第198話『マクロス編12 フロンティア奇襲』


再びガリア4に…
時系列を逆行しネオ・クラージ等第33海兵師団に配属されていた各兵器を取得、
ビダン菌を打ち込んだあと再び世界扉を唱え…

……

電磁パルスバーストによりランカをコンサートに間に合うよう送り届けようとしていたアルト機が不時着し、
頻発する強烈な電磁障害で、地表移動もままならない状態におちいり、
原因を探って除去しようとすり最中にランカがバジュラに掻っ攫われる。

ランカ救出に廃墟となった第一世代型マクロス艦へと潜入、
そこで卵を産んでいる準女王バジュラ…以後産卵バジュと遭遇。
救出しようと試みるもすでにVF-27ブレラ機と産卵バジュの戦闘が始まっており、
ダメージを受けた産卵バジュの覚醒が始まる。

アルト機の捜索に機体のチェック及びバースト対策を終えたミシェルが、
調子の良くなったシェリル様をのせて飛び立っていき…

ゼントラ艦は一応は対策していたが、
超強力な電磁パルスによりホワイトアウト、
各種電装部品が焼き切れ修理にはいっていた。
マイクローンサイズにならなければ手が届かない箇所も多数あり、
修理技術を覚えマイクローン化したゼントラン達が修理作業を行っていて間もなく終わろうとしていた。

カオルはそんな最中のゼントラ艦にでて回収し、時をまつ…

……

基地に警報が発令され、参謀とオゴタイ司令が艦橋へと…

【何が起こった?】

【はっ!東へ約1210km先の地点より、
マクロス級主砲並の高エネルギー反応検知!】

【惑星上にマクロス級は?】

【勿論いません】

【総員第一種戦闘配置!】

【了解!】

【S.M.S、スカル4のIFF検知!】

【おお、無事だったか…フロンティアにしら―】

【司令!】

【どうした?】

【大型艦の反応多数発生】

【なに?デフォールドか?】

【いえ、これは地表からです】

【地表から?馬鹿な…いつ降下してたんだ?
数は!】

【1km級が…20…40…続々と増えていきます。
また大型艦4km級数1!】

【至急統合軍本部に向け救援要請を!
民間人への退避勧告だ!】

【はっ!】
届くのは120分以後…事が終わっている可能性がある。
民間人の退避勧告、海兵団の全滅を予測してだしただろう。

【司令、未確認機1検知、バルキリーサイズです。
どうやらスカル4と交戦中】

【至急スカル2に情報を】

【はっ!】

【司令、小艦隊規模ですが、どうします?】

【まずは避難完了させる。
それまでは刺激するな】

【はっ!】

【司令!スカル2の救援は間に合った模様です。
それとランカちゃんが4km級船、バジュラの母艦にさらわれたと】

【なんだと!】

【司令!】

【落ち着け!まずは民間人の退避だ!
ランカちゃんの救出は総力でもっておこなう!】

【了解!】

部隊の方針が決まり、各機動兵器への搭乗、民間人のシャトルへの搭乗が始まったが…

【司令!フォールド断層発生!】

赤と黒で織り成す光の壁が迫ってくる。
既に発見した時には500mサイズの球体、
【なに!?救援要請を】
それが1km、2kmと広がり…
「メーデェ!メーデェこちら第33海兵団先遣基地、
正体不明のフォールド断層がせまって…」
ゼントラ艦ごと物理停止で引き込み、
連れてきたツアースタッフやチャーター便スタッフ等も救助し、
光の壁よりも早くつくった地下空洞に設置した犬耳転送リングへと飛び込む。

転送先は宇宙…

宇宙からみたガリア4はフォールド断層によって円状に削られ崩壊寸前になっていた。

惑星から救助されずに脱出できた者は、
自力で逃げきったアルト、
惑星から産まれでたバジュラ艦隊はフォールドしていき、
バジュラ艦隊に掴まりシェリル様とミシェルが、
そしてさらわれ中のランカの4名のみであった。

(艦ごと引き込んだけど…どうするの?)
(縛ってるからまぁとりあえずは…あとで考えるべ)

ルーロスを出し手近な天体で作業していた分裂体と合流し世界扉で…

……

2059年8月3日

『マクロスフロンティア行政府よりお知らせします。全艦に避難警報が発令されました。
市民の皆様は大至急シェルターに避難して下さい』
艦内にサイレンと共に、避難警報が発令される。

