魔 法先生ネギま!

〜ある兄妹の乱入〜

39時間目 「麻帆良の日常 そのよん」

 

 

 

 

 

 

ヘルマンと戦った翌朝。

「・・・・・・ふぅ」

ネギは1人、どこぞの橋の欄干に腰掛け、物思いに耽っていた。
アンニュイな雰囲気を醸し出し、他人を寄せ付けない空気を纏っている。

もちろん周囲は心配したが、昨日の今日で声をかけづらいと遠慮ぎみ。

「おーいネギーッ!」

ところが。
そんな折でも、まったく気にせずに、ネギに話しかける人物が現れた。

「なに朝から阿呆ヅラしてんのや。シャキッとせえー」
「こ、小太郎く・・・ぷるぁっ!?」

小太郎である。
しかも、出会い頭にパンチをかます始末だ。

「えっへへ聞ーてや。本山の反省室から脱走したの、今回の件でチャラになったわ!」
「ええっ、ホントに? よかったね」
「学園長とかゆーのが、長さんに掛け合ってくれてな」

浮かれている理由はソレか。
まあ確かに、彼がいてくれたおかげで助かった面もあるからだろう。
彼がトラブルを持ち込んだ、という面があることもいがめないが。

「ん? なんやネギ」

そんな小太郎でも、ネギの様子には気付いた。

「ホンマに元気ないな。大丈夫か?」
「えっ。ううん、そんなことないよ」
「ホンマにホンマかぁ? そうは見えへんぞ」
「・・・・・・」

ネギは慌てて否定するも、とてもごまかしきれたものではない。
すぐに押し黙ってしまった。

「なんやなんや。夕べの戦い見て、一大決心した俺とはえらい違いやな」
「一大決心?」

自分はまだ、悩んでいる部分が多いというのに。
小太郎はソレすらも吹っ切って、新たに決意を固めたという。

はたして、その決心とは?

「ネギ先生」
「・・・え?」

聞き返したところで、また違った人物が現れた。

「おはようございます」
「た・・・環さん。お、おはよーございます」

制服姿の環だった。
夕べの今朝であり、少したじろぐネギ。

「お声をかけづらい雰囲気でしたので、小太郎さんのおかげで助かりました」
「は、はあ」
「夕べのことにつきまして」
「・・・!」

環の言葉に、ネギはさらにビクッと震えた。
それだけ、彼女のあの言動が、重くのしかかっている。

「少し付き合っていただけませんか?」
「え・・・・・・な、なんでです?」
「私も反省しまして。少し言い過ぎたなと、そう思いましたから」
「い、いえ、環さんは悪くないですよ! 本当のことなんですから!」

早朝の、まだ他に誰もいない周囲に響く、ネギの大声。
物陰からネギの様子を見守っていた、アスナやこのかの耳にも届いたほどである。

「あ・・・」
「ですから、場所を変えませんか?」
「・・・そうですね」

ハッと、思わず口を塞ぐネギ。
公に出来ることではないだけに、環の言うことが正しい。

「では、こちらへ」
「はい」

「待ったぁ!」

いざ移動しようとすると、思わぬところから待ったがかかった。

「環ねーちゃん!」
「はい?」

小太郎である。

彼は、環が来てからというものの、驚いたかのように無言だった。
その理由が明かされる。

「ちょうどええところに! こっちから行く手間が省けたってモンや!」
「はあ。私に何か用でもあるんですか?」

振り返った環は、げんなりと顔を歪ませた。
この2人には京都での因縁があり、また俺と戦えとでも言われるのではないかと、そう危惧したからだ。

「環ねーちゃん、頼む!」
「・・・・・・」

それ見たことか。
唐突に小太郎が頭を下げたことによって、予想した通りになったと、眉間にしわが寄る。

だがしかし。
小太郎の頼みとは、次元のまったく異なることだったのだ。

「俺を弟子にしたってや!」
「・・・・・・・・・」

目を丸くし、瞬きを繰り返す環。
何を言われたのか、一瞬では理解できなかった。

「今、なんて言いました?」

ようやく理解し、聞き間違いであったことを願いつつ。
そう問い返すことが出来たのは、たっぷり10秒は間が出来てからのこと。

「だから、俺を弟子にしてくれ!」
「・・・・・・どういうことです?」

聞き間違いではなかった。
今度も数秒は間が空いて、意図を尋ねることが精一杯。

本気なんだろうか?

