第207話『引き続き銀英伝後処理、そして…』


2002年4月2日

救助者の対応を引き続きした後…

[まずは戦闘用の件ね…
宇宙母艦級の超空間移動が確認できたよ]

「…トレースや兆候、移動速度は?」

[トレースは可能、ワープの一種みたいね。
それによるエネルギー観測も確認、
重力に影響されるみたいかもときてるよ。
あと、移動速度は100光年を1日みたい。
あとエネルギーチャージに一週間程必要だと思われるよ]

「つまり、現状だと120日は…か」

脅威度がかなりあがったが、
即明日強襲される事がなくなった分まだ助かった。
また恒星系内直接の可能性もへってきたのは嬉しい。

「索敵拠点増やせばまだ対応できそうだな…けどまぁ…」

ワープ類似機関に関してのデーターは無く、
あ号は全体における下位存在であり、
不完全なデーターであった事の証明でもあった。

「どっかあ号の上位のがいる宙域で攻略の必要あるか…」

[データーとりからね〜]

必然的に未知の戦闘用の可能性もあるとして考えなければならなくなり、
難問が増えてくる事となる…

「箒型なのは、はっきりとしてるけどな…」

あ号は、地球到達後に、報告及び指令系統を確立しようとしてたが、
他の星に着陸したあ号と同様の上位存在とのアクセスをしてなかった。

つまり…あくまでもベテルギウスの上2位存在があ号の司令官であり、
ベテルギウスの上2位存在以外の指令等には従わない事でもあった…

「とりあえずそっち…ん一応α宙域方面は後まわしだな…」

発見星域から周囲1200光年にわたり、仮にα宙域となずけ、BETA勢力圏と暫定的につけてた。

[で、ベテルギウスの調査なんだけど…]

「おっ…」

約640年程前に、超新星爆発を起こしたベテルギウス…

その爆発の威力は凄まじく、ベテルギウスから周囲約80光年にわたり、
ベテルギウスの残骸が衝撃波として降り注ぎ破壊の爪痕を残していた。
かつ現在も広がりつつある。

15光年以内だと、極めて大きい残骸により星も破壊されている痕跡もある。

さらに近づき光年以下の距離だと、惑星等が茹だっている痕跡が発見された。

地表が超新星爆発による可視光で、高温に達して溶かされていたのだろう。

岩盤が溶けるのが大体1000度あたりで、構成物質によるが、
その温度以上になっていると調査結果より推測された。


そしてさらに恒星系内部だが…惑星自体がすでに消滅していた。
範囲的に4光時の距離だろう…
太陽系でいうと地球はもとより、木星もなくなり、冥王星や海王星あたりまでだ。

「あとどの位ひろがるんだ?
かなり前の爆発がエネルギー失わずに…」

[計測から導くと、143光年までひろがると、音速以下に落ちてエネルギーを失うって]

「約150光年か…一つの爆発なのに…」

[天文的だと極めて近い距離だし、膨大な威力だからね〜]

「そのおかげで、ベテルギウスの戦闘用拠点は一掃されたみたいだけどね…」

跡形も証拠がなくなっていた。
いた痕跡すらない。

「しかし地球から…いや人がすむ星から、
150光年範囲内の恒星系には監視をしなきゃか…」

[まぁ…そこまではしなくっても、80光年範囲で大丈夫だと思うよ]
B1の偵察調査の結果だが、デブリ除去任務のリオデジャネイロ級の防衛艦隊クラスで、
80光年以降の距離になると十分対応できる密度に拡散されるとの事だ。

対応できないサイズがきた際には、
ヤマト級の波動砲使用で消滅させるようになるだろう。

将来的には岩石を再利用できるように、キャッチャーシステムを…
もいいかもしれない。

しかし、50光年以内だと、半端ない密度になる…
惑星直撃を防ぐ為の射撃による破砕が間に合わない状態になり、
数十km級の破砕隕石が地上に落下し…生物は死にたえる事となる。
数km級の隕石が落下でも甚大な被害となる…

大脱出を考えない状態では、
80光年以内での超新星爆発を、
とにかく防ぐ事が重要になるだろうという結果となった。

「放射線は?」

[規模や極超新星がおこるかにもよるけど…そうでないかぎりは大体400光年位だね]
やはり放射線被爆に関しても距離はとる必要がある。

400光年以内でおきた際には、何かしらの手段をとらざるえなくなる。そうでないと…

「400光年は広すぎだろ」

[あくまでも超新星爆発による地上被曝が1mSv以下て考えでね。その時には宇宙空間では100Svだけど…
今回のベテルギウス照射量だと150光年あたりの強さだね]

