コードギアス反逆のルルーシュR2
              Double  Rebellion














TURN-5 懐かしの学園


救出した団員達が外で嬉しそうに騒いでいる間、ライはルルーシュ、C.C.、カレン、卜部と共に応接室で会議をしていた。

「ゼロを助けたナイトメアは?」

「星刻のルートで外に出した」

カレンの質問にC.C.が淡々と答える。

「星刻?」

「僕が先ほど話した中華連邦の武官だ」

ライはルルーシュに会議をする前に彼の事について気をつけるように進言しておいた。

「そうか。なら私も使わせてもらうとしよう」

「で、そのパイロットはバベルタワーの?」

ルルーシュが頷く。

「その件があるからな。名前等は伏せるが、我々の賛同者と考えていい」

「相手にギアスを使ったのか?」

「当面は必要なくなった。それよりもC.C.、皇帝に「ちょっと待って!」

ルルーシュの言葉をカレンが突然遮った。

「私にもパイロットの事は秘密なの?」

「いいだろう?秘め事ぐらい持ちたい時もある」

ちなみにライはこのパイロットについてルルーシュから事前に聞いているため例外的に知っている。
カレンは立ち上がりながら言葉を紡いだ。

「それはゼロとして?ルルーシュとして?」

「君との関係もオープンにはしていないだろう?」

「ちょっと、変な言い方やめてよ!」

カレンはルルーシュの言い方に顔を赤くした。

(オープンねぇ……)

何も知らない第三者が聞いたら激しく誤解しそうな言い方にライは苦笑する。

「ゼロの正体は?組織内で知る者は私達だけだが」

「それも伏せよう」

「ルルーシュ、私は今までどおりゼロの親衛隊隊長でいいのかしら?」

「ああ」

「わかりました。了解です」

「よろしく頼む」

カレンはパイロットスーツの上着を持つと、部屋から出て行った。

「卜部さんも当分はそれでお願いします」

出て行こうとした卜部がライの念押しで振り返った。

「心得ている。中佐に黙っておく事は心苦しいが、あまり公にしていい事でもないだろうしな」

「すみません、お願いします」

卜部はそれで部屋を出て行った。
二人が部屋を出て行ったのを確認してC.C.がルルーシュに向き直る。

「ギアスの事は後で話そう。それより今は……」

「ああ、わかっている」

そう言うとルルーシュはゼロの仮面を手に取った。















外では団員達が配られた団服を着て相変わらずわいわいと騒いでいた。
そして、ゼロが出てきた事でその視線は一斉に彼に集まる。
みんなが歓喜の声を挙げていたが、それを四聖剣の一人、千葉が止めた。

「待て待て!」

それで周りは静かになる。

「助けてもらった事には感謝する。だが、お前の裏切りがなければ私達は捕まっていない」

「一言あってもいいんじゃない?」

千葉と朝比奈がゼロを責める。

「ゼロ、何があったんだ?」

「全てはブリタニアに勝つためだ」

扇の問いにゼロは淡々と答えた。

「ああ、それで?」

「それだけだ」

続きを促した玉置の言葉にそう告げるゼロに周りがざわついた。

「ほかにないの!?言い訳とか謝罪とか」

「やめろ!」

朝比奈の声を遮るように声を張ったのは藤堂だった。
彼はゼロに歩み寄る。

「ゼロ、勝つための手を打とうとしたんだな?」

「私は常に結果を目指す」

「……わかった」

それ以上は藤堂も追及しなかった。
ゼロの隣に立つと、団員達に振り返る。

「作戦内容は伏せねばならない時もある。今は彼の力が必要だ。私は彼以上の才覚をほかに知らない!」

藤堂の主張に扇も同調した。

「俺もそうだ。皆、ゼロを信じよう!彼以外の誰にこんな事が出来る!?ブリタニアと戦争するなんて中華連邦でも無理だ。EUもシュナイゼル皇子の前に負け 続けているらしいじゃないか。俺達は全ての植民エリアにとって希望なんだ。独立戦争に勝つためには俺達のリーダーはゼロしかいない!」

それに玉置が同調してゼロコールを始める。
そして、団員達もそれに同調していく。
瞬く間にゼロコールは大きなものへと変わった。
それを壁一枚挟んだ所でライとC.C.は聞いていた。

「いいのか?行かなくて」

C.C.の問いにライは淡々と答える。

「ああ。あの場に僕がいても大した意味はないからな。それにアレは僕の趣味じゃない」

アレがゼロコールを指しているのは明白だった。

「フッ…、違いない」

C.C.はそれを聞いて僅かに笑った。
と言ってもこの後、ライは団員達の前でゼロから司令補佐の地位に着く事を命ぜられる事になる。
カレンや卜部、そして生き残っていた団員達から聞いていたのか、それに先の戦闘が評価されたのだろう。
それに反対する者は誰もいなかった。
