「夕べのねーちゃんの戦いを見て、正直言って震えてしもたわ。
 あんなに強いヤツの戦い見たんは初めてで、感動したというか、心に来てもうて・・・」

頭を下げたまま、小太郎は言う。
そして、ガバッと頭を上げた。

「確信したんや! ねーちゃんについていけば、”最強”を目指せるって。
 他のヤツじゃダメなんや。俺をこんなふうに思わせた、環ねーちゃんじゃなきゃあかんのや!
 この通り! よろしく頼む!」

「・・・・・・・・・」

小太郎は再び頭を下げる。

これには環をはじめ、隣にいるネギも、大いに驚いたようで。
2人揃って形容しがたい表情になっている。

小太郎が言っていた『一大決心』とは、このことだったのか。

「・・・ま、まあとにかく、場所を変えましょう」

傍から見れば、ものすごく異様な光景。
さっさと移動してしまいたくて、環はそう申し出る。

「待った待ったぁ!」

だが、またしても”ちょっと待った”コールがかかった。
今度は誰だと、声の方向に目を向けると。

「あんた夕べネギに散々言ったくせに、まだ言い足らないの?
 それに、これはどういうことよ。私たちにも説明してもらうからね!」
「あはは。ごめんなーたまちゃん」
「立ち聞きするつもりではなかったのですが・・・」

アスナ、このか、刹那の3人。
どうやら最初からいて、すべて筒抜けだったらしい。

「はぁ・・・」

環は、ひとつ大きく息を吐いて。

「わかりました。みんなで行きましょう」

 

 

 

 

そうして、環に連れてこられた場所は。

「エヴァちゃんち?」

エヴァのログハウス。

「彼女の別荘内なら、誰かに盗み聞きされることもありませんからね」
「なるほど」

環からそう言われると、納得した。
内緒話をするのに、これ以上の適切な場所は無いだろう。

「あんた、許可は取ったの?」
「ご安心を。みんないますよ」
「ならいいんだけど」

例の物体を前にして、そんなことを尋ねるアスナ。
無許可だと後が怖そうだが、話はついているようだ。

別荘内部へと転移する。

「また随分と大人数で来たものだな」
「いらっしゃいませ、みなさん」

呆れたような顔のエヴァと、礼儀正しい茶々丸が出迎えてくれる。
そして

「うわーん終わらねー!」
「ケケケ。時間内ニ終ワラナイト、グッサリ行クゼエ」

机に向かい、なにやら泣き叫んでいる勇磨の姿。
彼の背後には、なぜだか剣を構えている、元祖エヴァの従者・チャチャゼロがいる。

「ご苦労様です、チャチャゼロさん」
「オウ。モウ少シダゼ」
「ほらほら兄さん。早く終わらせないと、ざっくりいかれてしまいますよ」
「ひぃいー、あんたら鬼やー!」

どうやら、環とチャチャゼロの間には、秘密の協定か何かが結ばれているようで。
勇磨がきちんと勉強しているかどうかの監視役、と言うよりは、死刑執行人のようである。

「ああっ、このか! いいところに!」
「な、なんや?」

藁にもすがりたい心境の勇磨が見つけた天使。
前にも勉強を見てもらったこのかだ。

「頼む、また見てくれぇー」
「わ、わかったから、泣かんといて〜」

「勇磨君、情けなー。私でもあんなふうにはならないわよ」
「あはは・・・」
「兄さん・・・##」

そんな様子に、苦笑するしかないアスナと刹那。
環には青筋がいっぱい出現した。

「さて、ネギせ――」
「ねーちゃん、俺の弟子入りの件や!」
「・・・・・・」

気を取り直し、ネギと話をしようとした環に、小太郎が割って入る。

「お待ちなさい。あなたの話も後で伺いますから、今はネギせ――」
「ネギがどうした! 俺が先や。なあネギ!」
「う、うん・・・」
「まったく・・・。ネギ先生、あなたも頷かないでください」

これは、小太郎をなんとかしないと、本題には入れそうもない。
環はやれやれと肩をすくめ、再度確認する。

「本気で、私に弟子入りしたいと言うのですね?」
「無論や!」
「そのためならば、なんでもすると言うのですね?」
「もちろん、やったる!」
「良い覚悟です。では・・・」