付近歩いていた人達がまたか…と最寄のシェルターへと歩みの向きを変えた。

店も、
「すみませんお客様〜」
とお客をだし、閉店作業をしはじめる。

『フロンティアシティ及び各アイランドはシェルダウンを行います。
繰り返しますフロンティアシティ及び各アイランドはシェルダウンを行います。

公共交通機関は現時刻でもって軍専用運行となります。
市民の方はご利用できなくなりますのでご了承下さい。
電話回線の使用も制限されます。
安否確認の連絡は最寄のシェルターにてお願いいたします』
更に深刻に…防護殻を下ろす事となる。
空そものもを防護殻で閉めきり防御体勢を行う事は、
循環系統に負担をかける為によっぽどの事がない限り行われない。
シェリル様ねファーストライブ時の襲撃でさえもシェルダウンは行われず、それによって人死にが出て責任問題にも発展した。
再度の襲撃時にもシェルダウンはギリギリまで見送られ、空気が抜け初めてから行われた。
よっぽどの事が警報時点で発令されている。つまり…敵性艦隊規模の襲撃が予測されているということだ。

市民の足がヤバイと感じよりいっそう早くなった。

『統合軍パイロットはコンディション1が発令されました。
大至急所属艦におもどり下さい』

なりふりかまってられない放送内容までとなる…

シティ第1連絡軍港では…

「グリプスへの連絡挺はまだか?」

『アーバへの連絡挺でます。次の便は10分後の予定です』

各艦艇への連絡挺待ちでごったかえしていた。
非番や公休でシティや各アイランドにいた統合軍兵士が所属艦へもどる為だった。
全員が全員バルキリーで移動しているわけでもない。

『クォーターへの連絡挺はゲート2番より出ます』

「すんません通して下さい!!」

ルカが人を掻き分け2番ゲートへと滑りこんでいった。

ビー プシュー

「出すよ〜席についてシートベルトつけてね」

連絡挺内部には座席40席程あり、着席が5名だった。

「あ、はい」

「おやルカ君か?」

ガコン
固定フックが外れ、連絡挺が押し出され、
エアロック内部に侵入する。

「ケビンさん」

「ルカ君、状況きいてる?」

「バジュラの艦隊規模進行しか…」

「艦隊規模か…今までにない規模だよな」

「ええ…」

グン フィーン

エアロックが開き、箱型の連絡挺が宙にリニアの力で押し出され、
進路をクォーターにとる。

連絡軍港では多数の連絡挺が出入りしていて、すぐに豆粒のように小さくなり…
そして見えなくなる。
30mサイズの連絡挺だと、そんなもんであろう。
そして…
「うわぁ…やばいな…」

ルカは絶句していた。
宙に幾多もの閃光が光っては消え、また光っては消え…
それは光る度に味方の命が消えるてるか、
大規模爆発、ミサイルが爆発しているかだ。
バジュラ戦においてはバジュラが爆発するのは滅多になく、どちらかを示している。
そして1秒間に見える範囲で百以上の閃光が光っては消えていて…

かなり戦況はヤバイと判断できている。

「クォーター、こちら連絡挺151挺、お客さん6名乗車、
着艦許可を求む」

『こちらクォーター、着艦許可します。
トラッキングビームいりますか?』

「お願いする」

クォーターから誘導ビームがだされ、
連絡挺デッキへと吸い込まれてく。

「ありがとうございました!」

「頑張れよ」

「はい!」

ルカが勢いよく艦内へと…

ビー プシュー

連絡挺151はシティ連絡軍港へと向かう。

……

船団近傍にて本隊が全稼動になるまで、
前衛艦隊が必死の遅延戦闘を行っていた。
被害が出て死亡するのは覚悟の上…
そのくじ運のなさに担当部隊は次々と魂を散らしていく…

……

ーララミア機分裂体ー

分裂体の1つのカオルはララミア機に取り付いていた。
『こちらはスカルリーダー。いいか俺たちは遊撃部隊だ!
小隊単位でクォーターの指示に従い、戦線の薄いところをその都度火消しする』
リニアカタパルトから射出されていき続いてバルキリーの編隊が射出されてく。