そしてその四日後。
ライは応接室で司令補佐としての仕事に追われていると、C.C.が部屋に入ってきた。

「ライ、アレを取りに行くぞ」

「アレ?アレって何だ?…いや、それよりも君を領事館から出すなってルルーシュから言い付かってるんだが」

「じゃあ私だけでも取りに行くぞ」

人の話を聞いてたのか、とツッコミたいライだったが、やめた。

「そんなに大事なものなのか?」

「ああ、アレは絶対に欠かせないものなんだ。今後の騎士団の活動する上でも非常に困る」

「何!?それならそうと早く言ってくれ!」

そう言って詳しい事を聞かずに急いで付き合った自分を後でライは後悔した。




















数時間後……。
ライは今いる所に唖然としていた。

「なあ……、ここって……」

「ん?アッシュフォード学園だが」

だよな、と心の中で納得する自分がいた。
だが今言いたいのはそんな事じゃない。
しかし、状況についていけないせいか言いたい事が上手く言えない。
しかも今アッシュフォード学園はお祭りをしていた。
それがさらに拍車をかけているのかもしれない。
ちなみに何の祭りかと言うと、入った所で何か書いていたので読んでみると、スザクの歓迎祭らしい。
驚く事にどうも復学していたらしい。
ライはスザクの事も聞いていたため、彼の事を思い出すと悲しくなった。
そんなライにC.C.は気づかずにライにある被り物を被せた。

「そういえば、おまえは何も変装していなかったな。代わりにこのチーズ君の被り物を貸してやる」

そう言うC.C.は髪かざりで髪を結っていて、アッシュフォード学園の制服と簡単な変装をしている。
ちなみにライはこんな所に来るとは思っていなかったので、特に変装もせず私服でここに来ていた。
C.C.が制服を着ている時点でどこに行くのか問うべきだった、と再び後悔するライだった。
そうしてC.C.と一緒に学園を回るはめになったライだったが、不意に彼女が口を開いた。

「懐かしいか?」

その問いがアッシュフォード学園を指している事にライはすぐ気づいた。

「そうだな……。こことここの人達は僕に色を与えてくれたから」

例え自分の事を忘れてしまっていたとしても…。
ライは自分を気遣ってくれたC.C.に感謝した。




















しばらくC.C.と学園を回っていたライだったが、それでさらにわかった事もあった。
彼女はここに何かを取りに来たのと同時に歓迎祭である巨大ピザを食べに来たのだ。
さすがピザ好きと感心したと同時に内心頭を抱えるライだった。
C.C.が巨大ピザ作りを宣伝していたリヴァル(久しぶりの彼を見てやはり懐かしかった)にチラシをもらった所で声をかけられた。

「おい!おまえ達!こんな…何しに…!」

声の主はルルーシュだった。
こちらを見つけてすっ飛んできたようだ。
息を吐きながら問いかけてくる。

「アレを回収せねばならん」

下に向けていた顔をルルーシュは上げた。

「どうしてあんな物にこだわる。それにライおまえまで…!」

「すいません、反省してます」

ライは自分に非がある事はわかっていたので、素直に謝った。
しかも、敬語で。

「わかってるならいい。どこかの誰かにも見習ってほしいものだが…」

ルルーシュはちらりとC.C.を見たがまるで意に介していない。

「とにかく二人共こっちへ来い!」

ルルーシュは強引に簡単な被り物をC.C.に被せると、彼女を強引に連れ出す。
ライもルルーシュの後に続いた。

「強引だな、坊や」

「黙れ魔女。自分の立場をわかっているのか」

C.C.の軽口にいらただしくルルーシュは言った。
やはり相当機嫌が悪いらしい。
そんなルルーシュにC.C.は淡々と言う。

「皇帝が私を狙っている。おまえを餌にして」

「そうだ。スザクもいるし、もう一人ギアスの聞かない女が…!」

三人はそうして人気のない学園の裏側に行った。

























人気のない学園の裏側に着き、そこにあったトマトを詰めてあるトラックの上の手すりに座るとルルーシュが口を開いた。

「で、皇帝にギアスを与え、スザクに教えたのは同じ人間なのか?」

「……そうだ。しかしこれ以上知ると「もう巻き込まれている」」

渋々答えたC.C.の言葉を途中で遮るルルーシュ。
その瞳はそれが誰かを問う事を表していた。

「僕達の事を気にする必要はない。それに今更、だ」

ライがそう言うと、C.C.は口を開いた。

「…V.V.」

「V.V.?」

ルルーシュが反芻した名前にライは心当たりがあった。

「もしかしてあの子がそうなのか…?」

「知っているのか?」

ルルーシュの問いにライは頷いた。

「ああ。神根島で再び眠りに着く時に会った事があるんだ。見た目は子供だったけど、何かC.C.と似たような感じを覚えたな…。それ以外の事は何も知らな い。じゃあその子が関係してるのか」