エヴァがネギに課したように、何かテストでもしようというのだろうか。
環はさらりと、とんでもない条件を出した。

「腕立て、腹筋、背筋、スクワットを各千回こなせられたら、考えてあげてもいいですよ」

「え゛・・・」
「ちょっ・・・」
「そ、それはあまりに・・・」

過酷すぎやしないか。
ネギ、アスナや刹那は、そろって額に汗を浮かべるものの

「千回やな!」
「え゛・・・」

当の小太郎本人は、やる気満々である。
さらに驚いた面々をさて置いて。

「約束やからな! それぞれ千回やったら弟子に取ってくれな!
 よっしゃーやったるで! いち、にい、さんっ・・・」

広い場所へと出て行くと、さっそく腕立てを始めている。

「こ、小太郎君・・・」
「呆れた。どれだけ根性馬鹿なのよ」
「まあ、それだけ必死なのかと・・・」

ネギはひたすら驚愕。
呆れるアスナに、苦笑するしかない刹那。

「環。あいつ、弟子にするの?」
「どうせ、途中で音を上げるに決まってますよ。千回なんて、子供には到底、無理な数字です」
「でも、あいつってなんだっけ? 普通の子どもじゃないんでしょ? 平気でこなしちゃいそうな気もするけど」

「じゅうご、じゅうろく、じゅうしちっ」

「・・・・・・」

アスナにそう言われ、小太郎の様子を確かめると、すごい勢いで腕立てしている。
こんなペースが続くはずも無いとは思うが、アスナの言うとおり、こなしてしまいそうでもあって怖い。

「・・・まあ、そのときはそのときです」

環はこう言って逃げた。

第一、考えるとは言ったが、弟子に取ると明言したわけではない。
少々卑怯な手だが、対処のしようはある。

「ではネギ先生。こちらに来ていただけますか?」
「あ、はい」

やっと本題に入れる。
環はネギを連れて、この場所から離れていった。

 

 

 

 

「改めまして・・・」
「は、はい」

普通の会話程度では、他人に聞かれない程度の距離を取り、話を始める。

「夕べはすみませんでした。言い過ぎてしまったようです」
「いえ、さっきも言いましたが、正しいのは環さんのほうですし・・・」

冒頭、つい言い過ぎてしまったと謝る環。
もちろん、謝られることは無いわけで、ネギは否定する。

「やっぱり僕、戦いの世界を甘く見ていたみたいです。
 ただ父さんに会いたくて、父さんを捜したくて、魔法を勉強したんですけど・・・
 それだけじゃダメみたいですね」

自嘲気味の苦笑い。
あははと笑うネギだが、その心中はいかがなものか。

「僕こそすみませんでした。たびたび、僕が至らないせいで、皆さんを巻き込んでしまって」
「いえ・・・・・・責めているわけではないのですよ」

怒っているわけではない。
年齢的なことを考えれば、至極当然のこと。

「例え失敗したときでも、次にがんばればいい。
 失敗したときフォローをするために、私たち周りの人間がいるんです。それをお忘れなく」
「はい」
「ただ、ネギ先生には、立派な先生に、立派な魔法使いになって欲しくて・・・
 つい、言葉が荒くなってしまいました。本当にすみません」
「いえいえ。環さんはやっぱり正しいことを言っているんですし、謝ることなんてありませんよ。
 それどころか、むしろ、タメになっているくらいです」
「そう仰っていただけると助かります」

2人に微笑が漏れた。
重かった空気も、ふっと緩む。

「それに、こうして環さんと話せたおかげで吹っ切れました。
 これから師匠に、僕の決意を伝えに行ってきます」
「エヴァンジェリンさんに?」
「はい。実は前から、訊かれていることがあって・・・
 どっちにするか迷っていたんですけど、ようやく決まりました」
「そうですか。がんばってくださいね」
「ありがとうございます。心を入れ替えたつもりでがんばります!」

最後は、お互いに満面の笑み。
短く、呆気ない会談だったが、中身は非常に濃いものだったようだ。

 

 

 

 