「…何らかの防御手段をとれば?」

[それ以下の距離ならコスモクリーナー技術による、
何だかの遮断方法が考えられるよ。
ただ現状そこまでの設備は作ってないから、
事前的にわかる必要があるけどね〜]

「なんだかの傘みたいなものか…」

[…そこまででなくとも…シェルターに避難程度で十分、
本当に考える距離は80光年以下の距離だね…オゾン層を削り始めるから…
そうなってくると大規模的な遮断施設が必要だよ]

「現状戦闘用に対してもだけど、監視体制の拡大だな。
超新星は危険な兆候がでれば、対応する形でまにあうだろうし…」

[うん]
周囲10年光年の距離があり光の速度を超える通信網があれば、放射線を防御する施設等や、
脱出を選択する等の対応等、貴重な10年という時間の間にとれるだろう。

「データーとりはまだ必要?」

[まだ必要だよ〜]

「じゃ、ベテルギウス方面にも拠点つくる必要あるね」

衝撃波の内側に拠点構築する形になる。

[あと今回のベテルギウスではガンマバーストが発生しなかったから、
それについてのデーターがとれなかったのがね…]

「過去に地球がうけたデーターがとれればと思ったけどなぁ…」

一応リアル話で、
2005年NASAとカンザス大学の発表で、
4億4400万年前、オルルド紀における大量絶滅が、
6000光年以内での極超新星爆発によるガンマバーストを地球が浴びて起こったものという説を発表しています。

「まぁいずれ…宇宙に進出していけばどっかで調査できるかな…」

[流石にBETA勢力圏かもしれない90億光年先の調査は無理だしね〜]

「このGRB990123か…宇宙誕生初期に発生したのがやっと…地球到達観測したんだよな」

ガンマバーストを計測できるのは、ジェットの放出側に地球がいる場合だけあって、
地球が安全に計測できるのが遥か彼方の出来事である…

それがより調査の難易度が高まってくる話だった…

またリアル話になりますが…
38億光年彼方のりゅう銀河中心部にで発生したSw1644+57に関しては、
カオル転生後なので知らない前提となっている。

こちらもガンマバーストが地球に到達しています。
ただし、極超新星爆発によるものでなく、
星がブラックホールに飲み込まれ崩壊した時によるガンマバーストである為、
長期間にわたり観測されています。

因みにガンマバーストによる被曝が問題ない安全距離は、1億光年辺りは必要であり、
5万光年程度の減衰だと人類の50%が死に絶え、
遺伝子異常がおこるともいわれます。

[で、グルームブリッジ星系だけど…惑星エデン含めて拠点構築中だよ]

「BETAは?」

[到達前に発見、撃破済み]

あと一年進出が遅かったらグルームブリッジに落着していたとの事だった。

[あと他にもケンタウルス座方面、ウォルフ、ラランド、シリウス、ロス154にも進出ね]

「ラランドはヤマト2が向かってるか…BETAマークはいってたよな?」

[まだBETAは未到達みたいよ]

「シリウスは…?入ってたとおもうが」

[まもなく落着ユニット到着みたいだけど…
恒星二つしかないのに突っ込むつもりみたいね]

「あらら…恒星にダイブかよ…片道切符なんだな…」

恒星系のみの星系は対宙域監視網を拡大する為、
レーダー通信施設と小型チューリップ、恒星観測施設のみを構築する事となっていて、
の為B1に貨物車両を連結して資材輸送していた。

[ロス248はBETAが到達済みの為、攻略艦隊が出発済み]

「太陽系以外で占領下になってる初の恒星系か…」

[あとエリダヌス座イプシロンは4月中旬頃かな?ヤマトが資材補充後の予定だね]

イプシロン星はよく知的生命体がいるのでは?
と話題にあがる恒星系である。

地球型の惑星の存在がある可能性がある星の一つであった。

「あ、火星とタイタンは?」

[えっと、順調に比率がかわってきてるよ]