ライの言葉にC.C.は「そうだ」と答えた。

「それで、そいつがスザクにもギアスを?」

「いや、それはないようだ。それよりおまえの傍に…」

「ルルー!」

C.C.の言葉を遮る形でルルーシュを呼ぶ声があった。
ライはその声に聞き覚えがあった。

「何だい?シャーリー」

ルルーシュがそう言いながら声のした方に振り向いていたC.C.をトマトの入っているコンテナの中に突き飛ばした。
落下する様子と落下したC.C.を見てライは目が点になっていたが、状況を思い出して自分もトラックの陰に隠れる。

「あれ一人?」

誰かと話していると思ったのだろう。

「ああ」

「てっきり誰かと話しているのかと…」

「いや、ここは俺と君の二人っきりだよ」

(ルルーシュは時々激しく誤解されそうな言い方をするな…)

聞いていたライは内心苦笑していた。
その時、ライはラッコのぬいぐるみが通り過ぎるのを見た。
そして再び事態を見守っていたライだったが、何か一悶着あったらしい。
誰か転げ落ちる音がした。
状況が今ひとつ読めない。

(どうなってるんだ?)

「ルルーシュ!」

「アーサー見なかった?」

今度は(声からすると)スザクとミレイが来たようだ。
どうやら生徒会の猫のアーサーを探しているらしい。

「大事に使っていた羽ペンを…!」

正確にはアーサーが持っている羽ペンのようだが。
そこで不意にコンテナから音がした。

ドン!

それにライが振り返る。

(C.C.!?)

どうやら八つ当たりか出るためかは知らないが、C.C.が思いっきりコンテナを中から蹴っているようだ。

「まさか、この中に!?」

「いや、猫とトマトはセットではない!」

スザクの問いに意味不明の答えをするルルーシュ。
慌てているせいか答え方がおかしい。
その時、一番まずい事態が起きた。
コンテナが浮いたのだ。
いや、違う。
ライの隠れていた方からナイトメアが着てそれがコンテナを持ち上げたのだ。
ライはナイトメアが来た時点で退避している。

『スタート地点はここなんだろ?』

ナイトメアから外部スピーカーで音声が聞こえた。

「まさか、ジノ!?」

その声にスザクが反応した。
どうやらそのジノって人が操縦しているらしい。

『ああ、おもしろいな!庶民の学校は!』

(いや、ここが特殊なだけだ…)

かつてここで生活したライは思わず心の中でつっこんだ。
そしてナイトメアがコンテナを持って走り出した。

「まずい!」

その後を生徒会のみんな(ラッコを含む)が追っていく。

(神速……)

ライは陰から出ると、走り出した。
目にも止まらない速さでC.C.の入ったコンテナを追っていく。
ちなみにそれと同時に生徒会のみんなを追ったのは彼らが自然と近道を通っているからだ。
最終的な目的地をライは知らないから彼らに付いて行くのは当然である。
途中ルルーシュを抜かして行ったが、彼には彼なりの対処をまかせる事にした。
今自分がする事はコンテナに追いついて彼女を助ける事。
さらに何人か抜かしてスザクに追いつくと、スザクから声をかけられた。

「すごいね、君。僕より速い人なんて初めて見たよ」

と言ってもスピードにそれほどの大差はない。
さすがスザクと言った所だろうか。

「そうなんだ!」

結構なスピードで走っているので余裕がなかった。

「じゃあ僕はこれで!」

走って少しすると、そう言ってスザクは別方向に走って行った。
どうやらナイトメアに追われる形になっているアーサーを捕まえるつもりなのだろう。
ライはスザクを一瞥してからコンテナの追跡に再び入った。
しばらくコンテナを持ったナイトメアとの微妙に間接的な鬼ごっこを続けていたライだったが、不意にナイトメアが曲がった。
曲がった方角を見ると、そこにはコンテナを持ったナイトメアのゴールであろうピザの調理会場があった。
そして、猛スピードで調理会場に到達するとコンテナのふたを開けてトマトを出そうとする。
このままでは間に合わなくなる。
そう思ったライは決断した。