「なに話してるんだろ・・・」

遠巻きに、ネギと環が話している様子を見ているアスナ。
心配げな言葉が漏れる。

「気になりますか?」
「う・・・・・・そ、そりゃ」
「ふふふ」

傍目にもわかってしまったか。
声に出ていたことすら気付いていなかったようで、刹那から問われて、赤くなった。

「環のヤツ、またきついこと言ってなければいいけど」
「大丈夫ですよ。環さんは、私たちよりもずっとずっと大人です。
 きっと良い方向に導いてくれますよ」
「そのわりには、夕べの言葉は少し大人気なかったじゃない?」
「あはは・・・。まあ、言葉のあやというヤツでして・・・」

まだ子供なんだから、あそこまで言うことは・・・と思ったが。
危機は今ここにあるわけで、幼さは理由にならないのかもしれない。
ネギはすでに、”この世界”に足を踏み入れているのだから。

そう考えると、とても複雑だった。

「・・・・・・」

そして、それは自分にも言えるわけで。
きっかけはなんにせよ、魔法の世界に足を踏み入れているのは、自分も同じなのである。
いや、自分のほうがより未熟であることは、誰の目にも明らかだろう。

「刹那さん。退屈だから、剣の修行、見てくれる?」
「え? ああ、はい。構いませんが」

だから、こんなことを提案していた。
承諾する刹那であるが、先ほど見た、勇磨の惨状が頭をよぎる。

「でも、テスト勉強のほうはいいんですかアスナさん?」
「う・・・」

こう返されて、一瞬だけ言葉に詰まるアスナ。
アスナも思うところがあったのか、判断に困るところであるが。

「そ、それはあとで考える。今はとりあえず、剣の修行!」
「はい、わかりました」

開き直りとも思える発言。
いかにもアスナらしいと、刹那は笑いながら頷いた。

「やーっ」
「そうです、脇を締めて」

カン、コン、と木刀を合わせる音がする。

修学旅行から帰ってきて、己の無力さを自覚したアスナは、刹那に弟子入り。
以後、朝や放課後などを使って、剣術の指南を受けているのだ。

「はあ、はあ・・・・・・まだまだね私」
「でも、当初から比べれば、だいぶ上達しましたよ。太刀筋が安定して、スピードも上がってきましたし」
「気休めはやめて刹那さん・・・」
「そんな、本当のことですよ」

そうこうしていると。

「おや、お稽古ですか?」
「すごい、がんばってますねアスナさん!」

環とネギが戻ってきた。
話はついたようだ。

「僕もがんばらないと。じゃ、師匠のところに行ってきます〜」

よし、と決意も新たに。
エヴァのところに向けて駆け去っていくネギ。

居合わせる全員が、笑顔で見送ったことは言うまでも無い。
刹那が言ったことは本当だったようだ。

「エヴァちゃん?」
「なんでも、伝えることがあるそうですよ」
「ふ〜ん。あ、そうだ」

不意に、アスナが思い出したこと。

「環に訊きたいことがあったのよ」
「私に? なんです?」
「夕べのこと。ネギにあんなことを言ったからには、あんたにはその覚悟があるってことよね?
 まあ、あの悪魔を問答無用で倒しちゃったから、訊くまでもないことだけど」
「もちろんです」

本当に訊きたいのは、ここから。

「じゃあさ。あんたがネギくらいの頃はどうだったの?
 10歳かそこらのときに、そこまで考えられた? 覚悟だのどうたらこうたら」
「私の場合はどうだったのか、ということですね」

大人の理論だから、あそこまで言える。
では、子供のときはどうだったのか。そこまで思考が追いついていたのか。

問われた環は、ふむと考えて。

「少し昔話をしますと、私が初めて意識して剣を握ったのは、3歳のときです」
「さ、3歳?」
「ええ。もちろん真剣ではなく、稽古用のもの。
 それに、習おうと思って握ったのではなく、子供ながらの好奇心だったと思いますが」

3歳からだとは。
家がそういう家柄だとしても、早い。

「本格的に始めたのは、5歳からですね。
 父さんと母さんから、優しくも厳しく育てられましたよ」
「5歳・・・」

ネギが、あの夜を経験したのは4歳時。
それから魔法の勉強に浸りだしたので、そう大差は無い。

「順調に技を修めて、9歳のときには、父母に連れられて、退魔の現場に出ました。
 もちろん実際に戦って、父母の助けもありましたが、兄さんと協力して悪霊を倒しています。
 忘れもしません。あれは、とある岬から身を投げて、後追い自殺を促している霊でした」