「なら…そろそろか…強襲進行用の機体も考えとかないとな…」

現在、戦法の違いにより、ハイヴ内部高速強襲用を想定している機体を設定はしてない。

通常ハイヴ攻略には最終段階ではチューリップ使用で補給を受けながら、殲滅戦の形をとっていた。

だが、その殲滅戦は、
Gゴキ兵器、及びハチ級の存在により出来ないといえよう…
チューリップが使用できないのだ。
ので、殲滅戦ではなく補給できない前提で、
強襲による破壊を考える事となる。

「ま、とりあえず後まわしだな…で後は?」
[で…最後なんだけど環境艦についてで、3艦使用可能になって、
その内1艦をコンサート専用艦に仕様変更中だよ。
バジュラ除去は全艦問題なく終了]

「了解」
シェリル様のコンサートツアーだが、地球上では現状、
シェリル様が満足できるコンサートができる施設がなかった。

もちろんコンサートホールはアメリカ等後方支援国家にもある。
帝国にも専用施設ではないが武道館もある。
帝国でも90年以前には、後楽園スタジアム後楽園競輪場、甲子園球場等をコンサート会場に過去には開催していた。

だが、シェリル様を代表とするマクロス世界のコンサート技術は、
ホログラフィック技術たんまりで迫力がある。
それを再現しない事にはシャロンを救助しても始まらない。

衣装にしても次々とホログラフにより変化し、
巨体なシェリル様等再現できるようになる。

よって大気圏内航行可能な環境艦によるコンサート専用施設化及び、
ツアースタッフ施設やテーマパーク施設、ホテル施設併設の形となった。

コンサートホールは稼動式屋根をもちどちらでも可能、
収容人数世界最大級の20万人となっていた。

環境艦改修には他にも利点があった。

着地場所だが、水上はもとより、地上でも広ささえあれば着陸できる。
その為広い場所がとれれば、コンサートが開催可能になっていた。

後の環境艦は使用目的がまだ定まってはいない状態であった。

コンサート艦として使用決めた現在、修繕中含めて残り12隻……

(テーマパークも良いかもな…)

帝国の遊園地は96年度にはすべて閉園、閉鎖となっていた。

特に鳴り物入りで大阪府に開業した、
京都ネズミーランドの閉鎖は惜しまれていたが、
西日本侵攻の際に激戦地となり…再建の目処はたっていない。
(そういえばUSJの場所に出来たんだよな…ネズミーは)

千葉のネズミーの場所には、工業地帯として砲弾工場が入っていた。

(さてと…)

入手できた情報を鯖にいれながら整理し始める。

今回は同盟側艦艇技術、及び建造技術等があげられた。
帝国側は技術的にはイゼルローン要塞のみで、艦船までは機会がなく取得はしていない。

建造技術だがジャムシードの宙間工廠を初め、
非常に効率的、また自動化がすすんでいた。

各種作業所でモジュールを作り、
工廠でモジュールを組み上げ仕上げてく流れであった。

「設計図から見直す事も必要かな…?」

[共通規格になるのがやっぱり工期短縮になるよね]

居住モジュール等も組み合わせて艦船を建造できると、
それだけでも短縮にはなるだろう…
完成ブロックを組み合わせ一つの艦艇として仕上げる事であった。

あと同盟軍艦艇はほとんどが標準型とつき量産型の統一規格という点である。
ここが重要だがユニットを交換して、特殊艦になったり、
修理不能な部分をまるごと交換したり等を行う事ができた。
ブロック換装におけるバリエーションの豊富さもいえよう。

その例をあげるとミサイル艦であった。

(ワンマッチヒーターか…)

巡航艦のユニットを交換してこれまでもかというくらい、
長距離射程であるミサイル発射管ユニットをつけた艦種であり、
1艦で94門のミサイル発射管ユニットを装着する。