(すいません、ミレイさん。学園の敷地や設備に傷が付いてしまうかもしれないが……今のこの体なら…。……縮地)

ライはその瞬間一気に加速した。
いや、周囲にライを見ていた者がいたなら消えた、と認識しただろう。
それぐらいのスピードだった。
ただライが通った後には地面が抉られた後があった。
ライは強靭な脚力で思いっきり地面を蹴って走る事でこのスピードを実現したのだ。
王の時代の頃は完全にこのスピードを実現できなかったが、皮肉にも今のこの体になった事でこのスピードをついに実現させた。
ライは瞬く間にコンテナとの距離を詰めていく。
コンテナが間近になった所でコンテナの端にしがみついていたC.C.が落ちた。
ライは彼女を見事にキャッチしてお姫様だっこしながらそのままのスピードで会場の陰に隠れる。
ちなみにキャッチされたところで会場から煙が噴出されていたので決定的な瞬間は見られずに済んだ。
おそらくルルーシュがやってくれたのだろう。
ライは彼に心の中で感謝した。
そして、救出したトマトまみれのC.C.が口を開く。

「遅いぞ…」

「勝手な事をしてこうなったんだ。ちょうどいいくらいだ」

C.C.の言葉にライはそう答えた。
そして、ルルーシュから電話がかかり、指示された屋上に向かった。
C.C.をお姫様だっこしたまま。





















「ライ、そろそろ降ろせ……」

「あ、ああ。すまない…」

うっかりC.C.をお姫様だっこしたままのライだったが、屋上に着く直前にC.C.を降ろす。
トマトのせいなのかC.C.の頬が少し赤いような気がしないでもない。
そして、屋上でルルーシュとぬいぐるみに入っていただろうカレンと合流する。

「さっきの着ぐるみはカレンだったのか。っていうかどうしてここに?」

「外に出てったっていうC.C.とあなたを捕まえに来たのよ」

カレンが憮然とした表情で答えた。

「まあ、どうにか何事もなくて良かった。……それにしてもC.C.、一体ここに何を取りに来たんだ?巨大ピザがもう一つの目的なのはわかったが…」

「チーズ君だ」

「は?」

さすがにライはぽかんとした。
確かあれは変なぬいぐるみのはずじゃ…。

「私が以前ポイントを集めて手に入れたのは知っているだろう」

「いや、それは知ってるが…、まさかそれを取りに来るために?」

頷くC.C.。
さすがにライもこれにはため息をつくしかなかった。
まさかこれだけのためにこんな大騒動に付き合うはめになるとは…。
脱力して怒る気にもなれない。
ルルーシュも検討はついていたのかこめかみに手をあててあきれている。
カレンはかなり怒っているようだった。

「さて、用が済んだらさっさとここを退散しよう。これを誰かに見られるとまずい」

「……それなんだけど、私顔を見られちゃったのよ」

気まずい表情をしてカレンがおずおずと手を挙げる。
それを聞いてかすかにルルーシュの顔がこわばる。

「誰に見られた?」

「水着を着ていたから…水泳部かな…?ただ見た目は大人だったから先生かも」

「…ヴィレッタか!」

ルルーシュが言った名前にライも眉を動かす。
ヴィレッタ・ヌゥ。かつてはエリア11に所属していた純血派の女騎士。
ゼロの正体を突き止めた功績で男爵位を手に入れた。
そして、かつてルルーシュがギアスをかけたため、機情内で唯一ギアスが通じない女。

