純に大きさからだね]

同じ時期に建造開始したマクロス級もプラットホームで建造している最中だ。

マクロスは単純に今までの最高の大きさに手間取り、
まだ未完成、中旬頃のみこみだ。

「短縮はできそう?」

[ヤマトで使ってる波動エンジンの充填が、どうしても時間は貰わないと無理。
1隻あたり45日ね。
マクロス級は…期間若干短縮できそうで60日程かな?]

「ん……そうか…」

むしろ1km級を約2ヶ月で見込んでいるあたり、異世界軍建造能力の高さが伺える。

リアルの艦船の建造速度が、旧日本帝国の大和級1番艦をみてみよう…
300m以下の水上戦艦大和は起工から進水まで1008日、更に艤装までで5年、
同じく水上戦艦アイオワは起工から進水まで791日、更に艤装までで3年程かかっている。

地上では一回りでかいサイズの魔紀伊が現在短縮され20日の工程、
同じくトレー級が20日、
双胴艦のダブルトレー級が25日の工程で艤装まで完了する。

それだけでも異常といえるが…
「スペースアーク級だと?」

[30日で完成するよ〜]

「となると…プラットフォームが30基で日に1隻できる計算だな」

[だね〜]

(さて…)

桜花作戦中にいれとこうとしたが、時間なかったので、前回の楔記録を改めて…

OGはほぼ同一施設内等で割愛、

マクロス世界では新たにスピカ星系に楔をたてた。
新統合軍艦艇は光を越えて移動する為、
ゼントラーディ艦隊及びスピカ星系守備隊はたてても破壊されてしまう、
また逆行も光の速度をこえる為にこれまた使えない。

やはり安定しているのは惑星上に打ち込んだのだけだろう。

大帝国はかなり増え、大ローマ、USJ、ゲイツランドカナダ、シカゴX、ワシントンの各星域に打ち込んだ。

(にしても200億か…内150億救出対象だとして…
受け入れ体制ととのうのにどの位かかるかな…?)

今回のドクツで1億5千万人程、約20基のコロニーで余裕もっておさまってた。

だが…約その100倍…つまり2000基…エヴァ世界全人口どころではない。
元の地球人口よりおおく、
住むところか食糧事情からも考えるべきだろう。
(1星域救出で暫く時間をあけて…
ん〜コロニーいやテラフォーミングか、
今回のドクツで1億5千万人程、約20基のコロニーで余裕もっておさまる。

だが…約その100倍…つまり2000基…エヴァ世界全人口どころではない。
元の地球人口よりおおく、
住むところか食糧事情からも考えるべきだろう。
(1星域救出で暫く時間をあけて…
ん〜コロニーいやテラフォーミングか、
あっ…地球型惑星…バーナード星系)

オルタネィティヴ5にて移住候補地としてあげられてた星系…
アメリカの情報が正しければ地球型惑星が存在する筈である。

だが来訪したたった一つの落着ユニットにより、
人類は絶滅寸前まで追い込まれた…

その事実は変わりない。

そこでバーナード星系にも拠点があれば…
数十億の生産地があれば…

マクロス世界での戦略の様に安全な後方からの戦力を送り込む…
スピカ事件で対応した様に一つの惑星が壊滅的になっても、
他の惑星から援軍を送り込む…

そういった事ができるだろう。

オルタ5がまだ計画中であれば発動を促すが潰した今であれば、
有力な候補地ともいえよう。
テラフォーミングは数十年単位であり、地球型惑星ならすむ環境さえ整えれば…

幸いスペースシップにヤマトが明日にでもテスト航海をおこなうし、地上BETAが既にいたら、
大気のある惑星しかも原生生物が存在してるならてこずるが、その前であるなら…

「試験航海の目的地はまだ決まってなかったよな?」

[うん。マスター次第〜]

「じゃあ…目的地にバーナード星系を組み込んでおいてくれ」

[了解〜]

(あとラーゲリも行けばよかったかな…)

大帝国のソビエトの強制収容所…いや人間処分場がある星域だ。
40歳以上、つまりベテラン…す技術がのった世代がソビエト内の各星域から次々と送られてくる。

元々は怖いおじさんおばさん要らない〜、
優しいお姉さんお兄さんだけでいい〜
とロシア帝国時代に孤児院で育ったカテーリンの一言で決まったものである。

40歳になったら強制的に送られある程度飯は保障されるも、
収容人口上限に達すると殺害処分されていく…

そんな暴挙がゆるされるか?というと国の上層部や兵士達はほとんど赤石の洗脳をうけ、
正しい事をしている認識であった。

そのおかげで食糧事情も好転し、人口調整もしやすくなり生産効率もあがったのが皮肉だが…

(ま、そこも次の時にか…)

……

「な、な、な、な、な、なんという!」

赤面しているレーティアがゲッベルスに捕まっていた。

「はいはいど〜はいはいど〜」

「はいはいど〜はいはいど〜」

「落ち着いた?レーティア…それでどうしたの?」

「科学者にあいさつに行こうとしたん…だ。
部屋に入ったら…」
また真っ赤に…

「ん?」

「そ、その…は、はだかの……しゅち…肉林というか…」

「酒池肉林?」

「あ、ああ…美男子が…多数…」

「あ、レーティア。そこはいっちゃ駄目なとこだったから…」

「わかった…行かないようにする」

「いいこね」

……

「それで身の振り方決まったの?」

「ああ…色々なところを巡ってみたが、
私は一緒に来たみんなを助けたい。
そしてこの人間世界には新たな脅威が迫っている」

「宇宙怪獣ね」
戦闘級の事をいってるが、
実際に彼女らの世界には宇宙怪獣がいた。

「そうだ。そして…この軍には宇宙艦隊司令ができる者が少ない。
だから私はみんなを守る為に艦隊司令をやってみたいと思う」

「そう…わかったわ。全力でお姉さんが応援しちゃう」

「ありがとう。ゲッベルス」

「そうと決意したら、善は急げね。カオルのところにいきましょ」

「ああ」

だが既にカオルはプライベートの時間でハッスルを…

……
カオル報告

対策、方針で今日は、一日つかいました。
後は男の義務を妻と…




寸劇風後書き

ナギ少尉「今回は対空間戦闘に関しての方針みたいね」

作者「大気圏内でなく、最大光速の30%で貫いてくる突貫級に対して、
わかったら対抗するべきだよな…だし」

ナギ少尉「でも、まんまトップをねらえ!!
の宇宙怪獣って話よ…特に突貫級は…」

作者「それ以外おもいつかんでしょ…生物系の生体兵器って…
トップをねらえの宇宙怪獣はある意味完成してるしなぁ…

まぁでも、BETAの特徴の個体での恐怖心なしから発展するとさ…
突撃級の宇宙バージョンでもそういった発展なるよ…
だからレーザー等出さずにただ特攻し貫くだけ…
けど光速の30%の威力で…ってわけさ」

ナギ少尉「成る程ね…
で、対するはヤマトとハガネとマクロス世界の艦船と…」

作者「次回おたのしみにぃ」

H24年11月改稿

H25年12月再改稿



押して頂けると作者の励みになりますm(__)m


<<前話 目次 次話>>

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.