『ピクシー小隊はスカル2、4の居ない穴をスカル3の援護に当たってくれ』

『隊長!ぼく一人でもやれます!』

『気負うなっ!早期警戒機が喰われたら終わりだろうが!
貴様の目と腕に皆の命を預けているんだ!それを忘れるな!』

『いいか諸君。まさに背水の陣だ。防衛線の内側に一匹たりとも通してはならん。
全艦、トランスフォーメーション!』

『遅れるな!ネネ、ララミア!』
『はい!』

『スカルリーダーより各機。攻撃開始!』

非番状態から戦闘準備を整えた各艦から、主砲斉射が始まる。

−バトルフロンティアCIC分裂体−

もちろん戦況確認の為ここにもとりついている。

「クレイオス轟沈! 」

「第18中隊、壊滅状態です!」

「エルム7応答してください。エルム7」

「戦況は」

「閣下!」

「現状は総戦力投入しほぼ互角。新統合憲章の特例事項を適用し、
反応兵器の使用を許可頂ければ乗り切れるかと」

「…全面戦争をしろと言うのか」

キノコが大統領に囁いてた。
まだ各船団との数少ない交流があったフロンティア船団。

それが完全に絶たれる道…全面戦争だ。

特例事項を適用すると、民間安全保持の為、
この場合フロンティア広報及び地球本部に対してだが、
何と戦闘状態に陥ってるのか、その予測規模など詳細を公表しなければならない。

そうなると…人が来たがるわけがなくなり、観光で成り立っている産業どころか、
運送業、また航宙業界においても安全面からと大手中堅辺りが取り扱い停止となり、
他船団との航路や運輸がなくなる事にとなる…
あっても法外な値段取引となるなんでも屋や、
フロンティア拠点業者位だろう。

その決断を大統領は迫られていた…
「バトルフロンティアは投入できないのかね?」

「この艦は最後の最後、最終手段です。いざというときにアイランド1を護れません」

ークォーター艦橋分裂体ー

「艦長!!スカル3lost!!」

「なに?」
(は?ルカ?)
戦況確認の為にクォーター艦橋にも分裂体は取りついていた。
スカル2を助けに向かったまでは原作通り、
しかし、あろう事か撃墜されてしまったらしい。

「……無事です。パイロットは無事です!」

「スカル4反応!アルト准尉が戻ってきました!」
(ルカ…この場面で落とされたか?)

「おお…」

「スカル2の周囲のバジュラ反応減っていきます」

「スカル3、身体問題なし」

「よし、スカル3のゴーストを遠隔で戻せ、再出撃準備を整えておけ。スカル2の機体は無事だな?」

「はい」

「スカル3仕様の予備機を急いでアップしろと伝えろ…
それと…フム…」

アゴヒゲを撫でて思考…

「前面は押しきれそうだな…
よし…S.M.Sは可及的すみやかに全機補給作業を行う」

「全機ですか?統合軍を見捨てる形になりますが!」

「構わん!彼らも大人だ。対応してくれよう。
それとデストロイド隊と、ボビー、反応炉出力あげておけ。いつでも主砲放てるようにな」

「あ、はい…」

−バトルフロンティア艦橋−

「大統領」

「くどい、なんとか互角に持ちこたえてるんだろ?
ならば押し返してみせたまえ」

「し、しかし…」

「なんの為の統合軍なんだ?」

「……わかりました…」

決断が下って司令が指示出そうとすると…

「フロンティア後方、6-4にデフォールド反応多数確認!」

「高エネルギー反応、攻撃来ますッ!!」

「リパルシブフィールド最大!!」

「くぅっ…もってくれ」
シールドへの直撃の振動がバトル艦の艦橋へ伝わる。

しかし祈りは届かず…
「きゃぁぁ」
艦橋に振動が伝わり揺らされる。
「どうした!?!?」

「アイランド1に直撃っ!」

「環境維持システム最大!最優先モード!」

−フロンティアシティ内部分裂体−

直撃の被害が及ばなく生き延びた人々が、
次々と空気がシールド貫通の穴を通り、
そこに吸い込まれてく…

(ひかりとなれぇ〜)

真空へとほうり出される人々を次々と救出してく。

『メインアイランド内部に空気漏れ発生中です。
市民の皆様は付近のシェルターに避難して下さい。
繰り返します。
現在メインアイランド内に空気漏れが発生中です。
市民の皆様は付近のシェルターに避難して下さい』