「名前までは……。でも変なの。前の文化祭で扇さんと一緒にいた人のような……」

「ヴィレッタが扇と?」

「南さんが言っていた扇さん直属の地下協力員かも」

ルルーシュがそこで心外そうな表情をした。

「扇が?俺に秘密を?」

「お前はこういう事には鈍感だからなぁ…」

C.C.はルルーシュに近づくと、ルルーシュの耳元で何か囁いた。
それを聞くと、ルルーシュは不適な笑みを作る。

「…なるほどな」

表情を戻すと、ルルーシュはライに向き直った。

「ライ、総領事館へ連絡を取り、カレンとC.C.と共に戻るんだ」

「了解」

そして、「ルルーシュは学園での用を済ませる」と言ってこの場を去り、ライもそれを確認すると、総領事館に連絡を取り始めた。

























連絡を取った数時間後、ライ達は星刻の迎えの車で帰路についていた。

「あのさ、トマト臭いんだけど……」

車内に充満したトマトの臭いにたまらずカレンがその元凶であるC.C.に言った。

「あいつの所為だ。私に言うな」

「大体アンタが総領事館から出なければ、あんな事にならなかったでしょうが!」

車内で喧嘩を始めてしまうカレンとC.C.。
さすがに星刻がいるのでライは久しぶりに仲裁に入る事にした。

「二人とも落ち着いてくれ…」

「大体ライも何でこんな女の言う事を聞くのよ!」

いきなりライに矛先が変わる。
カレンの剣幕に押されてライは何も言えない。
ただ押されるばかりだ。

「ライは私のものだ。言う事を聞くのは当たり前だ」

C.C.が飄々と言う。
いつ自分が彼女の所有物になったのか甚だ疑問のライ。

「いつからライがあなたのものになったのよ!」

そうしている内に前からあるいつもの喧嘩になってしまった。
と言っても、怒るカレンに対してC.C.があしらう感じの喧嘩なのだが。

「君も大変だな」

隣の席に座っている星刻が笑っている。
ライはそれに苦笑いするしかなかった。






















あとがき


自分の作品の代表作にまでなってしまったこの作品の五話目をお送りしました。
アニメでの第五話に当たる所を書きました。

さて、早いですが今回の話の解説をしていきたいと思います。
今回は前回と違ってのほほんとした(?)日常系の話を書かせてもらいました。
しかしどうも苦手ですね(汗)
戦闘シーン書くのは得意なんですけど、こういう日常系を書くのはどうも苦手でして…(苦笑)
WEB拍手評価に萌えなんてありましたけど、自分には絶対書けないと思います、おそらく……(汗)
まだまだ足らない部分がある作者ですが、こういうのもがんばっていきます。
で、肝心の今回の話の解説ですが…。
ライはまずゼロの補佐という地位に治まりました。
ルルーシュも信頼しているのでここらあたりが落ち着くという事ですね。
話ではたぶん出る事がないので、言っておきますが、ライは戦闘での位置づけは実は特別です。
細かく言うと、一人だけの部隊という所属で要するに遊撃特殊部隊みたいな感じです。
ゼロの許可はいりますが、ある範囲での部隊指揮担当をしたりする事もあれば、一人で状況に応じた遊撃の役割を担う事もあります。
まあライの司令補佐という立場から重要な役割を担う事は間違いないんですが。
本編で色々とそこは変わってきますので、そこは逐一見てくださいね。
次は学園に潜入する事になってしまう訳ですが……。
まあハチャメチャな展開でライの身体能力がさらに明らかになりましたね。
ライ君基本読みの速さだけでなく、実際の動きも速いです。
まあ常人なら目に止まらないくらいに動けますね。
ただライはバトレー達科学者によって体を強化されました。
それでさらに瞬発力と持続力、筋力その他総合的に身体能力が上がった訳です。
それでライは昔身体の限界の関係で未修得に終わった歩法が使えるようになったという訳ですね。
最高で常人じゃあまず目に映らない速さで動けるようになりました。
そこらへんの詳しい事はまたの機会に設定として説明しますね。

と前半は黒の騎士団再始動、後半はC.C.に振り回されるライの話でした。
前回に比べれば内容は薄いですが、今までの戦闘中心の話とは違った感じになっていると思います。
自分の苦手な分野ですが、楽しんでもらえたら嬉しいです。

次回はナナリーの奪還作戦の話になります!
ついにカレンの新型と同時にライの新型も登場します!
乞うご期待ください!

WEB拍手していただいた方々ありがとうございました!
色々な感想貰えてまたも嬉しかったです!
ただ最近はこの人気がどこまで続くのかが心配と同時に悩みの種です(苦笑)。
これからもがんばっていくので、応援よろしくお願いします!

最後にWEB拍手していただいた方々の中に前回のライの技の解説をしてほしいという要望があったので解説しておきたいと思います。
前回出たライの「月牙」ですが、お察しの通りるろうに剣心がモデルです(笑)
めちゃくちゃハマってまして。
それに剣術のモデルにするにはとてもいい参考になりますから。
まあ月牙誕生の理由みたいなのは後に設定みたいなので言いますね。
今後もるろうに剣心をモデルにした武術があるのでそこをチェックしてもらうのもいいかもしれませんね。
次はちょっと先取りになりますが、感想にあったのでこっそりと言っちゃいます。
ナイトオブスリーのジノに対して、(ネタを予測済みで)「月牙・参式」で対応するのか?みたいなのがありましたが、ぶっちゃけ使いません(笑)
その代わりに違う技が出ますので要チェックしておいてください。
ライ君にはまだ先がありますから。

色々と解説で長くなってしまったあとがきですが、やっと終わりです。
次回の更新は未定ですが、また次回に!





改訂版 修正部分

ライのセリフ
その他文一部
ほかセリフ一部



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