だが、被弾面積もまし、
ミサイルユニットに被弾は即ゴールインの為、
工廠に交換ユニットがあった程度で他にはみてない。

しかし、集中運用による火力は大きく、第6次イゼルローン攻略戦では、
ラインハルト、ロイエンタール、ミッターマイヤーの活躍がなければ歴史が変わっていた筈であった…

一個戦隊2千隻編成でだと、実に192000発のレーザー核融合ミサイルが同時に襲い掛かる…
その火力は恐ろしいものである。

さて話を戻すが、このように実験的、または別運用可能な艦艇である、
というのが自由惑星同盟艦の特徴であった。


またそれ以外の傾向として、同盟の艦艇は帝国艦艇と戦う事に特化しており、

その為非効率な部分を削ぎ落としているのもあげられる。
巡航艦に特に特徴が出てよう。

警備や哨戒任務を淡々とこなし、艦の大きさに似合わない巨大な推進ユニット、
また小型な艦長さにより、旋回能力も高かった。

サイズが一回りでかい帝国艦と1対1でなら同盟側に分がある。

帝国艦との最大の違いは、治安維持を目的としない同盟艦艇は、
大気圏突入能力がない点であり、
故にサイズがまた一つダウンできる点であった。

そして宇宙専用艦である事はアンテナ等、
大気圏内航行を考える事を排除した作りで、情報処理能力等において同盟に分がある。

そしてさらに、同盟艦艇は製造コスト、維持コスト、運用定員がすべて帝国同艦種より下回っており、
作業効率も高い。

しかし…余裕がない。
エンジンは1基しかなく、艦尾損傷は即機動力を失う。
各艦艇のペイロードも同一艦種において、帝国より小さく、
長期戦になれば補給面で不利になる。
また艦載艇であるが前にも話したが露出しており、
そこに被弾=即日ゴールインとなる。

(まぁ…そっくりそのままは…駄目だろうな)

宇宙空母…
全長928m、全幅241m、全高379m、定員1082名。

形的には手の平を水平にし、
指先部分に反対側の人差し指と中指の間で挟む…
頭でっかちな艦である。

相手艦隊内部に突っ込み一気に放出し強襲に適しているといえた。
長い距離をスパルタニアン単独で独走すると、
敵艦隊の6桁を超える砲撃の嵐に次々と沈んでく。

☆☆

その為に卵や幼虫を護る蜂の巣ごとく…
分厚い装甲及び防御シールドが頭でっかちの正面側にはある。

火力にかんしては他種が秀でるものの、
タイミングさえ間違えなければ敵艦隊を瞬殺できる艦載艇の数だ。

実際に空母だけで編成した艦隊で強襲できると…

砲撃を受ける事すくなくなる中距離〜近接戦では多大な戦果を与える事ができ、
1艦につき100機ものスパルタニアンを搭載してる為、1個艦隊丸々が宇宙母艦隊だと…13000〜20000隻で、130万〜200万機の機体が襲い掛かる。

艦自体の戦闘時運用人数は2交替制約600人必要で、更にパイロットが100名…
900m級の空母ではえらく少ないが、
自動化が進み空母での整備に要する人数が減ってはいる。
殆ど機械によって修理整備補給される算段だ。

そのかわり運用には他艦に比べ人員が多くコストが高すぎるといえた。

更に露出している艦載艇の部分が弱点で、
特に…爆沈時の誘導員兼整備士、パイロットの損失が…

標準型戦艦…全長624m全幅65m全高136.5m定員660名。

同盟のだいたいの戦闘艦は全長や全幅からわかるとおり、
長細い形状をとっている。
形に例えるなら…人差し指と中指をくっつけた比率に等しい筈である。

形状に特筆しないかぎりその形だと思ってもらいたい。

武装は艦主砲前面の8門の中性子ビーム。
側面には対空砲撃用のレーザーがあり、
1艦あたり32発のレーザー水爆ミサイルを搭載し発射口は4門。
1個戦隊編成数およそ1000隻で、
定員フルに乗り込んでいる艦はほぼなく、
艦隊指揮や格闘戦要員等の人員が乗り込まなければ、
1艦は最低55名で戦闘運用は可能、2直体制で110名、
それ以外に艦載機9機の運用チームあわせて合計149名で戦闘可能。
余裕もって平均的に182名で運用し、
なので1艦隊1隻あたり平均120人の数字は妥当といえていた。

艦隊の前衛であり、損害担当艦である。
自艦の防御シールドを隣接艦と共振させより強くし、
敵ビーム系攻撃を中和する。
その為必然的に陣形が重要となり、より密集させる為に横幅は狭くなり、艦主砲は正面へ…との形となっていた。

ビームには対抗でき、敵長距離ミサイルに関しては対アンチミサイルやジャマーにより対抗できる。
その為必然的にミサイルは誘導機能がある程度近寄ると自身で機能停止し、
非誘導でミサイルは撃ち込まれる事が多い。
あとは自身が放てる対アンチミサイルの数の差が艦の命運を握る形といえた。