おそらく気圧低下での自動放送だろう…

車、戦車なども次々と貫通した穴に空気と共に吸い出される中、
虚しく流れていた。


−バトルフロンティア艦橋分裂体−

「陽動作戦!?」

「馬鹿な。脳すら持たないような下等生物の分際で!」

「あの船です。バジュラとは思えないほどの組織だった攻撃。
ならば、指令を出している者がいる筈です。違いますか?」

「確証はあるのか?」
頷くキノコ。

「止むを得ん。全軍に反応弾の使用許可を。マクロスクォーターに回線を繋げ! 」

ーララミア機分裂体ー

『デルタ1より、S.M.S全部隊に告ぐ。プレジデントオーダーだ。
これより我々は、後方に現れた敵主力部隊に総攻撃を掛ける!
目標、敵超大型空母!』

『待ってくれ!奴の中にはランカがいる!
俺に救出の許可を!』
戦隊内回線にアルトが割り込んできた。

「ランカちゃんが…」

『アルト准尉、アーマードパック、並びに反応弾の使用を許可する。
ただし、こちらの攻撃の手は緩めん。力を見せろ!』

『了解!』

「そうこなくっちゃね。
さぁ〜ってお姉さんも気合いいれますか」

『ネネ、ララミア仕掛けるぞ』

『はい。お姉様』「了解」

後方に出現したバジュラ群へ攻撃を加える。

『デルタ1より各隊へ。10-12より敵機多数接近』

『アターック!』
反応弾使用合図が表示され、
後方で反応弾による火弾がひらいた。

『よし、いくぞネネ、ララミア』

「はい」「了解!」

その時だ、正面から赤バジュラのビームが…
「うああぅ…ッ!!」
機体直撃とともにララミアを虚数空間にいれ、
爆風とともに離脱した。

ーバトルフロンティアCIC分裂体ー

今のところ各環境艦に張り付いていた分裂体からも、
更に直撃したという音沙汰がない。

戦況は…二方面から攻めているが、歌で若干動きが鈍りはじめているバジュラと、
質で劣るフロンティア軍と少数精鋭のSMSでやっと均衡している状態といったところであった。

「バジュラ、動きに混乱がみられ―」

『マクロスギャラクシー、アンタレス小隊所属、ブレラ・スターン少佐から全フロンティア全軍へとつげる。
敵母艦内から人質を救出、これよりフロンティア船団を援護する』

「ギャラクシーの生き残り?」

「本当なのかね?」

「クォーターから、マクロスキャノン発射通告!
射線上の各機は退避して下さい!
発射まで10…1、now」

クォーターからマクロスキャノンが放たれバジュラ大型艦が、一撃で爆発する。

「バジュラの陣形完全に崩れました。
個々に敗走初めています」

「ただちに追撃戦だ。一匹残らず殲滅しろぉ!!」

バジュラが個々に敗走始め…

(さて…環境艦取得まちかな…)

防衛戦の決着はついたようだ。

……

『フロンティア行政府よりお知らせします。
市民の皆様のご協力によりバジュラは撃退できました。

現在メインアイランド内部の与圧が0ですので、
今しばらくシェルター内部でお待ち下さい』


シェルターの外は空気が既に存在しなく、真空…死の空間となっていた。

アイランドにいくたも直撃したバジュラ艦主砲の被害は甚大だった。

そのため、通常エアフィルターが貫通した際に展開する硬化剤がうまくはたらかなかった。

遺体回収作業と同時進行で、
レスキュー隊や統合軍のバルキリーがあいた穴を横断するように、鉄ワイヤーを仕掛ける。

網目状になって改めて硬化剤が流されてきた。

『フロンティア01、こちらドックリーダー、開口部の仮充填作業終了、
与圧確認してくれ』

『フロンティア01了解。………与圧確認です。作業続行してください』

『こちらドックリーダー了解』

充填箇所をより強固にしていく作業にうつる…

さて今回襲撃してきた中にバジュラ大型艦や超大型空母と表記や呼ばれてたが、
正式名はビショップ級要塞母艦、バジュラセミクイーンの住み処であり、
セミクイーンが操る艦であり、また卵を産み育てる巨大なゆりかごであった。
艦長らは超大型空母と呼称していた。
同時にナイト級は空母と呼称している。