「・・・・・・」

もはや言葉も出ない。
まさかそんなに早く、実際に戦っていたとは。

実戦経験としては、ネギよりも早い。

「失礼、覚悟云々の話でしたね。無論そのときは、おぼろげなものだったんでしょうけど・・・
 何回か出ているうちに悟りましたね。私がやらなければ、不幸になる人がいるんだ、と。
 悪霊とはいえ、元は人間です。しかも何らかの未練を残しているわけですから、そういうことだと
 割り切りでもしない限り、恐ろしくてやってられませんよ」

悪霊のほうにも事情がある。
きっと、自分が悪いわけではなくて、巻き込まれる格好になってしまった例もある。

しかし、現に霊障として発現しているからには、放っておけない。
それが原因で、迷惑を被っている人たちがいる。
問答無用で斬り祓わなければならないケースだって存在する。

「・・・はー」
「なるほど・・・」

軽い気持ちで訊いたのが間違いだった。
アスナは圧倒されてしまい、同じ退魔士である刹那も、半ば引き込まれてしまっている。

「あるときの妖怪には、私たちの秘められた”半分の血”に気付かれて、
 混血でありながら、なぜ人間の味方をするのだと恨まれながら、容赦なく斬り倒しました」
「・・・・・・」
「幼いながらに、いえ、幼いから余計、かなりキましたね。精神的に」

避けては通れない道、血の宿命。

14、5歳で(アスナも刹那も、そうだと信じて疑っていない)ここまで達観できるというのも、
かなり難しいことなのではないかと、2人は単純にそう思った。

今の時点で『幼かった』と表現する過去は、何歳のときの出来事なのだろう?

「ですが、退魔士とはそういうものです。
 刹那さん、貴女も退魔士ですから、わかっていただけますよね?」
「はい・・・」

退魔士というだけでなく、2人は妖族との混血、という共通点もある。
共感できる部分は多いだろう。

「・・・とまあ、こんなわけです。ご納得していただけましたか?」
「う、うん。・・・ごめん環。そうよね、覚悟持ってないわけがないよね」
「おわかりいただければいいんですよ。さて・・・」

チラリと、視線を移した先。

「九百九十九、千っ! よっしゃー次は腹筋や!」

「・・・・・・・・・」

小太郎が早くも千回の腕立てを終え、腹筋に入るところだった。
思わず言葉も出なくなる。

「・・・どうするの、環」
「普通にこなしちゃいそうですね・・・」
「・・・勘弁してください」

 

 

 

 

40時間目へ続く?

 

 

 

 

 

 

 

 

<あとがき>

ネギへのフォローの巻き。
そのわりにはほんの一瞬でしたけどね・・・(汗)

それよりも重大事件が発生!
小太郎、環に弟子入り!?
はたして認められたのか、それとも・・・?

 

えーさて、前にお伝えしましたとおり、この先は麻帆良祭に入りますので、
本編の更新は、原作が一息つき、私が確認できるまで凍結します。

その間は、短編や外伝などで繋いでいきたいと思っていますが・・・
どうなりますことやら。

出来る限りはがんばりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

煉獄さんへ

小太郎はこれを機に、一皮剥けるかもしれませんね。
ネギは・・・・・・どうだろう?(爆)

悪魔形態は・・・そんなヒマも無くやっつけちゃいましたからね。
すいませんです。

 

 

以下、Web拍手返信です。
拍手していただいている皆様、本当にありがとうございます!

>おもろい。次はラブコメ希望・・・

ラブコメ展開は、次回更新予定の外伝までお待ちください・・・

>ハーレムだー何か言い続けたら同士が増えた同士達よハーレム勝ち取るために叫び続けるのだ by烙印
>お願いします昭和さん by烙印

あいよ! ・・・と気楽にお返事できればどんなに幸せか(汗)
と、とにかく、過剰な期待はしないでくださいね・・・?

>ハーレムは男の理想郷だ!

ここにも烙印さんの同志が1人・・・! そんなにハーレムが見たいか!(爆)
うぅ、ラブコメ程度じゃ勘弁してもらえませんよねぇ・・・

 

押して頂けると作者の励みになりますm(__)m



昭 和さんへの感想はこちらの方に

掲示板でも歓迎です♪



戻 る

作品を投稿する感想掲示板トップページに戻る

Copyright(c)2004 SILUFENIA All rights reserved.