また白兵要員がいない場合に敵強襲揚陸艦に突っ込まれたら、
やはり命運が決まる運命ともいえよう…

巡航艦は…ほぼ前の話であげたので他には…
艦正面に中性子ビーム6門が備わっていて、
シールド出力は戦艦よりかは弱い。
強烈な威力のミサイルは弾数にやはり制限はあり、10回一斉射撃行ったら弾ぎれ、
後は戦闘中に輸送艦や拠点からの補充で再びミサイルは放てる様にはなる。


駆逐艦…全長208m、全幅44.5m全高47m、定員164名。
艦正面に中性子砲6門を備え、また側面や背面にも短距離光子砲搭を備えている。

最低戦闘時運用人数は20名、2直体制で40名、ただし20名で運用だと負傷者発生時の交代要員等やダメージを受けた際のコントロールが難しく…
平均的に80名が乗員している。

先の話通り同盟軍の駆逐艦は火消し役であり、艦隊戦においては、その機動力をいかし、
戦線の穴埋め的な臨時応急修理、
敵艦隊への強襲等多様な活動ができる。

ただ高性能すぎてその分航続距離が短かくなり、通常時では航路の定点巡回等に留まっていた。

同盟軍の戦闘艦での恒星間で移動できる最小サイズの艦である。


巨大輸送艦、病院船等…

キルヒアイス艦隊に殲滅させられた巨大輸送船だが、
内容物は後程として、その輸送力及び大気圏内降下による直接搬入は侮れないものがある。

全高及び全横が450mもあり全長が2.5kmサイズの最大級のため…
改造すれば大型チューリップの直接移動も可能なサイズであった。

艦隊に同行する際には内部に自動プラントを搭載、
スパルタニアンやレーザー核融合弾を生産し、
各艦に配給できる。その生産能力は侮れず…
1個艦隊に半個戦隊500隻の輸送艦でほぼ半永久的弾ぎれなく戦える量を供給できる。

そのかわり艦隊戦では巻き込まれない様にする必要もあるだろう…


同盟軍病院船も同一サイズであった。

もちろん進行時に各艦隊に従軍していき、
艦隊が降伏等をしても病院船に関しては紳士協定ができてるのか、
ある程度それぞれの所属を交換すると解放され帰されてる。
また非武装の病院船に対する攻撃は虐殺行為とみなされ、
軍法会議にて死刑が言い渡される。帝国側においては貴族道、騎士道に反する行為とみなされるのだろう。


この大きさの病院専用船は技術面でも、かなりの収穫でもあった。


(うんで後が…)
アイアース級に行こうとしたら…
[マスター、そろそろ時間〜]

「ありゃ…じゃあ明日か…」


……

「アリー、アリー」

「マミー?ファターは?」

「ファターは…もうここには居ないのよ…」

「??」

「いい?母さんとアリーでこれから生きてくの。
ここには生活の基盤があるっるって話だし、強くいきるのよ?」

「うん。強くいきる」
娘が頷いてくれた。神様、この出会いを感謝いたします。

わたしはアンナ、トールの妻だった…だったというのは既に居ないから…
トールは頭を打ち抜かれてたすからなかったからと言われたわ。

その後侵入者達は私達を襲い小さい私の愛するアリーにも手をかけ…

けど説明してくれたロボット?のお話だと精神的にきついから、
地下室に入った辺りからのアリーの記憶を完全に消しました。
記憶が復活する事は無いです…と。

あの貫かれて事きれる姿…
私のも消して下さいといったら、あなたは強く、強く記憶を糧に生きて下さい!と諭されたのよね…

神様助けていただきありがとうございます。これから娘と二人で強く生きていきます。

……




寸劇風後書き

シェリル「わたしの出番がないじゃない!!」

作者「え〜と…あれじゃ駄目ですか?」

シェリル「当たり前じゃない!もっと本編に出しなさいよ。
折角チケットゲットしてパシフィコいったんでしょ?」

作者「はい…努力します」

シェリル「それに殆ど今回ベテルギウスネタがメインじゃない」

作者「ベテルギウスの超新星爆発が近々おきますからね〜」

ナギ少尉「やっぱり12月23日?」

作者「で何事もなく2013年になると…」
作注2012年に初稿は書いてます。

ナギ少尉「次回予告入ります〜
マシュハドハイヴ攻略作戦発動、お楽しみにぃ」

H24年11月改稿
H26年1月再改稿



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