−アイランド14分裂体−

ウーーー

え〜ん

何発もくらうもかろうじて与圧が確保できてたアイランド14…
艦内は火災が発生し、次々と建物をおそってた。

アイランド1は空気が抜けた事により火災は鎮火してたが、
アイランド14は空気が抜けてない為大規模火災が発生中である。

そして…
『フロンティア行政府からお知らせします。現在アイランド14にて鎮火不能な規模の火災が発生しています。
その為、約10分後に窒息消火をアイランド14にて行います。
引き続きシェルター内でお待ち頂くようお願いいたします』

空気が別のアイランドに吸い込まれ…
火災は鎮火した。
シェルターに避難できてない人々は窒息する運命だったろう。
(約千人と数十万人の選択だとな…)

再び空気の流入が始まる。

『フロンティア行政府よりお知らせします。
火災は鎮火し、バジュラ群も撤退しました。
避難警報を解除いたします。ご協力ありがとうございました』

艦内では行方不明等の捜索が始まっていた。
発見されるのは既に魂が存在しない擬体だけだ。

そして住民にとって非情なアナウンスが…
『フロンティア行政府よりお知らせします。
アイランド14、15の被害が甚大および環境低下の為、
アイランド14の放棄、
アイランド15の凍結が決定しました。
各住民の方々の緊急避難先はアイランド1、エメラルドホールにてご案内いたします。
アイランド15は4時間後に凍結作業開始します。
アイランド14の放棄は、2日後の5日午前0時をもちまして行います。
繰り返します。
アイランド15は4時間後に凍結作業開始、
アイランド14の放棄は、2日後の5日午前0時をもちまして行います。
詳しいお問い合わせはお近くの市民の窓口にてお願いいたします』


(2日後か…じゃあ…)
今回のフロンティア船団襲撃で、数多くの人々が死者となっていた。
まずは船団直上方向からの主砲直撃により、
突き抜けた主砲によるシェルターごと溶解がアイランド含めて33箇所。
シェルター破損が108箇所。

またアイランド1の空気流出による行方不明等など…

死者、行方不明者を数えると…全住民の10%にあたる100万人近くの人々が、
今回の襲撃でなくなっていた。

そのほとんどを救助し世界扉をとなえ…

……

AL4世界、アメリカ大統領

「ふむ…異世界軍からはなんと?」

「各々の国で独自で作れるように研究発展してほしいと…」

「ふむ…」

報告書には、
カサブランカ級1隻、
それに伴う技術情報提供。
とかかれていた。

「これは各国にか?」

「はい、わかっている限りEU、ソ連、オーストラリア等などに」

「ふむ。少なくとも、あの巨大戦艦を作れるように、追いつかなければな。
研究機関に送れ」

「はっ!」

ヨーロッパ奪回作戦の経過報告書を読んでいた。

ハイヴ攻略時には全体で損害5割、損失1割だった派遣軍だが、
入れ替え等で定数補充し、
イベリア半島等リヨン西側の掃討作戦に移行していた。

ブタベストハイヴ攻略が、4月初め頃…

「4月初めか…終わったら復興支援で影響力強めなくてはな…」

……




寸劇風後書き

シェリル「作者ー!!」

ナギ少尉「あ、シェリルさん。
作者まだえいちゃん行ってるそうで…帰ってきてないですよ」

シェリル「…あんたにいってもしょうがないわね。
じゃ、帰ってきたらお仕置き手伝ってね」

ナギ少尉「わかりました。けど…何故怒って?」

シェリル「わたしの華麗な飛行シーンがぬかされてるのよ!
それの文句を言いにきたのよ!」

ナギ少尉「あ、作者からメールきました…
カオルの分裂体がとりついてなかったそうです。
なので書きたくともかけなかったそうで…」

シェリル「……返信だしてね。
次回出さなきゃひどいんだからね」

ナギ少尉「わかりました。えっと次回予告…
フロンティア崩壊?お楽しみにぃ」

シェリル「あ、グレイス。えいちゃんってなに?」

グレイス「そうねぇ……矢沢永吉じゃないかしら?」

シェリル「誰それ?」

グレイス「有名なのがファンの方々が白いスーツ姿の、えいちゃんコスして、えいちゃんコール斉唱ね」

シェリル「へぇぇ面白そうね」

グレイス「ギャラクシーネットワークにコンサート映像あったからusbにおこしておくわね」

H26年1月改稿



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